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ひとあしお先に春・・・⑥ヘリオス酒造見学 [2015・2月沖縄本島]

前回も立ち寄りした「道の駅 許田」、目の前に広がるのは海だけ。しかしこれだけで、間近に海があるだけでなにも要りませんものね。
曇り空の下、海も空も眺め的には全然イケてないけど・・・
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前回スターフルーツ、ドラゴンフルーツがあったのを思い出しての立ち寄りながら。。グァバしか置いてなくて・・・それでも、あるパンフレットを見っけ。
見れば、この場所からはすぐのところ。これは行かねばなるまいって!
我がツアーには・・・って、オイオイ。
工場見学が組んであるのは、お約束ですから。急いだら「10:30~」の回に間に合いそうなのです。
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本島北部の名護市字許田。
国道から少し脇道に入ったら、森の中に細長いビールの貯蔵タンクが見えてきた。そして敷地へ入ると、ご覧の光景が広がっているのでした。

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目的地である「ヘリオス酒造」さんです。平日だけに、参加者は私達を入れても6名のみ。
那覇の国際通りにはヘリオス直営のパブもあったくらいだから、ヘリオスと言えば・・・ビールと思いましたが、元々は泡盛の醸造所である模様です。

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工場内でトラックへの積み込み、出荷の作業中でした。これから海を渡って、本州の各地へと運ばれて行くのですね。
敷地内へ立ち入っただけで漂ってくる良い香り、それは説明を受けた後の製造工場内では更に強くなっていき。。。アルコールに弱い人ならこれだけで酔ってしまうかもしれない。

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内部の撮影は不可である為、これより先の画像は一枚もありませんけれど。。
・・・その製造方法は、我々が予想していたものとは違っていた。
泡盛製造工程の説明を受けつつの見学。まずは銅製蒸留器=ポットスチルが並ぶ様子を見る。
場所を移して、樽の貯蔵庫も見学。古酒「くら」の眠る古酒蔵内で、泡盛の製造工程が説明されたビデオの上映があるのです。

[ぴかぴか(新しい)]古くから水の都と呼ばれてきた・・・やんばるの自然の恵みを贅沢に受けて、600年以上の歴史をもつ、泡盛の伝統的な製法に基づき造られる「古酒 くら」。
泡盛の最大の特徴となる・・・じっくり寝かせ長期熟成するほど、香りはより芳醇に、味わいはよりまろやかになる・・・。
また3年以上寝かせた泡盛は「古酒(こしゅ)」、沖縄の言葉で「クース」と呼ばれますが、古酒「くら」はその倍以上の時間をかけて造りだされているのです。
北米産の樹齢70年~100年のホワイトオークの中から選びぬかれて、熟練された職人の技により作られる塾生の樽は、「くら」の原酒の為だけの樫樽と言う。
ポットスチルと言い、塾生用の樽と言い、泡盛なのに・・・ヘリオス酒造の泡盛はウィスキーを思わせるものでした。
原酒が眠る、樽2600個あまりを高く積み上げた古酒蔵の内部では、ただただ迫力を感じた。
日常生活から離れた空間の静けさが、更にムードを高めているものに思えました[グッド(上向き矢印)]
酒造所紹介の映像も素晴らしく、泡盛に関心のない私達でしたのに、数十分経過しただけで、熱心な泡盛のファンに!
この泡盛は専用の樫樽をつかって熟成された、琥珀色のロングセラー泡盛なのです。。。
今すぐにでも、「くら」が飲みたい~って気分[るんるん]

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そしてお待ちかねの・・・試飲タイム。
沖縄美人のお姉さまの説明を受けながら。・・・くら、くらクース30度、くらブラック・・・と三種類ほどを頂いてみる。
ドライバーさん達には、泡盛をつくる過程で蒸留した後の「醪(もろみ)」を用いて製造される発酵クエン酸飲料「黒麹醪酢」が提供されます。

泡盛は添加物を一切使わず黒麹菌のみを用いているのだから・・・。貯蔵庫である一の蔵、二の蔵も含めてどこも黒く変色をしてしまっています。
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専用の樫樽をつかって熟成された・・・琥珀色のロングセラー泡盛であり、「国際品評会モンドセレクション 最高金賞受賞」の「古酒 くら」。
沖縄から帰ってきてから呑み続けて、スッカリハマった今、泡盛とは思えない・・・って、勿論褒めているのよ。

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まろやかな香りと味わいは、これまでの泡盛のイメージを払拭するものです。
http://www.helios-syuzo.co.jp/

これはイカン[がく~(落胆した顔)]
毎回ながら工場見学をすると、そこにオマケ(上にあるミニュチャボトルは、市販されていない限定品なのが嬉しい)までつくから、あっと言う間にファンになってしまうのだ。
そして気がつくと、手には商品が。
これぞ、工場見学マジックと言うものね!

樽熟成のクースならではの華やかな芳香と、深い味わいを楽しみつつ・・・
当然そこには・・・沖縄初のこだわりクラフトビールである、ヘリオスビールも入っているのであった。

ヘリオス9.jpg ヘリオス12.jpg
「天使のレッドエール」「ゴーヤーDRY35」「ホワイトエール」「星空のポーター」の4本パック。
「ビールは苦い」のイメージを変える、フルーティーな香りと味わいが最大の特徴に感じました。

右は「おんなの駅」でひとあし先に購入していた、爽やかな南国イメージの「青い空と海のビール」。
注ぎ方が下手なので、残念な絵柄になってしまっているものの・・・やっぱり、琉球グラスで頂きたい。グラスは原色である赤と青。ペアなんですの。
副原料を一切使用しない、麦芽100%だからこその飲みごたえと、味わい。ヴァツェンタイプなので飲みやすいです。
ゴーヤDRYはホップだけでなくゴーヤのスッキリした苦みも一緒に楽しむことが出来ました。
ゴーヤーの苦み、ホップの苦みの後にまたも苦みがやってくる・・・苦みが三乗って事?ビールの苦みと思ったら、実はゴーヤーの苦みでもあると!?これぞ沖縄だ~!


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まだ続きます。。
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コメント 14

ゲンさんおかさん

hanaさまへ

一番乗り(?)なのに、
下戸のワタクシには、
コメントの仕様がありません。
泡盛と焼酎の違いも分からなくて・・・。
でも、ペアグラスには食いつけるぞ!
仲良しでいいな~。
by ゲンさんおかさん (2015-03-04 08:22) 

ソニックマイヅル

おはようございます。歴史のある酒蔵さんのようですね。私の場合、離れられない所になりそうです。^^;
by ソニックマイヅル (2015-03-04 08:55) 

hana2015

ゲンさんおかさん様へ
一番乗りのコメント、ありがとうございます。
アルコールの分類としたら、焼酎類のひとつであるかと思います。
高校で教職に就く弟、修学旅行先でもよく訪れる事もあり・・・これまでも泡盛はよく貰っていたものの、飲めない私達にとって、決して嬉しいとは思えずにいた。。
それなのに、今は・・・毎晩でもイケますぞ。・・・とはなんとも何と勝手なもの。
仲良しではきっと、おかさんカップルには負けてるな♪

ソニックマイヅルさんへ
おはようございます。
小ぢんまりとした、そうメジャーとは言えない酒蔵ながら。。
あれから意識をしてみたら、↑くら」はあちこちに置かれていたのを発見致しました。



by hana2015 (2015-03-04 09:42) 

まつき

日本酒が呑めないので泡盛も挑戦した事がないのですが、
とってもイイ色をしているんですね♪
ミニボトルは工場見学のお土産なのでしょうか??
カラフルなビールの缶も魅力的です♡
運転手さん、試飲の出来ない工場見学、お疲れ様でした(^^;
by まつき (2015-03-04 10:53) 

hana2015

まつきさんへ
3本の内の2本はヘリオスで、真中のは帰り際、別の工場見学でいただいたものでした。
オーク材の樽の内部を焼いて、そこに長く入れておき超蔵して出来た色なんですね。
だから一般的な泡盛とは、色合いが違っている。。
南国らしいカラフルな色合いとデザイン、これは買わずにはいられません(笑)
by hana2015 (2015-03-04 12:00) 

Aちゃん

泡盛は、強いイメージがあるので飲まない。
てゆーか、焼酎の乙類に分類されてるみたいだし。
乙類は飲まないし・・・私が飲んでるのは甲類だしね。
しかも、何かで薄めないと飲めない(^^;
by Aちゃん (2015-03-04 15:27) 

hatsune

工場見学って経験ないんです。楽しそうでいいなぁ。
ゴーヤDRYに興味津々です。
by hatsune (2015-03-04 15:53) 

がり

青い空と海の売りの沖縄
せっかくの写真が少し残念ですね。
私も旅行に行くと曇り空のことが多く、
ブロガーとしては綺麗な写真が撮れないのが残念でなりません。
もともと大した腕は持ち合わせておりませんが。
by がり (2015-03-04 15:55) 

サンダーソニア

泡盛って 飲んだことがないです。
ドライバーさんに 気遣いがあるんですね。
by サンダーソニア (2015-03-04 16:09) 

yuzuhane

泡盛は混ぜものなしで黒麹菌だけで作られるんですね。樽が並ぶ様子、想像しました。琥珀色のロングセラー泡盛、よく説明を受けて親近感もわくとお」土産にしたくなりますよね。泡盛って透明のものが多いように思いますがこのくらは特別なんですね。
by yuzuhane (2015-03-04 18:45) 

hana2015

Aちゃんさんへ
全く同じです。
弟から沖縄土産でもらう泡盛は、嬉しいものではなく。どちらかと言ったら、嫌だわ~
・・・くらいであったのに、那覇の居酒屋で呑んでみたら呑めた。工場見学を経験したのがきっかけとなり・・・泡盛も今ではもうスッカリお気に入りなんですの♪

hatsuneさんへ
工場見学は侮れない、大人の楽しみのひとつです。
ずっと狙っているのは、御殿場にある「虎屋」の工場見学ながら。。
人気だけに、ハードルも高めだから…未だ叶わないまま。。
「青い空と海のビール」「ゴーヤDRY」どちらも都内のローソンのお酒コーナーに置かれていたのですけれど。。
もしかしたらまだあるかしら、チェックしてみて下さい~♪

がりさんへ
離島は当然ながら、本島でもじゅうぶんである海の綺麗さを・・・出来る事なら、お届けしたかったのですけれど。。
しかし、これだけはどうにもならなくて・・・
今回唯一の心残り、残念であったように思います。

サンダーソニアさんへ
私もそうでしたが、呑んだら呑めた!・・と言う。何事も経験なのかしら?
沖縄はレンタカー天国ですから、移動手段はほとんどが那覇空港近くで借りた車です。
ドライバーさんへの配慮は当然ですね。

yuzuhaneさんへ
説明不足で申し訳ありません。
ヘリオス酒造さんの泡盛は、タイ米を原料にそこに黒麹菌を加えて・・・発酵醸造をする。
瓶に入れ熟成されている一般的な泡盛とは違い…ここの泡盛「くら」は専用の樫樽をつかって熟成する、そこで色も透明ではなくて、琥珀色に変わっているのでした。

あと・・・yuzuhaneさんの書かれた記事について、ここでコメントしてよろしいでしょうか。
荻窪の駅近くの、西郊ロッヂングという歴史的建造物は・・・戦前に建てられたものですね。
都内でも探したら、まだあのような建物が残されているって素敵です。
出来たら、もっと他にも紹介して頂きたい~~♪
「ハイカラ」という言葉が、まさにお似合いのムードに感じられました。
ナショナルトラスト運動は・・・ビアトリクス・ポターの自身の所有していた、湖水地方の土地をを託した・・・ナショナル・トラストが思い出されますが。。日本国内にも、日本ナショナルトラスト財団が存在するって、今回初めて知ることが出来ました。
ありがとうございます。
それから私が学生時代に下宿をしていたのも、文京区の千駄木。あの家も太宰の住んでいた古民家の佇まいそのものだったような。。。

by hana2015 (2015-03-04 21:52) 

kick_drive

こんばんは。貯蔵庫の前にもシーサーが置いてありますね。やはり沖縄の人達にはなくてはならない守り神。長年大事に使われてきたからこそいい泡盛が出来るのでしょうね。飲めないのでもろみ酢のほうを頂きたいです。
by kick_drive (2015-03-04 22:33) 

DEBDYLAN

こんばんは。

ヘリオスビール気になります。
ポーター飲んでみたいな^^。

by DEBDYLAN (2015-03-05 00:52) 

hana2015

kick_driveさんへ
こんにちは。
ご指摘頂いてから気づいて、改めて見てしまいましたが。。
沖縄を旅すると、至る所で目にするものだから・・・意識する事もなくなってしまっていたのです。
仰るようにただの飾りではなく、沖縄の人にとってシーサーの存在は大きなものなのでしょう。
あら、お飲みになれないのですか?体質的なものもありますから・・・ね。

DEBDYLANさんへ
orionを地ビールと思ってしまう方は多いのですけれど。。厳密に言ったら,orionは国内ビールメーカーのひとつ。
ヘリオスこそが、沖縄の地ビールなんですのよ♪

by hana2015 (2015-03-05 15:11) 

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