オリンピック期間、山奥の温泉へ･･･⑧草津温泉で、ジビエ＆イタリアン

「らんぶる」さんには夕食が付かないものだから、同じベルツ通り沿いに店を構える「リストランテ アル・ロドデンドロ」さんへ予約をしておきました。私の足でも十分歩ける距離です。
　　　　　　　　　

日本で最初にペンションを開業したのは、ここ草津の「綿貫ペンション」さん。そのペンション併設の小さなレストランは、イタリア・フランスで修行したシェフが作るコース料理が食べられるのでした。
･･･と言うと、綿貫ペンションに泊まったらペンションの食事でも良し、息子さんの店「アル・ロドデンドロ」で食べても良いと言う事。


イタリアビール「FORST」で乾杯♪
イタリアのビールと言えば、「Moretti（モレッティ）」、「Nastro Azzurro（ナストロアズーロ）」、「Doreher（ドレエル）」などが有名ですが、隣国スイス北となるドイツ文化圏で作られている･･･イタリアビール「FORST」もマニアの間では味の良さで知られているとか。

3種類の自家製パンのひとつ素焼きのピザ=フォカッチャ。オシャレなパン屋さんで並ぶフォカッチャとは似ても似つかない素朴な見た目、味わい。　しかし本場イタリアのマンマが作るフォカッチャはこんな感じなのかもしれません。ｵﾘｰﾌﾞｵｲﾙで食べました。

・アンティパストは、イタリアンならではの…自家製パンチェッタ＆イタリア産ハム、サラミ類の盛り合わせ。
肉、肉、肉で、かなりのボリュームです。群馬県産強力粉＆白胡麻のグリッシーニ添えて。

聞けば、、シェフが修行したのは南イタリアのナポリ、フランスもニースとの事ながら、メニュー内容は、地のもの群馬の「山の幸」で揃えたのかも。

・プリモピアット　セコンドの前に食べる料理は…パスタ、スープ、リゾットと炭水化物中心。これは経験済みなので。

新玉葱の冷製スープ

パスタ料理は、日本鹿肉自家製ラグーソースと天然キノコのトロフェエ（ショートパスタ）
これが驚く程アルデンテ！、まぁ「コシ」のある事
メインの前に運ばれたのは、味わい深い、群馬県産小麦粉・フスマ(小麦の皮)入りパン。パンには茨城産黒豚バークシャーの背油を。5種類のハーヴ・フランスの海塩を使った自家製ラードを付けていただきます。

・セコンド（メインディッシュ）
群馬県産赤城豚フィレと、自家製パンチェッタのロースト・季節の温野菜添え
見た目はシンプルですが手間がかけられた１皿、私用には食べやすいようカットしてサーブされました。
　　　　　　　　　
※イタリア料理では、前菜、プリモ、セコンドの三皿構成が基本。

私と違い初めての食べ物には慎重な夫の好みも考え、予約の電話では「ジビエは控えめで結構です」と伝えてありました。この上のコースですと、ステーキになる模様です。

・ドルチェは、バーナーで表面をカリカリに焼いた群馬県産卵黄のクリーム ブリュレ　　とても濃厚でした。

夫チョイスの、地元産梅のシャーベット。　ドリンクはエスプレッソで。
ドリンクと共にの小さなお菓子は、メレンゲと花豆？のチョコがけだったと思います。
　　　　　　　　　　

厨房、ホールの両方をオーナーさんがひとりで切り盛りする関係から、ランチ、ディナーともに完全予約制となっています。･･･ちなみにこの夜は、私達よりも年配のご夫婦と二組。夜＠5500円コースと内容は同じでした。
以上の「中」コースでも、お腹はいっぱいに
ふたりでビールを一本ずつ、サービス料もかからず、12000円ポッキリ！

湯畑周辺の居酒屋さんも考えたものの、観光地価格に来店客の多さも考慮して、「アル・ロドデンドロ」さんに。
小さな店内で、二組だけの為に作られた料理、これも旅先ならでは･･･かもしれませんね。
ドイツより来草し、温泉リゾートとして草津を世界に広めた草津の恩人ベルツ博士。
そのベルツ博士に因んで名付けられた「ベルツ通り」近く、暗い夜道のお散歩も楽しかった

タグ：イタリアビール FORST 草津温泉　ジビエ＆イタリアン リストランテ アル・ロドデンドロ 小さな店内で、二組の為に作られた料理　旅先だから

コメント 11

リストランテ アル・ロドデンドロ　名前が面白い？(^_^;)
料理は、美味しそうだね～
by 英ちゃん (2021-08-28 00:50) 

パンにオリーブオイルや背油…あまり経験のない食べ方です。美味しそうですね。日本のご飯と同様に、パンも多様な食べ方が愉しめますね。
そして生ハムなどのお肉が出てくると、イタリアンな気分が盛り上がります。ただわたし、生ハム好きなのですが、実はさほどその味を理解しているとは思えないんです。ふと、（これ、どのくらい美味しいんだろう）という疑問が浮かんだりして（笑）。

『レナードの朝』は日本ではさほど人気ないのですが、米国ではデ・ニーロのキャリアの中でも重要な作品の一つの地位が確立しています。『恋におちて』は大人の恋愛映画の白眉の一つですね。デ・ニーロ、ストリープの二大巨頭に演じられては、最早誰も追いつくことはできません。
「ヴァイオレンスの無いデ・ニーロ」映画というテーマもおもしろいですね。若き日の美貌が冴えている『ラスト・タイクーン』とか、監督作であり、ギャング役をチャズ・パズミンテリに任せた『ブロンクス物語』とか、そして最近日本でも大ヒットし、またしても新たなファンを獲得した『マイ・インターン』も気持ちよく愉しめました。RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2021-08-28 05:13) 

こんにちは(^-^)
イタリアン好きなので、楽しく拝見しました。
オーナーさんお一人で切り盛りされていると料理の待ち時間があったりすると思いますが、ゆったりと過ごすディナー素敵ですね。完全予約制の贅沢さ、旅の素敵な思い出になりますね。
宿泊されたペンションが残念でしたね。口コミは参考になりますが、行ってみると実際は違うこともあり、私もガッカリしたことが何度もあります。その代り、とても良かった時は得した気分に。昨年秋の鹿児島旅行もそろそろ記事にしたいと思っています。リピートしたい宿が増えました。
by pooh (2021-08-28 07:55) 

英ちゃんさんへ
店名の「ロドデンドロ」は石楠花を意味すると言います。草津温泉の花が石楠花であるのとは、偶々偶然だったそうながら。言いにくい店名はインパクトがありますね！

末尾ルコ（アルベール）さんへ
背油をパンには初の経験でしたが、ｵﾘｰﾌﾞｵｲﾙをつけては自宅でも時々あります。
生ハムも本場の味を知らないから、一応は食べてきたはずながらスッカリ忘れています。
普段食べる身近なイタリアンの前菜は、サラダやラぺ、キッシュといった野菜が中心だけに、この一皿には「おお！」って感じをうけました‼！
デ・ニーロの「レナードの朝」を忘れておりました。
あのような役柄が似合ってしまう辺りにも、デ・ニーロの幅の広さ、俳優としての余裕が出ますね。
本国アメリカでは、長さに退屈をしてしまうと悪評まであった、そして興行的には全くであった「恋におちて」。その年齢でしか演じられない役柄、大スター二人の共演作品と言うだけでも、観る価値のある一作に思えます。･･･「マディソン郡の橋」はいき過ぎてしまいって、あれはいけません(笑）
「ラスト・タイクーン」「ブロンクス物語」はこれまたそれぞれが未見の作ながら、興味を持ちました。機会がありましたら、こちらも覚えておきます。

poohさんへ
イタリアンをはじめとして、様々なお店の味をご存じのpoohさんですもの^^
次の提供までもテーブルから厨房の様子が伺えて、私は退屈をする事がありませんでした。
夫と、お隣のご夫婦とは、メニューに使われている地元で採取されるキノコ類の話で盛り上がっておりました。
ペンション=家族経営の小規模宿泊施設となるだけに、オーナーさん次第、また私達側との相性もあります。
良いとこを見つけたと思っても、リピートしたいところが頑張り過ぎて身体を壊され閉業されてしまったりと、色々難しいですね。
価格を抑えて、客に満足感を与える為には、そうした努力が必要であるのは泊まっていても実感させられます。

by hana2021 (2021-08-28 10:30) 

近くに素敵なお店があって良かったですね♪
アル・ロドデンドロ、なんだか早口言葉のような？(^^;　
2組ぽっきりとは言え、これだけの料理を一人で用意するのは、
仕事量がハンパないですよねぇ。手際が良いんでしょうね。
しかし夕食付のコースじゃなくて良かったですね。
印象の悪いペンションでそのままディナー突入なんて、
気分悪いですもん！！
by まつき (2021-08-28 10:39) 

泊まったペンションが残念だったようですが
レストランには恵まれて
良かったですね。
どれも、心のこもった料理ですね。
by 八犬伝 (2021-08-28 11:25) 

まつきさんへ
その辺りのリサーチ力にはぬかりのない私ですので、宿泊したところが夕食なしであって、ﾎﾝﾄ良かったと思いました。
もう気分が悪くて私、翌朝も先方が「おはようございます」と挨拶をするまで黙っていたくらい^^
地のものに手をかけた、パワーあふれる一皿のアンティパストからして美味しかった♪
ほとんど趣味の世界のようなこちらのお店、こうして知る人ぞ知るの…の存在でいるのは惜しいような。しかしだからこその良さがあるような。色々と面白い店＆経験をしてきました。

八犬伝さんへ
泊まったペンションは、温泉に貸切で入れる。それだけが決め手であり、その分費用も抑えておきたかったから、今考えるとこの組み合わせで良かったなって。
華やかさ、オシャレ感は感じなかったけれど、美味しければ言う事ありません。
by hana2021 (2021-08-28 11:43) 

新玉葱の冷製スープ、飲んでみたいでやす！
by ぼんぼちぼちぼち (2021-08-28 14:47) 

ぼんぼちぼちぼちさんへ
それがですね。他のメニューの印象が強くて、覚えていないと言う。
でも手間のかかる、冷製スープって、どんなスープでも美味しいに決まっていますものね^^
by hana2021 (2021-08-28 23:17) 

本格的なイタリアンですね。
（と言っても、本格的なイタリアンなんて
よく知らないワタクシ(;^_^A　）

気になったのはパンに背油を付ける件。
脂っこい物は、後で胸焼けするので、
出来るだけ避けております。
そもそも美味しいのかな？
私はオリーブオイルか普通にバターがいいです。
by ゲンさんおかさん (2021-08-29 12:35) 

ゲンさんおかさん様へ
おかさん様はイタリアへは当然行かれているかと。
私と母、叔母と3人で参加したイタリア旅行は、冬のバーゲンも目的のひとつ、とてもチープなツアーでした。だからホテルはそこそこであったものの、食事で覚えているのはベニスのイカ墨パスタ、ローマのピッザ、リド島で泊まったホテルの食事くらいでして。
その時前菜の後にいきなりパスタ？って感じたのを覚えています。
パンに背油はそれ程クドクはないです、癖もなく、私達ふたりとも難なくお腹に収めてしまいました。
日本のイタリアンが手軽、原材料費にもお金をかけないから、前菜にしても野菜ばかりなのでしょう。
by hana2021 (2021-08-29 12:49)