真冬の沖縄隊再び・・・⑱首里そば&瑞泉酒造 [2017・2月沖縄本島]
おはようございます。
天気予報通り、朝から雨降りの一日です。
少し肌寒いものの・・・春の雨は落ち着くので嫌いじゃない。そこで予定外の更新しちゃいますね。
琉球王朝が1879年に滅びるまで、独自の芸能文化が開いた・・・中心地。那覇市内「首里」。
標高130メートルの高台に位置する首里城と、王朝の管理下にあった酒蔵、工房と。城下町の雰囲気が色濃く残る場所です。
石畳路の両側には赤瓦の古民家、立派な石垣を備えた家々からは、高級住宅街と言った雰囲気さえ漂う。
この界隈には紅型の工房や泡盛の蔵元、沖縄料理店が今も点在し、琉球の歴史を伝えている。
その中の一軒、緑の木々に佇む・・・「瑞泉酒造」。
二階で泡盛が出来るまでの行程をスクリーンで見学。それと共に部屋に展示された写真パネルから・・・第二次大戦時の首里の様子を知りました。
原型をとどめなくなるまで爆撃、破壊された街の様子は壮絶と言っていいほど凄まじいものであった。
思いがけず・・・沖縄の歩んできた歴史に触れて、これまでも歴史に蹂躙され続けてきた島の・・・、今なおアメリカ軍基地を各地に抱える問題。
多くの基地が残った事より繰り返される米兵による事件、事故があとを絶たない現実と・・・島民の怒りの感情は理解できるだけでなく、多くの事を考えさせられます。
ツタのような緑が生い茂る石塀。
日本最古の蒸留酒といわれる泡盛。その老舗の蔵元見学だけと言うのも申し訳ない。「瑞泉」カップを二個求めて後にします。
近場にある沖縄そばの名店「首里そば」で、〆の一杯を
古びたどうって事のない食堂だが、昔から変わらぬ味を提供し続けている沖縄そばの人気店は全く飾り気のない外観、店内の奥はどうか知らないが、入店してすぐには数席のテーブルのみ。
食堂のテーブルにはメニューと琉球王朝時代に中国から伝わった沖縄のお箸、赤色は「太陽」を表し、黄色は「月」を表している「赤黄箸(うめーし)」。
同じくテーブル上の、島とうがらしを泡盛に漬け込んだ「コーレーグス」=辛さのアクセント調味料。
相席となった卒業旅行らしき女性二人、食べるのに戸惑っていた様子から「これをかけてね」と取って渡しました。
C国人と思ったけどK国の人だったみたい、コーレーグスでは物足りなかったようで、丼の表面が真っ赤になる程唐辛子を振りかけてた…と夫。
麺は固め。白かまぼこに三枚肉、ロース肉とボリュームたっぷりながら、塩スープの味が私には合わなかったような
細切りした生姜がのっているところも他とは違います。
完全手打ち・・・とのコシの強い麺、豚肉とカツオ節でとった出汁。麺が固かったせいもあり、スープを飲まなかったせいかしら?残念ながら私にはそれ程、美味しく思えませんでした。
古の風情と文化を今に伝える琉球王府の城下町は、石畳や石垣が美しく歴史を刻んでいた。脇道へそれても、それぞれに味わいがありました。
雨が降っての坂道、ましてや石畳は滑りやすい。
今思えば時間があったのだから「首里城」へ立ち寄りすれば良かったかも?頭が働かなかったのね。
古都の風情を感じながら・・・優しい時間が流れていくのがただ心地良かったのだ。
レンタカーを返却し、ゆいレールで空港まで。
チェックインの前に買って食べた「大東寿司」は、これまでも気になっていた空弁。お茶は当然さんぴん茶でした。
大東諸島周辺産のサワラを特製のタレに漬けた握り寿司。大東諸島の食材と大東諸島を開拓した八丈島の人たちの知恵が生み出した郷土料理の味わい深さ。
機内から改めて空を見上げれば・・・、あら、なんて事!?今頃になって、青空が!
冬と春と・・・季節の巡りに気づかされた今回の旅。最後は雨だったせいもあり、南国特有のむせかえるような湿気に見送られてあとにした沖縄。
海も、街も・・・見て周りたいという貧乏性のせわしなさ。これで良かったかなと何時も思う。
エンディングの後は、常に心残りがあるものさ。
旅の終わりになって、初めてゆったりとした気分になった。
今回も長々とお付き合い下さってありがとうございました。
天気予報通り、朝から雨降りの一日です。
少し肌寒いものの・・・春の雨は落ち着くので嫌いじゃない。そこで予定外の更新しちゃいますね。
琉球王朝が1879年に滅びるまで、独自の芸能文化が開いた・・・中心地。那覇市内「首里」。
標高130メートルの高台に位置する首里城と、王朝の管理下にあった酒蔵、工房と。城下町の雰囲気が色濃く残る場所です。
石畳路の両側には赤瓦の古民家、立派な石垣を備えた家々からは、高級住宅街と言った雰囲気さえ漂う。
この界隈には紅型の工房や泡盛の蔵元、沖縄料理店が今も点在し、琉球の歴史を伝えている。
その中の一軒、緑の木々に佇む・・・「瑞泉酒造」。
二階で泡盛が出来るまでの行程をスクリーンで見学。それと共に部屋に展示された写真パネルから・・・第二次大戦時の首里の様子を知りました。
原型をとどめなくなるまで爆撃、破壊された街の様子は壮絶と言っていいほど凄まじいものであった。
思いがけず・・・沖縄の歩んできた歴史に触れて、これまでも歴史に蹂躙され続けてきた島の・・・、今なおアメリカ軍基地を各地に抱える問題。
多くの基地が残った事より繰り返される米兵による事件、事故があとを絶たない現実と・・・島民の怒りの感情は理解できるだけでなく、多くの事を考えさせられます。
ツタのような緑が生い茂る石塀。
日本最古の蒸留酒といわれる泡盛。その老舗の蔵元見学だけと言うのも申し訳ない。「瑞泉」カップを二個求めて後にします。
近場にある沖縄そばの名店「首里そば」で、〆の一杯を
古びたどうって事のない食堂だが、昔から変わらぬ味を提供し続けている沖縄そばの人気店は全く飾り気のない外観、店内の奥はどうか知らないが、入店してすぐには数席のテーブルのみ。
食堂のテーブルにはメニューと琉球王朝時代に中国から伝わった沖縄のお箸、赤色は「太陽」を表し、黄色は「月」を表している「赤黄箸(うめーし)」。
同じくテーブル上の、島とうがらしを泡盛に漬け込んだ「コーレーグス」=辛さのアクセント調味料。
相席となった卒業旅行らしき女性二人、食べるのに戸惑っていた様子から「これをかけてね」と取って渡しました。
C国人と思ったけどK国の人だったみたい、コーレーグスでは物足りなかったようで、丼の表面が真っ赤になる程唐辛子を振りかけてた…と夫。
麺は固め。白かまぼこに三枚肉、ロース肉とボリュームたっぷりながら、塩スープの味が私には合わなかったような
細切りした生姜がのっているところも他とは違います。
完全手打ち・・・とのコシの強い麺、豚肉とカツオ節でとった出汁。麺が固かったせいもあり、スープを飲まなかったせいかしら?残念ながら私にはそれ程、美味しく思えませんでした。
古の風情と文化を今に伝える琉球王府の城下町は、石畳や石垣が美しく歴史を刻んでいた。脇道へそれても、それぞれに味わいがありました。
雨が降っての坂道、ましてや石畳は滑りやすい。
今思えば時間があったのだから「首里城」へ立ち寄りすれば良かったかも?頭が働かなかったのね。
古都の風情を感じながら・・・優しい時間が流れていくのがただ心地良かったのだ。
レンタカーを返却し、ゆいレールで空港まで。
チェックインの前に買って食べた「大東寿司」は、これまでも気になっていた空弁。お茶は当然さんぴん茶でした。
大東諸島周辺産のサワラを特製のタレに漬けた握り寿司。大東諸島の食材と大東諸島を開拓した八丈島の人たちの知恵が生み出した郷土料理の味わい深さ。
機内から改めて空を見上げれば・・・、あら、なんて事!?今頃になって、青空が!
冬と春と・・・季節の巡りに気づかされた今回の旅。最後は雨だったせいもあり、南国特有のむせかえるような湿気に見送られてあとにした沖縄。
海も、街も・・・見て周りたいという貧乏性のせわしなさ。これで良かったかなと何時も思う。
エンディングの後は、常に心残りがあるものさ。
旅の終わりになって、初めてゆったりとした気分になった。
今回も長々とお付き合い下さってありがとうございました。
良い旅でしたね(*^^*)
じっくりと楽しむことができました。
by ワンモア (2017-04-11 14:15)
青空に見送られ離陸ですねぇ(^◇^)
by みうさぎ (2017-04-11 15:42)
ワンモアさんへ
避寒目的とはいえ、中途半端な時期になってしまいました。
それでも今回も良かった!そしてまた沖縄は、すぐに行きたくなってしまうのです。
みうさぎさんへ
慌ただしくバタバタッと帰ったあとは、何時もと変わらない日常・・・つまりませんね^^;
by hana2017 (2017-04-11 15:51)
旅の終わりの淋しさ、
家に帰る時の嬉しさ。
疲れが取れると、またどこかに行きたいと思う。
身体が許す限り、続けたいですね。
あと何回旅行出来るかな・・・。
そんな事を真剣に考える年になりました。
でもそんな切なさも、またいいんだな~。
by ゲンさんおかさん (2017-04-11 17:23)
お寿司、美味しそうですね~♪
夕日が名残惜しさを一層演出していますね(#^^#)
by まつき (2017-04-11 17:39)
ゲンさんおかさんさんへ
特にハイテンションでいる訳ないのに、帰ってきてからボゥーッとして数日間疲れが取れなくなってきました。
今からこれでは、これから数年後は近場の温泉への湯治しか行けなくなるかも?
そんなの嫌だわ、これ以上の頭と体の弱体化を防がないと困りますものね^^;
私の場合、他の人よりも身体が早く弱るのは確実、そんなのイヤだ~~!
まつきさんへ
大東寿しは前から気になっていたものの、空腹じゃなかったり、他に目がいったりして・・・ようやく口に出来ました。
帰ったらまた朝起きて、ご飯食べて、お風呂に入って、ご飯食べて寝るの繰り返し・・・ホントむなしい毎日です。
by hana2017 (2017-04-11 20:06)
hana2017さん、あらためてお帰りなさい!
私はブログを書き終えて、やっと旅を終えた気がいつもしています。
私も楽しみながら頭の中で旅することが出来ました♬
気になりながら、首里そば と大東寿司は食べたことがありません。
次は、ぜひ食べてみたいです(#^^#)
by SWEET (2017-04-11 20:28)
こんばんは。沖縄と言えば南国リゾートというのがイメージですが、
実際には貧困と基地と長い間戦い続けていて、表には出てこない問題が沢山あるようです。見えているのはほんのわずか。戦争を知らない世代も実は戦争と戦っているのかもしれませんね。
でも、リゾート沖縄に入ってみたいです。
by kick_drive (2017-04-11 20:36)
SWEETさんへ
ありがとうございます。
ひと月以上も前の事、長々と引っ張ってしまいましたが…自分自身の亡記録として残しておきたくて。。お付き合い頂く方はウンザリとわかってはいるのですけど、どうしても長くなってしまうのです。
最終日の雨の首里も、それなりに楽しめて良かったです。何度訪ねてもなにかしら新しい発見のある沖縄は、夫婦して、いえ息子一家も皆大好きなんです♪だからまた必ず行きますよ♪
kick_driveさんへ
こんばんは。
観光客を迎える側としては明るく、楽しく過ごしていってもらいたい・・・との思いから、本音を漏らす事は余程じゃないとないかと思います。
おもな産業は観光、そして収入も抑え目だから、本土に対するあこがれや複雑な思いは大いにあるでしょうね。
我が家のおとす金額など、ささやかな上にささやか。それでもこうしてその魅力を発信するのだって、少しは協力になっているのかなぁと。。
さて次の東北旅ですが、 kick_driveさんには非常にもう申し訳ないながら・・・辛口な内容となってしまっております。
私自身が感じた思いをつづったものながら、どうか怒らないでくださいませね。
by hana2017 (2017-04-11 21:10)
紅型の工房が気になります。
琉球絣が結構人気があるようです。
大東寿司 とてもおいしそうです。
デパ催事で地元に来てほしいです。
by サンダーソニア (2017-04-12 06:21)
サンダーソニアさんへ
そう、沖縄と言えば…紅型なんですが。
工場見学とか、体験は限られてしまいそうです。
北大東島をはじめとした大東諸島、離島の中でも難易度が高そう・・・現地へ行かないと無理なような。。
by hana2017 (2017-04-12 11:46)