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オリンピック期間、山奥の温泉.へ・・・⑬秩父神社で「御朱印」を拝受 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

秩父の神社と言えば、標高1100mの神域にある「三峰神社」を思うものながら、三峰神社は駐車場からの距離と、階段の長さに問題あり。
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そこで手頃なところで、「秩父三社」の一社「秩父神社」へ立ち寄る事にします。
秩父鉄道「秩父駅」より徒歩3分、街の中心部にありました。

秩父観光協会より拝借。
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秩父市の師走の名物、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭のひとつと数えられる。江戸時代には祭が存在していたとの記録からも、300年余りの歴史をもつ。
勇壮な屋台囃子を打ち鳴らし、まちなかを曳き回されるのが、国重要有形民俗文化財となる笠鉾2基と屋台4基の山車。

※創建は平安初期へと遡る…との、知知夫国の総鎮守「秩父神社」。
現存する社殿は天正20年(1592年)に徳川家康から寄進されたもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財にも指定されています。

「神門」から境内へと。
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目を見張る華やかさを併せもつ佇まい、極彩色の装飾に圧倒される・・・関東屈指の古社「秩父神社」。秩父盆地の生活風土を神話的世界に包み込んで、薄れがちな故郷の風貌を、今もなお色濃く伝えていると言います。

秩父神社例祭「秩父夜祭」は、故郷の祭礼文化として住民たちのかけがえのない行事であり、参拝や見物におとずれる人々の望郷の念を揺さぶる祭礼であり続けているとの事。
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2000年以上もの歴史ある杜。現在の本殿は徳川家康が再建、その後1970年に解体復元したものです。
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樹齢約400年と伝えられている、御神木「大銀杏」。

荘厳な佇まいを見せる「御本殿」、拝殿の色鮮やかな彫刻は「日光東照宮」の如く極彩色に彩られ、多くの彫刻が施された豪華な社殿本殿の見事さに驚かされました。
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名工・左甚五郎作「つなぎの龍」。
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同じく、左甚五郎作の「子育ての虎」。         
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「三猿」といえば日光東照宮ですが、同じ徳川家縁りの御社であるに拘わらず、秩父神社の三猿は日光とは違って「よく見て・よく聞いて・よく話す」、お元気三猿として親しまれているそうです。
絢爛豪華な彫刻により飾られた「御本殿」。
しかし秩父市の街中とは思えない静けさに満ちた境内に佇むと、心が清められる思いになるのでした。
最後、御朱印をいただこうと社務所へまいりました。
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直書きした御朱印を拝受し、午前中とは思えない猛暑の中でもお参り出来て良かったです。

長くお付き合い頂いた旅も、これで終わります。
今回は自分でも驚く程お土産も、買い物もなし。最後は私の実家に寄って、気になっていたゴミを持ち帰り、夫の通院先へも立ち寄りをして。。

「竹取物語」チェックアウトで貰った可愛らしい「飴」の包み、野沢温泉村の湧き水に、トマトジュースのみでした。
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それから先月の終わりに、野沢温泉「旅館 さかや」さんからお便りが届きました。私の不注意により館内エレベーターのすき間に落としてしまった杖先のゴム。
女将さん:「今すぐに私達の手で取るのは無理ですが、点検の時に見つかりましたらお送りしましょうか?」私達:「これから後二泊しますけど、何とか対処出来ますのでそれには及びません。それに帰宅したら予備のものもありますし、大丈夫です」と言った会話はあったものの。
こんな些細な事柄であってもキチンと把握&記録をし、さり気なく丁寧に対処して下さった。老舗旅館ならではの底力を感じます[グッド(上向き矢印)] 鬼怒川温泉「あさや」さんで皮のグローブを忘れた以来の対応でした。
届いてすぐに、お礼の電話をしたのは勿論です。

コロナ感染拡大下の今、旅をする=不謹慎と思われがちながら・・・。現在の旅行業界、デパートにスーパーまで影響が出ている流れは止みそうもありません。近くであっても出かけられる幸せを思わなくてはいけませんね。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑬秩父温泉「御宿 竹取物語」食事編 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

部屋に入った時に、食事時間は決めてあります。夕食の6時開始は皆さんいっせいでした。

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指定されたテーブルに着いたら、自家製梅酒に前菜:季節の自家製前菜五種盛りの用意がされています。左から、オクラのすり流し・虹鱒の燻製・ローストビーフ・クリームチーズ・生ハム。
これは、少しずつお酒を飲みつつ・・・頂きたい。
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食事処「月み野」は、その名のとおり「月」をモチーフにして・・・新月から満月へと変容してゆく月を表現した内装だそう。ピアノの上の生花もスタッフさん達の作とか、ピンボケにて失礼します[あせあせ(飛び散る汗)] 
食事は一か所ながら、十分空けられている間隔からも、お隣の会話などは全く気になりません。この日は客数6組、平日に関わらず人気の宿である模様\(◎o◎)/
控えめなBGMはジャズの音色であったと思います。

先付:名物「くるみ豆腐」。ガラスの大皿に緑艶やかな笹の葉と氷、そうして運ばれる・・・プルプルまたはふるふるの食感が癖になる、「竹取物語」伝統の「くるみ豆腐」。
台物:地元産の野菜中心の季節の焼き野菜、高糖度のトウモロコシ・ズッキーニ・ゆり根・ニンニク・玉ねぎ・秩父産舞茸までが美味しく感じてしまう、器と盛り付けの大切さを痛感します。
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ビール・ワイン・カクテルとアルコールの種類の多さはメニューで一目瞭然、しかしここは秩父産地酒3種飲み比べセットいきます。
それぞれ一升瓶をテーブルまで運び、目の前でグラスに注いでくれました。

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季節の焼き魚。スタッフさんが強調していた「お出しするのは、荒川産天然鮎の塩焼きです」。ふっくら柔らか、焼きたて熱々で供されますけれど。
でも私達は都会からの客ではありません。
天然も含めて、鮎はキロ単位で購入し、真っ赤ににおこした炭火の周りに挿して焼く「簗場」での焼き鮎を豪快にかぶりつく・・・それが「夏の風物詩」となっている栃木の人としては、特にありがたみはないものの、都会の人には「天然鮎」は格別でしょうね。

料理を提供をしていたあっこちゃんに、夫:「あっこちゃんは、どんな字を書くの?」あ:「〇〇で、あっこなんです」。そのニコニコ笑顔に「本当に、可愛いなぁ」と夫、先の「さかや」宿泊時同様、夫はさり気ない会話をきっかけにした褒め上手[るんるん]
煮物:豚バラ肉の角煮、お上品なお出汁で炊いた上品な角煮の味わいは、自宅では出ない味です。

揚物:秩父産きのこ使用のふわふわ五目揚げ
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御飯:秩父産 白米、卵とじのお吸いもの、5種類の香の物
甘味:季節のデザート盛り合わせで〆 この辺りになるとスッカリ忘れてしまっております。

以上・・・、特にメインとなる料理の設定はない模様。
実はこちら、夕食の量を少し調整した「小食の方やお酒メインの方」向けプランなのでした。椀物とあと一品少なかっただけで胃への負担もなく、内容は全く同じです。
豪華さはないけど、郷土料理があって、新鮮な地場野菜が使われていたら文句はありません。

食事の終わり頃、各テーブルを女将が挨拶をしながら回っていましたけど、この時もながら、皆さん揃ってとにかく静かにされていました。
価格帯からしてもっと敷居の高い宿と思っていたものが、スタッフの付ける名札はどれも、あっこちゃん、みっちゃんといった親しみ深さを前面に、食事時間も和やかに過ぎて、意外にも気さくな雰囲気で満ちていた。


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温泉に浸かって、思い切り寝た後は、早くも朝ご飯の時間に。朝日が差し込んで、気持ち良い朝。朝食も8時・8時半・9時と選べましたが、何時も通りに8時にしましたら、我々だけ。せっかりな私達は普段よりずっと早く寝てしまったので、早起きさんになってしまいがち\(◎o◎)/

前夜とは席が代わって、空気も景色も気持ちの良い窓際側のテーブルへとなりました。日差しの眩しさでウッドデッキへは出ませんでした。広いデッキの下は、渓谷になっていたのかしら?
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地場産豆腐をはじめとする8種類の手作りおかずと土鍋ごはん、お椀物からなる「姫のままごと朝ごはん」。右下の「味噌ぽてと」は、サクサク衣とホクホクじゃがいもが味噌ダレと相性の良い一品。秩父地方の郷土料理だそうです。
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大き目の出汁巻き玉子は優しい味わい。一見地味であるものの、前夜から何種類のお野菜を食べたかしら? どれもとても新鮮でした♪
最初の一膳ずつは、「おこげ」入りの土鍋ご飯。これもまた非日常の演出ですね[るんるん] みっちゃんがよそってくれました。

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この後パンまで出てくるとは知らず、お櫃のリクエストをし、そちらのご飯も食べてしまった夫。
パンと、フレッシュサラダにかけるドレッシングはオーナーの手によるものとか。

聞けば、後から来た隣りのテーブル席ではお櫃のお替わりを二度、お味噌汁とお漬物までお替りを出してもらっていたとか[わーい(嬉しい顔)] いえ、それは悪くない^^ 悪いとは思いません(^Q^)/
朝夕共に落ち着いて、ゆったり気分で食事できました。

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こちらの「のんべぇおやじ’s BAR」は、営業時間短縮要請にともない休業中でした。
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外の景色を眺めつつ、朝のコーヒータイムは勿論です。その後も部屋でノンビリして。。

女将さん、みっちゃん揃っての、手を振っての見送りも非常に感じ良い[グッド(上向き矢印)]
8月5日から一泊、楽天トラベルより@24500円×2は、我が家的には考えてしまう宿泊料金です。
我が採点
     部屋 ☆☆☆☆☆
     設備  ☆☆☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理  ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
     総合 ☆☆☆☆☆
高級食材ではないが、地元産の食材を素に手をかけた料理たち、食事処のムードも良く非日常感は十分、大人だけの良い一時でした。
露天風呂付きの3種類のお風呂が無料貸切風呂として利用可能(循環温泉)なのも満足。
館内の雰囲気、部屋の設えと贅沢気分にもなれました。
家でも手軽なお値段であれば、リピートも考えたいところなのですが・・・。
このシリーズも次回で終わります。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑫秩父温泉「御宿 竹取物語」温泉編 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

中庭に面したカウンターテーブルではフリードリンクのビール、冷たいソフトドリンクが頂けます。
初夏の頃は廊下に沿って色とりどりのバラが咲く、窓越しに小さな薔薇園も眺められるそう。
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チェックイン当日のフリードリンクとして用意された、クラフトビール。
本日のクラフトビール・・・「銀河高原ビール」「金しゃち名古屋赤味噌ラガー」「スプリング バレー ジャズベリー(発泡酒)」「スプリング バレー アフターダーク」の四種は、チェックイン当日の24時まで。食事処への持ち込みは不可。
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お酒が苦手な方用に、冷たいハーブティーやアイスコーヒーにホットコーヒーも。
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冷蔵庫内で冷えたドリンク用グラスに注いで、おつまみを肴に部屋で寛ぎながらいっぱいは勿論[眠い(睡眠)]
しかし家だけじゃないです。他の皆さんもいそいそと、トレー&グラスを手に部屋とラウンジの往復が忙しい模様o(^o^)o
仲居のあっこちゃんに「何杯?みました?」と聞かれた・・・夫:「3杯!」
あ:「沢山呑んでいってくださいね~~♪」ですって[るんるん]

温泉は廊下のつきあたりに位置する露天風呂付きの3種類のお風呂を、部屋ごとに貸切風呂として利用するシステム。利用時間は15:00-24:00/翌6:00-10:00。
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初めに、竹に抱かれたお風呂「帰天(きてん)の湯」へ。「空」〕の札を裏返し、中から鍵を掛けて利用します。
6組宿泊のこの日は、待つことなく好みのお風呂が選べました。
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脱衣所には、ここでもヘアドライヤー・かかとクリーム・クレンジングオイル・洗顔料・ピーリングジェル・オールインワンゲル・BBクリーム・カミソリ・コーム・コットン・綿棒・男性用化粧品など全て揃っています。
メタホウ酸泉・無色澄明無味無臭「小鹿野温泉大竜寺源泉」の湯は、野沢、草津が強力であった後だけに、優しい感触(*^_^*) 内風呂はひのきの香りが漂うものの、残念ながら温泉は循環。
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シャンプー・コンディショナー・ヘアトリートメント・ボディソープは二種類ずつ並べられていたかと。ひとつはDHCだったのを覚えています。

夜も本当に静かで物音ひとつしません、「大人の為の癒し宿」を謳うだけの宿です[ぴかぴか(新しい)]
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夕食後のお部屋には、ふかふかお布団が待っていた(^^ゝ
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間接照明もながら、この部屋は天井も凝っていて、二重になっている為か?照明の暗さ、明るさが様々に変えられるのです。

寝付く前に浸かったのは、こぢんまりとした可愛らしい浴室、「和水(なごみ)の湯」。
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翌朝の朝食前、一番広々とした石造りの「竹影(たけかげ)の湯」に浸かり。
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これで全制覇しました。 温泉三昧も偽りなしでしょ(●^o^●)

最後の紹介は、やはり食事ですね。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑪秩父温泉「御宿 竹取物語」 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

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一見したら、普通の民家みたいな旅館・・・しかし、館内へ入ると雰囲気は一変します。
建物脇に車を置いていたら、二人の仲居さんがススッと急ぎ出迎えにきました。
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はいってすぐ目の前にウェルカムフラワーならぬ、大人のムード漂うダイナミックなアレンジメント♪
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右は、食事処である「月み野」。反対側にフロント、秩父の絹布「秩父銘仙」の小物の並ぶ売店と並んでいます。奥にコーヒー・バーラウンジ。一階離れの「かぐや」まで入れて7室しかない宿なので、どこも小ぢんまりですね。
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部屋への途中では・・・竹久夢二の図案を元につくられた色浴衣・色違いの作務衣・丈夫そうな柄ものの足袋ソックスと好みで選べるようになっています。

食事処、お風呂、ラウンジからも近い、一階「竹姫」の部屋で予約しておきました。
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入口の扉を開けて踏込みへ。部屋を含めて、様々な工夫で楽しめる照明&間接照明が非日常を感じさせます[ぴかぴか(新しい)]
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十分な広さもあって、我が家より立派な?整然とした玄関スペースの片側に洗面&バス。
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男女別化粧品から、コーム・歯ブラシ・歯磨き粉・歯間ブラシ・綿棒・カミソリ・シャワーキャップ・コンディショナー・ボディソープ・各種アメニティ、ヘアドライヤーと万遍なく揃えてありました。反対側にはおトイレがあったかと。

部屋へ入った途端、二人して「わぁ~~!」って声に出してしまいました。
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ゆったり10畳の一般客室に格別な豪華さはないけれど、紅色の壁、凝った二重の天井(映っていません)、それでいて落ち着いた感じも良い。床の間に置いてあったのは花ではなく、涼し気なミニグリーン。石の茶香炉もありました。

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籐の椅子セット、冷蔵庫でいっぱいの広縁は少し狭めに感じたかな。前はぶどう畑と眺望は期待出来ないけど、人工的なものではないから良し。ぶどう狩りはまだ出来ないとの事、でも秩父ワインが美味しいのは知っています。お取り寄せで一時ハマっていた「原作印ワイン」等。
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鍵は2本、緑茶のティバックの用意もありますが、冷たいグリーンティを仲居さん(あっこちゃん)が運んできてくれます。
この時の会話から、夫:「姉さんは、秩父の人?なんか違う気がするんだけどなぁ」あっこちゃん:「いえ、私は元は福島の人なので・・・」(地名を言っても通じないと思ったらしくて)。
夫:「福島は大好きでよく行くから、大抵わかるよ」あ:「塙と言うところです」
二人して:「塙は町も、道の駅も知ってる。湯岐温泉へも泊まっているし、白河のスーパー「ベイシア」は大好きで、何度も買い物しているしね」
あ:「本当ですか?町全体に活気がなくて、寂しいところなんですよね」・・・と言いつつ、嬉しそう(*^_^*) なぜ秩父で働いているかは、訳があるみたい?、それ以上尋ねませんでした。
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菓子器の中は、武甲山という地元のお菓子、落雁、スィートクッキーの3点。冷蔵庫内の瓶に入っている水は近くに沸くわき水とか、重宝しました。
お茶セット&お茶菓子の他にこちらの宿、部屋に右のおつまみセットが用意されているのが嬉しいのです[るんるん]
キュウリには秩父おなめ・秩父と言えば「しゃくし菜」だそうで、しゃし菜・しゃくし菜しぐれ・深谷焼きねぎ・梅漬け…と漬物にお味噌、蓋物が並んで、、、そしてこれが全部美味い、ビールがススムクンです[グッド(上向き矢印)]

館内着は浴衣か作務衣かを選べましたが、私たちは作務衣をお願いしました。寝る時、食事中もラ楽チンですものね。
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「竹姫」の部屋特典である、パナの美顔器、「竹取物語」柄のフェイスパックもあり。

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クローゼットの中には湯カゴ、羽織、バスタオルは2枚ずつ、レッグウォーマーまではいってます。
広縁先の縁側に置いてあったブタの蚊取り器も楽しい[るんるん]
両側の部屋も使われているはずなのに、とても静かです。

一息ついたら、フリーでいただける4種類のクラフトビールを含むドリンクコーナーへ、早速吞みにいきますか。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑩秩父で思い出した・・・かき氷 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

まだ終わりません。午後は群馬から県境を越え、埼玉県の秩父へと向かいます。
温泉にしろ、観光にしろ、山梨への中継地点としか見ていなかった埼玉の秩父地方。
観光地として魅力がある訳でも、美味しい名物がある訳でもない。
大体が家から近すぎます。・・・と言っても、それは地図上でだけ、実際には利根川を渡る時点で距離が長くなり、時間を要するからそれ程近い訳ではない。
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今回は泊まってみたい宿があった為、野沢・草津の旅の最終地点として秩父を決めました。
隣県からと言え、ルートはナビ任せです。

そして、閃いた[ひらめき] 何もないと言っても、秩父には、日光と並ぶ天然氷があるじゃないの!

夏を待ち、作った氷を貯蔵する氷室ももつ、天然氷の製造所。
※天然氷とは・・・冬の時期、山奥の採氷池で自然の寒さだけで、じっくりと時間をかけて作った氷のこと。水を時間をかけてゆっくり凍らせると、不純物を含まない純度の高い氷となる。

※天然氷を作るのは現在、全国でわずかに5軒のみ、長野県軽井沢に一軒、栃木県日光に三軒、 埼玉県長瀞に一軒・・・となります。


我が天然かき氷食べ歩きの原点となったのは、日光市の「氷室 松月」さんでした。ここ数年は食べに行けずにいるけれど、それはあまりにも人気があり過ぎて数時間待ちとかになってしまう為。
天然氷で作るかき氷はふわふわo(^o^)o 「松月」さんの氷の温度管理、削り方は私の好みジャスト!だから、たくさん食べても頭がキーンとならない。それってアイスクリーム頭痛と呼ぶそうですよ。

せっかくの秩父です。
130年以上の歴史を持つ氷専門店「阿左美冷蔵」さんで食べたいけれど、夏休み中のこの期間。あまり人が多いところは避けたい、またこの暑さの中の行列も許して欲しい気分。
スマホでザっとググった結果、秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩約3分に位置する「八幡家(やはたや)」さんと決めました。

秩父鉄道と言えばとずっと以前、ある週末に突然思いついて「羽生駅」から「行田」まで、そこからバスで「行田古代連の里」へ出かけました。温泉と岩盤浴を楽しみ、ビールに名物の「ゼリーフライ」を食べた一人日帰り旅。そのくらいの行動力はあったはずなのに[たらーっ(汗)]
帰宅した夫「今日、どこかへ行ってきたの?」だって(^o^)V 
・・・は、おいといて。・・・駅近くの有料駐車場に車を置いて。
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秩父の長瀞のアクティビティに、スリル溢れる長瀞ライン下りがあります。当然、マンホールのデザインにも採用済みでした。

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店の脇に数分並んで、注文をしたら、番号を呼ばれるまで待ちます。店先に下がった、ブルーの地に赤い「氷」の文字でお馴染みの吊り下げ旗。
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容器にもりもりと盛られたかき氷の上に餡子たっぷりの「宇治金時」800円(税込)。
抹茶のほろ苦さに小豆餡の甘味の相性の良さは、言うまでもなくて・・・[揺れるハート]
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日光氷と比較したら、やはり観光地価格。それでもお値段なりの満足感は得られました。削った氷に抹茶シロップ・小豆餡・練乳のゴールデンコンビ♪ しかし美味しさの決め手はやはり「阿左美冷蔵」の氷です。

こちらの山、秩父市と横瀬市の両市に位置する、標高1304mの「武甲山」でしょうか。
北側は遠くから見ても、石灰岩の採掘がされているために採掘跡が顕著にわかるピラミッド型です。
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国道で秩父市内を抜け、宿名の書かれた矢印の通り横道へ入って行くと、その宿はありました。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑨草津温泉行ったら、シンボル!「湯畑」 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

駐車場から坂道を下り終わって、途端に開けた先、それは草津温泉のシンボル「湯畑」でした。
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2006年の草津温泉宿泊の際は、すぐ近くにある駐車場に車を置き、ここ湯畑を歩いたものの、病気になったばかりであったから、坂道、階段ととにかくキツカッタとだけ[バッド(下向き矢印)] それ以前の訪問時には気にもならなかったものを、この一周グルリにこれ程の高低差があったとは!

湯畑に隣接した「白幡の湯」、共同浴場のひとつであります。
湯畑源泉を見下ろす高台にある真言宗豊山派の古刹「草津山光泉寺」は今回も、急な階段を見ただけで断念せざるをえず(^-^;
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世界屈指の温泉大国である日本でさえ、大型宿泊施設に露天風呂付きなどが当たり前のようになってから・・・あちこちの温泉地で起きている湯枯れ現象は珍しくもないのに。

何度訪れてさもここ「湯畑」における湧出温泉の豊富さは目を見張るものがあります[目]
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湯畑源泉の中に、四角に組まれた木の枠が沈んでいる。この木枠の中の湯は「御汲上の湯」と呼ばれ・・・徳川幕府八代将軍吉宗、十代将軍家治が、湯枠の湯を樽詰めにして江戸城へ運ばせた史実は有名である。
現在残る湯枠は、八代将軍吉宗が汲み上げた際のものと伝えられているそうです。

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表示には、標高1156mと書かれてはいるが、この暑さ[晴れ] 少しも涼しくなんかない(@_@;)
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ズラズラ~っと並んだ木樋は、 湯の花を沈殿させておく為の木の樋。お土産にもなる「湯の花」が採れます。また湯滝の落ちた先の湯だまりは「強酸性」である草津の湯らしく緑色[いい気分(温泉)]
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草津節にあわせて湯もみのショーが行われる、見学可能な観光施設「熱乃湯」。

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足だけ浸かれる足湯「湯けむり亭」も、右端に見えています。


思えばこの場所を初めて訪れたのは、息子が4歳の頃でした。
若く元気であった父、母と4人で撮った写真は息子の結婚披露宴の際にも、誕生時からを映したビデオの一枚となって会場で流れました[ぴかぴか(新しい)]
純真で可愛い盛りであった息子(今でも十分、可愛いけどね by親バカ[あせあせ(飛び散る汗)])ポニーテールの二十代、ノースリーブニット&ジーンズ姿の私。
父、母にしてもまだ四十代の若さであった。その一枚を見る度(今では別人となってしまったけど)若き日の母は「溌溂として、すごく可愛い」と思ってしまうのだ。
夫のお陰で、それ以前も、以後も、親子揃って様々なところへ旅する事が出来ました。そうした共通の思い出があるから、40年近く後となっても幸せな気分になれるのだと思います[揺れるハート]
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑧草津温泉で、ジビエ&イタリアン [2021・8月温泉三昧の夏休み]

「らんぶる」さんには夕食が付かないものだから、同じベルツ通り沿いに店を構える「リストランテ アル・ロドデンドロ」さんへ予約をしておきました。私の足でも十分歩ける距離です。
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日本で最初にペンションを開業したのは、ここ草津の「綿貫ペンション」さん。そのペンション併設の小さなレストランは、イタリア・フランスで修行したシェフが作るコース料理が食べられるのでした。
・・・と言うと、綿貫ペンションに泊まったらペンションの食事でも良し、息子さんの店「アル・ロドデンドロ」で食べても良いと言う事。

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イタリアビール「FORST」で乾杯♪
イタリアのビールと言えば、「Moretti(モレッティ)」、「Nastro Azzurro(ナストロアズーロ)」、「Doreher(ドレエル)」などが有名ですが、隣国スイス北となるドイツ文化圏で作られている・・・イタリアビール「FORST」もマニアの間では味の良さで知られているとか。

3種類の自家製パンのひとつ素焼きのピザ=フォカッチャ。オシャレなパン屋さんで並ぶフォカッチャとは似ても似つかない素朴な見た目、味わい。 しかし本場イタリアのマンマが作るフォカッチャはこんな感じなのかもしれません。オリーブオイルで食べました。

・アンティパストは、イタリアンならではの…自家製パンチェッタ&イタリア産ハム、サラミ類の盛り合わせ。
肉、肉、肉で、かなりのボリュームです。群馬県産強力粉&白胡麻のグリッシーニ添えて。

聞けば、、シェフが修行したのは南イタリアのナポリ、フランスもニースとの事ながら、メニュー内容は、地のもの群馬の「山の幸」で揃えたのかも。
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・プリモピアット セコンドの前に食べる料理は…パスタ、スープ、リゾットと炭水化物中心。これは経験済みなので。

新玉葱の冷製スープ

パスタ料理は、日本鹿肉自家製ラグーソースと天然キノコのトロフェエ(ショートパスタ)
これが驚く程アルデンテ!、まぁ「コシ」のある事[目]
メインの前に運ばれたのは、味わい深い、群馬県産小麦粉・フスマ(小麦の皮)入りパン。パンには茨城産黒豚バークシャーの背油を。5種類のハーヴ・フランスの海塩を使った自家製ラードを付けていただきます。

・セコンド(メインディッシュ)
群馬県産赤城豚フィレと、自家製パンチェッタのロースト・季節の温野菜添え
見た目はシンプルですが手間がかけられた1皿、私用には食べやすいようカットしてサーブされました。
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※イタリア料理では、前菜、プリモ、セコンドの三皿構成が基本。

私と違い初めての食べ物には慎重な夫の好みも考え、予約の電話では「ジビエは控えめで結構です」と伝えてありました。この上のコースですと、ステーキになる模様です。

・ドルチェは、バーナーで表面をカリカリに焼いた群馬県産卵黄のクリーム ブリュレ  とても濃厚でした。
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夫チョイスの、地元産梅のシャーベット。 ドリンクはエスプレッソで。
ドリンクと共にの小さなお菓子は、メレンゲと花豆?のチョコがけだったと思います。
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厨房、ホールの両方をオーナーさんがひとりで切り盛りする関係から、ランチ、ディナーともに完全予約制となっています。・・・ちなみにこの夜は、私達よりも年配のご夫婦と二組。夜@5500円コースと内容は同じでした。
以上の「中」コースでも、お腹はいっぱいに[グッド(上向き矢印)]
ふたりでビールを一本ずつ、サービス料もかからず、12000円ポッキリ!
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湯畑周辺の居酒屋さんも考えたものの、観光地価格に来店客の多さも考慮して、「アル・ロドデンドロ」さんに。
小さな店内で、二組だけの為に作られた料理、これも旅先ならでは・・・かもしれませんね。
ドイツより来草し、温泉リゾートとして草津を世界に広めた草津の恩人ベルツ博士。
そのベルツ博士に因んで名付けられた「ベルツ通り」近く、暗い夜道のお散歩も楽しかった[るんるん]
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑦草津温泉「ぺんしょんらんぶる」 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

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三連泊の中日は、節約してペンションに泊まりました。
節約の面もあるものの、温泉旅館に続けて泊まったら、土地柄が変わるとは言え雰囲気、食事内容にも飽きる。ご飯も食べ過ぎてしまうから。
それにこれまでは主に福島県内、北海道内の各所で、または岩手・八幡平の「ビーバー」さんなどに泊まった経験から、ペンションも侮れない・・・そして小ぢんまりとしているところが好き♪…との個人的嗜好でも。
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旅好き、温泉好きな方々のブログで高評価であり、CPの良さで知られる「ペンション らんぶる」さんへ。
宿泊料金から言っても、決して期待してはいけないのは理解していたはずなのに。。

ここからは辛口の内容となります。それはこちらへ対しての営業妨害を目的としたものなどではありません。しかし事実でしたので書いてしまいますね。
敷地内に車を置き、館内へ。
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玄関付近、昔ながらのペンションの造りですね。
入ってすぐは、一階ラウンジです(翌朝になってから、撮りました)
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検温とアルコール消毒後、チェックイン用紙を書き込んでいましたら「2階の205号室になりますね」。
思わず、私「おトイレ付きの洋室って、その目の前のお部屋じゃないのでしょうか?」ところがママさん、ニコリともせず「もう、そこの部屋は決まっているんですよ。だから二階です」
私「おトイレ付きの部屋は一階に一室、二階は和洋室ではないのでしょうか?」ママ:「いえ、二階にはもう一部屋、トイレ付きの部屋があるのです」私、うぅぅぅぅ・・・・(口には出さず内心で、そんなの初めて来たのだから知らない。それにしても、この感じの悪さは何?ケンカ売っている訳?)
ママ:「お客さんは楽天経由で予約したでしょう。何も書いていなければ二階になるのです」その上「何時、予約をしたんですか?」私:「ここで急にそう聞かれても、そんな調べないとわかりません。(内心…何時の予約かは関係あるのか?)」
私の身体の状態を目の前にしても、「大変な事になってしまいました」。とか「申し訳ない」と言った言葉は彼女の中に存在しない模様。確かに宿側にしたら、直接HPから予約して欲しいとする気持ちもわからなくもないけど。
地下にある浴室へ行く度に、階段を二階分ずつ往復しなければならないのだ。しかしこちら側の状況などHPからの予約でない場合関係ない模様[バッド(下向き矢印)]
先の「さかや」さんでの温かな気分良い滞在のあとであったから、余計そう感じられたのかもしれない[たらーっ(汗)]

気分の悪さから、宿泊を止めようかとも考えました。しかしすでにカードで支払い済みでしたので、指定された部屋へいってみます。
全部で9室だったかな?の内・・・8畳程の部屋に、狭めの小さなベッドが並んで、その横に洗面台、反対側にトイレがありました。
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ガッカリなのは自宅ならとっくに買い替えてしまう、へたり切った小さなベッド、年季の入ったペタンコの籐椅子。駅前の安いビジホでも考えられない、草臥れ具合に古さ(@_@;) 宿泊料金をケチってはダメですね(-_-;)
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窓からの眺めがゴミだらけの一階屋根だけなのも、失礼過ぎる!
常に強気でいる私が一方的に言われっぱなしとなった敗北感(@_@;) く、悔しい~~のと、ここまで寂しい気分になったのも久しぶりでした。
後からお菓子を運んできましたが、部屋には湯沸かしポットだけ、カップさえなくてどう食べる訳?[あせあせ(飛び散る汗)] 夜間に喉が渇いた時も、クーラーボックスから運んであったペットボトルのお茶を飲みました。
チェックイン後は、何時でも飲めるコーヒー、ルイボスティの用意があるとの説明を受けたが、飲みに行こうなんて気持ちにはなれません。
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一泊朝食付きで@6600円なりと、まさにペンション価格!
この後の温泉、朝食内容はそれなりの良さでしたけど、第一印象の気分の悪さはぬぐえません。
他の皆さんの口コミでは接客がとても良いとの事ながら、一体どうしてしまったのでしょうね?「らんぶる」さん???

地下となる、24時間貸切で浸かれる内湯と、露天の岩風呂。
どちらも24時間 空いていればいつでも貸し切りで入ることが出来ました。←ここが、一番の決め手。
「草津万代鉱源泉」からの引き湯、源泉掛け流しのお風呂です。
湯船から床に流れ出す源泉の強力さ!浴室の床が温泉成分で凸凹している程。
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お湯はとても良かった[るんるん] 私好みのガツンとくる強めの泉質。皮膚の弱い人は湯上りにシャワーで流すくらいがちょうど良いと思われました。

翌朝のドリンクコーナーです。
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スープに、これが噂のポテトがつまったボリューミィなオムレツ、ラタトゥユにサラダと、どれも美味しかったです。
牛乳、ヨーグルト、焼きたてのパンは小ぶりながら一人3個。コーヒーを頂いてごちそうさま。
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宿の評判を落とそうなんて思わないのは無論。
前日のママさん、余程の事情があったのでしょうか? 私はありのままの事実、感じたままの気持ちを書きました。
二階に他の宿泊客の気配は全く感じませんでした。翌朝の支度があったのも、二組だけ。・・・であったら、少しくらいの臨機応変さが欲しかった。そう期待するから、こうなってしまう訳?

夜は同じ「ベルツ通り」にある、チョッと面白い店へ行きました。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑥長野~草津・日本国道最高地点を通る! 「志賀草津高原ルート」ドライブ [2021・8月温泉三昧の夏休み]

野沢温泉に別れを告げましょう。私なりにこの場所のファンになってしまいました。
温泉の良さは勿論、人柄もとても温かな場所でした。また季節を変えて訪問したく思います。
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さて2日目は、群馬方面へと向かいましょう。

途中の長野県飯山市にある、道の駅「千曲川」。
長野県に別れを告げる前に食べておかないとって考え、「おやき 深雪屋」にて、野沢菜入りおやき購入。
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こちらで買ったのかしら?「信州さかえ村産トマトジュース」100%2本。
それにしても4日間の旅の間にお買い物をしたのは、たったこれだけ! 我ながら・・・このシッカリ者(^Q^)/

北信州栄村と言えば、かつて二人で訪ねた栄村秋山郷地区ある「和山温泉 仁成館」。
秋山郷は「信濃の三大秘境」のひとつ、秋山郷内の和山温泉はまさに秘境と呼ぶに相応しい、カモシカの姿など日常との山深い場所であり、その時走行した道路は大量に流れる雪解け水で冠水していたのを強く覚えています。
今上天皇、かつての浩宮皇太子も若かりし頃、苗場山に登山された折にはご宿泊されたという…由緒ある「仁成館」も2006年には惜しまれつつの閉館。豪雪地帯につき、屋根からの雪下ろしをするボランティア要員募集を新聞紙上でも見ました。
山々に囲まれた大自然そのものの雄大なロケーション!人懐こくて穏やか、お茶を淹れてくださったお父さん、身体に巻いて温泉に浸かる為のバスタオルを渡してくださったお母さんと、「よく来たのし」の言葉が思い出されます。素敵な思い出を、ありがとうございました。


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千曲川の流れのすぐ脇に建つ「Cafe里わ」は、オシャレなカフェ。
しかし食べたのは、どちらも素朴な家庭の味…いなり寿司、赤米の笹寿司でした。おやきだけでは、やはり足りない[あせあせ(飛び散る汗)]
飲み物は車内のクーラーボックスにタップリ入っているので、購入しません(@_@)
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こんなお花畑、湖の側も通ったのでした。ここがどこなのかは?居眠りちう・・・だったのかも[眠い(睡眠)]
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「志賀草津高原ルート」は、4月下旬から10月下旬までが開通期間ですので、そう多くは通っていないはずです。
冬場の万座温泉行きの時は通れませんでしたから。
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2006年の草津温泉宿泊時には、草津から白根山を通り志賀高原へと、反対ルートを走りました。

続く光景を見るまで忘れてしまっていたものの、息子が幼稚園へ通っていた時仲良しになった4家族、4名のママ&子供連れで草津から白根山へは上ってきていたのでした。
その時も素晴らしい晴天でした。
白根山山頂のすぐ側、白根火山ロープウェイ(現在廃止)で、道の峰まで空中散歩も楽しみました。
標高2160mの活火山の噴火口は、エメラルドグリーンの美しい池となっていて・・・。
一番幼いSちゃんがトコトコッと走って山頂付近の池へ?全身びしょ濡れとなって、皆で大騒ぎをした。懐かしいわぁ~~、一番仲良しだったMさんとは今も続いているけど、他の皆さんはどうしているかしら?

それでも標高が上がるにつれ、周囲は霧?雲?に包まれ、前方が見えなくなっていくばかり。
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志賀高原と草津温泉を結ぶ「志賀草津高原ルート」。
志賀高原から草津温泉までをつなぐ国道292号、通称「志賀草津高原ルート」は全長約40km。標高2172m、渋峠にある日本国道最高地点からの景色に、上信越高原国立公園の雄大な自然を感じるドライブルートなのです。
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目の前に突然広がる荒涼とした風景は、活火山特有の地形。福島の「磐梯吾妻スカイライン」を走る「浄土平」を思い起こさせます。
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他に思い出すのは・・・秋田県、栗駒国定公園の西の玄関口となる「川原毛地獄」と「泥湯温泉」。そちらは2007年の秋に走り迫力に満ちた光景を目にしました。
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灰白色の溶岩に覆われた山肌は火山活動の余勢をいまだ残して。川原毛地獄から眼下に見たのは、奥羽山脈の懐深く高松川上流の川沿いに建つ、冬場のガス発生により死者まで出た「泥湯温泉」でした。


この地では。ガスの噴出こそありませんが、あちこちにコンクリートの避難用シェルターが造られていて、やはり自然の力って凄いと実感してしまいます。
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2018 年1月に草津白根山(本白根山)での噴火発生。この噴火により死者1名、負傷者 11 名の被害が出たのでした。
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白根火山活動が落ち着いて、国道292号 志賀草津道路は4月23日から4年ぶりに制限無しの全線開通となったばかりだったのですね。それでも登山道の通行、草津白根レストハウス、山頂駐車場の利用は引き続き禁止。
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そのずっと以前には、車でも。駐車場から10分くらい歩くと、火口の池を覗き込める場所まで行く事が出来たのでした。今回は車で通るだけにして正解です。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・⑤ 長坂ゴンドラで、絶景スポット! [2021・8月温泉三昧の夏休み]

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乗降時の苦労はあったものの・・・高さ・幅ともに大きく、全面がガラス張りで開放的なキャビン内からの眺めは気持ちの良いものでした[ぴかぴか(新しい)] 目の前に広がる雄大な風景で、晴れ晴れ気分。

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到着した「上ノ平ピクニックガーデン」では空気も、ヒンヤリ涼しい[グッド(上向き矢印)]
野沢温泉でさえ標高の高さから一年の平均気温は9.5度と涼やかな土地であるのに、更にここは千数百メートル上がった先ですから、風も気持ちいーいの[グッド(上向き矢印)]
ゴンドラ往復券@2500円は家にしては高いかなと感じたものの、金額に見合うだけの価値があったかも。

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夏から秋の高原に揺れるヤナギランの花?その横は? 高原&高山に咲く花については知識が全くありません。
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ピンク色は、マツムシソウの一種のような? 右は白花草アジサイで? 

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白くて可愛い花は、イチゲのひとつ?その隣りはアッツ桜の仲間のような。。

紫色の花穂を伸ばした、ヤマトラノオは盛んに咲いていました。
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山地や草原に生えるナデシコ。里咲きよりもずっと鮮やかな色合い、ヤマホタルブクロです。
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「姫さゆり」が二本だけ残っていました。その隣りは「ニッコウキスゲ」で良いかしら?こちらも数本見る事が出来たのでした。
他に、オレンジ色の可愛らしいクルマユリの花が少々。花茎を伸ばしたその先に長円形の赤紫色の穂状の花を咲かせる「唐糸草」も咲いていました。

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どうです!この景色の素晴らしさ! 天候に恵まれた旅でした。 時には「雲海」を目にする事もあると言う。
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右下に見えているのが、麓の野沢温泉街です。

7月31日~9月25日の毎週土曜日は「ナイトゴンドラツアー」の開催あり。いずれにしても、このゴンドラが本格的な活躍をするのは冬の時期、雪山シーズンこそ本番なのだから。
ここで長野編は終わりです、次行きますね!
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・④野沢温泉村は「湧き水」も豊富 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

野沢温泉と言えば代表観光スポットである、温泉街の中心となるのは「麻釜(おがま)」ながら。宿からでは10分以上歩く、…って事は私の場合は、20分か! そして付近に駐車場はおろか、周囲は軽トラが走る程度の細道のみ[たらーっ(汗)]

麻釜は30余りある源泉のひとつでありながら、100度近い熱湯をこんこんと湧出しており。国の天然記念物にも指定される、野沢温泉のシンボルなのですが・・・この時は歩きたくない気分(^-^;
地元の方専用の、麻釜は野沢温泉の台所とも称される場所ゆえ、村人はここで野沢菜を洗ったり、野菜や卵をゆでたりして日常的に利用している訳ながら。観光客が中に入る事は許されません。
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こちらは2008年秋の、母と三人で訪れた際に撮ったもの。
この時も駐車場から随分と歩いたと記憶しています。
それでも夕方近くであった為、カゴいっぱいの卵を運んだり、青菜やとうもろこしを茹でる姿を見ることが出来ました。老舗宿「村のホテル 住吉屋」さんは麻釜からはすぐ近くであり、建物の古さを生かしたピカピカに磨き上げられた館内が少しだけ覗けました。

※ここで一言!
長野県の郷土食として定番中の定番といえば…の野沢菜漬。その発祥は、ここ野沢温泉村であると言います。この地で食べるととても美味しいものですけど、お土産として家に持ち帰ると、美味しくないと感じませんか?
漬物自体の温度が一度でも上がってしまったら、味が変わってしまって駄目なのかもしれません。
だから野沢菜漬は長野で食べるもの。買って帰るものではないと、ひとりで勝手に思っているのでした。

せっかくなので、「野沢温泉観光協会」に立ち寄ってみました。
野沢温泉と言えば「御朱印」ならぬ、共同浴場を巡って集める「ご集印帳」だそう。
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通りで「さかや」さんのベテランスタッフさんとの会話が、かみ合わなかった訳です。
ちりめん細工のお婆ちゃん手作りお手玉も、勧められましたが・・・。
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私達は玄関先にあった、冷水に浸した朝採れキュウリの方が気になってしまい、「あれ、食べてもいいですか?」
頂いたもろみ味噌で食べるキュウリは、ここでサッパリデザートとなりました[るんるん]

野沢温泉村は、「温泉」だけでなく「湧き水」もとっても豊富。
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またも「さかや」さんの脇を通り、毛無山湧水群のひとつである「「六軒清水(ろっけんしみず)」へ。
木々に囲まれた湧き水、ここの木は桜の樹とか。春にはピンク色に染まって、これまた綺麗でしょうね♪
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美味しい湧き水をどこかでと考えて、念のためにポリタンク持参で行ったのだ[パンチ] しかしツメが甘かった(^^ゞ ここからポリタンクへ入れる手段が?と思っていたら、短くカットしたホースで先に汲んでいたオジサンが「これを使いな」って。
さり気ない親切が、ありがたいわぁ[揺れるハート] その隣りでは近所のお婆ちゃんがリポビタンの瓶でゆっくり味わって飲んでいます。そうした姿も可愛いなぁ♪
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目にも鮮やかな緑の苔や草もながら、この場にいるだけで風が心地よくて気持良い。
夫曰く、冷たくて手を入れていられない程であったと言う。冬場に積もった雪が溶け、ゆっくりと土の中を通って浄化されながら、村内の名水所まで流れてくるのですもの[ぴかぴか(新しい)]
野沢温泉の湧き水はまろやかさのある、優しい口あたりの、雑味のないクリアなお水です。帰宅後もしばらくの間、楽しめました[グッド(上向き矢印)]
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観光協会スタッフさんにお勧めされた、長坂ゴンドラ乗り場へ向かう途中では、ジャンプ台も見えました。

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せっかくの野沢温泉村です。山麓の長坂エリアからやまびこエリアまで最速約8分で輸送可能…との長坂ゴンドラリフトに乗る事にしました。
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10人乗りのゴンドラキャビンながら、この時期。一台には一家族のみの乗車。
前の若いお兄ちゃんと子供達はマイ自転車の積み込みまで、楽々こなしていると言うのに・・・私が乗ろうとしたら、「あれ~~行っちゃう、行っちゃう~~!」「待ってよ~~」
そうなんです。
脚がマシンのスピードについていけないものだから、普段の生活でもエスカレーターは当然、空港などの動く歩道も使用した事がないのでありました[バッド(下向き矢印)]
ゴンドラキャビンも当然待ってくれないものだから、夫に抱きかかえられてようやく乗れました[たらーっ(汗)]
決してノロケではなくて、私にしたら必至の行動なのです。←なにもそこまでしなくてよろしいですって?
チャレンジャーな試みでしたね。

続きます。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・③野沢温泉「旅館 さかや」食事編 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

食事は朝・夕共に、二階に並ぶ個室の食事処となります。私の歩く距離を考えて入口から最も近い「りんせん」のお部屋でした。
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「おしながき」も一応あります。
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※奥信濃は山菜や茸を中心とした山の幸や、豊かな 大自然に育まれた新鮮な地野菜に溢れています。 産地直送よりも新鮮で、肥えた土が創り出すうま味の 強い食材を生かした、信州創作和食が「さかや」のスタ イル…とのことで。
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木の台に並べられた・・・冬瓜梅仕立て・丸茄子鳥味噌田楽・独活胡麻和え・ほおずきの皮に味噌漬玉子(ここは食べるほおずきそのものが良かったな)・う巻き玉子・キュウリ&人参。エシャロットをもろ味噌で・無花果胡麻豆腐・ぜんまい煮・(野沢温泉の郷土料理)いもなます・酢炊き鮎・・・の前菜たち。食前酒はあんず酒? とりあえずのビールで乾杯[ビール]

じゃが芋万頭の蒸し物、お造りは、大岩魚昆布〆・信濃雪鱒レモン添え・酢味噌で食べる鯉のあらい。
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主菜・みゆき豚とろとろ煮 ポテトとグリーンピースのソースは、手の込んだ料理のようだが、ジャガイモソースはいらない。
冷やし鉢・トマト流し 鶏ささみのオクラのせで、サッパリさせて。

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自家製の野沢菜&漬物は、途中お替わりを勧められます。 冬瓜のあんかけを白いご飯で。デザートは牛乳プリン、甘いカット西瓜でした。

〆の冬瓜&いんげんを煮たあんかけご飯は凝り過ぎていてどうかな~~!?と感じられたものの、それ以外は味付けも良く、どれも美味しかった[るんるん]
ころあいを見計らって運ばれる料理は美濃焼、備前焼などの器が料理を引き立て、料理がまた器を生かす・・・と言った贅沢。
野沢温泉の豊富な湧き水を仕込み水に使った地酒 「水尾」や信州を代表する「真澄」とあったものの、満腹になりすぎてアルコールは断念!

食事処で担当してくれたのは、若いネパール人の女性でした。物静かで賢さの中に謙虚さを持ち合わせた彼女。ネパールでも北方の生まれだから、雪は特に珍しくないとか。
ただし食べ物は、生ものを食べる習慣がなかっただけに「今は何でも食べられます」と言うけれど無理をしているはず。
来日してすぐに行った日本語学校は長崎県の諫早で、それから又接客の勉強をし、ここ野沢温泉へ来たと。「お休みの日は何をやっているの?」と尋ねましたら「以前は東京の友達のところへ遊びに行きましたが、コロナ下では行けません」。「ネパールの人は母国語の他に、英語が普通に喋れるんでしょう?」「そうですね」。口数が多い訳ではないけど、賢さと正直さが伝わってきました。

部屋へ戻ったら、お布団に直行です[ダッシュ(走り出すさま)]←、これ毎回のパターンですから(^Q^)/ 特にこれと言う事はないけれど、温泉に浸かって、ご飯を食べるだけで疲れるのです[あせあせ(飛び散る汗)]
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ふかふか布団で熟睡した後は、朝食も同じ部屋&席でとります。朝日が気持ち良いo(^o^)o
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朝食はぶどうジュースに、野菜サラダ。右はなに饅頭でしたっけ?
野沢温泉のお豆腐、昆布の佃煮、山菜の胡桃和え、切り干し大根、野沢菜漬けは勿論。温泉卵。
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山女の焼き魚は少し炙ってから、白米・温泉卵などに自家源泉を使った温泉粥・麦とろご飯の三種類から選べる和食。二人揃って麦とろご飯をチョイス、「どれでもお替わり出来ますよ」と勧められるもお腹いっぱいです。
宿名入りの焼き海苔も食べてみようかな・・・とは思った夫ながら、他のおかずで満足してしまったみたいでした。

デザートはオレンジ、そしてコーヒーでお終い。
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夜の献立はザっと目にして食材にお金がかかっていないのが一目でわかったが、全体的には味付けも良く、食事内容にも文句はありません。

チェックイン時は香港の方、アウトの時は台湾出身の女性と、しかし社員教育の徹底ぶりにも感心!お見送りは女将と、若主人だったのかしら?
とにかく皆さん揃って、腰の低い接客ぶり、何かと気遣ってもらいました。この日の泊り客は平日だけに4~5組だった模様です。
8月2日から一泊、楽天トラベルより【1泊2食】【天然自家源泉】美肌の湯と創作和食で上質な時間を
@21789円×2(消費税込)


静かで落ち着いた館内は床をはじめとして、どこもピカピカ清潔でした。
小規模旅館の多い野沢温泉街にあって、鉄筋6階建ての建物は威容さえ感じさせる。これだけの規模の宿を維持していく苦労、努力には並々ならぬものがあるでしょうね。温かい「おもてなし」の気持ちは好感触、噂にたがわぬ良い宿と思いました[グッド(上向き矢印)]
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・②野沢温泉「旅館 さかや」 [2021・8月温泉三昧の夏休み]

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滝と、鯉の泳ぐ池を中心に造られた中庭を囲む形の建物。野沢温泉には沢山宿がありますが、全体的に良さそうな「さかや」さんに決めました。
玄関先で野沢温泉の名物、巨大な「鳩車」の出迎えもあります。

フロントには、岡本太郎氏デザイン作品が飾られていています。岡本氏は野沢温泉村の「名誉村民」だそう。
ロビーのソファで館内の説明を受けて、夕食等の時間も決めます。片隅に活けられていた手編みの籠の、野生味ある「半夏生」や「みずひき」、地味な山野草のさり気なさに心惹かれました。
フロアーには、郷土色あふれる品、大人向けの小物の並べられた売店とあります。

案内されたお部屋は、エレベーターからも近い304号室。
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ドアを開けると広い踏み込みがあり、左手に洗面、お風呂、おトイレが一か所にまとまって。天然保湿成分である「オレンジの滴」という意味をもつ「オーランジュ・ロゼ」シリーズのアメニティがありました。他にタオル干しはヒーター入りのカッコイイもので、ドイツを旅した際を思い出します。

右手側は水屋となっていて、「お高い宿、あるある」の「Nespresso」カプセルコーヒーマシーン。
ほうじ茶・紅茶・フレーバーティ・昆布茶・しいたけ茶。
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こんなの初めて見ました、陶器で出来た湯沸かしポット、オシャレ~~!でも重た~い!
グラス類の片付け、飲んでしまったカセットも、食事中の留守に補充されます。
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10畳和室奥に、ゆったりした広縁あり。角部屋なのもポイント高し!ふっかふかのお座布団。
小さめのテレビですが、旅先ではほぼ見ないから関係ない。
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お着き菓子はワッフルクッキー、冷蔵庫に用意されていた野沢温泉の美味しい冷水、これが飲み放題なんですよ(*^_^*)
クローゼット内に野沢温泉のシンボル=「鳩車」柄の浴衣、バスタオル、足袋ソックス、湯籠と入ってました。
では、タオルを持って、お風呂に浸かりましょうか[るんるん]
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創業して以来の歴史、パネル写真、宿のコレクション類が展示された廊下を通って行きますと、
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中庭に沿って歩く廊下なので明るいですし、ロビーの様子もうかがえます。
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湯上がりの待合所には、冷水の用意があります。しかし長野のホテル、旅館に泊まる度に・・・長野は、やはり「長野オリンピック」なのですね。東京や札幌とは比べようもない一地方都市である長野県内で、冬季オリンピックを開催、成功させた…誇りや自信は想像を超えるものがあった…との気がしてなりません。かつて長野市内の中心部のホテルに泊まった折りにも、オリンピック開催を機に中心部の整備がされたと感じられました。
かつては山間の貧しい土地であった「信濃の国」長野が、だからこそ「教育県」として、ここまでの発展を成し遂げた。

奥にあった「家族風呂じょんのび」に入りました。
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全体的に小ぢんまり、家族サイズながら、脱衣所・洗面台のアニメティ類、男女化粧品、ドライヤーと大浴場と全く同じ設備でした。
浴室はレトロな風情の落ち着いた造りながら、小さくとも天井からは屋根へと続く開口部があり、温泉の湯気?ガス?の抜ける…湯小屋造りの雰囲気は本物です。

誰もいなかったので、女湯も一枚[カメラ] 改めて言うまでもなく、大浴場のアメニティも同じものが並んでおります。
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真夏にこれだけ高温の熱い温泉は、苦手ですが・・・こちらは温度設定が低い浴槽もあるとか。大浴場だけに外には大き目露天もあり。
隣りは温泉街のシンボルとも言える共同浴場「大湯」です。大湯の源泉は「さかや」の敷地内にあるくらいですから、宿の温泉にパワーがあるのは当然[パンチ]
翌朝「大湯」に浸かってきた夫、「とんでもない熱湯風呂だった!」ですってo(^o^)o
しかし出た後は、意外にもサッパリと感じられるのでした。

野沢温泉へは以前に、母とも来たこともあったのだけれど、泊まると他にする事がないだけに本当にノンビリで良いですね[るんるん] お風呂へ行く時用の湯かごがあるのも便利でした。
野沢温泉の文句なしの良質な湯に、さかやさんに漂う空気&温泉と、ほっこりする接客サービスも素晴らしくて、心から癒される一夜となりました。

次は食事へ、続きますね。
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オリンピック期間、山奥の温泉へ・・・①長野県野沢温泉を目指して [2021・8月温泉三昧の夏休み]

今月の初めから長野・群馬・秩父と山間ばかりを選んで4日間、「三密」を避けて夏休みをしてきました。
先の事故で夫の身体をご心配下さった皆様、大変申し訳ありません。そのくらい、身体へのダメージは少ないものでした、ただお財布の方はイタイ・イタイ。
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以下どれも同じような、山ばかりの画像が続きますね。
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こちらはまだ、群馬県内にて。自宅近くの県内北部を眺めた風景とそう変わりませぬが・・・。

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関越自動車道「赤城高原SA」内で一枚[カメラ]
自宅から、この日宿泊予定の長野県北信地方に位置する「野沢温泉村」までは、北関東道、関越自動車道利用で3時間半ほどの距離。
途中の「赤城高原SA」にて早めのお昼ご飯とします。
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国内有数の小麦粉の産地でうどん文化が根付いている群馬県だけに、もちもち食感のうどんと、群馬県産まいたけ天のセット。夫は山菜をのせたお蕎麦だったかと。(アクリル板濾しなので、こんな映りです[あせあせ(飛び散る汗)])冷水でしめた太目の麺、ツルツルした喉ごしが美味しく珍しく完食[るんるん]
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日差しは強いけれど、少しだけ木陰に入るとスッと汗も引いてきました。

新潟県内まで走り「湯沢インター」で下りたら、南西方向の長野県内へ向かいます。
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山また山に、稲がスッカリ育ってきた田園風景。こうした光景でさえ、真夏の日差しを浴びて眩しい[ぴかぴか(新しい)]

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この流れは「千曲川」だったと思う!?

お昼を簡単に済ませて、宿に直行する。
温泉に浸かってノンビリ過ごす、それだけで良い。・・・閉塞感漂う日常から逃避が目的だから、観光らしきものはしていません。
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日本で唯一村名に「温泉」の付く「野沢温泉村」です。
開開湯700年以上の歴史をもつ、長野県の野沢温泉村。多くの源泉が自噴している村内には13もの外湯(共同浴場)があり、江戸時代から村人たちの共有財産とされてきました。
泊まるのは「旅館 さかや」さん、チェックインは午後3時ながら、早めの到着でも気持ち良く迎えてくださった。
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車寄せ前には誰でも利用可能な「足湯」。秋の花「シュウメイギク」がすでに開花していたのも印象的です。
野沢温泉では「村のホテル 住吉屋」さんと並ぶハイクラス人気宿でありながら。接客がとにかく気持ち良くて、寛げる滞在となりました。
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高い天井、広い空間のロビーは、客室数30室近い宿の規模を感じさせ、立派な佇まいの老舗旅館であるのを実感させます。
野沢温泉街の細いくねくね道を進んだ先、温泉地の代表的な建物、外湯「大湯」の奥に位置する宿でした。

このシリーズも続きますね。
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