SSブログ

避暑を求めて北海道旅行・・・⑱ぬかびら温泉「森のふくろう」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

しかし私たちの目的は廃線巡りではない(先に見に行ったけどね・・・)
昨年泊まって楽しかったペンション「森のふくろう」さんを、もう一度訪問したかったのだ。
     ふくろう1.jpg
ここ、ここ、これよ・・・
館内に入ると正面がフロント・・・と言うか厨房カウンター。それ以外はフロアー全体がロビー及び、食事するレストランとの兼用です。
部屋も食事も前回の宿泊とほとんど変わらないのでレポする必要はないものの、大好きな宿だからやはり書いてしまいます。
チェックイン時のオーナー曰く「一番良い部屋だよ」って、ホント? 今日はママさんはご不在なのかしら?是非会いたいと思って来たのに。
DSC00281.JPG 
                          ふくろう4.jpg 
確かに他からは少し離れた角部屋特典の2面採光で明るい、そして山間ビュー。
全体的にサッパリしているものの、10畳くらあるので圧迫感はありません。ベッドの上に浴衣・バスタオル・タオル・歯ブラシ。手前側に座卓とお座布団で、一応和洋室風?

お風呂は1か所のみですが、家族ごとの貸切なら十分な広さ。洗い場も浴室に風情はないけれど、お湯は並々。宿全体のアットホームさ、昭和な感じもたまらない。
このお風呂以前は温泉でしたが、7年前の東日本大震災を機に全く出なくなってしまったとか。
昨年はお隣「中村屋」さんの混浴風呂に浸かってしまったのですけど。週末の土曜であるから立ち寄り温泉は諦めておりました。

食事は朝・夕共に食事処で。・・・なーんて書くとカッコいいけれど、そんな上等なムードはないです[あせあせ(飛び散る汗)]
ふくろう4.jpg
                                 ふくろう5.jpg
オーナー自慢の山菜と、女将の実家「えりも」産のツブ貝などの並ぶ「前菜」。手前右側のはエゾシカのソーセージ、食前酒は濃い!ハスカップ酒。
芽室町産温泉卵入りサラダはご覧の量ながら、野菜の力、ドレッシングの美味しさでなんなく完食出来ました。
当然ビールは、サッポロクラシックに決まってますね[るんるん]

ふくろう7.jpg
シャキシャキの長芋にチーズのかかった、長芋のチーズ焼き。
お鍋は3種の中から予約時に選んだ豆乳鍋。席に着くなりお鍋に点火されました[あせあせ(飛び散る汗)] これはもう少し後が良いのに。
        ふくろう6.jpg
泊まったのが土曜日で、子連れファミリーが多かったせいか賑やか。配膳の方もスピードが速く、食べるのも忙しかったように思う。
出ました!お待ちかねのポークステーキ[グッド(上向き矢印)]
これまた前回よりもずっと早めの提供でした。
お肉の大きさ、厚みも申し分なくボリューミィでしょう!しかも素材が良いから、脂身のところまで美味しい!!
以上でお腹いっぱいだから、ご飯は辞退。山菜おこわ・ホタテ・カキから具を選ぶ釜めしは、今回もおにぎりに変身です。
ふくろう8.jpg 
                           グーズベリー(すぐり.jpg
デザートはグースベリ―(セイヨウスグリ)[右斜め上]のゼリー、この一年の間にお嫁さんが加わった事で、彼女の名前を付けた「Yちゃんの新デザート」が登場したのでしょう。
しかし悪いけれど、チョッと物足りない。前回の地元産の濃厚アイスクリームが恋しく思えました。
豪華さはないけれど、たっぷり過ぎる量、上手な味付けで・・・今回も満足。

週末泊でも平日と宿泊料の変わらない、こちらの宿。お喋りの楽しいオーナー&ママの親しみある接客ゆえ、リピートする客は相当いると見た。

到着時のオーナー、「去年も泊まってくれたんですね。奥さんの顔を見てわかったから」って、気を使って言ってくれたけれど。
また食事で二階から降りて行った時、厨房から顔を出したママ、ニコニコ笑顔で「いらっしゃ~~い」と。
料理の配膳時に交わしたお喋りが、今回は癒しになりました。
ママも「悪いんですけど、お名前までは覚えていないのです。でもお二人の顔を見て前回も来てくれた方だってすぐにわかりました」と、・・・と言っても本当は顔じゃなくて、身体を見てじゃないかしら?きっと、そうだと思います。

そうした会話の中で、「失礼だけどママさんは結婚する前、なにか接客の仕事をしていたでしょう?」と夫。
ママ:「札幌のパ〇〇内のお店で働いていたの」「その頃から接客大好きで、売り上げ一位とか、二位とかなるくらい仕事していたかな。売り上げ上位で40年前のハワイも行ったしね」
私達二人して、前回泊まった時から、見ていて只者ではないと踏んでいたけれど、やっぱりそうだったのか!って感心をしてしまいました。
思わず・・・「ママの仕事好き、客の気持ちをつかむ確かさは天性のものですね♪ ペンションの女将にはピッタリな才能をお持ちだから、納得してウケてしまいました!」と。
オーナーさんが客の相手をしてお喋りしている間、厨房内で仕事をし、自分達の食事はその場で立って済ませてしまうと言う・・・そういうのは私は真似出来ませんもの。
そして、お話しながら思い出したのは・・・ウン十年前の日曜劇場、森光子主演の「天国の父ちゃんこんにちわ」の決め台詞「こんちわ~~パンツ屋です」←ママごめんね♪ 夫に言っても、番組を夫は知らなかったらしい。
その後でオーナーと話す機会があり、「奥さんは昔、〇ルコの中の〇〇ールさんで働いていたんですってね!?」と話すと「そう、そう、パンツ屋!」だって(笑)

子連れファミリーが二階に上がってしまった後。もう一組の常連さんと4人で「大人の時間です、よろしかったらご一緒に」と声かけがあったものの、そこまで図々しい真似は出来ません。気持ちだけ頂いて退室しました。
その後も夫が喫煙に行くと(ハンモックの置かれた外のテラスが、喫煙場所なので)、暗い中ママだけ遅くまで起きてテレビを見ていたそう。その度に手を合わせて「ごめんね」ポーズ[揺れるハート]
皆が寝静まった後二階の様子を見に来たのが、翌朝綺麗になっていたトイレ、洗面所の様子から伺えました。

8月5日(日)
翌朝もテーブルにはお釜がズラ~~ッと。朝からひとり、一釜(笑)
ふくろう10.jpg    ふくろう9.jpg
十勝の「よつ葉牛乳」、麦茶、お水は数か所に置かれて、セルフで。
ふくろう11.jpg
                                 ふくろう12.jpg
えりもシャケの特製付け焼きをはじめとして、朝のおかずもどれもが皆美味しい[るんるん] 食べてほっとするものばかりだった。「鹿追」産生卵に、「上士幌町産秋田大豆」納豆・・・と地産地消の拘りも感じます。
全てをお腹におさめて・・・食後にはコーヒーが運ばれた。そして朝も、鮭入りのおにぎりが目の前にドーン。
ふくろう13.jpg

「2017じゃらんOFTHEYEAR泊まってよかった宿大賞接客*サービス一位」受賞。
「楽天トラベル総合順位・3位、帯広・十勝エリア1位」の宿だけに、年間の宿泊客はどれくらいいらっしゃるのでしょう。
初めての宿泊の時に感じた・・・ご家族の皆さんがとにかくよく気が付いて働く。お客さんの立場を最優先させている。当たり前なのだけど、出来ていないところが結構あるのです。
ご夫婦それぞれの役割でもって二人三脚、「居心地の良い温かい宿にしていこうとする」気構えを今回も実感した。
ハッキリ言って、ぬかびら温泉は歴史こそあるものの、そこまでの魅力がある訳じゃない。
そうした中でこの宿は、オーナーご夫妻の明るい接客が抜群に良いのだ[るんるん] 話しやすさだけでなく、どの客に対しても万遍のない気遣いが感じられました。

立派な体格のオバちゃんが二人!・・・って、オイオイ!?そこじゃないから。
          ふくろう14.jpg
最後のツーショットでもシッカリつかまれたのは肩だけじゃない、ハートまでつかまれて帰って参りました[カメラ]「次は週末を外して、今度こそゆっくりと泊まってくださいね」と優しい、女将さんのファンがいる事はわかります。
「森のふくろう」さんへの我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆
部屋にトイレがなくとも、廊下の足音が多少響いても・・・今回も期待した通り、居心地の良い一晩でした。
飾らない言葉と、宿内はどこもは例えようのない優しさで包まれていた。来年も出来たらまた泊りに行きたいな[るんるん]

thanks(77)  コメント(10) 
共通テーマ:旅行