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行くぜ、東北レールにのって。下北満喫隊・・・リゾートしらかみ乗車・後篇 [2013・7月秋田・青森]

日本海と、そこに沈む夕日を一望する、ひょうたん型の露天風呂により・・・誰もが知る「黄金崎不老ふ死温泉」。
日本海側を通る五能線を「リゾートしらかみ」で旅するのも楽しみながら・・・
当時温泉巡りにはまっていた私達は、雑誌「自遊人」に付いていた付録「源泉パスポート」を利用して、各地の名湯に無料で浸かってしまおう!が旅のメイン[るんるん]
スタンプものが大好きな我々の旅は、温泉中心だったのでした。

ウェスパ椿山駅にはこのように宿の送迎バスが待機して、乗客を待っていてくれるのです。
ウェスパ椿山11.jpg

2005年の4月・・・当時。
送迎バスを降りる際「帰りは、何時の電車に乗る?」と運転手さんに聞かれたのを幸い・・・「申し訳ないのですが、次ぎに「みちのく温泉」(不老ふ死温泉とは別の宿)さんへ行きたいので、乗せていって頂けますか」とお願いしてしまった私達。
すぐに「良いよ」と言ってもらえたので、何の心配もなしに海の一部のような温泉を楽しむことが出来ました。
そして連れて行って頂いた、大きな水車が目印の「みちのく温泉」でも、帰りは同じようにフロントで「申し訳ないのですが、駅まで送っていってもらえないでしょうか」とお願いしてしまいました。
無料で貸しきりで利用しておきながら、何とも図々しい限り!
しかし他にこれと言った交通機関が見当たらない、悪いけれど交通の便の悪いところなのですもの。
・・・・
宿への送迎バスに乗り込む人たちの姿を目の前にして、もう戻ることは出来ない懐かしいあの頃がよみがえってくるのです。
すでに発売をやめてしまっている得々きっぷ「ふたりの北東北キップ」に「トレンタくん」を組み合わせて、青森県内の温泉を巡ったのでした。

駅から続く敷地内がリゾート施設『ウェスパ椿山として、ホテル、レストラン、温泉施設が揃う。そう、ここのガラス張りのお風呂にも入ったんだっけ。
ウェスパ椿山駅には、名物である女性駅長さんの姿がありました。以前は各駅にいたのですけど、何時の間にかかわってしまったのですね。


           ウェスパ椿山1.jpg
「展望室」からの眺めは、まずは運転席。そして進行方向の長閑な景色。

ウェスパ椿山2.jpg
落ち着いた深浦の家並みが近づいてきました。
いかにも日本海・・・のイメージ通りに感じます。

ウェスパ椿山4.jpg

深浦駅ではようやく見られた・・・「橅」と「青池」のふたつの車輌、両車両の揃い踏み。
世界遺産に登録された白神山地のブナの林の中にひっそりとたたずむ神秘の湖、青池から名づけられた「青池」。
団体さんが乗り込んできた模様です。
そしてここでは皆さんが、車掌さん達と記念撮影をしたり、撮影にも余念がありません。

ウェスパ椿山3.jpg
一度くらいは、展望席へも座ってみましょう!
前の時は、こうして展望席。そして個室かつ、座席がフラットなお座敷になるグループ向けのボックス席も乗り放題だった記憶が。。

未乗車なのは、日本海に沈む夕日と白神山地のブナの森に生息するキツツキの仲間「くまげら」をイメージした「くまげら」車両のみ。
時期によって車両編成は変わるものだから仕方がありません。それでも1月に来た時、くまげらも写真だけは撮れましたもの。

ウェスパ椿山5.jpg
景勝地、千畳敷海岸です。
津軽の殿様が千畳の畳を敷いて宴会したと言い伝えられる「千畳敷」。

ウェスパ椿山12.jpg
次回は日本海だけに、海に沈む夕日を眺めてみたい[ぴかぴか(新しい)]

ウェスパ椿山6.jpg


ウェスパ椿山7.jpg
ピンボケながら・・・千畳敷海岸も、五能線屈指の絶景ポイントです。
雨は上がったものの、雲が多すぎて・・・天気がよければ、もっと綺麗だったのですけれどね。。

ウェスパ椿山8.jpg
昨日のもそうでしたが…どれも皆車内からガラス越しに撮影しました。
前回はここでは海岸まで下りて、もっと海に近づけたのですけど・・・今でも秋田駅を11時1分に出る「しらかみ3号」のみは、停車時間があるので可能です。

「リゾートしらかみ」の前後は展望ラウンジとして、フリースペースになっています。
内陸に入る鯵ヶ沢から五所川原間には、先頭車の展望ラウンジで津軽三味線の生演奏が。
そして陸奥鶴田から川部の間で、同じく先頭車の展望ラウンジで津軽弁の「語りべ」体験が行なわれ・・・・
始発の秋田駅からでは、長時間乗車になるリゾートしらかみ号。車内における観光気分を盛り上げる演出が考えられているのも大きな特徴のひとつなのです。
  
      ウェスパ椿山9.jpg
津軽五所川原駅だったでしょうか。一両きりの津軽鉄道のリゾート列車「走れメロス号」の姿を見かけました。

ウェスパ椿山10.jpg
りんご畑と、津軽平野・・・
青森県内最高峰の山、岩木山です。岩木山の眺めは最高・・・のはずが、雲が多すぎて今回は全く撮れず。

りんごの街・弘前は今年、映画「奇跡のリンゴ」の公開により更に盛り上がっています。
映画の撮影は昨年、ここ弘前で行われたそうです。

弘前からは、新青森、最終到着地点の青森へ到着すると五能線の旅は終わり。
天候には恵まれなかったけど、ちょっとリッチなリゾート列車の旅、5時間にも及ぶ長時間の旅に満足しました。
こんな時間が持てるのだって、何気ない幸せと言うものですね。
無事青森駅に到着した後。少しだけデンジャラスな乗り換えがあって、さらにまたリゾート旅は続くのです。

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DEBDYLAN

こんばんは。

時間をゆったり使えるってサイコーの贅沢ですね^^。
何をするにも焦ってしまう毎日^^;
今年のお盆休みは遠出でも計画してみようかな?
大蔵省にお願いしないと^^;

by DEBDYLAN (2013-07-11 23:32) 

nano

駅もまた懐かしい雰囲気の風景ですねヾ(∇'〃)
by nano (2013-07-12 04:18) 

hirochiki

女性の駅長さんには一度もお目にかかったことがありません。
以前は、各駅にいらっしゃったのですね。
こんな絶景ポイントで夕日を見ることができたら、思わず涙が出てしまいそうです。
このところずっと朝食のフルーツはキウイを食べているのですが
そろそろ美味しいリンゴを食べたいですね。
by hirochiki (2013-07-12 06:23) 

ゆうくん

ゆっくりと流れる時間、のんびりとした一時、雰囲気が風景を伝わって見えてきますね。

by ゆうくん (2013-07-12 08:05) 

まつき

展望席、楽しそうですねぇ!(^^)!
指定席じゃなくて、誰でも座れるんですか??
人気が高そうだし、よく座れましたね! らっきー(*^^)v
5時間の列車旅、贅沢で素敵な時間ですね♪
by まつき (2013-07-12 09:19) 

Aちゃん

黄金崎不老ふ死温泉
不老の風呂か(^^;ダジャレだ
展望席は未来が見えていいね。
でも私は最後尾の方が好きです。
by Aちゃん (2013-07-12 10:29) 

hana2012

DEBDYLANさん、おはようございます。
お盆期間にチョッと良いところと思ったら、三か月前には予約をしておかないと。。
・・って、我が家も確定していませんけど。。ビジホ利用ならまだ間に合いまいます。

nanoさんへ
沿線の鄙び具合も半端ないですからね~~

hirochikiさんへ
リゾートしらかみの運航開始時は、女性駅長さんが各駅でお出迎えするが…ウリだったように思います。
絶景の連続から、レポートも二度に渡ってのものになってしまいました。
奇跡のリンゴは、本は勿論。映画の公開の時も・・・。内容&映画の出来が気になりますね。

ゆうくんさんへ
ホントの事言って5時間は長かったですけど、でも現在ではそんなひと時を持つのもひとつの贅沢に思えます。

まつきさんへ
上に書いたように、展望席はイヴェントスペースでもあるから…乗客であればOKです。
ただし長居が無理なように、座り心地は悪いです。それに皆さん大人なので、譲り合いの精神でいたかな?

Aちゃんさんへ
黄金崎不老ふ死温泉、この温泉は温泉好きなら知らない人はいないと言う超有名温泉です。
最後尾で過去を振り返りながらですか?
でも進行方向が数回変わるしらかみ号ですから、過去も未来もどちらでもお好きな方をどうぞ。
by hana2012 (2013-07-12 11:04) 

がり

千畳敷海岸 絵になりますね~。
二時間サスペンスドラマの絶好の舞台ですね。^^
明るい色ではないけれど、透き通った海。
南国の海とは違った良さを感じます。
by がり (2013-07-12 14:18) 

hana2012

がりさんへ
ドラマにしても、映画にしても、サスペンスものの舞台って、どうして日本海側なのでしょう。
訳ありなムードが漂っている感じですか?
by hana2012 (2013-07-12 15:36) 

れもん

秋田、青森方面は殆ど?行ったことがないのです。20代の頃夜行で青森まで行った時列車に酔ってしまって旅行の間中酔い止めの薬で眠っていたので殆ど楽しめず・・。こんな素敵な景色がいっぱいなのですね。又行く機会を作ってみようと思いました。
by れもん (2013-07-12 17:56) 

下総弾正くま

不老ふ死温泉は有名ですからね…(・_・;)
なぜか西村京太郎サスペンスでやたら出てくるイメージが…^^;
by 下総弾正くま (2013-07-12 22:01) 

hana2012

れもんさんへ
行きの秋田までは3時間半ほど。
この時の帰路も乗り継ぎが良かったせいもあり、新青森駅から自宅まで3時間半強でした。
新幹線のスピードがなかったら、私もこれ程行く事はなかったかもしれません。
そして安いチケットの「大人の休日倶楽部」もですね。
しらかみ乗車も7割以上が、大人の休日倶楽部のように見えました。
by hana2012 (2013-07-12 22:02) 

hana2012

下総弾正くまさんへ
日本海の夕日とセットで有名、人気のある温泉です。
あの時は4月中旬と言うのに、雨交じりの強風の中、ほとんど貸切でした。
しかし私が入ったのはすぐお隣り、壁を挟んだ丸い女性専用の方。
サスペンスものの舞台となる…私は富山から京都府当たりの方が強くするのですけれど・・・
不老ふ死は、便が悪すぎます(笑)
by hana2012 (2013-07-12 22:11) 

One-for-you

旅してると、親切に出会うことが良くあると思います
親切な方が多いですねw
by One-for-you (2013-07-13 13:15) 

hana2012

One-for-youさんへ
それも旅の思い出のひとつに思えます。

by hana2012 (2013-07-13 16:33) 

hana2012

nice!を下さった皆様
ありがとうございます。
by hana2012 (2013-07-16 15:30)