本屋大賞から [本]
12日に、第13回本屋大賞が発表されました。大賞に選ばれたのは、宮下奈都氏の小説「羊と鋼の森」です。
それ程読んでいないものの、これを機に過去の受賞作品を振り返ってみることにします・・・・。・・・実はネタ切れにつき、便乗してみただけ。。
11回の和田竜の「村上海賊の娘」…、あ~!この間本棚に並べてあったのを見たばかり。今度借りてきて読まなくてはね。
第10回(2013年)「海賊とよばれた男」上・下巻 百田尚樹
20世紀初めから主要産業の源となった、化石燃料石油。エネルギーの供給源を断たれた事により、先の大戦へ突き進まざるを得なかった日本。
アメリカの巨大石油資本に対して、一見無力とも思える独自の懸命な働き、知力を武器にして・・・国内のみでなく世界と戦いぬいて、戦後日本の復興に力した。
実在の人物=出光興産創業者をモデルにした小説は、誠に読み応えのある骨太な作品でした。
第9回「舟を編む」三浦しをん
直木賞受賞作品「まほろ駅前多田便利軒」は、登場人物、文章共にイマイチ感があったものの…。
辞書の編纂と言う地味な、日の当たらない分野を取り上げた・・・テーマの新鮮さ。
言葉の海を漂いながら辞書の世界に没頭、丹念に作り上げていく緻密な作業の連続。
ひとつの辞書を編纂する、それがいかに膨大な作業の上に成り立つものか、過程を共に歩んでいく興味深さ。
登場人物名、人物設定が安易過ぎると言うか、なんかなぁ~~な印象は残るけれど・・・作者ならではの軽妙さも感じられた、万人向けの一冊に感じられました。
第7回「天地明察」冲方丁
この本は読み始めたものの、途中あえなく挫折。時代小説は嫌いじゃないのに、読み続けずに終わった一冊。
同じく相性がないと言うか、読み初めで投げ出してしまったのは第5回の「ゴールデンスランバー」。
伊坂幸太郎作品はどうしてなのか、どれも読み続けるに無理がある。ダメなのですね。
第6回「告白」湊かなえ
湊作品に漂うムードは、根暗な私に合います。どれも気になって面白くて、手当たり次第皆読んでしまうのでした。
第3回はご存じ、リリー・フランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」…母への思いを直球で描き切った一冊。母親としては離れていても、幾つになっても息子はこうであって欲しいもの。なんちゃって!勝手でゴメン。
第2回「夜のピクニック」 恩田陸
学校行事の一環として、クラスごとに一晩中歩く。ただそれだけの内容ながら・・・予想を超えて良かった。登場人物の若さからか、爽やかな読後感が残りました。
第1回「博士の愛した数式」小川洋子
最後の数行は不覚にも涙してしまった、数学嫌いでも楽しめる心優しい良質な一冊。
…と言う事で12作品中、読んでいたのは6冊。私的にはいずれも外れなし。
全国の書店員の投票で選ばれるだけに、どれも手に取りやすい。読んで良かったと思える作品ばかりでした。
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。・・・だそう。
機会があったら是非、読んでみたいものと思っております。
hanaさんは読書もお好きなんですネェ。
本は読まなくてはと思うのですが、読む暇がなくてp(´⌒`。Q)グスン
又吉さんの火花は読んでみたいと思っています。
パン作り、洋裁、写真、ジム通いで目いっぱいです。(* >ω<)=3
だんだん5つしていた事が3つになり年を感じてます。
by チョコシナモン (2016-04-16 01:13)
過去全部読んでいるのですが、今回はまったくノーマークでした。
なぜかなぁ~?「本屋大賞」と私が距離を置いたのか?
でも、きっと読むんだろうなぁ~。(あはは笑)
by hanamura (2016-04-16 05:27)
「告白」と「夜のピクニック」は随分前に図書館で借りたんですが、
夜のピクニックは数ページ読んで時間切れで返却しちゃいました(^^;
予想を超えて良かったんですねぇ・・・。う~ん、残念だったかも。
ま、借り直しませんけども(笑)
by まつき (2016-04-16 07:09)
チョコシナモンさんへ
読書などと・・・ベッドに入って寝付くまでの数分だけなのです。
年齢と共に本も読めなくなっている…と実感しているこの頃。。
又吉さんの火花、なんか微妙な選択ですね~~^^;
hanamuraさんへ
全制覇でしたか!
今回の受賞作品は、出版数も限られたものだったとか。
読んだ中で特に印象深いのは「海賊とよばれた男」「舟を編む」「「博士の愛した数式」・・・以上です。
まつきさんへ
「夜のピクニック」は淡々とした展開ゆえ、確かに盛り上がりには欠けるものの・・・
良かったと思います。
湊作品は以前に「イヤミス」作品として取り上げたくらいながら、今回はどうかな?ってつい読んでしまう魅力?があるのでした。
by hana2016 (2016-04-16 10:06)
最近ちゃんとしたものは
全く読まないので、
お恥ずかしい限りのワタクシ。
図書館は近いのですが、
借りたり返したりが面倒だし、
新刊は高いので、
出入りするのは「ブック〇フ」ばかり。
でも、久しぶりに図書館に
行ってみようと思いました。
by ゲンさんおかさん (2016-04-16 10:27)
ゲンさんおかさん様へ
日中こうしていても、本を広げるよりPCに見入ってしまう私。
だからホントに寝付く前の数分間のみ。それも本は片手で読むものだから、もう読みにくいったらない!
今以上本は増やしたくないから、私も購入はせずに図書館の利用ばかりなのです。
それも最近は根気がないので、長編はどうしても敬遠しがちに。。
それでも本の世界って、自分で経験しない出来事。未知の世界の広がりが魅力に思います~~
by hana2016 (2016-04-16 10:49)
おはようございます。いつもありがとうございます。本日は所要により早朝より出掛けて参ります。またよろしくお願い致します!^^;
by ソニックマイヅル (2016-04-17 05:50)
読んだ中で特に印象深いのは・・・同じです。
by hanamura (2016-04-17 13:37)
ソニックマイヅルさんへ
何時もありがとうございます。
お気をつけて行ってらっしゃいませ~~って、もうお帰りかな?
hanamuraさんへ
同じ趣味、好みを共有する私達。もっと早くお会いしたかったです。なんちゃって!危ういわぁ~♪
栃木在住時は、お近くの図書館もご利用されていたのかしらね・・・。
by hana2016 (2016-04-17 22:35)
「羊と鋼の森」楽しみですね。
(文庫本が出るまで待とう♬)
「舟を編む」も
えっ?(地味な)辞書編纂の話?と
思ったら、凄く面白かったから期待大ですね♬
by まこ (2016-04-18 13:31)
まこさんへ
三浦しをん作品に共通する軽さから、全く期待なしで手に取った「舟を編む」でしたが・・・実際面白くて、引きこまれるものがありました。
次のドラマ「重版出来!」にも書いておりますけど・・・オダギリジョーファンなのに、しかし映画化された方は未だ未見なまま。。
by hana2016 (2016-04-18 14:09)
本嫌いでは決してなかったはずなのですが、
最近全く読んでないんです。
つまりは好きでもなかったのか!?しら〜?
決して読みたくないわけではなく、読みたいと思ってはいるのですが
今の所、読書に費やす時間がとれません。
それよりも今は寝たきり予防に
足に筋肉をつけようと、先日から
高齢者向けの簡単な運動を最近始めました。
ずっと続けたいけど、何でもすぐ3日坊主になってしまう私です。
継続できるかな。
by がり (2016-04-18 22:38)
がりさんへ
せっかくコメントを頂いておきながら…どうか気を悪くなさらないでくださいね。
皆さん、忙しい時間がないと仰るけど・・・それって言い訳のような。
私だって別に一日中暇にしている訳じゃない、本を読むのが寝付くまでの習慣となっているだけなのです。
簡単とは言え、運動も習慣づける。自ら毎日続けるのは意志が必要です。
運動嫌いな私、先生には出来るだけ毎日やってくださいねと注意されるものの・・・どうしても家で一人でやっていくのは無理・・・困った状態でどうしましょう^^;
by hana2016 (2016-04-19 10:44)