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映画「ブレードランナー」 [映画・DVD]


ブレードランナー 最終版 [DVD]

ブレードランナー 最終版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


今頃になって、今更と言われてしまうだろう・・・映画、名作と名高い映画「ブレードランナー」を先日テレビで見ました。
その後のSF映画に、大いなる影響を与えた作品だそうです。
原作となったのは、フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 」、タイトルからしてなんじゃこれ!?と言いたくなってしまうのだ。
同作家の同じく近未来を舞台としたアーノルド・シュワルツェネッガー主演の「トータル・リコール」は、公開時に子供と一緒に見たものの・・・理解するまで至らず。
脳の機能の不思議、記憶の曖昧さだけが強い印象として残っているのですけれど。。。

1982年に公開された映画だけに、今見ると主役のブレードランナー役=ハリソン・フォードをはじめとしてだれもかれもとにかく若いです。
「レプリカント」と呼ばれる人造人間達。それは若き日のショーン・ヤングや、ダリル・ハンナ。
脱走グループのリーダーであるバッティ=若きのルトガー・ハウアーの端正な佇まい、冷たく光るブルーの瞳は魅力的だ。
最近では「バットマン ビギンズ」にも彼は出演していました。
本作においては人の持つ狂気と悲しみを、人以上に表現していて・・・そこが切ない。主役のハリソン・フォードは完全に食われてしまっていように見えた。
ここに描かれているのは・・・人間の存在ってなに? 人間にそっくりでありながら人間ではないものって?

この映画の魅力はなんと言っても、描かれた近未来社会の描写。
夜の闇、そぼ降る雨、全体的に怪しいムード満タンのキャメラワーク。
オープニングから続く、可笑しな日本語の看板や漢字のオンパレード、30年前からすでにアジアの時代がやってくる事を予見していたかのようである。

それにしても・・・SFって映画にしても小説にしてもなぜかに退屈!?それはあくまでも、私個人についてなのだけれど。。。
スタンリー・キューブリック監督の代表作品とも言われる「2001年宇宙の旅」。
シュトラウスの名曲「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れる中、お猿さんが骨を投げるあのシーン。
あの退屈なシーンの長さでもって、眠くなってしまうのだもの・・・
「スター・ウォーズ」シリーズの面白さもよくわからない。
あ、でも「ギャラクシークエスト」とか「マーズアタック」って言う隠れた傑作もあるのだよ。

監督リドリー・スコットは「エイリアン」に続いて、同様のSF作品としてこの作品を撮りました。
他には松田優作の遺作となった「ブラック・レイン」、これも息子と一緒に見たっけ。
ラッセル・クロウが全編おやじの魅力を見せた「グラディエーター」、こちらも好きな映画でした。


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