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ぶらり能登路・・・⑫能登の里山里海 [2015・9月連休の能登半島]

輪島から、曽々木、珠洲へと向かう海岸沿いは、「能登の塩街道」と呼ばれるくらい…いくつもの塩田が開かれ、製塩所も続いています。
晴れの日が多く日照時間も長い能登半島の西側は、元々が塩作りに適した土地。500年前より海水から塩が作られていた・・・とする記録も残るほど。
しかし今の形になったのは、平成9年の塩の専売制度が廃止された後だと言う。

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上の鉄製の大釜は、奥能登揚げ浜塩田「道の駅 すず塩田村」にあったものです。

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車はさらに249号線を進む。
奇岩が多いダイナミックな海岸沿いの風景を走るかと思えば・・・。
深く静かな海、小さな集落が海岸沿いに建ち並ぶ光景など。。遠い土地に降り立ったと感じる気持ちは高まるばかり。。

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能登の地形は、低山と丘陵地が多いことも特徴のひとつとか。
海に囲まれているため、遠浅の砂浜海岸や外浦と呼ばれる岩礁海岸、内浦と呼ばれるリアス式海岸を含む内湾性の海域と・・・変化に富んでいると実感されます。
風はひんやり秋の風、それにしても絶好のドライブ日和[車(セダン)] 
最果ての地の眺めです。
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日本海の荒波による造形が続く・・・能登外浦の絶景巡り、ゴールは間もなくのような。。

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249号線からわかれて、半島の先端を回る県道28号線を走ると・・・高台がある。眼下に広がるのは、ツバキの林。
「椿の展望台」から眺めた最後となる、外浦の海岸風景。

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真っ青な海です。これ程綺麗な海が広がっているなんて、前回は気づきもしませんでした[ぴかぴか(新しい)]

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半島の突端はどこからどこを眺めても、「奥能登絶景街道」の名に偽りなし。


最も知られている観光スポットは「狼煙の灯台」こと 「禄剛埼灯台(ろっこうざきとうだい)」です。
長く走り続けてきたものの、この辺りで一休み。
能登半島の最先端に位置する、禄剛埼灯台の展望台からは180度のパノラマが。雄大な光景が眺められる!!・・・との事ながら。。
最先端まで行こうと思いたって来たわりに、灯台までの坂道を歩いて上る根性はない[バッド(下向き矢印)]

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県内でも最北となる・・・「道の駅 狼煙」。
私達の様な観光客以外にも、行楽日和であったこの日。地元・石川ナンバーの車や、家族連れなどが次々やってきて…。
直売所では地元の特産品である大豆製品をはじめ、里山里海の食材、工芸品などが並んでいました。
さらに店内の体験交流室においては、「豆腐」作りや「きなこ」作り体験も可能。
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石臼を使って、大豆からきなこ作りをする子供の姿がありました。
小腹がすいた時のお昼は、やはり魚系?海鮮もの?
いやいや・・・
売店に並べられている、地元産の大豆から生まれた出来立てのお豆腐がすてがたくて。。なんと言っても、リーズナボーなところが魅力。ショボさは否めないものの・・・こちらにしましょう。狼煙に来たら、拘りの「地豆腐」だ[るんるん]
きなこ作りに熱中する子供達を横目に、お豆腐購入。

待つ事数分・・・はいきた~~!
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本場の塩と出来立て豆腐とのコラボ、パックのまま食べちゃいますよ[あせあせ(飛び散る汗)]
天然塩をふりながら食べたお豆腐は、想像通りの美味しさ。これには満足[るんるん]

大浜大豆の地豆腐は地域の在来種大豆である「幻の大浜大豆」と、国の重要無形民俗文化財の角花家 「能登の揚げ浜式製塩の技術」から生まれた「天然にがり」を使い、構内の施設で丁寧に作りあげました。
一緒に揚げたてホカホカのおからコロッケも食べました。
http://noroshi.co.jp/

午前中に塩作りの一環をのぞき見て。。その塩は・・・能登の里山と、里海とが結びついた・・・結果。生まれてきたものと、知った一日。

道の駅 狼煙アイスクリーム / 珠洲市その他)

昼総合点★★★☆☆ 3.5



珠洲11.jpg
浜にポツネンと一基置かれたキリコ。ここにくるまで実際に動くキリコと出会えませんでしたが・・・。
8月・9月は能登半島のどこかでキリコ祭に巡り会えると言われるくらい、能登のお祭りは約200もの地区で行われているのだそうです。

珠洲12.jpg
全てが目に鮮やか、空気も澄んでいた。心地良い風と・・・光る海。
能登の海がこれ程綺麗だなんて、想像できずにいた。今更と言いましょうか。。
でも本当はずっと以前から、きっとなにも変わっていないんだ。
だって海は、海だもの。
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