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松本市・旧開智学校と、縄手通り商店街 [2017・9月信州・浅間温泉へ]

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松本と言えば「国宝 松本城」・・・姫路城、彦根城、犬山城、松江城とともに国宝に指定されている城のひとつです。
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四百余年の風雪に耐え、戦国時代そのままの姿で・・・日本最古の天守閣を持つ松本城。しかしここはすでに訪問済みであったから、今回はもう一方の有名観光スポットの方へ。前回時間がなくて立ち寄り出来なかった場所なのです。

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そうです。ご覧の・・・重要文化財指定の「旧開智学校校舎」。
なぜ旧開智学校と呼ばれるのかは、すぐ南側に並んで松本市立開智小学校が建っている為。
3月から11月は第3月曜日が休館日だが、訪問した日が祝日の翌日であった為、館内観覧はならず。

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開智学校は明治6年(1873)、学制による小学校「第二大学区第一番小学開智学校」として開校しました。
現在保存されている校舎は明治9年、棟梁・立石清重によって建てられた・・・工事費用額はなんと約1万1千円。当時の大工の日当は20銭、権令(県知事)の月給が20円の時代ですから、高額な建築費にも驚かされまする・・・。
しかも工事費の約7割は松本町民の寄附であった事からも、開智学校開校への人々の期待の大きさが伺えます。
そうした経緯から生まれた建物ゆえか、140年の時を経た現在でも、凛としたムードと風格を漂わせた松本のシンボルとなっているのであります。

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構造は木造で桟瓦葺、寄棟2階建土蔵造り。
中央に「東西南北」の風見を配した八角塔が高くそびえ立ち、各窓に舶来のギヤマン(ガラス)を取り付けた…和風と洋風の入り混じる、代表的な擬洋風建築とのこと。
昭和36年、国の重要文化財指定。
約90年間使われた女鳥羽川畔にあった校舎は、昭和38年から現在地に解体移築復元されました。内部は教育博物館として江戸から現在までの各種教育資料が展示されているそうです。
開館時間
 午前9時から午後5時まで
 (ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
 年末年始(12月29日から1月3日)
 3月から11月は第3月曜日(祝日の場合翌日)
 12月から2月は毎週月曜日(祝日の場合翌日)

次に向かった先は・・・。
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メインキャラクターは「カエル」。松本城の南惣堀(みなみそうぼり)と、女鳥羽川(めとばがわ)の清流にはさまれた・・・「縄のように長い土手」に由来する「縄手通り商店街」。


50店近く並ぶ各店舗には、昔の玩具・古民具・骨董等のほか、駄菓子・飲食物は江戸期の城下町松本の風景を再現していると言います。
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最も目立つ存在は、なわて通りのシンボル「カエル」ながら、松本の民芸を代表する「松本手まり」のマンホールを見っけ!
城下町として長い歴史を持つ松本には、優れた手工芸品が生み出され育まれてきました。中でも江戸時代に生まれ、歴代の当主が好んで作らせたといわれる手まり。幼い子供たちの玩具として親しまれた後、その文化的技法は今日に受け継がれて、松本を代表する伝統的民芸品として・・・松本城と並ぶシンボルとなっているとか。

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縄手通り商店街を散策中に入ってみた「四柱神社」の境内。天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神の四つの神を祭神としていることからついた名称だそう。
全ての願いがかなう「願いごとむすびの神」として知られているとの事。←全く知らなかったわぁ[バッド(下向き矢印)]
そうであったら、ご利益があるようにきちんと参拝したものを。
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四柱神社の狛犬さんにも挨拶したのにねぇ[あせあせ(飛び散る汗)]
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ここまで来たら終わり、出口と言うか、入り口と言うか・・・縄手通りは24時間歩行者天国。
その昔、女鳥羽川には清流にしか生息しない「カジカガエル」が沢山いました。
現在は見られませんが、その復活と街おこしをかけて、縄手通りは「カエルの街」としてアピールしている模様。
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しかし欲しいもの、小物のコレクションに全く関心のなくなった今、お買い物には興味がわかなくて。。
あと一か所くらい立ち寄りしてから、帰りましょうか。
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