母の入院、通院、初めての面会

　　　　　　　　
母が入院してからふた月半あまり、季節は進んで…芙蓉の花の咲く時期さえ過ぎてしまいました。
夏を代表する花のひとつ、芙蓉は芙蓉でも、この花はアメリカ芙蓉と呼ばれる種であるようです。

お気楽・ノーてんきブログを目指している私の記事とは矛盾した内容となりますので、読みたくない方は遠慮なくスルーしてくださいませ。

入院してひと月、この時は面会室で短時間ながらも、顔を合わせる事もようやく可能に。
現状のコロナウィルス感染を別としても･･･入院直後は本人の帰宅願望を考慮して、直後の面会は避けているとの事。
もっと荒れる状況を覚悟していたものの、本人も自覚があるのか？ないのかは不明ながら？･･･静かに涙を流し、今置かれている辛い状況を（ナースステーションを気にしつつ）切々と訴えるだけ。。
自由がない、色々な人がいる。「息子さんが、娘さんがこれを差し入れしてくれましたよ」と聞かされるだけ、「どうして何時も帰ってしまうのか？」そう言った疑問を口にします。私達以上に強く我慢を強いられているのがわかるだけに、その姿に切なさでいっぱいになりました。
「うん、うん」と頷くだけで、どうして良いかもわからなかった。可哀そうで仕方がない、それでも顔を合わせられただけで良しとしました。
すっかり気落ちしつつ･･･通院の後は何時だってそう。
しかし今思えばこの頃は、お互いまだ食をとるだけの気力が残っていたのだと思う。

弟が東北道のSA「Pasar羽生」内にある、「米八」のおこわ弁当を買ってきて・・・お昼ご飯に。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
彩り野菜を和え、定番の、季節限定のおこわが数種類入った米八のお弁当です。下は、牛肉のすき焼き重弁当。
デパ地下のお総菜コーナーの一角、その場で好みのおこわや炊き込みご飯を詰めてくれる「米八」の持ち帰り弁当コーナー。随分、久しぶりに食べました。味は濃いめながら、色々入っているのは嬉しいのです。

住人不在でも庭木や芝は伸びていくばかり、放っておいたらみすぼらしくなる一方です　私達は施設見学へ、その間の庭の作業は夫にお任せして(^^ゞ
次々とある手続きと諸々の用事、この時は3人で実家に泊まりました。

翌日は必要と言われた荷物を届けに行ったのだと思います。帰宅後の翌日のお昼は外へ。私達は初めて「手打ち処たもんや」さんへ参りましょう。
思っていたほど、混んでいません。ちょうどお昼の一巡をしたところかしら？
カウンター席、テーブル席、小上がり座敷テーブルと･･･小さなお子さん連れ、男性客ひとりの方もいらした。
弟に言わせると、こちらの店は提供までにどうして？と思うくらいに時間がかかると言う。
しかし15分ほど待って着席、この時はそう待たされた感はなかった。

夫と弟はミニ丼にもり蕎麦の付いた、海老天セット、イカ天セットのオーダーで。

我がチョイスの…空に向かってそびえるように交差する海老天、二匹！良い、絵柄だｗｗ
サックサクに揚がった、香ばしい天ぷらが旨～～！
お蕎麦の味自体は、蕎麦通の夫曰く、極普通とか。汁は甘めかな？その代わりにのっていた大根卸しはスゴク辛かった。
丼物とのセットもののCPは悪くはないけれど、季節限定の海老天のせ蕎麦は1430円なり！一品ごとの単価は高め？！と感じました。

店内の右奥は厨房、働いているのは3人ほど。
･･･そして、ホールスタッフは女性ひとり。笑顔どころか愛想がない　アルバイトなの？
メニューを撮ろうとしたら、「メニューの写真はご遠慮ください」だって。店側に失礼だったのかしら？意味不明。

入口のドアから入って先、右側のテナントは宝飾店とオシャレで高級感が漂っている。待ち時間にショーケース内を見せて頂いた。
新しく綺麗な住宅地の中で建物外観もそれなりだから、雑多な雰囲気もなく。また山奥の蕎麦店のような雑然とした雰囲気も全くない。
佐野ラーメンは全国的にもメジャーな麺となっていますが、佐野はお蕎麦も十分美味しいものと思います。ただし北の山の方まで足を延ばさないとなりません。
　　　　　　
そうしている間も、次から次と来店してくる客たち。人気があるのね(＠_＠;)


・・・この後二週間経って会ってみたら、私の事までわからなくなってしまった模様。
話し合って解決するでもなく、事態は益々深刻となってきておりました
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
力仕事が不得手でその上本人もやる気がない、じょうろで除草剤をまく事くらいしか能のない弟から、夫へお礼のビール
「神泡」アピールのｺﾏｰｼｬﾙの「プレモル」でした。

※下書きしておいたものに加筆してのアップです。

タグ：母の入院　面会 おこわが数種類入った米八のお弁当 手打ち処たもんや　蕎麦店

コメント 12

サクサクの海老天！美味しそう！天ぷらってお外が美味しいんですよね。
今日、ずっと迷ってたんですよ。お蕎麦が食べたいって。2kさまのお宅でも美味しそうなお蕎麦の画像が。あーどうして蕎麦屋に行かなかったんだろ。明日は蕎麦屋に行く！
hanaさま…ブログは好きで良いと思います。
そして私はhanaさまが大好きなんです。
どんな時でもhanaさまです。悩む時も怒りに満ちる時も。無かったら気持ち悪いです。
色んなhanaさまを知る事が出来るって嬉しいです。お母さまを思う気持ち。何も間違い無いし、気持ちを吐露なさって進もうとなさる姿が私は素晴らしいと思います。
まだまだ暑いです。どうぞご無理だけはなさいませんように。
hanaさまは、ほんとに素敵な女性です。
私、大好きです。
by そら (2020-09-04 23:48) 

おつらい状況です。その中でもhana様、そしてご家族が美味しくお食事されていることに少しホッともします。
わたしも母の状態が極めて悪い時期、食欲が無くなることもありましたが、それでもどうにか毎日食べておりました。食べてはいても、まったく美味しさを感じなかったこともしばしば。そして根本に、（母が生死の境にいる時に、自分が愉しみを見出していてもいいのか）という意識もありました。だから少しずつでも映画などは観ておりましたが、それはつらさが常に同居していたものです。
しかし食べなければ、看病もできない。こんな時だからこそよりしっかりと食べねば、そして時に気分転換もしなければと理屈では分かっていても、人間理屈通りにはいかないものです。
けれどhana様、ぜひご健康状態をご留意し、日々愉しまれる時間もお設けくださいね。わたしもそうですし、hana様のお記事を待っている方々が多くおります。　　　　　　　　　RUKO

by 末尾ルコ（アルベール） (2020-09-05 03:24) 

お母様のことを想像しながら拝読いたしました
獏もそういった神秘を近うちにすることになるかも知れないと
明日は我が身と感じながらです＠＠；
by 獏 (2020-09-05 06:21) 

病院を後にする時のあの何とも切ない感じ、どよーんとしますよね。
美味しいモノを食べて気分転換でもしないと、家に帰っても疲れが
取れない感じがします。海老天のせ蕎麦、美味しそうですね♪
高いけど(^^;　それにメニューも撮らせてくれないなんて！！
料理の写真を撮るなと言う店もあるみたいだから、
それに比べればまだマシ・・・なんですかねぇ？？(-_-)
by まつき (2020-09-05 08:11) 

以前に拝見したお母様のお洒落な姿を
思い出します。
衰えていく親を見る辛さ。
お察しします。
hanaさん、弟さん、旦那様。
時には美味しい物で、
身体と心に栄養を付けて下さい。
月並みな言葉ですみません。
by ゲンさんおかさん (2020-09-05 10:14) 

スルーする～（ﾟ□ﾟ）
でも一言だけ・・・私も両親の介護をしてたので気持ちは分かります。
by 英ちゃん (2020-09-05 12:00) 

そら様へ
大好きの言葉が何度も！わぁ～～嬉しい！
そんなに言われたら、私もそら様が大好きになってしまうそうですよ♪
なんちゃって、もうとっくに前から私だって、そら様が大好きですものね～～だ！好きでは負けませんよ^^　エッヘン！威張ってしまいますとも！
一時涼しくなったと思う間もなく、また戻ってきたこの暑さ、こんな時にはするすると喉ごしの良い麺類が一番です。そしてそこには当然、天ぷらも欲しいものでしょう？こちらの店の海老天はかなり美味しいものでした。お家天ぷらは油の量が少なくて、こうはいきません。
人一倍気丈で、シッカリ者であった母だけに、急激な変化に戸惑ってしまって、そこには当然まだ頼りとしていた親が老いる事への哀しみ、これで良いのかと思う迷いは今もまだあります。
しかし、そら様の仰る通りに、とにかく前へ進むしかない！
それが生きていくと言う事ですもの。心よりの励ましの言葉の数々を本当にありがとうございました。
私、頑張って乗り越えてまいります。本当の事言って、それ程頑張れないけど、自分なりに前を向き歩いて行きますとも‼！

末尾ルコ（アルベール）様へ
何分にもこの立派な太目体型！普段は好き嫌いなくどんなものでも食べています。
母の症状の悪化と比例して、私達の気持ちも落ち込む。この後の通院時には、そうした気持ちからどこの、何が食べたいとかいった感情がなくなってきてしまいました。コンビニのおむすび、マックのハンバーガーでもいいかと言った風に。
＞日々愉しまれる時間もお設けくださいね。
その辺りにつきましては、この私の事。また普段通りへとすぐに戻ってしまいますとも！
しかし状態の悪い親を病室に残して帰る。あの時の何とも言えない無力感、罪悪感が消える事はないような気がしてなりません。
我がブログへの過分なお言葉を、誠に恐れ入ります。
この程度でよろしいのでしたら、これからも永遠に！なんて、いらないですよね(笑）ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。

獏さんへ
獏母上も、気丈にお一人で生活をなさっているご様子。離れているだけに、何かしらしてさしあげられないお辛さ、もどかしいお気持ちが強くおありと想像しております。お母様の寂しさや不安の大きさ、それがわかるだけに、お互いにお辛いですね。

まつきさんへ
＞病院を後にする時のあの何とも切ない感じ
若くして発症をし、その後の大怪我と一年近い入院生活をおくった自分自身を省みて、母も含めて家族皆をそうした気持ちにされていたんだな～～って、自分が反対の立場になってみて理解した部分もあります。あの頃はまだ七十代であった母、静岡の入院先へは新幹線で、またホテルに泊まりこみをして毎日見舞ってくれました。栃木へ帰ってきてからも電車とバスを乗り継いで一日も欠かさず来てくれたなぁ。思えばあの歳で、本当によくしてくれた。そして帰る時は同じ気持ちでいたのだろう…としみじみ思ってしまいます。

たまにこうした、勿体つけたお店ってありますね。でもあまりいい気になっていると客なんて気まぐれなもの、他へと流れていくのもありかな？なーんて。

ゲンさんおかさん様へ
本日の午後も、また会いに行ってきたばかりながら。ガリガリにやせ細って、自分一人でベッドから起き上がる事さえ出来なく。
そうです。私には家族も、兄弟もいる。そしてブログに書き綴って、読んでくださる仲間がいるのです。そうしたところも恵まれていると感謝をせねばなりませんね。

英ちゃんさんへ
え、え～～、英ちゃんさんもご両親様を。そうでしたか。生きていくって、誰もがなにかしら抱えているものですね。






by hana2020 (2020-09-05 17:48) 

お母様のこと、いろいろおつらい状況ですね。
面会が許されて会いに行けたのですね。
でも涙を見せられるのは身内の立場では
思いがあるがゆえにどうすることもできないで
つらいことですよね。
弟さんと二人でご主人さまにも助けていただいて
頑張ってくださいね。
by yoko-minato (2020-09-05 18:59) 

昨日午後は、退院後の入所先へ、入所時に続いて初の面接でしたが･･･。
大きな疲労感、場所が変わって少しでも覚醒していてくれたらの願いも虚しい状態に気落ちし、PCに向かう気にもなれず。。何時もは日付の変わる時刻まで起きている私が、9時半に寝てしまいました。
皆様のところへは、これから参ります。
by hana2020 (2020-09-06 11:20) 

yoko-minatoさんへ
お母様を早く亡くされていらっしゃる、 yoko-minatoさん。
親に対する思い、これまで経験してきた親子で過ごしてきた時間も様々な形があるものです。
昨日は迎えに来てくれた弟と二人で通所先へ向かいました。埼玉県人である弟は面会も叶わなくて、それでも往復の車内では兄弟だからこその色々あった昔の話に、父、母について話が尽きる事もなく。
結局は自分たちの親、自分達でこの先もどうかしていくしかないのです。
by hana2020 (2020-09-06 11:30) 

「お母様が自分の事をわからなくなる」。。

最近良く聞きますが、一番辛い事ですね。
ワタクシも、今、母の介護をなんとか頑張れているのは
母とのコミュニケーションがなんとか取れているから、
が大きいと思います。

コメントの書き込みがすっかり遅くなってしまってごめんなさい。
気が付いて下さるかしらん・・？？
by 向日葵 (2020-09-08 02:52) 

向日葵さんへ
気づいております。
向日葵さんのご心配には、感謝しております。
by hana2020 (2020-09-08 12:41)