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石の町・・・大谷石地下採掘場跡 [近くへドライブ・市内]

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山全体が石・・・と言うか、この辺り一帯が石で出来ている土地です。

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リンゴ狩り、お蕎麦を食べた後・・・爺じがチョッと見ていきたいところがあるからと立ち寄り、大谷地区の大谷石地下採掘場跡へ。

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途中走っていて、あれはなに?丘の様になった樹木のない部分、山の斜面に動く黒いものが見えます。
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・・・近づいてみれば、牛の放牧場でした。こんな急坂な場所で飼われているなんて、きっと肉牛でしょうけれど大変ですね。
それでもこの辛い環境が、精肉された時にベストな状態=美味な牛肉になるのかもしれません。

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お腹が膨れて、チョッとだけ疲れている・・・って、まさに眠たくなる条件を満たしていたから、車内でウトウトしてしまった私。
だから大谷資料館に到着するも、「私、このまま待ってる」と、爺じと息子の二人だけ大谷石採掘場へ向かいました。
ところが少ししたら肩をトントン、???と思いましたら、こっちゃんが「〇〇〇出る!」って。
なんですって!車はロックかかっているし、携帯で連絡しても二人してつながらない。
この私の足でこっちゃんと二人、おトイレに間に合うのか!まずその前に、トイレはどこだ~~!?
車内から飛び出て、ヨロヨロしつつ一応走った[ダッシュ(走り出すさま)]ま、気分だけですけど[あせあせ(飛び散る汗)]
そこに、パパ。あ~~!良かった、どうにか間に合ったみたい。ホッ!!
・・・以上、どうでもいい話を、スイマセン。

最初から私は無理であるのを承知、そこで行かなかったのですが・・・。長い石段を下りた先は、まさに圧巻のスケールをもつ地下空間[ぴかぴか(新しい)] 想像以上に素晴らしかったと口を揃えておりました。
大谷石の代表的な建物といえば、「旧帝国ホテル本館(ライト館)」。アメリカ建築界の巨匠フランクロイド・ライトによる設計で1923年に建築、1967年に取り壊しとなった旧帝国ホテル本館。
その正面玄関部分は今、明治村に移築されています。
日本を代表する建築家・隈研吾氏も、ライトから大谷石の魅力を教えられました。県内の黒羽には同氏による「ストーン美術館」、 那珂川町馬頭広重美術館、JR宝積寺駅・・・と県内に限っても数多く建築されました。

※石の町「大谷」・・・ 大谷石に育まれ発展した大谷。
1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)まで約70かけて、 大谷石を採掘。その作業も手堀りから機械堀りへ時代に伴い大きく変わってきています。
戦時中は 陸軍の糧秣廠・被服廠の地下秘密倉庫。中島飛行機(現 富士重工)の地下軍需工場として。
地下30mの「 大谷石地下採掘場跡」は、野球場がひとつ入ってしまう程の巨大な地下空間。
古代 ローマ遺跡を思わせる・・・壮観かつ、幻想的な雰囲気をもつ・・・この巨大地下空間 では、コンサートや美術展なども開かれ、イベントスペースとしても注目を集めています。http://www.oya909.co.jp/

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採掘の際に使われた車両でしょうか、ポツンと置かれていただけ。
「日本のシルクロード」と呼ばれる千手観音像が祭られている「大谷観音堂」と「仁王門」です。
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ずっと以前には、この大谷石で造ったカエルなどを買いに来たものの、こうして訪ねたのは本当に久しぶりで・・・休日とあって思いのほか人の多い事に、改めて驚かされた大谷でした。
加工がしやすくて、独特のやわらかなムードを持ちあわせる大谷石の魅力、現代になって再認識されているのです。
そこで思い出したのが、ロマネスク様式に不思議とマッチした大谷石造りの「カトリック松が峰教会」でした。
そして県内には数多くの蔵、大谷石の石塀があります。

※東京オリンピックのメーンスタジアムとなる「新国立 競技場」でも、大谷石はどこかしらに使われる事でしょう。
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