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2021・11月茨城県あんこう鍋の宿 ブログトップ

二月ぶりの小旅行・・・⑧大子のしゃも弁当と、こんにゃくでお終い [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

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紅葉狩りした後に、立ち寄りしたのは水郡線「常陸大子駅」でした。駅とコンビニ「ヤマザキショップ」、それに昔懐かしの「駅蕎麦処」。駅蕎麦にしては立派な店舗であり、提供されるお蕎麦が人気なのでしょう、この時も多くの人で賑わっていました。
山中のローカル駅で、紅葉シーズン真っ最中と言え、この繁盛ぶりは素晴らしい!奇跡のような光景・・・とは、いささかオーバーかしら?
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常陸大子駅前には、SL「C12187」の展示もあります。
昭和13年に名古屋工場で製造され門司機関区からスタートした本基・・・
九州内部で30年を過ごした後、昭和42年水戸機関区に移り、昭和45年の水郡線の完全無煙化まで雄姿を見せ続けていた。その縁から、ここ大子駅に展示保存されていると言います。
しかし私は駅蕎麦店や、SLを見にきた訳ではありません。
目的はこちら[右斜め下]
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昭和29年創業、昭和の雰囲気漂う「玉屋旅館」さん。
奥久慈しゃも料理の元祖として知られる「玉屋」さんの、奥久慈しゃも弁当[るんるん]
私が駅舎やSLの写真を撮っている間、夫はお弁当班として並び、無事二組目でゲット[exclamation]
帰り際に見たらこの後、中で食べる人、我々のように持ち帰る人とで行列となった様子には、早く並んで良かったと思う♪

お弁当は帰宅後に開けたから、タレがご飯の方へ移ってしまいましたけど、しゃも肉だけに肉の歯ごたえに旨味が濃い!ご飯に敷かれた黄色い炒り卵、甘辛のささがきゴボウ煮。お弁当と言えばのしば漬け・大根漬け・きゃらぶきも添えられているのですが、やはり圧倒されるのは、奥久慈しゃもの存在感!明らかに普通の鶏とは違う肉の弾力&旨味ヽ(=´▽`=)ノ 
冷めても旨い、しゃも弁当は一折1200円なり!
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奥久慈しゃも弁当の登場は1985年(昭和60年)の「つくば科学万博」。その際イベントの一環として、SLが水郡線を走行するのに合わせ、奥久慈しゃも弁当が誕生した。・・・との事。

大子町にある「こんにゃく関所」も、立ち寄りスポットとして決めてありました。
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折りしもこの日は「大感謝祭」の真っ最中、大勢の人で賑わいを見せていた時。
入店し真っ先に目に入るのは、真ん丸大玉こんにゃくが色別にぷかぷか浮かぶ水槽。「生とろこんにゃく」に、日持ちのする「凍みこんにゃく」やら、様々なこんにゃく製品の置かれた店内。レジの横に名産であるりんごを使ったアップルパイが並んでいるのも同じです。
この日は特別なのか、コンニャク芋まで売られておりました。
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購入したのは・・・お徳用こんにゃく大袋、玉こんにゃく、こっちゃんお気に入りである「こんにゃくそうめん」三食パック入り。

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県境を越え、栃木県内へ急ぐ。
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茨城県内最後の道の駅「みわ」で、乾燥芋用のサツマイモを探すも、今年は本場茨城のサツマイモにも病気が入ってしまったとか。これと思えるお芋が見当たらなくても仕方ありません。自宅用野菜と、キノコを買って帰宅する事になりました。

観て、食べて堪能、茨城の海&奥久慈の魅力に触れた・・・北茨城への、あんこう鍋ツアーはお終いですm(_ _)m
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二月ぶりの小旅行・・・⑦大子の「もみじ寺 永源寺」 [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

紅葉に包まれた「花貫渓谷」の絶景にうっとり♪・・・のはずが、461号線を走行、途中のカーブ付近から先が見えない渋滞です。
目的となる花貫渓谷まで、どのくらいか見当がつかなくて・・・これでは並んで走っても、到着時間がわかりません。「今日は止めよう」・・・と、花貫渓谷をいとも簡単に取りやめた私達でした[あせあせ(飛び散る汗)]
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Uターンをしてくる車は他に数台、根性ないわね・・・って、オイオイ同じでしょ(/ω\)

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その後大子へと走らせている途中、りんご園が続く地区へ入った模様。
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「追分りんご園」の畑で尻尾を振る、看板犬「くろちゃん」←勝手に命名[るんるん]
※大子町には山々のなだらかな傾斜を利用した、りんご畑が沢山あります。盆地ならではの寒暖差のある気候と、樹の上で完熟させてから収穫する「樹上完熟」が、美味しい「奥久慈りんご」を育てます。
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「サンふじ」と、黄りんご2個のミックス一袋購入♪

無事にやってまいりました!
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境内が一面、色鮮やかなモミジで埋め尽くされる「もみじ寺」です[ぴかぴか(新しい)]
真っ赤に色づいた紅葉が境内を美しく彩る、「永源寺」は1446(文安3)年に創建された曹洞宗の寺院。
通称「もみじ寺」の名でも呼ばれているのでした。
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色づいた木々を見上げながら、上り坂を歩いて行くのですが・・・この辺りでは日差しが弱くて、ハッとする色合いに撮れません。
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それでも境内を埋め尽くす赤や黄のもみじが素晴らしい景色を作り出しており・・・。
大子七福神の紅一点、弁財天をまつる寺は高台にある為に、境内から秋色の大子町を一望することも可能。町全体の紅葉までが楽しめる景観スポットと感じました。
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小さなお地蔵さまがところどころに置かれて、紅葉を頂く姿は可愛らしい[グッド(上向き矢印)] それぞれ形状が違っていましたので、散策中見つけるのも楽しかった(●^o^●)
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境内の最奥、ここから先が拝殿となります。
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こちらから見える紅葉もまた美しいのです。運が良ければ木々の間から、走行中の列車を見る事もある模様。
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上り着いた途端、一面にわーっと広がる見事な光景。それまでに見た景色とはまた違う、鮮やかな朱が見られました。
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木々の木立と赤や黄色に色づいた紅葉のコントラストは素晴らしい。
だから、ついつい立ち止まって見続けてしまうのでした。
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ここでも色づいた葉が輝いています。
寒暖差のある山々から始まった紅葉が、日にちと共に少しずつ間近な里山へと下りてくる。

木々が落葉するまでの一時の…朱色や黄の共演を、自然はこの秋も見せてくれました。
そこに日本の四季ならではの風情を感じ、心が動かされました。
秋が短くて、いつの間にか冬になった感のある…この頃ですが。県内と、ここ茨城の二か所で楽しめた、今年の紅葉[ぴかぴか(新しい)]

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永源寺での「御朱印」は、七福神の弁財天とご本尊の釈迦牟尼仏(釈迦如来)の2種類どちらかを頂く事ができます。
大子町のパンフレット、久慈川の鮎せんべい付きで。こんなの初めてです。

名産品であるりんご同様「食欲の秋」で終わる、次回が最後となりますね。
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二月ぶりの小旅行・・・⑥「うぐいす谷温泉竹の葉」朝食&感想 [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

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一晩寝て起きて、あんこう効果なのか?一晩中身体がポカポカしたままでした[るんるん]
朝食は広い会場食で4組一緒。
仕切りもあり、各テーブル間は適度に離れているので問題なし。時間も10~15分くらいずらしてあったよう感じました。
朝食とは思えない…品数の多さ。沢山料理が並んでおります。
前の晩に「明日の朝ご飯はおかずがホンのちょっとだっりして[あせあせ(飛び散る汗)]そうしたら、どうしましょう」などといった心配は、杞憂に終わったみたい。
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丸い高台の上に、もずく酢・イカの塩辛・もう一品は失念。お約束の鰺の干物と。
固形燃料の小鍋は、鰤のしゃぶしゃぶ用。そこに若芽・シメジ・長ネギの薄切りとしゃぶしゃぶしたら、朝から美味しい[グッド(上向き矢印)]
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焼きさつま揚げ、温泉卵、シラス入り野菜サラダ、納豆、海苔、漬け物。
若布とフノリのタップリお味噌汁に、お櫃いっぱいのご飯でした。

この時も夫はご飯を三膳いただいてお櫃を空に、仲居さんが「お代わりお持ちしましょうか?」だって。私の納豆、焼き海苔、お漬物も無事夫のお腹へ収まりました。出されたものは、カラにする主義だそう(/ω\) 
これはカップルでカブに乗って温泉巡りしているブロガーさんの影響もあって・・・ご夫婦で各地の安いお宿に月2~3度は泊まりに行ってくる、その毎回の更新が楽しみで仕方がないのだ♪ 

朝も満腹!満足!夜も朝も、どちらも美味しい食事でした[るんるん]
部屋で一休みしたら、帰りの準備をし、チェックアウト前のラウンジでコーヒー、紅茶を飲んでから帰りましょう。
お腹いっぱいながら、ゆったりとコーヒータイム(^^♪・・・のはずであったのに、隣りにいた親子の子供達の煩さが半端ではなくて[バッド(下向き矢印)] 早々と席を立つはめに。
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旅館入り口のもみじは終わってしまっていたけど、庭の紅葉はまだ綺麗でした[ぴかぴか(新しい)] その先に見えていたのは、小ぢんまりした可愛い「めがね橋」。

ここでコーヒーサービスをしていたのは若女将ながら、別に彼女が悪いとは思わない。お客さんに注意する事は余程でないと出来ないから。
旅先で子供が燥いで大声を出すのは仕方のない事です。ただ他所の人がすぐ隣にいたら、両親、祖母が多少気をつかうのは当前でないだろうか。ラウンジではこの家族のせいで前の晩も、すぐ部屋へ引き上げた経緯があったばかりでした。

駐車場までの会話で、彼女が宿の娘さんであり、若女将であるのを知った訳ながら、控えめな笑顔に、物腰も柔らかく、車が見えなくなるまで手を振って見送るなど…恐縮してしまうほどでした。
厨房で率先して動いていた働きものの大女将、仲居の皆さんも穏やかで優しい雰囲気を醸していて、お陰で旅の一時を気持ちよく過ごすことが出来ました。

ボリューム満点の食事を考慮すれば、お得感はあったと思います\(^_^ )/
車中で「良い宿だったな」と夫が、ポツリ一言。
広~い心で見たら落ち着いた部屋に、朝夕の美味しい料理(*^_^*)と、期待が全くなかった割りに、今回も当たり宿でした[グッド(上向き矢印)]
駐車場におかれた大型バス二台、若女将の言うには「家は地元の会合や宴会が多く、最近はコロナも落ち着いて「七五三」で使っていただけて助かりました」・・・と。それも静かな環境、提供される料理が良いからなのでしょうね。

11月13日(土)より一泊@17600円に入湯税、アルコール代を入れても、37000円なりとお手頃でCP良し。
我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆  温泉の魅力は少し弱めかなと?
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆
     全体としては ☆☆☆☆
毎回同じですが、ゴージャスな部屋に泊まりたいわけでなく、宿泊料に見合った満足感が得られたらそれで良い。
この時はお隣の茨城と近場ゆえ、余裕がもてたのも良かったと感じました。
五浦、磯原は海の近くだから、ロケーションを優先させるなら海辺のホテルが一番かと思いますが、、、価格とアットホームな雰囲気、料理の美味しさを考えたら、今回も悪い選択ではないと思いました。落ち着いた山里の宿には、夫婦して好印象[るんるん]

宿から近い、見頃の紅葉スポットは花園渓谷、花貫渓谷と二か所ありますが、「大子経由で帰られるなら、花貫の方が通り道で良いと思います」とのアドバイスを得て、この日の紅葉スポットへ急ぐ[ダッシュ(走り出すさま)]
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二月ぶりの小旅行・・・⑤「うぐいす谷温泉竹の葉」食事 [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

温泉は源泉かけ流しがベストに違いないが、宿を選ぶ際に優先するのは食事です。
湯は源泉掛け流しに越した事ないし、小綺麗でオシャレな部屋に泊まりたいのが勿論だけれど。
しかし既製品ばかり並ぶ食事や、またそこそこ美味しくてもビュッフェスタイルでの提供は嫌いです。少なくても私の作った味を越えてない料理を提供する宿はガッカリ以外にありません。我が手料理など決して威張れたものではありません[バッド(下向き矢印)] 言葉にするまでないのは当然!

・・・と言う事で、本題。竹の葉さんの夕食について。
決めた時刻の10分前になると、食事の時のドリンクについて連絡が入ります。
時間キッカリに仲居さんが配膳をしに部屋に来ました。
目の前でテーブル上に手早くセットをし、あんこう鍋にも火を入れて、「また頃合いを見て、温かいお魚、ご飯をお持ちしますね」と。ほぼ一気出し。
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説明はないが、お品書きはあります。
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通常はもう少し丁寧に、数品ずつ提供しているのだと思います。複数品の配膳でしたが、温かい物と冷たい物は各々適温でしたから、そうした面でも特に気になりません。

この日のメニューは、一般の料理にあんこう鍋を加えた「あんこう鍋を囲んで」コース。
先附:胡麻豆腐  こちらの胡麻豆腐は、黒胡麻なのですね。
前菜:秋鮭本書巻・柿玉子・鳴門穴子・丸十チーズ寄せ・海老のキャビア射込み・鰆の利久焼・松傘くわい・栗もありましたよ(^_^)  一品一品に丁寧な仕事ぶりが伺えて、秋の彩りがトレーに溢れます[るんるん]
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中皿:身巻サーモン・牡蠣・帆立オイル漬け・彩野菜青海苔ソース添え
向付:旬魚のお造りは鯛・ホウボウ・鰆・ブリ・本マグロにあしらい一式  どれもぶ厚くて、シッカリ新鮮でプリプリの食感でした。
一見少なく見えるものの、意外にもボリューミィな一皿ずつ。
アルコールは瓶ビール、大瓶700円はとても良心的♪ そこに地元の日本酒「大観」のオーダーで。
そしてメインとなる、あんこう鍋[exclamation]  ここまでで結構お腹にきていると言うのに、この鍋いっぱいのあんこう、たっぷり野菜が食べきれるだろうか。
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常磐沖で獲れる“キアンコウ”を使用したあんこう鍋は宿自慢の一品だそう。上質なあん肝と地元の味噌で仕立てたスープは絶品でした。
たっぷり!過ぎる鍋、あんこうは肝も身も格別でした。だからと言ってあんこうだけに頼る食事ではなく、それ以外の料理も丁寧で美味しくて気に入りました。

上品な味付けのキンキの煮付け。キンメではなくて、キンキ・・・旬も同じ冬ながら、値段で言うとキンキはキンメの倍以上とか!ともかく高級魚なのですね。
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身がフワッと柔らかでいて、脂がのっている、それも出来立ての上、味付けも良いからとにかく美味しく食べてしまいました。
頑張ってあんこうをひと鍋食べつくした後なので、お澄ましは味見程度・・・。あん肝タップリの鍋は当然、卵でとじたお雑炊もするすると完食しました。もう何も入りませんとも!
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〆のデザートははじめからラップをして冷蔵庫へ。抹茶のケーキは業務用製品と思い口にしたら、抹茶の粒々が残る手作りっぽいわらび餅でした♪
手付かずのご飯一膳がもったいないので、考えた末「ラップをいただけませんか」と言ってみたら、仲居のS子さん「では梅干しを入れて、おにぎりを作ってきますね」と。

テーブルの片付けと、新しいお茶のセットの後。
お布団敷の時に、「明日私はお見送りが出来なくて、大変申し訳ありません」と丁寧な挨拶をしていかれた。
聞けば、お隣の日立から車で通勤されているとか。
丁寧な接客姿勢には、とっても好感がもてました。
旅館の仲居さんも本当に人それぞれです。手慣れた感じで客と相対する方、時には笑うしかない程失礼な人(佐渡で泊まった温泉ホテルでの案内係)、昨秋の白馬で泊まったホテルオーナーみたいに気どって失礼な接客をする場合がある一方。。
こちらのふった会話に懸命に合わせようと一生懸命な様子ながら(こんな事言ったら悪いけけど、あまり出歩いていないのかな?)茨城県内の話でも会話が盛り上がらない。しかしそれは仕方のない事。素朴で率直な接客姿勢に悪い印象は全くありません。
次回が、朝食となります。
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二月ぶりの小旅行・・・④「うぐいすだに温泉竹の葉」部屋&温泉 [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

国道を磯原まで戻り、大きくカーブした道を西へと進んで山間まではいかないけれど、海から離れた場所に建つ「うぐいすだに温泉 竹の葉」。この日の宿です。
温泉街に溶け込んだ佇まいの宿も良いものだが、一本道の先にあるのはここだけという風情も得がたく良い。
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広くとった駐車場に車を置いていたら、玄関に待機をしていたのか?仲居さんがふたり走って来て、早々に荷物を運んで下さった。
ん、まずは好印象!
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竹林と渓流に囲まれて、建物脇を流れる川は「二ツ島川」と言うらしい。
客室数はわずか10室、谷あいの小さな宿です。特に山奥というわけでもないけれど、四季折々の変化を見せる自然以外、特に目立つものはありません。
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館内に入ると広めのロビー、お土産物コーナーに、左手はフロントとなり。反対側にはコーヒー、紅茶が飲めるラウンジがありました。
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良くも、悪く、昔ながらの日本旅館と感じました。
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階段を少し上がって、廊下から目の前の中庭には鯉の泳ぐ池あり。
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予約したのは本館一階のスタンダードタイプ、最も手前にある「山茶花」の部屋へと案内されました。
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室内もクロスが張り替えられるなどキチンと手が入れられて清潔、ごく普通の温泉宿の10畳間です。
しかし全体的に殺風景であり、詫びた感は否めませんし、凝った装飾も一切なく、どう撮っても見た通りの部屋でした[あせあせ(飛び散る汗)]
それでもチェックイン中に急いで用意されたと思える籐椅子の心遣いと、懐かしい雰囲気を漂わせる仲居さんの接客と、どこかホワッとなるぬくもりがありました。何もない一軒宿らしい静けさから、お布団を敷いてゴロゴロしたくなってしまいます。
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踏み込みの先に洗面所、基本のアメニティにハンドタオル二枚。その奥はシャワートイレ。
敷地、建物が大きな割には少ない部屋数の上、外は何もない里山の自然が広がっているから、日常から離れてのんびりするにはピッタリコン♪
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栗の渋皮煮が丸々入ったゼリーがお着き菓子で、宿のオリジナルとか。インスタントながらコーヒーのセットも。
丁子染タオル&バスタオル、羽織に浴衣はクローゼット内に用意されて・・・。空の冷蔵庫に、天然水入りポットが冷やされてます。
室内に生花の一輪、二輪飾ってあったらもっと良かった。ここまで殺風景なのはチョッといただけない。この部屋でもそこそこのお値段なのだから、そのくらいの配慮は欲しかったかな。
見ないからかまわないけれど、テレビも小さかったです。無料Wi-Fiは可能。
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浴室には先に続く新館の廊下を通っていきます。宿泊料を抑えて本館宿泊としたものの、廊下ひとつにも高級感が出ていて違いますね。

お風呂は男女別の大浴場が二ヶ所、その隣りに「貸切家族風呂」。
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浴室、浴槽共に決して大きくない。・・・と言うか、家庭用の浴室を少し大きくした程度であったが・・・。浴場にはシャンプー、リンス、ボディソープ。脱衣所はドライヤー、各種の化粧水等備っていました。
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お湯は無色透明、それでも湯口に析出物が付いていた。
大浴場を覗いた時は数人の方が入浴していて写真はバツ! 宿のサイトからお借りしました。
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男女別大浴場は入れ替わります、どちらも露天付きながら、「温泉らしさをあまり感じなかったのは同じ」と言うのは、早朝浸かってきた夫の弁。
※源泉名;うぐいす谷温泉 源泉温度が定温の為、加温をしています。
浴場の利用時間(午後3時~午後11時、午前5時半~午前9時半)

夕食は部屋食です。続きますね。
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二月ぶりの小旅行・・・③五浦と言えば・・・ [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

2時ではチェックインするには早すぎます。どこかで時間を潰さなくちゃと思っても、その時間でも寒くなってきました。
以前に行った事のある、それ程離れていない、北茨城市にある五浦(いづら)海岸へ。
5つの入江が連なり、断崖絶壁の続くこの地←五つの浦(磯)を称して五浦。
五浦海岸独特の美しい景観ははじめからあったわけでなく、太平洋の荒波と波の力で岩石が少しずつ少しずつ削られてきた…特徴的な地質によって生まれたもの。
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松林の続く石畳の道を進むと、険しい岩に白波が砕け散る、絶景を臨む先端スポットへ[ぴかぴか(新しい)]
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北茨城第一の名所である「六角堂」。「六角堂」のある「茨城大学五浦美術文化研究所」へは、@400円なりを支払い杉皮葺きの「長屋門」から入場します。
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目の前は太平洋。再建なった六角堂。「六角堂」までの道々の脇には、白い浜菊、黄色のツワブキが色を添えます。
険しい岩と崖、そこに打ちつける太平洋の荒波。目の前に広がる厳しくも美しい自然を前にして、岡倉天心は日々なにを思い、どのような考えを巡らせていたのでしょう。

六角形の赤いお堂「六角堂」は、岸壁すれすれに建っています。この先の足元が危険すぎてこの日の私はここまで、六角堂まではたどりつけませんでしたが・・・それでも以前見た時、建物内部は畳を組み合わせて六角形となっていたはず、それが板張りなのです[exclamation&question] 作れる畳職人さんがいなくなってしまったせいで?
現在の「六角堂」は、2012年に再建されたばかりの新しい建物です。2011年3月の東日本大震災の津波により、元あった建物が流失。

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明治から大正にかけて、国際的視野にたち伝統美術の再興に尽力、、東京美術学校(現・東京藝術大学)を創設、日本近代美術の父と称された岡倉天心(1863~1913)。
伝統を受け継ぎ、自然と一体となった生活の中でこそ生まれる芸術があると、ここ五浦の景観を気にいり居を構えると、東京美術学校で教えていた横山大観、菱田春草、下村観山、木村武山の画家たちを呼び寄せ指導しました。

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2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災に伴う約10メートルの津波の直撃を受け、六角堂は土台のみ残して姿を消した。津波で流され基礎部分しかなくなり、岡倉天心が住んだ「天心邸」や庭園までも浸水、全てが閉鎖されていた。

磯原海岸に建つ宿「としまや月浜の湯」も一階部分は浸水、休業状態から現在は営業を再開。海に漂う気分がウリであった「ホテル山海館」さんに至っては廃業されたのでした。
震災の際の津波の被害と言うと、宮城、福島、岩手ばかりになりがち、しかしこの辺りの被害の大きさも考えざるをえません。
「六角堂」は茨城大学を中心に修復作業が進められ、創建当時の姿に再建されました。

「六角堂」に先に見える、崖の上の「五浦観光ホテル 別館 大観荘」へはまだ元気でいた頃に母と3人で訪れていたのでした。館内にかつての横山大観旧別荘を移築、特別室として利用。筆や絵皿といった愛用品の展示がされているとのことです。
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静かな五浦岬公園近くにある灯台「大津岬灯台」。元の灯台は東日本大震災で被災、建て替えられたものだそう。

ここ「大津漁港」近くの店で以前、あんこうの肝だけ使用する「どぶ汁」を食べたのだけど、それはまた別の時だったのかもしれません。
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同じく観光スポットである「二ツ島」は、二ツ島観光ホテルの影となってチラリとしか見えませんでした。
そろそろ宿へと向かいましょうか。
続きますね。
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二月ぶりの小旅行・・・②木内酒造さんへ [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

「ふくろう」のマークでお馴染み、1996年の発売以来国内外で数々の賞を受賞してきた。世界約30ヶ国以上で愛されている日本のクラフトビール。
常陸野ネストビールは茨城県那珂市を拠点とした日本酒の蔵元「木内酒造」が製造・販売するクラフトビールです。
国内にも、ネストビールファンは多いと感じます。
那珂市経由で向かったのは、木内酒造さんに立ち寄りがしたくてでした。
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街並みへ入ってすぐわかる、・・・と言うのも、他には民家しか目に入らないので。
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堂々とした構えの木造日本建築、スッキリかかった暖簾一枚。杉玉の下がった引き戸を開けると、そこは直売所となっていて、木内酒造のあらゆる商品が置いてありました。
まずは贈答用のセット・オリジナルグラス・ぐい呑み・コースターにバッグ・・・と、どれも皆「ふくろう」マークです[るんるん]
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クラフトビールが断トツの人気で、知名度もあるから、常陸野ネストビールしか目にする機会がないのですが、、、ここには焼酎も?!木内酒造の焼酎!
日本酒「菊盛」、それ以外に木内酒造では色々造っている訳ですね。壮観さに眺めているだけでテンションもあがります[グッド(上向き矢印)]

奥には日本酒フルラインナップが並んでます。もうなんでもありでした。
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一通り店内を見たら、目指すはカウンターバーです。
しかし木内酒造の酒類を有料試飲する「利き酒処」も休業中。コロナ渦でなければ日本酒も試飲可能であった様子です。
造りたてのクラフトビールを試飲する機会はそうないから、テイスティングしたかった(*´ω`*)
ビール好きなので、これまで各地、各メーカーのビール工場見学、また小規模ブルワリーと経験してきた訳ながら、現状況下では無理のよう[バッド(下向き矢印)]
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ビール工場、日本酒の酒蔵も工場見学も不可、「手作りビール工房」も現在は閉鎖中と。
普段でしたら、実際に日本酒の仕込みも見学出来たはずなのに(=_=;)

木内酒造敷地内は、手打ち蕎麦とともに造りたてのネストビール、日本酒が頂ける「蔵+蕎麦 な嘉屋」を併設。
サイトでメニューを確認したら、どれも皆、エ!っとなる価格のものばかり[あせあせ(飛び散る汗)] 分相応に、セコマのお弁当にしておいて良かった^^
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今でこそ日本もクラフトビールが人気になりつつありますが、クラフトビールの本場は海外。アメリカで常陸野ネストビールが、日本に先駆けて人気を得ました。
クセのない飲みやすいビール、ふくろうのパッケージデザインの可愛さも人気の理由。クラフトビールらしい瓶タイプ、と言う点もオシャレですね。
海外で人気すぎて、日本国内で見かけないものまである模様です。
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ひと際目立つ…ウィンターヴァージョン、クリスマス仕様コーナーも一通り見て[目]


木内梅酒、常陸野セッションIPA、常陸野ゆずジンジャーエール、ホワイトエール、ウィンターエール・・・と購入しました。
初めて見るビールだ…と言うものはない代わり、ゆずジンジャーエールの味わいが気になります。
常陸野ネストジンジャエールのみはノンアルコール飲料。数年前八幡平の小さな宿 「Beaver」さんで呑んだ「ベアレン・イングリッシュサイダー」はアルコール飲料となっていましたけれど。
そうそう、こちらでリンゴのお酒「シードル」も出していました。
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先週末は遊びに来た息子と呑んでいて、「これお店だから400円だったけど、ホテルだと一本1000円になっちゃうね」って。
でもそれだけ満足感があるから、オーダーをしたくなる気持ちもわかるわぁ[るんるん]
[右斜め下]後日ひとりで呑んだ「梅酒」。茨城といえば梅、茨城といえば梅酒です♪ シュワっと炭酸が効いた、甘さ控えめ呑みやすい梅酒でした。
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敷地内にある蕎麦屋「な嘉屋」さんは本店以外に、水戸の京成百貨店1Fパサージュにも出店中とか。
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二月ぶりの小旅行・・・①お昼はセコマで済ませて… [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

野沢~秩父と周ったふたり旅、また息子家族との千葉・内房での宿泊以来、丸二か月どこへも行かなかった。それには母の事、増え続けるコロナ感染問題もあり、そうした気持ちになれずにいたのも事実でした。

でも、そうした我慢も限界にきて・・・(^-^; 先々週の13日からお隣の茨城まで、旅行とも言えない一泊で行ってきました。
それでも行きと帰りのルートは変えます、茂木町経由、茨城は那珂市を通り北茨城まで。・・・ところが真岡鉄道のSLを観ながらお昼にする予定であった・・・茂木に10時に着いてしまった[あせあせ(飛び散る汗)] いくらなんでも早過ぎでしょう。

その後那珂市内へと走行中、こんなところにありました!
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ご贔屓コンビニ「Seicomart」、略してセコマ。
那珂戸店を覗いていたら、店内調理のあったかメニューの並ぶホットシェフで、作り立てのお弁当を出しているの見てしまいました[目]
夕ご飯の量がたっぷりと予想された為、それまでなら簡単なお弁当で大丈夫!
HCカツドンに、シーフードマカロニサラダ。
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私は、HCジンギスカンベントウで決まりです[ダッシュ(走り出すさま)]
ホットシェフのお弁当、総菜はどれも安くて美味しい[グッド(上向き矢印)] ご飯、煮カツがセパレート式で提供されるカツドン。
私のジンギスカンには、シャキシャキのもやし、別々に調理された野菜は潔くもやしのみ。ジンギスカン用のタレ、辛味ソースが別添えでついています。コンビニのお弁当って、ほとんど食べた経験がないのですが、今回のメニューは美味しいものでした。

余った予算で、オランダモルト39をワンカートン購入。
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他にアイスケースを見ていたら、北海道メロンソフト以外にも、チーズ(アイスミルク)・ハスカップ・リンゴ・ダブルチョコレートアイスバー・フルーツバー…の他にも、十勝産小豆の小豆バー、白インゲン豆バーと、アイス好きなら連日通いつめてしまうと思われる豊富な品揃えに、北海道限定コンビニならではを実感[ダッシュ(走り出すさま)]
この時はお腹いっぱいになってしまって、帰り路のsecomaで食べるつもりが、そんな時に限り見かけないものです[バッド(下向き矢印)]
那珂市内へ参りましょう!、目的は( ^ω^)・・・、クラフトビール好きな方は、おわかりかと!これのあるところです[るんるん]
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続きますね。
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