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春休みだから!例のところへ・・・⑤にわか盛岡市民で「福田パン」 [2017・3月雪の八幡平&福島]

花巻名物の後は・・・。
盛岡市民のソウルフード。と言っても、じゃじゃ麺、冷麺じゃないわよ。もう少し空腹だったら、太麺に肉みそがのった・・・じゃじゃ麺食べても良かったのですけれど。
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今回はここ盛岡の地で秘伝のコッペパンを売り続ける・・・・コッペパン専門店「福田パン」。
北上川が近くを流れる、岩手県庁、岩手医科大学も近い、官庁街が間近に感じられるところでした。
こちらの本店以外に、工場併設の直営店舗のほか、盛岡市近郊のスーパー・コンビニ、駅&駅ビル構内。高校や大学の購買部にも納入しているとの事。
人口127万人の岩手県内において、1日あたり約1万個のパンを製造&販売はオーバーでなかろう。
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宮沢賢治の書いた物語をイメージした造り・・・と言う店舗。思っていたほど大きくはない、普通の店構えながら、奥行きがかなりありるから、パン工場になっているのかしら?
気になる開店時刻も朝7時からとは、お客様第一の店の姿勢が伺えます。
駐車場には次々と車が、そして当然、来店してくる客の姿はひっきりなしで途切れる様子はありません。・・・これが噂に聞く「福田パン」人気なのね[グッド(上向き矢印)]

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スーパーでは袋詰めが販売されている福田パン、しかし本店ではその場で注文を受けた店員さん達がパンに具材を挟んで提供する対面販売形式をとっています。その為パンに塗る具材が自由に選べるのです。
しかしその数の多さ、メニューの豊富さゆえ色々試したくもなる[グッド(上向き矢印)]

並んでいる最中にも…あ~~~!悩むわぁ、どれにしましょう!?
懐かしい四角のブリキ缶に入った美味しそうなクリーム、ジャムの数々を目の当たりにしてしまうと、心が揺らぎます。どれも皆美味しそうなんですもの。
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店舗限定メニューもあり、種類の多さには目移りしちゃうけど...。

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オレンジ色のケースの中身は当然、どれもコッペパンです。
窓口でオーダーを伝えたら、サッとパンに手を伸ばし広げて、片面ずつ餡をぬっていく、その早い事!熟練の技を思わせる素早さと、正確さには目を見張ってしまいました。
迷った末に選んだ・・・にしては、大きく出ていた渋皮マロン、ずんだ、あんバター、キーマカレー&卵の4種類と単純[あせあせ(飛び散る汗)]
完成したそれぞれのパンは、これまた驚きのスピードでパラフィン紙に包まれ・・・会計窓口へ。
パンはふわふわなんだけど、4個となるとズシッとくる重さ、そこに無事買えた満足感[グッド(上向き矢印)]

思わず懐かしさが込み上げる、丸いふわふわのフォルム。
コッペパンの中身は甘いものからお惣菜っぽいものまで、豊富なメニューがありますが、そこはやはりお値段が比例してきますよ。

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甘いこし餡にバターをプラスした「あんバターサンド」はやはりテッパンの組み合わせ。
かなりボリュームがあるにかかわらず、どれもペロリと食べられる美味しさでした。
ひき肉のキーマカレーに卵の組み合わせもつい頼みたくなる。こういった普通の味も食べたくなるものです。「辛味もお付けしますか」と聞かれました。
思わず懐かしさが込み上げる、丸いふわふわの形から・・・、学校給食のコッペパンが思い出されるけど、安心してください。
このフカフカの柔らかさ、ほんのりとした甘さは別物です。
渋皮マロンには残念ながら、期待したマロンの欠片は入っていなかった[あせあせ(飛び散る汗)]
そしてずんだ、ずんだ餡の素朴な甘さの味わい、白いパンの香りも加わって・・・。久々に食べて、その美味しさに驚かされました。
店内にはイートインスペースのお席も用意されています。

福田パン 長田町本店パン / 上盛岡駅盛岡駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5



せっかくの東北ドライブなので、二泊目は福島にとりました。
そこで仙台の北、富谷JCTからは海沿いの常磐道を走り、福島県内を目指す事にします。
仙台市内でも懐かしい海沿いの景色を遠くに見ながら・・・仙台そのものは毎年来ていたものの、震災・津波以降に海側を訪ねたのは二度目。キリンビール工場は?仙台空港は?と探しながら走ってしまいました。
仙台平野では仙台東部道路が津波を止めて、防波堤の役割を果たしたのはよく知られたエピソードです。
さらに南下すると道路の両側には、白いイチゴのビニールハウスが続きました。津南により海水を被ってしまったいちご達、それも3月だったのだから丁度食べ頃、真っ赤に熟していた時期でしょう。
それを数年間でここまで復興させた、人々の努力には頭が下がる思いでいっぱいです。
風光明媚な松川浦、ここへはまだ父がいた頃、家族4人で毎年潮干狩りにきていたのです。

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原発事故による帰還困難区域を横切る高速道路と言う事になります。道路脇のところどころに、放射線量表示モニターが立っています。双葉町の国道や県道では、オートバイでの走行は今も禁止されたままだそうです。

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「新地」「南相馬」「浪江」「富岡」「広野」…と通過。今なお帰還困難区域もあり、常磐道から見える景色は、汚染土が詰まっ袋が積み重なった土地と被災した家屋。
人が住んでいる気配はあるものの、通行する車、人の姿はほとんど目にしませんでした。
そうした光景だけで、ドキドキしてしまうのは仕方がない事ですね。
ほぼ一車線ながら渋滞もなく普段であれば快適なドライブながら、あんな大災害が起きてしまったがゆえに、この先数十年先の世代までが背負わされてしまった大き過ぎる負債。複雑な思いが消えない行程でありました。


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「いわき」インターで下りてすぐ。

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このホテルは、本当に一晩寝るだけ。だからどこでも良かった。

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お部屋も至って普通のビジホです。私は行きませんでしたが、別館に温泉の大浴場があるのがウリであったような。
ハワイアンズまでの送迎があるのが決めてでした。部屋も設備も簡素ながら、的確な接客は悪くありませんでした。
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