SSブログ

日光けっこう隊2019・・・③紫雲荘、温泉と食事編 [2019・8月家族で奥日光&キャンプ]

一階のフロントの奥に源泉かけ流しの天然温泉、男女別の大浴場…と言ってもそう大きい訳ではない。
大浴場までの廊下の壁、そこにセピア色の写真が飾ってありました。
※紫雲荘の始まりの件・・・「釜屋旅館」で働いていた女将さんのお爺さんと、お婆さん。
結婚をした二人は「湯の家売店」という物産店を始めました。それが紫雲荘の前身であったとの事。
・・・そうした「紫雲荘」さんの色々が書かれたHPの「女将の内緒話」、文章を読むだけで可愛らしいその方の人となりが伝わってきて、行く前から期待が高まってました[るんるん]
http://shiunso.gogo.tc/okami/index.html
風呂1.jpg
まずは館内から外へ、数歩歩いた別棟の貸切露天風呂へ。このお風呂を楽しみにしてたんだ(●^o^●)
脱衣所は家族で利用できる広さ、棚と籠、椅子もあります。ご覧の浴室は2~3人サイズの長方形浴槽がひとつ。一番風呂でこのお風呂に浸かりましょう[いい気分(温泉)] 
湯は薄緑色の濁り、湯面からは硫黄泉ならではのタマゴ臭が強く感じ取れました。
入浴すると、家の庭にも以前はあった「姫檜扇水仙」=クロコスミアのオレンジ色の花が鮮やか[かわいい]
紫雲荘さんは日帰り入浴を受けて入れてないから、入浴できるのは宿泊客だけです。

          風呂15.jpg
男女別の浴室は内湯がひとつずつのみ、露天風呂はありません。入浴者のいない翌朝に見計らいパチリ[カメラ]
正面壁には硫化水素ガス対策の換気窓も施されている造り。壁から突き出た管より63.2℃と言う高温の源泉を浴槽へ落としています。

※泉質: 硫酸塩泉  効能: 肩凝り 腰痛 リウマチ・神経病 
ただでさえ湯温の高い湯元温泉、真夏の8月だけに心配しておりましたけど、キリリと熱い湯はサッパリしていて、その熱さが後まで残る訳ではない。温泉の熱さはすぐに引き、それでまた湯に浸かりたくなる・・・の繰り返しです。これって、なんで?不思議です(・o・)

朝・夕共に、食事は別室の「さつき」に用意されました。
夕食は18:00~、こちらが夕食全景です。
風呂2.jpg
まずはお疲れ様の乾杯です~~[ビール]
前菜から全てアップで、
風呂3.jpg 風呂4.jpg
彩り八寸:八汐マス燻製、万願寺甘とう昆布和え、鶏の松風焼き風、胡瓜の和風ナムル、インゲンの胡麻和え、鹿沼こんにゃく炒り煮・・・と。ちょこちょこと並んだ前菜。
お造りの代わりは、日光名物・引き上げ湯波(日光では湯葉→「湯波」と表現)。
茄子の南蛮、牛すじと大根の煮物、湯波と小松菜の煮浸し、戦場ヶ原大根ふろふき、コーンと夏野菜のかき揚げ、豆乳鍋。
丁寧に作られたお料理は、甘くも辛くもなく丁度良い味付け。冷たいものは冷たく、熱々のものは熱い状態で頂けました。
家庭的な素朴な内容に手抜きはなく、どれを食べても美味しかったから♪ 途中でビールがなくなり、次をオーダーします。

風呂5.jpg
子供用も内容はほぼ同じ、子供向けに彩りを加えた食事でした。
大人に準じたものながら、沢山食べる子なので量もちょうど良かったです。

風呂6.jpg   風呂7.jpg
オリジナルのお酒「貴婦人」(小田代ヶ原のシンボルツリー名から)、女将が吟味した栃木名蔵の「利き酒」セットも。
特にサプライズもなく、自家製ぬか漬け、栃木県産コシヒカリ、酒粕のブラマンジェのデザートで〆。内容は気どりすぎる事なく、さりとて物足りない事もなく。旬の地のものを使ったお食事はすべてが絶妙[グッド(上向き矢印)]

風呂9.jpg 風呂8.jpg
ママはビールのお替わり、爺じは焼酎をボトルで、作っているこっちゃんのチーママぶりは様になっていますが、良い子は真似しませんように[あせあせ(飛び散る汗)]
出来上がった豆乳鍋は、ポン酢で頂きました。
さんざん呑んで完食、も~酔っ払い隊の出来上がりですね(^^ゞ

お櫃には溢れんばかりに、ご飯が用意されていました。だけど、ふ~~、食べられない[バッド(下向き矢印)] 満腹で到底無理と感じたものの、せっかくですので一口!
それが、とても美味しいご飯です。
自慢になってしまいますけれど、家で普段食べているお米は、皇室の御一家も食されている御料牧場側で作っている、水と土地が良いだけに美味しいお米なのです。
そんなご飯を当たり前に食べている私でさえ「これは、美味しい!」と更に一口お替わりして食べてしまったくらいだから[グッド(上向き矢印)]
家族だけで遠慮なく呑んで、食べて、ゆったりと。2時間を超えてしまったのではないでしょうか。
風呂10.jpg
県内酒蔵「四季桜」さんの酒粕の効いたブラマンジェも、お口直しに良かった。
                風呂11.jpg
あらら?この子は?私達のお布団をぐちゃぐちゃにしちゃってます。訳わかりません。。。
部屋に戻ると、すでに延べられたお布団、冷水の用意あり。
          風呂12.jpg
寝る前のお風呂へは、こっちゃんと3人で向かいました。雨でしたが夜のムードも良かったです[ぴかぴか(新しい)]

グッスリ熟睡した翌朝は、当然、お風呂でしょう!
風呂14.jpg
雨や雪の日でも大丈夫なよう、ほぼ屋根&塀で囲まれてしまい、眺望は望めないものの・・・高原の朝のお風呂って気持ち良い。キリリと一浴、良い湯でサッパリ!
               風呂13.jpg

朝食は8:00~。同じ部屋の同じテーブルでいただきました。
風呂16.jpg
セッティングされてたテーブルの上。さて、朝ご飯は気合を入れて、頑張るぞ[ダッシュ(走り出すさま)]←はい、おバカです!
 風呂18.jpg
切干大根、シーフード茶碗蒸し、牛蒡とジャコのサラダ、揚巻湯波煮物、温泉卵、自家製山椒ちりめん、蒸し鶏ハーブ風味、浅漬け。
野菜サラダの量がたっぷり、しかも新鮮さが嬉しかった。他に温玉、小鉢色々。これまた炊きたてで、艶やかに光る美味しいお米。実際は一膳ながら、何膳でも食べられそうに思えました。

かつて旅先で求めるのは非日常的な高級食材だった。しかし最近はこうした家庭料理っぽいものも工夫があって面白く感じる。
優しい素朴な味わいは、どれも美味しかったです[グッド(上向き矢印)]
料理上手な女将さん。ご馳走様でした。こうして写真を並べてみると、やはり良かった、又行こう・・・と。デザートはシンプルにフルーツヨーグルト、、、
しかしこちらに泊まったら、「紫雲荘自家製アイスクリーム」という名物があるのです[揺れるハート]
     風呂20.jpg
「食べておかないと後悔しそう」と思い、コーヒーorりんごジュースを持ってきてもらう時、一緒にラムレーズンをお願いしました。すると、こっちゃんとママも「私達も一緒に」だって(^Q^)/ ま、当然でしょうね。
※家庭用の小さなアイスクリーマーで試行錯誤を繰り返し、色々な試作品から若女将の妹さんが作るアイスクリームは評判高い一品。
チェックアウトの時、「どれも皆美味しいものばかり、中でもアイスは絶品でした!」と言うと、「じゃ、コンビニで売ろうかな?」と女将。私:「これなら原宿でも、渋谷でも売れる味だと思います」って!本当よ。

8月15日(木)より一泊、宿のHPからスタンダードプランで@10000円、小学生は@7182円。そこに入湯税@150円、アルコール代は6000円超えで、5名で56812円なり。
我が採点・・・。お盆のハイシーズンに関わらず、@10000円・・・はCP良し!
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆
     全体としては ☆☆☆☆
素朴な味の真面目に作った料理、地元の食材をふんだんに取り入れたサービス・・・家族で大切に守り続けてきた温泉宿。部屋とお風呂以外には何もないから、子供向けの宿ではないかもしれません。でもゆっくり過ごすには最適だと感じました。
次は二人で湯治目的で行きましょう!
thanks(64)  コメント(16) 
共通テーマ:旅行