SSブログ

避暑を求めて北海道旅行・・・⑧大間から「津軽海峡フェリー」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月1日(水)
9時前後「さつき荘」をチェックアウトし、そのまま目的の大間港へ。津軽海峡に沿って20分くらい走っていくと、急に人家が増えてきて大間の町へ入った。
大間は本州最北端にあり、大間ブランドのマグロの町として知られています。それだけに前回の大間ではマグロに期待が大き過ぎて失敗をした、そんな苦い経験あり。
空腹ではない事もあり・・・マグロを食べる予定もなく、また特に行きたいところ、買いたいものもなかったのだ。
     津軽海峡フェリー1.jpg
それでもフェリー乗り場の下見をした後は、大間と言えば・・・の大間崎へは、一応行っておかねばなるまい。
また、あのマグロと漁師の腕のモニュメントのある岬へ。
津軽海峡フェリー2.jpg

駐車場からの道中では「お姉さん、お食事は如何ですか~~」の怪しい声がけがやたらとあって、これから向かう函館と同じじゃないの。皆さん商売っ気アリアリで・・・ウンザリ。
津軽海峡フェリー4.jpg
正面に海。右手に灯台のある弁天島があり、沖合を何隻か航行していた。肉眼では対岸の函館の山並みまでウッスラ見えたものでしたが・・・。
多少雲の多い空なれど、こうして海を眺めるのは気持ちが良い・・・これから向かう季節は重たい雲に覆われた空、鉛色の海が広がり、北の果てといった雰囲気も漂うであろう。

津軽海峡フェリー3.jpg
そして、ポツンと一本立つ石碑には「こゝ本州最北端の地」と書かれていたのだが、さらに曇って暗かったり、日が落ちてから見たら怖い気もする。

モニュメントの隣に建つ大間崎レストハウスへ入って・・・大間=マグロの町と知ったキッカケのドラマ「私の青空」のロケ案内でも見て時間をつぶそうとした次第。
実はそれまで、マグロ漁の町がこんなところにある事を全く知らないでいたのでした。それって私だけでしょうか?

※結婚式当日に花婿に逃げられヒロインとその息子・太陽が、青森県大間町を舞台に故郷の人間関係の中生きていく。
主役は田畑智子、子役である太陽くんの後ろ姿がとにかく可愛くて♪、父親=伊東四朗の漁師役も良かったし、弟=山崎裕太の好演も光っていました。
給食のおばさん=あき竹城と、阿藤海との運命的な大人の恋(笑)にも、毎回笑わせてもらいました。
ドラマが放送されてから、もう20年近くも経つのですね。あの頃は今より熱心に見ていた気がします。連続テレビ小説初の続編「私の青空2002」まで放送されました。

まだ時間があったので外をブラブラ歩いてみるが、本当に他には何もなかった。これなら下風呂で海を見たり、共同浴場をのぞいたりしてユックリするのだった。しかし車のエンジンをかけたら、とにかく走ってしまう人=我が夫です[たらーっ(汗)]何時だってそれが出来ない[バッド(下向き矢印)]
津軽海峡フェリー5.jpg
家々の庭先を彩る紫陽花がまだ咲いている様子に、北国の短い夏を思います。←旅人の勝手な感傷というヤツね。

大間フェリーターミナルからは、本州⇔北海道を90分あまりで結ぶ「海の道」最短ルートを、「津軽海峡フェリー」に乗船します。
普通車1台に定員まで何名乗っても11800円、2名の我が家にお得感はないものの、乗船の3ヶ月くらい前「海割ドライブ(WEB限定)」で予約をしました。
手続きを終え、11時半過ぎフェリーへ乗船。
津軽海峡フェリー6.jpg
フェリーがやってきました。並んで待っていたいた車が一斉にエンジンをかけ、係員の指示に従って順番に乗船していきます。
下北住民にとっては生活航路として、また観光航路として利用されている「大函丸」です。
青森には三沢基地があるから、恐山でも意外に多く感じた、またここでもアメリカ人家族の姿を見かけました。

津軽海峡フェリー7.jpg
私はひと足お先に船内まで、基本はスタンダードルームながら、船首にバリアフリー専用客席完備ゆえそちらへ。
乗船から貸切状態でおやつタイム、船内で購入したアイスクリームを食べ終える頃には道内着。
速力 約18ノットだそうですから、約33㎞/時。函館までの時間を楽しみました♪

栃木~岩手~青森から、ようやく北海道内へ。
津軽海峡を渡って、函館フェリーターミナルに到着。これからが本来の旅のスタート。辿り着くまでが長かったような・・・、まずは異国情緒あふれる函館の街を満喫しましょう。

これから始まる北海道旅行、まだしばらくの間はお付き合いくださいね。
thanks(79)  コメント(10) 
共通テーマ:旅行

thanks 79

コメント 10

末尾ルコ(アルベール)

マグロ一本釣りって、豪快ですね。そう言えば、相米慎二監督の『魚影の群れ』はマグロ漁の話でした。佐藤浩市が若かったです。
このモニュメントは大きさや腕のデザインがちょっとロシア的な感じがします。
フェリーっていいですね。最近はとんと乗る機会がないですが、子どもの頃はちょいちょい利用していました。
船旅には憧れますが、やはり船酔いは心配になります。RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2018-08-24 01:30) 

いっぷく

青森がマグロについてこんな立派なものを作るほど力をいれているとは実は知りませんでした。妻はむつ市出身ですが、そういう話は聞いたことないし(笑)
ほたてを捨てるほど売っていて、貧しいと、カレーでも煮物でもタンパク源としてホタテのミミが入るということは聞いたことありますが、マグロはよそに売るもので、地元の貧民層には高嶺の花だったのかもしれません。
by いっぷく (2018-08-24 02:41) 

ゲンさんおかさん

鄙びた港町だと思っていた大間。
そんなに観光化されていたとは、
ちょっとガッカリ。

いよいよ北海道上陸。
これからが楽しみです。
by ゲンさんおかさん (2018-08-24 09:44) 

hana2018

末尾ルコ(アルベール)さんへ
おはようございます。
「魚影の群れ」・・・緒形拳、夏目雅子、十朱幸代、佐藤浩市・・・とキャストは覚えているものの、ちょうどこの頃は私生活の忙しさのピーク時。映画から遠ざかっていた時期でした。
調べましたら、大間のマグロ漁師が主人公である、吉村昭の作品を映画化したもの。
作家吉村昭の書いたものはどれも力強くて、それでいてリアル、登場人物は魅力に溢れています。
地元の図書館主催でご本人を招いた折にお話を伺う機会があり、一つの作品を書き上げるまでの準備。取材に資料集めと言った苦労の数々を渋い低音ボイスでユーモラスにお話しされていた姿が思い出されます。映画は観る機会があったら、原作は是非読んでみたいものと思います。
>このモニュメントは大きさや腕のデザインがちょっとロシア的な感じがします。
サスガのご指摘ぶりです!モニュメントは確か他にもあったかと。
大きさと言い、デザインと言い社会主義、プロパカンダっぽい雰囲気が感じられますね。

いっぷくさんへ
おはようございます。
本州最果ての地とは言え、大間はすでに完全に観光地化されてしまっております。
奥様はむつ市の方でしたか。
青森駅前に地元の水産業者の出店した「帆立小屋」と言う、@500円で3分間帆立釣り放題出来る店がありまして。。
その後向かった津軽平野の寿司店で「ゲームみたいで楽しかった、帆立が美味しかった」旨話しましたら・・・「あんなの、タダだ!」って、それは確かに出荷に向かない不揃いであったり、貝に欠けがあるものなのはわかっていましたけれど、旅行者に帆立をタダでは食べさせてはくれません。

おかさん様へ
おはようございます。
町全体、家並みが続く様子はイメージ通り、鄙びたものながら・・・建ち並ぶ店々で働く人々は人慣れしていると言うか、商売っ気じゅうぶんでした^^;
ここまでで、8個も書いてしまった記事。ざっと20は超えそうです・・・アセアセ
来月中に北海道から家へ帰れるかしら?
by hana2018 (2018-08-24 10:24) 

まつき

大間のマグロ、ほとんど築地行きなんでしょうかねぇ。
場所によっては、え?ってなマグロが出てくるそうです(^^;
私も随分前に1回行ったきりだけど、ウチの方とは違って、
立派なお宅だらけだった事しか印象に残っていません(笑)
マグロ御殿スゴイ~~!!
by まつき (2018-08-24 10:48) 

hana2018

まつきさんへ
>場所によっては、え?ってなマグロが出てくるそうです(^^;
それに当ってしたのは、前回。だからもう、マグロはいいやって!
まつきさんの食べた「浜寿司」さんでしたっけ?近くを数回通った折、その度にのぞいてみてしまいました。
マグロ御殿には全く気付きませんでした。あの辺りに限らず、地方の住人は家と車くらいしか消費の対象にならないから←失礼!
栃木でも田舎の方は、御殿に新車ばかりですよ~~

by hana2018 (2018-08-24 11:02) 

とまと

いよいよ北海道ですね~
三沢は私の親が以前いたところの近くで、羽田~三沢はTDAの時から利用していましたがそのころから外国人が一杯でしたよ^^
by とまと (2018-08-24 21:55) 

hana2018

とまとさんへ
三沢基地の歴史は古いでしょうから・・・。
三沢の町のホテルへは、一度だけ泊まった事がありました。
アメリカ兵相手のバー、居酒屋が目立っていて。。また、真夏の夜と言うのに冷たい風「やませ」が吹いていました。
by hana2018 (2018-08-24 23:49) 

英ちゃん

マグロと漁師の腕のモニュメントは、テレビで見た事あるよ(゚□゚)
フェリーと言うと、青函連絡船が懐かしい(゚□゚)一度だけ乗った。
by 英ちゃん (2018-08-24 23:49) 

hana2018

英ちゃんさんへ
大間を訪れたのは、今回二度目でした。
青函連絡船は今から25年くらい前に、函館~青森間を乗船。
青森からの東北道がとにかく遠かった、印象が強くあります。

by hana2018 (2018-08-25 00:16) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。