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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑬秩父温泉「御宿 竹取物語」食事編 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

部屋に入った時に、食事時間は決めてあります。夕食の6時開始は皆さんいっせいでした。

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指定されたテーブルに着いたら、自家製梅酒に前菜:季節の自家製前菜五種盛りの用意がされています。左から、オクラのすり流し・虹鱒の燻製・ローストビーフ・クリームチーズ・生ハム。
これは、少しずつお酒を飲みつつ・・・頂きたい。
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食事処「月み野」は、その名のとおり「月」をモチーフにして・・・新月から満月へと変容してゆく月を表現した内装だそう。ピアノの上の生花もスタッフさん達の作とか、ピンボケにて失礼します[あせあせ(飛び散る汗)] 
食事は一か所ながら、十分空けられている間隔からも、お隣の会話などは全く気になりません。この日は客数6組、平日に関わらず人気の宿である模様\(◎o◎)/
控えめなBGMはジャズの音色であったと思います。

先付:名物「くるみ豆腐」。ガラスの大皿に緑艶やかな笹の葉と氷、そうして運ばれる・・・プルプルまたはふるふるの食感が癖になる、「竹取物語」伝統の「くるみ豆腐」。
台物:地元産の野菜中心の季節の焼き野菜、高糖度のトウモロコシ・ズッキーニ・ゆり根・ニンニク・玉ねぎ・秩父産舞茸までが美味しく感じてしまう、器と盛り付けの大切さを痛感します。
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ビール・ワイン・カクテルとアルコールの種類の多さはメニューで一目瞭然、しかしここは秩父産地酒3種飲み比べセットいきます。
それぞれ一升瓶をテーブルまで運び、目の前でグラスに注いでくれました。

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季節の焼き魚。スタッフさんが強調していた「お出しするのは、荒川産天然鮎の塩焼きです」。ふっくら柔らか、焼きたて熱々で供されますけれど。
でも私達は都会からの客ではありません。
天然も含めて、鮎はキロ単位で購入し、真っ赤ににおこした炭火の周りに挿して焼く「簗場」での焼き鮎を豪快にかぶりつく・・・それが「夏の風物詩」となっている栃木の人としては、特にありがたみはないものの、都会の人には「天然鮎」は格別でしょうね。

料理を提供をしていたあっこちゃんに、夫:「あっこちゃんは、どんな字を書くの?」あ:「〇〇で、あっこなんです」。そのニコニコ笑顔に「本当に、可愛いなぁ」と夫、先の「さかや」宿泊時同様、夫はさり気ない会話をきっかけにした褒め上手[るんるん]
煮物:豚バラ肉の角煮、お上品なお出汁で炊いた上品な角煮の味わいは、自宅では出ない味です。

揚物:秩父産きのこ使用のふわふわ五目揚げ
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御飯:秩父産 白米、卵とじのお吸いもの、5種類の香の物
甘味:季節のデザート盛り合わせで〆 この辺りになるとスッカリ忘れてしまっております。

以上・・・、特にメインとなる料理の設定はない模様。
実はこちら、夕食の量を少し調整した「小食の方やお酒メインの方」向けプランなのでした。椀物とあと一品少なかっただけで胃への負担もなく、内容は全く同じです。
豪華さはないけど、郷土料理があって、新鮮な地場野菜が使われていたら文句はありません。

食事の終わり頃、各テーブルを女将が挨拶をしながら回っていましたけど、この時もながら、皆さん揃ってとにかく静かにされていました。
価格帯からしてもっと敷居の高い宿と思っていたものが、スタッフの付ける名札はどれも、あっこちゃん、みっちゃんといった親しみ深さを前面に、食事時間も和やかに過ぎて、意外にも気さくな雰囲気で満ちていた。


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温泉に浸かって、思い切り寝た後は、早くも朝ご飯の時間に。朝日が差し込んで、気持ち良い朝。朝食も8時・8時半・9時と選べましたが、何時も通りに8時にしましたら、我々だけ。せっかりな私達は普段よりずっと早く寝てしまったので、早起きさんになってしまいがち\(◎o◎)/

前夜とは席が代わって、空気も景色も気持ちの良い窓際側のテーブルへとなりました。日差しの眩しさでウッドデッキへは出ませんでした。広いデッキの下は、渓谷になっていたのかしら?
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地場産豆腐をはじめとする8種類の手作りおかずと土鍋ごはん、お椀物からなる「姫のままごと朝ごはん」。右下の「味噌ぽてと」は、サクサク衣とホクホクじゃがいもが味噌ダレと相性の良い一品。秩父地方の郷土料理だそうです。
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大き目の出汁巻き玉子は優しい味わい。一見地味であるものの、前夜から何種類のお野菜を食べたかしら? どれもとても新鮮でした♪
最初の一膳ずつは、「おこげ」入りの土鍋ご飯。これもまた非日常の演出ですね[るんるん] みっちゃんがよそってくれました。

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この後パンまで出てくるとは知らず、お櫃のリクエストをし、そちらのご飯も食べてしまった夫。
パンと、フレッシュサラダにかけるドレッシングはオーナーの手によるものとか。

聞けば、後から来た隣りのテーブル席ではお櫃のお替わりを二度、お味噌汁とお漬物までお替りを出してもらっていたとか[わーい(嬉しい顔)] いえ、それは悪くない^^ 悪いとは思いません(^Q^)/
朝夕共に落ち着いて、ゆったり気分で食事できました。

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こちらの「のんべぇおやじ’s BAR」は、営業時間短縮要請にともない休業中でした。
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外の景色を眺めつつ、朝のコーヒータイムは勿論です。その後も部屋でノンビリして。。

女将さん、みっちゃん揃っての、手を振っての見送りも非常に感じ良い[グッド(上向き矢印)]
8月5日から一泊、楽天トラベルより@24500円×2は、我が家的には考えてしまう宿泊料金です。
我が採点
     部屋 ☆☆☆☆☆
     設備  ☆☆☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理  ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
     総合 ☆☆☆☆☆
高級食材ではないが、地元産の食材を素に手をかけた料理たち、食事処のムードも良く非日常感は十分、大人だけの良い一時でした。
露天風呂付きの3種類のお風呂が無料貸切風呂として利用可能(循環温泉)なのも満足。
館内の雰囲気、部屋の設えと贅沢気分にもなれました。
家でも手軽なお値段であれば、リピートも考えたいところなのですが・・・。
このシリーズも次回で終わります。
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