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春休みだから!例のところへ・・・④八幡平温泉郷 全5室の小さな宿 BeavaerⅢ [2017・3月雪の八幡平&福島]

ディナーは19時一斉スタートながら、温泉へ入るとお腹が空く、だから早くご飯が食べたいの。
ダイニングのドアを開けて、すぐ脇はカウンター&Barコーナーです。コーヒーマシーン、棚にはワインボトルがずら~~~!
平日とは言え、二組だけの食事タイムって初めてです。

真ん中の四角いプレートに載った丸いもの・・・上からお水を注いだら…あら、不思議!ナプキンに変わりました[目]
「初めてでしたか?これ、しばらく前からやっているんです」ですって。カラトリー類に、さり気なくお箸の用意もあります。
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メニューに沿って紹介しますね。
・前菜
八幡平杜仲茶豚の田舎風パテ 新玉葱のフラン 八幡平ユリ根のグラチネ サーモンの瞬間スモーク (春の訪れを先取り)タラの芽とふきのとうのフリット・・・どちらも初物なので、入手先を尋ねてしまいました。
いつも通り・・・見た目はすっきり、しかし一品ずつが凝っていて・・・味、彩りも良い前菜たち、あとの料理への期待も高まります。
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ビールがススムクンのしっかりしたパテ。
一層美味しく味わえるようハーブが添えられている。でも綺麗な見た目のみでなく、スモークサーモンの素材の特徴がひきだされている感じがしました。
アミューズのひとつ、ユリ根のグラチネの甘さ、新玉葱のフランは上品でまるでデザートのよう。
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ドリンクメニューから、二人して盛岡の地ビール「ベアレン・クラッシック」をチョイス。
お風呂上がりの一杯がたまらん!
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宿へやってくる途中、給油したガソリンスタンドはべアレン醸造の前だったのです。
べアレン醸造ではお買い物したり、ここの地ビールは息子のところへも送ったくらい、高品質なビールに思えます。しかし盛岡市内でベアレンビールが呑めるところは意外に少ないのでした。

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・スープ 
栗ガニのビスク カプチーノ仕立て
栗ガニは「桜ガニ」とも呼ばれる、毛ガニに負けない濃厚な味が特徴とか。蟹の味を引き立てた濃厚なスープの味わいは格別です。
こちらのシェフは一時、料理やスイーツに雪泡を添えるのに凝っていた・・・・のは了解済みなのだ[手(チョキ)]
相変わらず・・・食材&調理にこだわった内容は、4人だけと言え手抜きなし!どれも凝っていますね。一人で大変だと思うけど。よくここまで出来るわぁ。
・パン 
焼き立てトマトパン&ローズマリーパン(メニューに、手作りの為限定個数となっております)だって。
毎回もっと食べたい!おかわりしたいなぁ~と思う・・・ビーバーさんの焼きたてパン[グッド(上向き矢印)]
そうした声が多かったのかしら?二種類食べられるのが嬉しい。
外はパリパリ中はふわふわ、香りも良くて本当に美味しいから、お替りしたくなるのは必須。何個でもお腹へ入っちゃいます。
ローズマリーは大人の味、トマトは爽やかな風味にほっとする優しさを感じながら食べました。
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・お魚
真鯛と北寄貝のポワレ 白ワインソース
真鯛の皮の焼き具合、照り、身のふっくらしっとり感。フレンチに北寄貝・・・は珍しいのでは?食感も楽しめた上、もう一種フルーツソースも添えてあったように思います。
地元三陸の海の幸に合わせたソース、ありきたりな食材が、ソースが加わる事により奥深さを感じてしまいました。
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次はマダムに相談して、「アルデッシュ シャルドネ」をボトルで。

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・お肉
いわて八幡平牛イチボの低温ロースト  バルサミコソース
なんて綺麗なお肉なんでしょう!火の通り加減が絶妙ですよ[グッド(上向き矢印)]
八幡平牛は生粋の地元和牛、ランプと呼ばれるおしり上部の特に柔らかな部分を切り出したお肉だそう。隠れてますが温野菜添えです、ソースと共に味わいました。
このプレートは、とある作家さんに特別に焼いてもらったものとか。う~ん、どれも手が込んでます。

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・スイーツ
パンナコッタ苺ソース・GV苺とクリスタルクラッシュゼリーを添えて・苺ソルベ
デザートはもちろん、パイをどけると沢山のいちごとジュレが中に隠れてているのです。まさに春色一色のひと皿[ぴかぴか(新しい)]

コーヒー、紅茶、ハーブティーのうちのどれかを選んで、・・・って、我が家は何時もミントティーにするのですが。食後のまったり感は良いものですね[グッド(上向き矢印)]
美味しいディナーが終了。

※GV・・・とは、ガストロバックの略。食材に圧力をかけ低速で行う作業を何度か繰り返す調理法。
厨房はオープンキッチン・・・とかには絶対なりそうもない。一際奥の厨房から絶対に出ない、調理にひたすら専念するシャイなシェフ、特に名店で修業した・・・とかの経験はないと言うけれど、オーナーシェフの創作料理は毎回本当に見事!
サーブする奥さんとのコンビネーションの良さも必見ですよ。
食べるペースをさり気なく見てるいるのでしょうね。待つ間が開くでもなく、食べるのが忙しい訳でもない。夕食も、朝食もテンポ良く運ばれてきます。
それは5室全部埋まっている時でも同じ。こちらは常連さんが多いから、合間合間にそれぞれお喋りをはさみつつ・・・サッパリした、さり気ない接客の見事さも魅力の内だと毎回思う。
朝が早かったせいか、お腹いっぱいになったら眠くなってきた。ごちそうさまでした。
ディナーが終わったのはちょうど9時でした。

朝食は8時か、8時半の二択ながら・・・当然早い方で。
ディナーと同じく時間になったらダイニングに向かいます。
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前夜と同じ、ストーブの真横のお席。雪景色を眺めながら・・・ポカポカ温かくて幸せ。

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朝食も当然、美味しかった。シンプルだけど身体が喜ぶ・・・品々が並びました。

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メインプレートには定番のオムレツ、心なしか小さくなったような?いいえ八幡平杜仲茶豚のソーセージ、グリーンアスパラガスが太くて立派なのです。光をいっぱい浴びて緑色のグリーンアスパラ、下にタップリとほうれん草のソテー、ココット二種。
ココットは春キャベツとマッシュルームのソティ、根菜のラタトゥイユも小量をちょっとずつ味わえるのがいいですね。

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前夜と同じGV調理されたリーフサラダに「ドレッシングが旨い」と夫。さっぱりとした柑橘系かしら。
シリアル入りのヨーグルトに、自家製パンの盛り合わせは当然ウマウマ[るんるん]
翌朝のパンも全て手作り、3種類の焼き立てパン、バターロール・ミニクロ・フレンチトーストが加わったのね。
3個もパンが食べきれないのはわかっているから、一個は迷わず夫の元へ。

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何時もの「たのはた牛乳」←岩手県田野畑村も海沿いの地区は震災の津波で消滅したと…。
クラムチャウダーはアサリが大きいから味も濃くて、具沢山でスゴク良い味わいです。
食後はコーヒーか紅茶のどちらかをセルフで、二人でコーヒー二杯ずつ頂いてしまいましたが、私達が食べ終えたあとのお皿を下げつつ「こんなに綺麗に食べて頂いて…。」と嬉しそう。
朝食も丁寧に作られていて、どれも良い味でした。美味しいものを食べて幸せな気持ちになれました[グッド(上向き矢印)]

ママさんの見送りを受けて・・・今回も美味しかった、大満足の一泊でした。来年もまた会えたらいいな。

ビーバー旅館・オーベルジュ(その他) / 八幡平市その他)

夜総合点★★★★★ 5.0


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