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あれからの、母・・・ [母の事]

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遊んでばかりいないで、お母さんの事はどうしたの?と思われそうなので、今日は近況報告です。
6月初めの大爆発から、約2か月半の入院生活を経て、8月末に退院。
入院先からそのまま夫の車で、施設へ入所したところまでを書いていました…。

入所してお世話になった施設でのショートスティを経て、今月9日無事「特養(特別養護老人ホーム)」への入所が決まりました。
入ってからひと月を過ぎた頃から気持ちも落ち着いたのか、私だけでなく弟も、我が子と認識した様子です。
自室で面会中はひたすら一人で喋っているのは毎回、しかしその間思いついたように「ねぇ、どう思う?」と同意を求められるも、なんと返事をしたら良いのか??? 戸惑ってしまうのは事実ながらも。
一時危険とされて撤去されたベッドも置かれて、それからはベッドで就寝するなど、ホンのわずかずつ回復傾向が見られてきました。
スタッフさんのお世話を受けた時には「ありがとうございます」の言葉が出る。見知った顔を見つけたら「あら~~、こんにちは」とにっこり笑顔を見せる時など、良い施設に入れて本当に良かった・・・と安堵の気持ちが湧いてきて、前の入院時には予想も出来ないでいた変貌の連続なのです。

ただし特養の場所が、2か月過ごしたショートスティとは同じ建物内であっても、部屋の位置、担当スタッフさんの顔ぶれが違ってしまった為、1~2日は落ち着かずにしばらく確認行動を繰り返していたと聞きました。
その対策として、慣れ親しんでいたショート担当スタッフさんが相手をしに来てくれる。また日によっては館内をお散歩して気を紛らす等で、気分の落ち着く方向へもっていってくださったとの話も。

夏の終わりに入ってから、あっという間に季節は廻っていき、その間に下着や冬用パンツを買い足す。パジャマ、日常着のカットソー、カーディガン、ベストと言ったものは数回実家まで探しにいき、利用できるものは本人のもので間に合わせる事とします。

それにしても留守宅一軒を維持していくのは、思っていた以上に大変ですね。
本人が戻れる可能性はほぼないとは言え、電気、上下水道、ガス料金の発生は当然あります。
基本料金の支払い、雑事、防犯の意味でも「月に一度は泊って、部屋に風も通さないと駄目だ」と、時折弟は一人泊まりこみ、その足でもって面会に行く。または私を迎えに来るなど孤軍奮闘をしております。

今月に入ってから好きな食べ物の差し入れも可能となって、それまでは部屋でそっと食べさせていたものが、施設側の了解を得て堂々と!
だって今は食べることしか楽しみがないと言うのに[たらーっ(汗)]
今の私たちの願いは、本人が落ち着いて日々不安なく、一日、一日を穏やかな気持ちで過ごしていって欲しい、それだけに尽きます。
欲を言ったなら、お友達が出来る、趣味の世界が広がる・・・など、ありますが。。意識はすでにそうした世界と別のところへいってしまっていると感じられるから。。
一番の望みは、新型コロナウィルスの終息。気分転換の外出や一時帰宅も可能となる時が、一日も早く来て欲しいと言う事です[ぴかぴか(新しい)]

※昨日は、埼玉に住む叔母から「少しでも早くに会いたい」との連絡あり。電話口でも色々話し込んでしまいました。
叔母さんとは私自身もしばらく会っていませんし、妹の顔を見て母の記憶がチョッとでも戻れたらと願わずにはいられません。
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