GW後半、宮城・鳴子温泉へ・・・③「旅館すがわら」宿泊 [2018・5月GWは地味に宮城・鳴子温泉]
鳴子峡を後にして、今頃になって青空・・・にはガッカリ。嫌だわ。
さて泊まったのは、鳴子温泉街の中でも小規模な宿「すがわら」でした。時刻によって色合いが変わる浴槽の湯の色「すがわらブルー」は・・・温泉マニアの間では知られた存在、何時かはと思いつつ・・・ようやくの宿泊です。
駅前から伸びた、鄙びた雰囲気満点の通り。
純和風温泉宿の奥に駐車場、左手が玄関です。
「旅館すがわら」へは、日帰りの立ち寄り入浴を経験済みでした。
それぞれ異なった貸切の内風呂、半露天風呂が4ヶ所あり、日帰りでも500円で温泉を楽しむことができます。
かなり古い建物であったと記憶、しかし源泉掛け流しの泉質は抜群。温泉好きには堪えられない魅力があるのでした。
日帰りの貸切利用は通常良い顔をされないものですが、こちらは親切で対応も良く好印象。
ただし増改築を繰り返している為、道路側から見てもどこまで「すがわら」なのか?わからない複雑な外観をしてます。
玄関からすぐ、目に飛びこんでくるロビーは意外に綺麗。囲炉裏のラウンジにはコーヒーマシーン設置、宿泊中何時でも飲めるコーヒー。
宿の建物は古め、レトロ感あふれる造りながら、お掃除がいきとどいるから清潔感はあります。
4階建てながらエレベーターなどないから、心配になって一週間ほど前に電話をしてみましたら・・・。2階の203号室だそう。
館内を探検したら、ふたり宿泊の場合、自動的にこの辺りの部屋となってしまう模様。
小さな踏み込みの先に、簡素な10畳の和室。そしてとってもレトロな広縁。
殺風景な10畳間は古さもあり質素そのもの。我が家よりも年数の経過を漂わせています それでもファンヒーター、テレビ、冷蔵庫と、必要なものは揃って問題ありません・・・。同じく年季を感じる広縁からの眺めも、良いものではありませんでした。
座卓にはお茶セットとポット、古いタイプのもので湯沸し機能はないものの、連絡をしたらすぐに熱いお湯を持ってきてくれる模様。言わなくても、翌朝は代えてきてくれます。
お茶セットの中に茶筒はふたつ、ティパックではない煎茶と玄米茶でした。
お着き菓子は、鳴子銘菓「大栗なるまん」。黒糖を使った温泉まんじゅうの皮はしっとり、中身はこしあんに大きな栗が丸々一個入っていて・・・食べたのは翌日ながら美味しかった
クローゼットに羽織と、糊の効いた浴衣、バスタオル、名前入りタオル、お風呂用ビニールバッグ、歯ブラシセット、足袋ソックスまで付いていました。
女性用アメニティも揃って置いてあり、赤い浴衣が可愛いです。男用は緑色、早くも夫は着てしまっているのです。
Wi-Fもi完備。トイレなどの水回りはシンプルにリニューアルされていて・・・、オシャレな洗面ボウルと、昔ながらの古い部屋とのギャップに驚く。清潔感もあり、ドライヤー、ヘアブラシやコットン、綿棒などの備品も揃っています。
部屋に通された時は正直、嬉しくありませんでしたけれどね・・・。
地味な施設の割りに、中庭に立派な足湯があります。
旅館すがわらは、2008年テレビ東京放映のTVチャンピオンの舞台となりました。
その時に造られた「蒼天の湯」は、中庭の池に浮かぶ檜造りの天然温泉かけ流しの足湯。
http://www.ryokan-sugawara.com/gallery.html
一番高い4階のお部屋は皇室の方も泊まられたとの…由緒ある特別室。だからと言って特別料金が高い訳ではなさそうながら。母屋の屋根とほぼ同じ高さの部屋ですので眺めは良いでしょう。
「蒼天の湯」前の建具も立派なものでした。磨き上げられた木造で、かつて歴史ある宿であった様子が伺えました
あちこち継ぎ接ぎの館内はどの部屋に泊まっても旧館と言った風情ながら、GW期間に関わらず宿泊料金も1泊2食付きで14000円ちょっと、平日料金より1000円高くなるだけと良心的な価格。
次回は食事の紹介。お手頃価格で連休満喫・・・の旅は続きます。
あー、こういう雰囲気落ち着きますね~
お食事がまた楽しみですね
by とまと (2018-06-06 23:05)
この鄙びた雰囲気、いいですね。文学史の薫りが漂ってきます。もっともわたし、温泉には行ったことないんです(笑)。
前のお記事の緑が凄まじい山間の橋・・・素晴らしいですね。呆気にとられます。
>オダギリジョー、加瀬亮、大沢たかお、西島秀俊も是非!
さすがのご慧眼!特にわたしは加瀬亮の生き方は凄いと尊敬しております。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2018-06-06 23:13)
和室の旅館はやっぱいいな(゚□゚)
by えーちゃん (2018-06-06 23:22)
良い感じですねっ純和風
なかなか味が出てるよん~(^^)/
by みうさぎ (2018-06-06 23:23)
とまとさんへ
ありがとうございます。
確かに落ち着くものの、こうして見たら古さが際立ってしまってます^^;
末尾ルコ(アルベール)さんへ
私の下手な腕、安いコンデジでもそれなりに写る・・・のは、自然のもつ力以外にないと思われます。
加瀬亮主演の「それでもボクはやってない」は見応えもあり、考えさせられた内容でした。
彼は意外に海外の映画出演も多くて。。
西島秀俊が主演した「メモリーズ・コーナー」のフランス人監督曰く、「加瀬亮も使いたい俳優の一人」と言っていました。
それなのにテレビでは「SPECシリーズ」とは、ホント器用だわ(笑)
by hana2018 (2018-06-06 23:31)
えーちゃんさんへ
お酒を沢山呑んでも、帰りの心配がないのでありますから・・・^^
みうさぎさんへ
これだけボロだと、味わいの深さにつながりますね~~
お風呂の古さもかなりのもの、どうかお楽しみに~~♪なーんて。
by hana2018 (2018-06-06 23:35)
これぞ「ザ・旅館」という感じ。
いいじゃありませんか!
お値段も手頃、お風呂も良し。
多少設備が古くても、
清潔なら問題ありません。
あとはご飯ですね。
そちらも楽しみです。
by ゲンさんおかさん (2018-06-07 08:33)
窓際のソファーが、いかにもな懐かしい感じー!
そして、リニューアルした洗面ボウルとのギャップが笑えます(^_^;)
by よーちゃん (2018-06-07 09:12)
ゲンさんおかさん様へ
GW中でもこのお値段なら、多少の古さなど・・・と言いつつ、あまりにも殺風景、想像した以上の古さ^^;
ご飯もお値段なりだったような、それでも満足感はありました^^
よーちゃんさんへ
どこかの閉店したスナックかなにかから貰ってきたような…この椅子!
それでも、許してしまえるユルサ~~♪ノンビリするには、心を広く持ちませんとね^m^
by hana2018 (2018-06-07 09:40)
おぉ~昔懐かしい感じがプンプンしてますね!(^^)!
名前入りタオルが、いい味出してます!
昔はこんなタオルだらけだった気が。。。。
ホント、洗面ボウルだけ、浮いてる感じがしますね(;^ω^)
by まつき (2018-06-07 11:29)
まつきさんへ
自宅よりも古めかしいお部屋って、やっぱり何かなぁ~~と思ってしまうものの。。
そうなんです。結構出かけている我が家、最近はこうしたタオル、ホテルのアメニティ、使い捨てスリッパなどは持ちかえらないように。。
しかしおトイレは綺麗だし、お茶やおまんじゅうの美味しさ、お布団敷きの時にもチョッと感心してしまったところあり。
by hana2018 (2018-06-07 11:59)
TVチャンピオンは、ずっと見てたけど、よく覚えていません!
2008年というと、母が施設へ入った頃かしら?
東北は温泉がいっぱいあったのに、宮城へ着いてスグ病床の身に
なってしまった母は温泉三昧も出来ず仕舞いで、残念でした。
父も最後は震災で、入院し、1か月間とうとう大好きだったお風呂にも
入れずに、召されてしまった・・・
>しかしおトイレは綺麗だし、お茶やおまんじゅうの美味しさ、お布団敷きの時にもチョッと感心してしまったところあり
トイレが綺麗なのは嬉しいですね!!
、hanaさんは、ベッドじゃなくても大丈夫だったんでしたっけ?
by 薔薇少女 (2018-06-07 16:50)
昔懐かしい旅館ですね。
風情があってゆっくり出来そう~
こんな旅館は少なくなりましたね。
値段も良心的で良かったですね。
by k-sakamama (2018-06-08 12:25)
薔薇少女さんへ
>hanaさんは、ベッドじゃなくても大丈夫だったんでしたっけ?
一応はエアポンプ付きのマットレス持参で行ったものの、無事お布団でも寝る事が可能に!こう見えて私だって、地道にリハビリを重ねてきた結果なのです。
畳の上で身体を伸ばして寝るって、こんなに快適だったのかって?!自分でも驚く程でした。
それからご両親が宮城へ行かれてからの件は・・・これまでにもう度々、何度となく伺っていますので・・・たぶんですけど、慰めの言葉を期待されていらっしゃるのかな。宮城の弟さんへの不満、その当時の経緯については不明ですので、コメントは控えさせてくださいませ。
私もこのところ頻繁に母の元を訪ねるようになってから、歳いった親と付き合っていくのも大変だなぁと実感しているところなのです。それが四六時中ともなれば、比較になりませんものね。
k-sakamamaさんへ
脚が不自由な、手も勿論ですけど。そうした状態の私の宿泊先、近場の簡保などの公共の宿のバリアフリールームからはじまって、普通のベッド、普通のトイレのある宿、ホテルへと進化をとげました。
しかし旅館の和洋室などはお部屋が広くなるだけに、宿泊料金も高くて。。以前は2万越えの宿に泊まっていたものの・・・部屋は寝られたらそれでいい。食事、お風呂もお値段と比例はするものの、それでも質よりも数多く行きたい派の私は、このくらいの宿でじゅうぶん満足!
来月の北海道旅行も、見事に安いペンション、民宿ばかりをチョイス済みなのでございました。
by hana2018 (2018-06-08 14:23)
中途半端な古さのような?
それでも人気なのは温泉の質のよさなのですね。
その金額なら私は食事の質にもっと期待したいのが正直な気持ちです。
by サンダーソニア (2018-06-08 17:34)
サンダーソニアさんへ
確かにこの部屋、特別リーズナブルな訳でもなく、中途半端と言えば中途半場かも?
今から40年前の宿泊代金も15000円前後でした。その頃の宿泊施設は社員旅行や団体ツアーで随分と潤ったものと想像しますけれど。。
ただ働く側の人を考えた場合、ただ安ければ良いとは言えないと思います。
食事はこれからアップの予定です、決して豪華とか、オシャレと程遠い内容でした。それでサニーさんはどう思われるでしょう?
by hana2018 (2018-06-08 22:25)