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2021年早春おやき隊・・・⑩美ケ原温泉「御宿 石川」温泉編 [2021・3月~4月奥飛騨~軽井沢]

16代石川数正の子孫が営まれている宿「御宿 石川」さん。
風呂は2ケ所ある浴室はどちらも貸切対応。宿泊は2組なのでどちらかは空いている…ところ、今回は貸切ゆえどちらでも入り放題。 

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夕食前に使ったのは、昭和30年代頃?の、小さなタイルがグラデーション模様に並ぶ、趣のある浴室です。窓は高い位置ですが、外の景色など見えなくでも、この風情ある佇まいで充分[グッド(上向き矢印)] 黄色いケロリン桶もいいよね♪
浴槽の中に一段あり、手すりも付ついてバリアフリーへの配慮あり。介護用のバスチェアの用意もしてくださった。
「もしかしてディサービスから夕方、帰ってきたお婆ちゃん用のかな。私が取ってしまって大丈夫?」…と感じたものだから、女将さんに言いましたら「母はディサービスの温泉へ入ってきます。一度も使用していないから綺麗ですよ」って。

残念ながら湯気に邪魔をされて、こんな画像しかないながら、本当に見事としか言いようのない職人技です[グッド(上向き矢印)]
毎日のお掃除が大変!・・・と主婦目線で見てしまう、汚れのない綺麗なタイル貼りが天井までカーブを描いて続きます。細やかで丁寧な仕事!これだけの腕をもつ職人さん、今日ではとても貴重な存在と容易に想像されました。
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基本2~3人用だから、飾り気などない簡易な脱衣所。

翌朝は、部屋から先の館内一部と言ってよいのか?洗濯機があったりする、生活の匂いのする廊下を行くのですが・・・私は気にならないし、この形嫌いでもありません。
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こうした昔懐かしい雰囲気は、学生の頃の文京区千駄木の下宿、また親戚の家へ行った子供の時を思い出すのでした[るんるん]

先程のより少し広めの脱衣所、ここは洗面台もあります。
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中庭が望める明るい浴室。こちらの壁、床、湯船も美しいタイルが並んでいます[ぴかぴか(新しい)]
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お風呂の案内をしてくれた時「庭に400年前の蔵が建っています。お風呂から眺められますので、どうぞ」と、女将が話されていた。昔の蔵の建物は白い漆喰で固めていない模様。目の前の梅の花が満開で、地面からフキノトウの姿も。
源泉温度が42.8度なので時期的にややぬるくも感じる湯、しかし身体が包まれるような温泉でいつまでも入っていたいと思った。
源泉掛け流しでカランやシャワーも温泉とか、今時なんと贅沢な[グッド(上向き矢印)] 癖のないアルカリ単純泉だから、肌に馴染むと言うか長湯になってしまうのです。

「 御宿 石川」さん、じゃらんネットより予約。岩魚甘露煮・米なす田楽プラン@12100円×2。入湯税、呑んだアルコール代は当然別ながら、牛ステーキプランよりも二泊目だからと@1000円をケチっての低価格!
我が採点は
     部屋 ☆☆☆☆☆
     設備  ☆☆☆☆☆   
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理  ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
     総合 ☆☆☆☆☆
宿泊料からして決して豪華ではないけれど、素材を活かし丁寧に作られた料理達。イカ刺しや、マグロのお刺身など出さない潔さも良いです。
自宅から一泊するにはちょうど良い距離、貸切で温泉に入れる、泉質はとにかく気持ち良くて美ヶ原温泉、気に入りました[グッド(上向き矢印)]
旅館と呼ぶのもためらわれるくらい小さな宿、美ヶ原温泉そのものもメジャーな温泉地じゃない。それでも旅好きな方、温泉マニアさんのブログでは皆さん泊まられている「石川」さん。自分で経験して、わかりました。
松本に近いから観光の拠点として便利な反面、温泉で身体を休めるにも適している。
気軽に出かけられるお値段は言う事ありません。ただし予約が難しいと話したら…。女将さん:「お電話してくれたら、予約サイトの融通は利きますよ」ですって。
気合も入れず手軽かつ、安く泊まりたい旅先に美ヶ原温泉、ピッタリに思います。
素晴らしい松本でのロケーション[ぴかぴか(新しい)] 優しい温泉と美味しいご飯&地酒が、心の栄養となりました[グッド(上向き矢印)]この周辺のお宿は、どこも料理のレベルが高いと評判です。また来たいなぁ♪ 

しかし他にも泊まってみたい宿が、こちらは高級「金宇館」さん。目標のひとつになるかとパチリ[カメラ]
          風呂6.jpg
さぁ、三日目の目的地へ向かいましょう[ダッシュ(走り出すさま)]
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コメント 10

英ちゃん

昭和30年代頃の風呂にしては綺麗だね。
昭和30年代頃と言えば、うちの風呂は薪で焚いてたよ(^∇^;)
薪割りもやった記憶がありますw
現代でも薪で焚いてる家もあるらしいけどね。
by 英ちゃん (2021-05-02 00:06) 

hana2021

英ちゃんさんへ
>昭和30年代頃の風呂
・・・と書いたのは、女将との会話から私が勝手に思っただけですから。それに、ここは旅館ですし。
我が実家も、周囲のお家も田舎だから皆、薪風呂でした。
薪で炊いたお風呂のお湯は、身体に柔らかに感じると言います。そういうのって今では、贅沢な趣味?嗜好じゃないかしら?英ちゃん、やってみませんか^^


by hana2021 (2021-05-02 00:57) 

末尾ルコ(アルベール)

>毎日のお掃除が大変

これわたしも実感を持って受け取ることができます。ホント、掃除って大変ですよね。しかし反面、時間さえあれば掃除してどんどん綺麗になっていくのはとても愉しいことなのですが、毎日忙しい中で時間を作るのが大変なのですよね。「時間を創る」ということ、人生の大テーマです。
風呂場の掃除と言えば、『わたしは光をにぎっている』で松本穂香が銭湯の職員になり、掃除している姿が思い浮かびます。お客さんが来る場所ですから、本当に毎日の掃除が大変なこと、映像で観ると実感が湧きますよね。

>文京区千駄木の下宿

わたし下宿暮らしの経験がないもので、しかも東京の下宿となるとロマンを感じます。昭和のおもしろい小説のロマン。昨今あまり語られませんが、高木彬光の推理小説的なサムシング(笑)。

それにしても素晴らしい採点のお宿だったのですね。素敵な時間を過ごされて何よりです。

山田孝之の『ステップ』、わたしも観ました。エキセントリックな役が持ち味の山田孝之にとってはチャレンジングな役だったのではと思います。確かにどうしても綺麗ごと的にはなりますが、国村準、伊藤沙莉らの存在で愉しませてくれました。インディ系の日本映画、おもしろいものけっこうあります。

by 末尾ルコ(アルベール) (2021-05-02 04:26) 

ゲンさんおかさん

浴室タイルを綺麗に保つのは
本当に大変。
ワタクシはカ〇キラーをスプレーし、
擦るだけなのですが、
その分、豆男が頑張っております(;^_^A

hanaさん、下宿は千駄木でしたか。
うちからは比較的近く、人気のスポットですが、
私は行ったことがありません。
自粛が一先ず終わったら、
谷根千でも行ってみようかと思います。
by ゲンさんおかさん (2021-05-02 09:17) 

まつき

浴室だけじゃなく、脱衣所も清潔感バリバリですね(^^)v
2か所も綺麗に掃除するのは超大変そうです。。。
窓の感じを見ると、夜に入った方は昔の建物!って感じがしますが、
朝の浴室の方は今時な感じのような?
貸切の大きなお風呂、やっぱり良いですね~!(^^)!
大の字になってプカプカ浮いて入ってみたいです(笑)
by まつき (2021-05-02 10:51) 

八犬伝

ケロリン桶、いいですよね。
大きな湯に入ってるなあ
と、満足感も高まります。
by 八犬伝 (2021-05-02 20:04) 

skekhtehuacso

石川数正って、松本城の城主だった大名ですよね。
徳川から豊臣へ寝返った人。
これで徳川が豊臣に臣従せざるを得なくなったって、真田太平記で読みました。
by skekhtehuacso (2021-05-02 20:11) 

ぼんぼちぼちぼち

懐かしいタイルでやすね。
昔のはあちこちで、こういう歪んだ丸がいっぱい詰まったタイル、ありやしたね。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-05-04 12:00) 

hana2021

末尾ルコ(アルベール)さんへ
お風呂掃除に限らず、綺麗にする、なるのは気持ちの良いもの。しかしそれは日々の生活が続く限り、永遠の繰り返し。そこに営みがあるとしたら終わりはないと言う事。だからこうして、時に日常から離れた場所へ外出がしたくなるのです。
映画「わたしは光をにぎっている」の舞台も都内の下町でした。
丁寧に撮られた・・・銭湯のお湯を愛おしむように手で確かめる彼女。タイトル通り、何をしても手ごたえを感じる事のなかった女性が、自分の居場所を見つけたと実感する・・・美しいシーンでした。
今でこそ「谷根千」などと、チョットした観光スポットであるけれど、下町も下町。近くには森鴎外ゆかりの団子坂、鴎外図書館、東京大学が近くにありましたね。
朝ドラ「ひよっこ」から売れたのは、松本穂香に続いて「ステップ」のケロ先生こと伊藤沙莉でした。二人との「ひよっこ」のその後、多方面で活躍を続けている実力派と感じられます。
私など専業主婦、子供一人しか持たなかったに限らず、子育てがいかに苦労、孤独、、自由のない毎日であったと言うのに。
あれ程簡単に、短期間で子供は大きくなりませんもの。子育て自由も、時間もうばわれます。

ゲンさんおかさん様へ
私も今の身体になる前から、浴槽、洗面器等のお掃除だけ。
浴室のカビキラー掃除は夫の担当でした。家も豆男さでは負けておりません事よ。
亡くなった父がお世話になったお家に私も、親子二代でお世話になったのです、あの頃とは隔世の感がありますね。

by hana2021 (2021-05-04 17:13) 

hana2021

まつきさんへ
どちらも昔風のお風呂で、それぞれの良さがありました。浸かった時間帯も良かったみたいで、何より誰にも気を遣わずに気持ちの良い温泉でした。大の字になってプカプカ、この浴槽でしたら湯温もまさにジャストかと思います。

八犬伝さんへ
反応されたのは、ケロリン桶ですね~~♪

skekhtehuacsoさんへ
石川数正は、松本城の城主だった…旨は、女将さんからも伺いました。
石川数正の生涯についての知識ゼロの私、 skekhtehuacsoさんのコメントより調べてみるのも楽しく感じました。ただし今は残念ながら、時間がありません。その内にしてみますね^^

ぼんぼちぼちぼちさんへ
こちらの浴室のタイル模様、どちらも美しい職人技が感じられるものながら( ^ω^)・・・微妙に違う模様から、ぼんぼちぼちぼちさんのネタになったかもしれませんね。

by hana2021 (2021-05-04 17:36) 

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