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福島県湯野上温泉へ・・・④「湯宿 にしきや」夕食編 [2019・12月バースディは、近場の福島で]

予約時から、最も楽しみにしていた・・・それは勿論!宿で出される食事♪ もうバレてはいるものの、お見通しのとおり・・・食いしん坊ですからね~~(*^_^*)
夕食は6時半から、一階食事処で一斉に頂きます。
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お隣のテーブルは私達と同じ、同年代くらいのご夫婦、女性二人組に、1人泊のお客さんは二組。特に仕切り等はないけれど、会話が聞こえる、目があうと言った事はありません。

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達筆なお品書きの用意あり。
お席にはアルコールメニューもありました。まずは生[ビール]夫の場合は、これお約束です!風呂上がりの一杯がたまらんらしい・・・プレモルの生で450円は安いかな♪
「師走のおもてなし」はじめのテーブルセット♪ 会津漆器・天翔窯の大皿を使った料理が並びます♪
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箸置きに描かれているのは、可愛らしい「起き上がり小法師」。 
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私は福島の地酒から「飛露喜」と迷った末、純米吟醸酒「風が吹く」を頂くことに。爽やかなガラス製の 片口&お猪口で。

見た目も鮮やかに盛り付けられた前菜は、会津見知らず柿とアボカドの和えもの。渋柿をたる抜き(渋抜き)した?柿の風味はしっかり、そこへアボカド、ソースが絡んでこれまで経験した事のない味でした。・・・食べようと思えば、容器ごと食べられるそう。
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・温かい「こづゆ」・・・帆立貝柱のダシの効いた薄味のお汁で、根菜を煮ています。ハレの日には欠かせない具沢山の一品なのは知っています。
・蕨のおひたし・おかか添え・・・これ、食べ始めてしまってから撮ったもの[あせあせ(飛び散る汗)] 蕨採りに凝っている夫:「どうやって、保存しているんだろう?」と。
・そば豆腐・・・そばの風味が香る豆腐は、上に可愛らしく山葵を添えて♪
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・なます・・・酢のものもキュウリでおめかししたら、ご馳走の雰囲気♪
・ニシンの山椒漬け・・・鰊の味わいに山椒の香りがピリリときて、これぞ、会津の味!絶品です!
・会津の漬け込み・・・人参などと鱈が漬け込まれていました。
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・牛肉の陶板焼き・・・は、火が消えたらタレでいただきます。この辺りでお酒がなくなって、次は「会津娘」いきますね[るんるん] 酒器も会津塗りのものへと変わって。。
会津地方で保存食として・・・長年重宝されてきた料理は日本酒は勿論!ご飯にも合いました。
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・桜肉の赤身と炙り・・・会津名物・馬刺しの赤身をお刺身で…は普通のスタイル。 炙りと二種類にアレンジされた。それを辛味噌で食す…。ところが我が夫「お馬さんは怖くて、食べられない[バッド(下向き矢印)]」だったら、午年の私が二人分頂きますよヽ(=´▽`=)ノ
舌に馬刺しがふわり。「うう、柔らかい上に、旨味がじゅわ~~とくる!」地元だけに格別な味わいに感じます!
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楽しみであった「こづゆ」からはじまる会津の郷土料理は、思っていた通りに美味しかった。

郷土料理を盛り付けるのは「手塩皿」、手塩皿は全部合わせたら10種類、料理と共に一皿ずつ違った柄を楽しみながらのスタイルも楽しい[るんるん]
※会津漆器:会津の風景・民話・下郷町(大内宿)を描いた、オリジナルの手塩皿。のせる料理達は、より美味しく感じられるものです。
自然豊かな南会津の四季を感じて、地元の味覚を味わってほしい・・・とする思いの込められた品々でした。
・しんごろう・つと豆腐の田楽・・・会津伝統の「しんごろう」は、ご飯を8分つぶしにしたお団子。「会津の味」でよく使われる、地元産の「じゅうねん」=エゴマを差す方言で、じゅうねんを味噌に練り込み、団子にしたご飯にぬって焼いた郷土料理が「しんごろう」です。

※山の恵み、水の恵み、大地の恵み。そして先人の知恵と伝統が生み出した郷土料理。
冬のこの時期でさえ、地元の食材が並ぶ・・・南会津は食材と、グルメの宝庫。
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・鮎の塩焼き・・・こづゆと同じく、焼き立て熱々で運ばれてきました。
・お味噌汁はお豆腐と蕨。ご飯は各自炊飯器からよそってくる気取りのないスタイルで。せっかくだからご飯もちょっぴりいただきましょう。
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控えめなボリュームで、「Marshall」のスピーカーからJazzの音色が流れる[るんるん] 浴衣に綿入れ半纏と、寛いだ格好で食事する私達。
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その隣には朝晩共に冷水の用意があり…、全体はレトロでもあり、作り手の丁寧さ、拘りの感じられた夕食でした。
長くなってしまったから、この続きは次回へ。
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末尾ルコ(アルベール)

いずれも日本人のデリケートな感覚、味覚を生かしたお料理ばかりのようですね。しかも東北の雰囲気の中で食ずれば、この上ない時間になりそうです。
それにしても朱色の漆器のインパクトは絶大で、旅先でこの色彩の中に盛り付けられたお料理をいただくと、朱色の強烈なイメージごと記憶されそうです。家庭でももちろん盛り付けや食器の色彩感覚は大切ですが、旅のお宿であればとてつもなく大きな意味を持つこと、再認識させていただきました。

車検の件、本日ようやく決着が付きました。まあ根本的には現在のわたしの現金不足が苦悩(笑)の最大原因なのですが。それと同時に、多くの方が愛車にこだわりを持つ中、整備を含め車に無頓着なわたしの(毎日乗っているのに 笑)大きな欠点が出てしまった形です。                    RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2019-12-19 23:38) 

hana2019

末尾ルコ(アルベール)さんへ
お車の車検、整備にかかる金額の件・・・どのような結論が出たのか心配しておりました。何の力にもなれない私などがどう思おうと、関係ないの一言で済まされるのはわかっております。
年の瀬の、この時期の大きな出費は痛いものです。それは誰にとっても、どこのお宅にしても変わらぬものと考えられるからです。

こちらで食した料理たちは、もうすでに雪で覆われていると思われる雪国・会津の人々が長く、厳しい、3~4か月間の冬の保存食がほとんど。しかし一日の終わりとなる夕ご飯は貴重であり、そこに愉しみもなくてはなりません。
そこで鰊や、ホタテの貝柱、干した鱈と言った海のものに、保存のきく根菜類を使った料理。またそれを盛り付ける、独特な形の会津漆器・手塩皿も生まれたものではと想像致しました。
by hana2019 (2019-12-20 00:01) 

英ちゃん

畳の部屋は座卓の方がいいような?
こういう椅子やテーブルを置くと畳に痕が付くしね(゚□゚)
by 英ちゃん (2019-12-20 00:58) 

Yamamoto

こんばんは、ホント美味しそうなお料理ですね。
馬刺しは会津の名物だったんですね。それは知らなかったです。
会津で少し強烈だったのは薄皮饅頭の天麩羅でした(^_^)
お宿では出ませんでしたか?饅頭の天麩羅は?
風が吹く?会津のどこのお酒でしたか?僕は花泉が好きです。
モチロン飛露喜も。
会津の鮎と言ったら僕は伊南川の鮎ですね。とても美味しかったです。
by Yamamoto (2019-12-20 01:03) 

獏

食もお酒も温泉も 会津を堪能されましたね^^
福島県は酒処 全国大会での入賞蔵数が都道府県一とか。

by (2019-12-20 05:56) 

ヤマカゼ

朱塗りの器が目をひきますね。
たのしい時間を過ごされましたね。
by ヤマカゼ (2019-12-20 07:16) 

よーちゃん

馬刺しで地酒!?いいなぁ〜( ̄∇ ̄)
そして何気にMarshall!流石のセレクトです。
by よーちゃん (2019-12-20 07:26) 

hana2019

英ちゃんさんへ
おはようございます。
以前は、そうだったみたいながら、私のように足や膝の悪いものには、この方がずっと良いです。助かります。・・・ここも、この宿にした理由のひとつ。
>置くと畳に痕が付くしね(゚□゚)
そこまで、心配しているの?

Yamamotoさんへ
おはようございます。
薄皮饅頭の天麩羅は、会津若松でした。まぁ、近いと言えば近い。遠いと言ったら、それなり~~
花泉、飛露喜では当たり前過ぎてつまらいような。。

獏さんへ
おはようございます。
この郷土食には、やはり日本酒です!
>全国大会での入賞蔵数が都道府県一とか。
仰る通りです!
何気にグルメ県である福島!2~3年前に周った、酒蔵巡りは楽しかったですね~~♪

ヤマカゼさんへ
おはようございます。
この会津漆器・手塩皿で提供される料理が食べて見たくて‼!こう言うのって、魅力ありますもの♪

よーちゃんさんへ
おはようございます。
夫の分まで食べてしまった馬刺しは当然、美味しかった! いや、この場合はうまかった!の言葉の方が良いですね(笑)
Marshallのスピーカーって、センスが良いらしいですね。。
by hana2019 (2019-12-20 08:03) 

よしころん

一品、一品、作り手の心遣いが感じられるお食事ですねぇ♪
本当に美味しそう~~~!
by よしころん (2019-12-20 09:30) 

まつき

おぉ~ゴージャス~!(^^)!
天塩皿って言うんですか! 可愛らしいですね~♪
1枚1枚柄が違うのも楽しめますね(^^)v こう言うちょっとした
楽しみって意外にもテンションが上がるものですよね~。
私の友達も馬肉はNG、午年だから可哀想に思えちゃうそうです。
私は全然OKです(笑)
by まつき (2019-12-20 10:36) 

hana2019

よしころんさんへ
先代の大女将が作られているであろう、数々の郷土食。勿論、味も良いのですが、、、いっこいっこは地味目でも、会津漆器「手塩皿」が格別の味わいにしてくれました(^o^)

まつきさんへ
それぞれが丁寧に作られていて美味しいのは勿論ながら、会津漆器「手塩皿」を使う事でより美味しく見せてしまう・・・演出の上手さ♪
数年前の宿泊記を読むと、所謂民宿の食事のテーブルでした。・・・息子さんのセンスの良さが、至るところに顔をのぞかせている感じ。
こんな美味しい馬肉なのに、夫の意気地のない事!牛や豚とどう違うのか理解不能です。
我ら午年軍団、この年末も呑んで、食べて、一緒に太く大きくなりましょう‼・・・なんて、ダメ出しが入りそうだ~~
by hana2019 (2019-12-20 11:59) 

サンダーソニア

純米吟醸酒「風が吹く」素敵なネーミングのお酒ですね。
小さめのお皿に種類豊富なお料理、
お味噌汁は蕨がダブりましたが好物なら問題なしですね。緑色を残した貯蔵方法は私も気になりました。
馬肉は好物です。
馬さんに縁はありませんが
元は獰猛な食欲の持ち主ですから(#^^#)
by サンダーソニア (2019-12-20 16:08) 

hana2019

サンダーソニアさんへ
数ある取り揃えの中で、瓶のデザインとネーミング、それとお値段からも^^
・・・で、こちらに。どれを選んでも皆美味しいのは決まっていますけどね♪
蕨採り名人に、蕨のあく抜き方法を伝授頂いたおかげで…今年はどれだけ沢山のタダの蕨を食べた事か!
次回、泊まったら、聞いて参りましょう!
ね!でしょう‼!馬肉は美味しいお肉、特に生の馬刺しは格別です!
by hana2019 (2019-12-20 18:19) 

とまと

どれもおいしそうです
食の楽しみ、いいですよね~
by とまと (2019-12-21 09:20) 

hana2019

とまとさんへ
今のわたくし、それしかございません^^
by hana2019 (2019-12-21 22:03) 

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