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デッカイドウ北海道旅行・・・⑥「森のふくろう」食事 [2017・8月北海道・千歳~帯広・釧路。霧多布]

食事スペースはフロントのすぐ横であり、夕食・朝食はそこでいただきます。
子供連れの家族はまとめられてお座敷に、また男性一人旅の人達もお隣同士の席で、時折オーナーが相手をして退屈しないような・・・配慮がありました。

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う~ん、撮った写真がボケボケでゴメンなさい。
すでにテーブルに並べられていた料理、民宿(ペンション)にしてはちゃんとした夕食だと思いません?山の幸をメインとした料理が並べられています。
・前菜~季節の五点盛り~
茹でエビを中心に、山ウドののあえ物、、エゾシカのソーセージ、女将の実家が「えりも」だそうで「えりも産ツブ貝」。
初めて食べたエゾシカは、思ったより食べやすかった。若旦那曰く「血抜きの仕方が上手なんでしょうね」と。
モロッコインゲンとジャガイモの煮もの、実はモロッコインゲン、煮たジャガイモも二人とも得意ではないのに、味付けが良くて美味しかった!
山の中なのでお造りらしきものはありませんが、地元の食材を使った料理の数々。

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・芽室町産温泉卵入りサラダ、
写真よりもタップリの量ながら、シャキシャキの新鮮な野菜の本来の力、そしてドレッシングの美味しさでなんなく完食。
・大きめにカットされた浅漬け、こういうの好き。ウマウマなのでこの一品で一杯呑めてしまいそう。
・食前酒は自家製と言うハスカップ酒。薄めていないから濃くて強い、効きますよ。

「十勝ポークステーキ付きのグレードアッププラン」での宿泊です。サッと調理しただけのようながら、デーンとのった十勝ポークは200グラムとか。ボリューミィだけど食べやすく、脂の部分が甘くてウマーイ、これは是非食べないとね[グッド(上向き矢印)]
上のコショウ塩・ポン酢・行者ニンニク&ハチミツ入りのタレで。後で伺ったら、タレは勿論、ポン酢まで自家製とか。
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・お汁代わりには肉&野菜入りの豆乳鍋、●ゲ鍋(十勝産ホエー豚・厚岸産カキ使用)と・・・それぞれ鍋が選べました・・・まだ早いと思ったものの電光石火の速さで火が点けられてしまった[あせあせ(飛び散る汗)]
美味しかった豆乳鍋、後から燃料を足してもらって熱々の状態にしてから食べました。
・長芋のチーズ焼き。
焼きたてで後から運ばれてきましたが、シャキシャキの長芋にチーズがたっぷりかかって、ミニトマトの甘酸っぱさが良いアクセント。
 
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・釜めしは、山菜おこわ、ホタテ、カキから好きなのをチョイス。・・・・そこで「帆立御飯」「山菜御飯」に。炊き立てだから当然美味しいはず・・・とは思うものの、お腹の方がもう無理です[あせあせ(飛び散る汗)]でもせっかくだからホタテの部分だけ一口だけ味わってみます。
残っても大丈夫、各テーブルから戻されたお釜からママさんが手際よく握っていきます。「明日のお昼にも食べて」と。大きなおにぎりが一人当り、二個ずつも!
翌日食べましたけれど、少し濃いめに味付けされていたせいか美味しかった。
ちゃんとデザートもありますよ。
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・上士幌町にある「アイス工房ドリーム」のアイスクリーム、ママさん同士がお友達なんですって。
生乳を使った、卵不使用のジェラートはサッパリしているけど、あとを引く美味しさ。書いていたら、もう一度食べたい気分になってきます。
北海道滞在中の夕食で、ここが一番美味しかったですし、心に残る内容でした[るんるん]


翌朝タバコを吸いに出た夫「また一人に一個ずつ釜めしのご飯を炊いてる」って。え~~!嬉しいけれど、そんなに食べられませんから[あせあせ(飛び散る汗)]
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夕食と同じ席でまたも色々味わいながらの食事。こじゃれた旅館なら、それぞれ凝った小鉢に盛り付けされて丸籠などに並べられ提供されるのでしょうね。
残念ながらピンボケだけど→えりもシャケの特製付けはママさんが特にお勧めするだけあって、ジャストの塩加減です!タラコに日高昆布の佃煮、十勝の煮豆、山菜の佃煮、美味しい野菜の煮ものもありました。
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芽室町の生卵は「生でも大丈夫ですか?目玉焼きにしましょうか?」って。手早く焼いてきてくれました。
お味噌汁は夫には大きなお椀で、地元産ふきのたっぷり入ったお椀。
他に十勝産納豆もあって、これだけオカズがあったらご飯3膳はイケそう!・・・て、軽く一杯しか食べられませんでしたけど。。 
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四葉牛乳など飲み物も何か所かに置いてあり、最後にはコーヒーを頂き十分な内容でした。朝食も満足!美味しかった[るんるん]
食材にもそれなりにお金がかかっていると思うし、どれもまた味が良い。

前夜でした。ロビーの奥、暖炉の前で漬物をツマミに気持ち良く呑んでいたオーナーさん、お風呂から上がって冷水を飲んでいたら、夫に「ビール呑むか?」だって。
それを機に、色々お話をさせて頂いちゃいました。
突然出なくなってしまった温泉の事。楽しみな山菜取りに夏の渓流釣り、冬のワカサギ釣り。
ここぬかびらでも後継者がいないからと、廃業していく同業者が後を絶たないとか。
帯広から北に位置する為気温も下がるこの土地、そこで温泉宿を続けていくるのは大変で廃業せざるを得なくなったところががあちこちに・・・勿体ないと思うし、辛い話でもあります。
あんな風に見えても仕事には、客の立場にたった真摯な姿勢であたっている事。お互いの家族の事など。

@11000円なりの宿泊、我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
     総合 ☆☆☆☆☆5個目は半分
リーズナブルなペンション(民宿)なので、部屋に関してはお値段なりです。
また旅館のようなスマートな接客を求める方にも不向きな宿泊施設だと思います。宿のお風呂は物足りなさがあったものの、近隣の宿のお風呂の利用がOK!と言う点を加味しました。
朝夕の食事が質、量共にこの価格帯の宿としては相当充実している点が最も印象的です。
温泉宿ならではの風情はありませんが、リーズナブルな料金設定。渓流釣りで連泊されている方、ツーリングを楽しむ数年前にも宿泊したリピーターさんと・・・豪華さを求めない代わり、リラックスして気軽に温泉を楽しむ。・・・そんなアットホームな宿です。
細かな気配りや心のこもった声がけをどの家族、お客さんにもされていました。最後は私達へもご夫婦揃って温かな笑顔でお見送りしてくれました 。
今回の行程中で一番心に残った宿、ここを選んで良かったと思えた「森のふくろう」さんでした。

まだ続きますよ。
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