2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑪弘前と言えばりんご、アップルパイ巡りも♪ [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
翌朝の、客室からの眺めです。7階からでも、岩木山は臨めました。
弘前では洋館を巡ろう!・・・ですが。弘前と言えば、りんご 青森でスイーツをなら・・・定番の「アップルパイ」は外せません。
りんごの街・弘前市では40店以上の店でアップルパイを提供。アップルパイで検索したら、喫茶以外にパティスリー、ベーカリーとヒットしまい、これは忙しい(*゚▽゚)ノ 滞在中に気になったアップルパイを食べつくしたい!なんちゃって・・・その実、そこまでではありませんでしたけど
部屋で、朝の作戦会議
ホテル徒歩圏内にも、素敵なお店がある 弘前二日目は、パティスリー石田さんからとなりました。
「BOULANGERIE ISHITA(石田パン)」、創業は1925年。市内で最も歴史をもつパン屋さんだそうです。
向かって歩いていくと、ハッと目を惹く赤い可愛らしい外観が目立ちます。
レトロな街並みの弘前市内において、街中にこのようなパン屋さんがあるなんて! 弘前ってやはりハイレベルな街ですね。
近づくだけで、焼きたてパンの香ばしい香りが
店内に入ると、所狭しと並んだパンが目にはいります。奥さんに了承を得て、撮らせて頂きました。
まだ8時前と言うのに、店内には100種類ものパンが並んでいます。
食パンなどの定番パンに、惣菜パン、デザート系、キラキとラ眩しく目に映る美しいデニッシュなどなど種類も様々!見渡す限りパンの幸せ空間
奥さんによると、早朝3時から作業が始まるとか、「まだ全然、揃っていないのですけど」ですって。
お店内の雰囲気も素敵、しかしそれには表面には出さないたゆまぬ努力、パン作りにかける惜しみない情熱と労力あって…こその空間です。
「あの~~アップルパイを求めての弘前なのですが、りんごを使ったパン、ぺストリーはありませんか?」と尋ねたら、「今はりんごの季節ではないから、アップルパイも置いていないのです」ガーン
だけど、その答えには納得をしました。売れればいいと並べるのは簡単ながら、季節の味に拘るパン作りに、本物の職人魂を見た気がしました
週末やお昼時は混み合う人気店であるのも当然と感じた、ブーランジェリーイシタさんです。
部屋に戻って、ブルーベリーと、桃のデニッシュを食べて一息つく。
※帰宅後に、ブーランジュリーイシタさんのアップルパイを見る。 綺麗に細かなラインの入った全体のビジュアルが麗しい、イシタ・アップルパイはその皮も含めて全体のバランスも良く、味も申し分ない模様 これは食べたかったなあ^^
そして、チェックアウト。
7月29日から一泊「弘前パークホテル」、TWルーム素泊まりで@6300円×2、駐車場料金500円 / 泊
立地も良くリーズナブル、満足の一泊でした。
次は狙ってではなくて、偶々だったのだけれど・・・。
昭和2年竣工の「三上ビル」、「弘前無尽(株)」が社屋として1927年に建設。弘前に現存する最も古い鉄筋コンクリートビルは「趣のある建物」に指定され。平成24年には市の「景観重要建造物」にも指定されました。
現在もテナントビルとして活用されてます。階段の風情や、寄木張りの床材など、往時のハイカラな弘前を感じさせるビル内からは、昔通いつめた映画館「名画座」の雰囲気を思い出します。その一階に入る「珈琲 時代屋」さんは、朝8時の開店。
アップルパイと、喫茶店モーニングと「一石二鳥」な店なので、足を運んでみました。
車で向かう途中車内から「どこに駐車したらいいですか」と電話でうかがいましたら。「うちに車でくる人はいません」で切ってしまうのだ!・・・オイオイでしたけれど。いざ行ってみれば、店の向かいに民間駐車場があるではないかい(_Д_)
入店しようとするも「今はまだ、準備中なんです」って。お客さんの姿あるし、やっている気配は十分なのに。
外観がレトロなら、中もレトロそのもの。テーブル2つと、カウンター3席ほどのクラシカルなカフェ
時代屋を切り盛りするのは、八十代と思しき時代を感じさせる
カウンター上には、使用済みのカップやら、プレートがぎっしり置かれています。先の電話も仕事中で、ママさんは忙しかったと推測する。
テーブルに着いて、私は「アップルパイと、コーヒーを下さい」夫は「モーニングをひとつ」と言いかけるも、ママさんの「時間がかかる~~、止めて~~」の声を受けて、急遽変更し「アップルパイセットを、もういっこ下さい」へ。 そこに悪気がないのは伝わりました、ふたりして笑ってしまった程です。
店を続けて40年あまりの店主、趣味でやっているようなお店だけに、気ままに自分の好みで営んでいる模様でした。
どなたにも好まれる、オーソドックスなアップルパイ。薄皮のサクサク食感、りんご部分もアッサリながらじゅわ食感もあります。
店内の写真を撮る際にはお断りを入れて、「ママさんも入れて、撮っていいですか?」「私がいたら、お客さんが来なくなっちゃうわよ」
もうひと組のテーブルを寄せて下さったお姉さんもアップルパイセットを、ほかの常連らしき雰囲気を漂わせるお客さんは、ふらっと着てサッと帰ると言った感じが濃厚です。
素っ気ないように見えても、優しく親切であったり、帰り際に私が「おトイレはどこですか?」と尋ねたら、「ここは古いトイレしかないの。表に出てしばらく行った先に新しいのがあるから」と外まで出て案内してくれるなど。
思いがけず地元の方と触れ合えたひと時。旅先ではこんな風に個性的、魅力溢れた女性に出会う機会が度々。人間味に溢れたキャラは楽しくて最高! これだから旅行って止められないのね(^O^)
ママさんに言われた通りに歩くと、近くの「山車展示館」まで行かずとも、屋外展示の「弘前ねぷた」に会えます。
「旧第五十九銀行本館」は洋風建築ながらも、明治期の弘前を代表する棟梁・堀江佐吉が設計及び施工を手がけて、明治37年(1904年)に完成した。
安定感のある左右均等の造りで建てられた、 堅牢さと豪華さが調和している木造2階建ての建物は、青森県産の「ケヤキ」や「ヒバ」が使用されているとの事です。
「旧第五十九銀行本館」=青森銀行記念館の、目の前は弘前城公園。
そこから先に行くと・・・「旧東奥義塾外人教師館」赤い屋根の「旧弘前市立図書館」、「日本基督教団教会」と続く。その建物たちを周った日記はこちら。https://hana2009-5.blog.ss-blog.jp/2016-12-20
6年も経っていたなんて、月日が経つのは本当に早い( ̄∀ ̄)
弘前に残っている洋館の多くは堀江佐吉と、その弟子たちが建てたものです。
空襲を逃れたために古い建物が多く残っているのは、弘前の大きな魅力です。
1871年に廃藩置県が施行された際には、ほんの数カ月間だけ「弘前県」も存在、県庁所在地であったのでした。