SSブログ

GW前半・・・桜咲く山形へ③白布温泉って? [ 2016・5月福島&山形・白布温泉]

          白布へ0.jpg
西吾妻山連峰の中腹、900mあまりの標高地で、鎌倉幕府の御家人が発見、開湯したとされる白布温泉。
白布大滝と渓谷清流がせまる景勝地は、登山に散策、冬はスキーの基地ともなる。
また米沢を領した上杉家が鉄砲の製造の場とする等・・・700年の歴史ある温泉でありました。

白布へ1.jpg
山はまだ芽吹きの季節、ここまで目にしてきた風景とは変わって、未だ冬の名残りさえ感じられるのであった。

          白布へ2.jpg
猪苗代湖・磐梯高原から「道の駅裏磐梯」も過ぎ・・・冬季通行止め、夜間通行止め期間のある「西吾妻スカイ バレー」を無事通過。

白布へ3.jpg
福島との県境、白布峠を越えたら米沢市になるのです。


山道を下ったら、一変して・・・桜咲く春の光景が広がっておりました[ぴかぴか(新しい)]
県内でも標高が高い為、GW中に開花する桜・・・平地ではとうに終わったフキノトウや土筆も、これからって感じだった。
私達の訪問前にも、降雪があったばかりと言う。
          白布へ4.jpg
数軒の旅館が点在する温泉街とも言えない小ぢんまりとした地区には、かつて白布温泉の特徴とも言える茅葺屋根の宿が軒を連ねていた。
それは江戸時代より続く湯治宿「東屋」「中屋」「西屋」と・・・白い雪を被った茅葺屋根3軒の姿、幻想的なムードは旅情をかきたてる光景だったそうです。

白布へ7.jpg
ところが2000年に起きた火災で、「東屋」「中屋」は全焼。
現在も続いてかつての姿・・・茅葺屋根を残すのは西屋のみとなってしまった。屋根に厚く降り積もった雪が、迫りくる炎より建物を守ったと聞く。

      白布へ9.jpg
「東屋」「中屋」ともに再び茅葺屋根で建て直す予定であったが、消防法によって許可が出ず。木造屋根に建て直して営業を続けているのでした。
赤いポストが置かれた道路脇の奥、「東屋」さんへは10年以上前に夫婦で温泉巡りにハマっていた頃に宿泊した。
またその時、隣接する「西屋」さんでも日帰りの立ち寄り入浴したのは懐かしい想い出。

白布へ8.jpg
茅葺き屋根で佇む歴史を感じさせる「西屋」さんでも、新館は普通の木造建築なのです。

白布へ6.jpg
無色透明ではあるけど、とにかく湯量の多い白布の湯。
湯小屋の天井近くから突き出た竹の湯口から、激しい勢いで流し落とされる「湯滝」の迫力!
それ程多く注ぎこまれているのに、湯船が小さめの為に新鮮な湯が常に洗い場まであふれ出す気持ち良さ。
以前訪問した時には、あまりの熱さに加水して入浴せざるをえなかったものの・・・。
温泉好きなら滝のように流れ落ちる様子、、打たせ湯の出来る温泉を、一度は経験してもらいたいと思ってしまうのだった。

          白布へ5.jpg
泊まった宿「高見屋別邸 山の季」さんについては次回に。
thanks(73)  コメント(13)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

thanks 73

コメント 13

kick_drive

こんばんは。まずはご主人様今回もロングドライブお疲れ様でした。

この辺りならゴールデンウィークでも桜が楽しめるんですね。
西屋さんのような趣のある宿で優雅に過ごしてみたいものです。
まだ旅行ビギナーの自分にはそれだけの度胸がありません。
by kick_drive (2016-05-16 22:08) 

まつき

桜と雪を続けて見られるって、不思議な感じがしますねぇ(@_@)
茅葺屋根、やっぱりカッコいいですね♪ 雰囲気が全然違います!
西屋だけでも残って良かったですね。。。あぁ火事は怖い(>_<)
by まつき (2016-05-17 07:16) 

ソニックマイヅル

素晴らしい枝垂桜ですね!またこんなに素晴らしい光景での温泉、これは絶対に癒されますね!^^;
by ソニックマイヅル (2016-05-17 09:46) 

hana2016

kick_driveさんへ
おはようございます。
山形くらいでしたら…我が家的には近場。この程度でロングドライブではないのですけど。。
西屋さんでは確か、ひとり宿泊も受け入れているかと。
山形新幹線「それいゆ」でご一緒したお姉さま、米沢で降りた後は、西屋さんで泊まりって仰っていましたもの。

まつきさんへ
以前は、この先の小野川、赤湯温泉辺りでもGWに桜、普通だったようながら。。
桜の開花が、ここ数年早いですね。
こちらの宿、内部の黒光りした館内の重厚感も素敵!湯小屋のムードは風情満点でした!
ただバリアフリーじゃない(^^;;

ソニックマイヅルさんへ
おはようございます。
山間の温泉地、清涼な空気に枝垂れ桜のピンク。これだけでも絵になる風景に思いました。
by hana2016 (2016-05-17 10:01) 

ゲンさんおかさん

残雪と、この時期になっての桜。
目に染みるようです。
旅館の佇まいも含め、風情がありますね~。

久しく味わったことがない、
一つ一つ出される美味しい料理。
ああ、いい旅館にお泊りしたいわ~!

by ゲンさんおかさん (2016-05-17 10:29) 

hana2016

ゲンさんおかさん様へ
おかさん様のクルーズも、一度はと願うものの・・・
行程の途中に必ず付いてくる、K国とか、〇シアとか・・・が嫌だ。
それにお食事、プラス料金ではコースも頂けるのかしら?
自分でとりにいけない私は、ブッフェスタイルは苦手、どうしても敬遠しがちになります。。
by hana2016 (2016-05-17 10:34) 

みーる

綺麗な枝垂れ桜ですね しかし火災で・・もったいない建物です。
消防法も いいような・・。 伝統一度を無くしてしまうと 風景も変わってしまいます
by みーる (2016-05-17 11:18) 

ゲンさんおかさん

料金が安い外国船クルーズは
法律で海外寄港が義務付けられている為
どうしても、K国や〇シアに
寄港しなければなりませんが、
上陸せず、船内に残る事が出来、
そういう方も大勢いらっしゃいます。

食事もメインダイニングなら
朝・昼・夜ともコースやアラカルトなので、
席まで持ってきてくれます。
モチロン無料。

車椅子や杖の方が多く、クルーも慣れているし、
ショウを見る時も、優先してくれたり、
席を用意してくれます。

心配なのは突然の病気ですが、
船医・看護師も乗っています(有料)

横浜か大井埠頭から出て
日本周囲を廻り、
一か所外国に寄港(下船しない)、
なんてコースはいかがでしょう?
なんなら二人で行きましょう!
添乗員、やりますよ~!
by ゲンさんおかさん (2016-05-17 11:33) 

hana2016

みーるさんへ
三つの宿が並んで建つ、その頃の光景を私は見ないまま…焼失した訳なのですが。。
かつて日本の能祖運ではどこでも見られた茅葺屋根の建物って、今となっては本当に貴重なものなんですね。
大内宿や白川郷・五箇山の合掌 造り集落。どこも維持、保存していく苦労は、その土地に住んでみないとわからないのかもしれませんし。。

ゲンさんおかさん様へ
丁寧なレスを恐れ入ります。
>料金が安い外国船クルーズは
法律で海外寄港が義務付けられている為
どうしても、K国や〇シアに
寄港しなければなりませんが、
上陸せず、船内に残る事が出来、
そういう方も大勢いらっしゃいます。
それは、私も考えました。
私の場合、病気の再発を考慮しての・・・海外禁止ですので。。
それから、お風呂。爆弾を二つも抱えた私は一人での入浴は無理。
夫なしでも旅行に行けるよう・・・今後もリハビリを、頑張りますね!

by hana2016 (2016-05-17 11:57) 

U3

毎年行くコースです。わたしは裏磐梯に泊まって米沢そして喜多方経由で再び裏磐梯というコースです。
by U3 (2016-05-17 14:22) 

サンダーソニア

1枚目 素敵なアングルですね。
来年は桜を堪能したいです。
by サンダーソニア (2016-05-17 15:53) 

薔薇少女

白布温泉素敵な処ですね、サニーさんも仰ってますが、
枝垂れ桜と宿の窓と山並みの風景が素晴らしい画像ですねd(>_・ )グッ!
>こちらの宿、内部の黒光りした館内の重厚感も素敵!湯小屋のムードは風情満点でした!
ただバリアフリーじゃない
こういった処は風情は素晴らしいのですが、階段は多いし、
トイレが和式の処も多いのではないでしょうか?!
若い頃にはこんな事考えもせず、野宿?(フォークジャンボリー)でも平気だったのに・・・
by 薔薇少女 (2016-05-17 17:02) 

hana2016

U3さんへ
こんばんは。
私も昨年夏は、裏磐梯に泊まって米沢。二泊目は湯田川温泉、日本海まで行ってしまいました。
さくらんぼ狩りも裏磐梯に宿泊、さくらんぼ園は何時もの赤湯温泉近く、来月に予定しています。

サンダーソニアさんへ
今年は、今年も桜の時期が短くて…ろくに見もしない内に、終わった感じです。
それだけに、なんにもないこの温泉地でも満足感が得られました。

薔薇少女さんへ
白布と言っても、それどこ?って知らない人がほとんど。。でもこの何もないところが、反対に良い感じなのです。
そう感じるのも、歳のせいかも?
昔からの和風建築イコールバリアフリーは望む方が無理と言うもの。
そうした面で言えばホテルがベストですし・・・何を取るかによって違ってくるように感じられます。

by hana2016 (2016-05-17 20:40) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0