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すしの田丸家 [食]

退院後の再診の日でした。
9時に家を出て、会計まで済んで時計を見たら12時・・・は、仕方のない範囲でしょうか。それにしても、なんと病人さんの多い事。
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無事終えてのランチは、すぐ近くの「すしの田丸家」さんで。
ラーメン店「幸楽苑」と隣接する形で建つ同店。この前を月に数回は通っていたと言うのに、これまで全く気付きませんでした。

12時過ぎであったから満席かと思いきや、意外に空いていた。埋まっていた席は2~3割、意外と穴場的な存在なのかもしれません。
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外観からは想像できないカフェのような店内は…一人でも気兼ねのないカウンター席から、家族、グループで食べられるコーナー風の個室まで様々。
カウンター奥には、日本酒、焼酎、ワインに果実酒。多彩なアルコールの取り揃えも伺えます。

ランチメニューから。
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1000円(税別)からあるランチメニューより、沢山は食べられないからこれと、一番安い「凪」で。・・・と何時もの節約精神が顔を出してしまった私。だってこの直前に、入院費用の支払をしたばかりで懐がサビシイの~~。

案内されたテーブルに着くと、「温かいお茶と、冷たいお茶、どちらが良いですか」ですって。・・・選べるお茶なんちゃって。
初めに和風ドレッシングのかかったサラダ。もう一品は山形の「だし」ののった冷奴、サッパリで嬉しい[グッド(上向き矢印)] 冷奴は好きでも嫌いでもなかったけれど、最近美味しく感じるお年頃。
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※山形の「だし」とは、きゅうりやなすの夏野菜とみょうが、大葉、生姜などを刻んで、 そこへ細切り昆布を混ぜて、ねばりをもたせた・・・ご飯によし、豆腐によし・・・とする山形県の郷土料理。
地元山形は勿論、関東のスーパーでも普通に売られているものながら、使われている食材からも一目瞭然、何もない時にサッと作る、本来は手軽な家庭の味である。

そうする内にカウンターの内側で、まだ若いけれどオーナーさんなのかな。
寿司ネタが並ぶのは四角い木箱、そこから一品ずつ出しては丁寧に仕事をしていく。一切れ切っては、包丁を布巾でぬぐい、また次のネタへと。
他のグループ客も女性が多かった為か、私達とたぶん同じメニューのオーダーであった訳です。店側としてみれば利益も少ない訳ながら、そう感じさせない一生懸命な仕事ぶりに好感をもちました。

他に見ていたら・・・ガラス鉢にこんもりと盛り付けられたご飯、そこへ刻んだ海苔を綺麗に敷き、丁寧にネタを敷きつめていく。オーダーは見た目も華やかなウニ・イクラ丼でした。それには寿司ネタの小鉢も付いています。

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さて、かんぴょうの卵とじと共に、運ばれてきました。
新鮮そうに見えないと言われてしまうかもしれませんが、鮮度は悪くありません。ランチでしたらじゅうぶん、「しゃり」が小さいところも良い感じ。
ネタの美味しさ、職人の技の光る繊細さもあって、くるくる回るお寿司なんかよりずっと良く思いました。
すしネタ7巻に、巻物・・・のはずが、会計時に「今日は鰹が入ったので、巻物の代わりに鰹なんです」って。
漁港や産地で直接買い付けている為に、リーズナブルな価格での提供が可能であるとも言います。

食後にはデザート、選べるドリンクまで付いてきました。
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手作りらしきトマトシャーベット、手間かかってます。
アッサリと甘くて、食べてる最中、時々感じる果肉の食感が美味しい。
たっぷりのアイスティを飲んで、まさにお口直しと言う感じで食べ終えました。
初訪問ながら・・・懸命さの伝わる接客は申し分なく、リーズナブルな価格、美味さとどれも満足しました[るんるん] 良いところ見つけちゃった、また食べに行きますよ~~次回は、彩りも鮮やかな「ばらちらし」がいいな。
ばらちらしは「monmiyaグルメ大賞」受賞だそう、興味シンシンです。
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