2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑫弘前りんご公園、「高照神社」 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
りんごの生産量日本一の青森県内においても、りんごの街として弘前は有名です。その為街中には、りんごのモニュメント、モチーフと沢山あって楽しめますよ♪
市内から少し郊外へ走ると、約9.7haの敷地に80種、約2,300本のりんごが植えられている「りんご公園」に着きます。目の前にそびえるのは当然、県内最高峰の「津軽富士」と呼ばれる「岩木山」。
園内には、りんご商品のお土産、軽食・喫茶コーナーもある「りんごの家」、岩木山を一望できる「すり鉢山展望台」、市文化財の「旧小山内家住宅」、シードルを醸造する工房「kimori」等。
園内は散策出来るだけでなく、4月下旬~11月りんごの木の下でりんご箱に座りながら、お弁当が食べれるピクニックプラン、事前予約制の「特製お弁当+りんご箱貸し出しプラン」があるそう。知りませんでした ◎りんご竹かごに「お弁当」と「シードルorりんごジュース」を入れての提供だそう♪
しかし目的は勿論、アップルパイですから。 喫茶コーナーではアップルパイを食べている客の姿多数。
メニューには「タムラファーム」のプレーン、キャラメライズ。「かさい製菓」、「ゆめりんごファーム」。異なった種類をパイを食べ比べしたい場合におすすめのところです。
周囲の爽やかなりんごの木々の広がる景色、自然だけで混雑とは無縁である点も含めて。
ここでは「洋菓子工房ノエル」のパイをいただきました。夫のオーダーは、アップルティーです。
薄めの生地にざく切りりんごがたっぷり!…断面も美しい♪ 薄い生地のサクサク感と、甘酸っぱいりんごの相まった美味しさ
青森ならではのスイーツづくりを目指す洋菓子店だそうで、名物アップルパイには生りんごがたっぷり入った風味の豊かさ…産地・弘前ならではの味わい「ノエル」さんも、泊ったホテルからは徒歩圏内だったのです(≧∇≦) これ全て無計画が招いてしまった結果でした
売りものは当然ですが、ほぼりんご一色の館内。並んで売られていたりんごは、この一種類だけです。
まだ7月中と言え、木を探してみると色づき始めた実もいくつか(o^^o)♪
秋には辺り一面が、赤く染まるほどに実る。鈴なりのりんごの実たち。
またそれ以前の春先の、白さの中にほんのりピンク色も加わるりんごの花咲く季節においては、さぞかし見事であろうと想像をたくましくする(⌒▽⌒)
街全体を取りまく素朴な自然と、レトロな建物がしっくり馴染む弘前。 儚くも洋館と、アップルパイ巡りはこれにて終了です!
・・・早っ!? 口ほどではない・・・と思われたでしょうけれど、この後秋田へ向かう予定がおしていただけに仕方がない
本州最北の城下町として風土に根差した暮らしの中で、独自の魅力あふれる文化を築いた「弘前」。
その歴史、人々の一端を感じとった・・・あっという間の二日間。お天気にも恵まれて、良い旅となりました。
弘前市街地から、岩木山方向へ一か所だけ、一般的にはメジャーな山岳信仰に始まる古社「岩木山神社」となるところだけど。
岩木山南東の、百沢温泉近く(←長年リスト入りをしていた宿ながら、食事内容が落ちたらしいとの評判より却下)。
弘前藩4代藩主の津軽信政の廟所に起源をもつ「高照神社」です。深い緑に囲まれ静謐な空気が漂います。
車を置き、三の鳥居から。
高照神社の、随神門となります。
随神門から拝殿を望む。
極彩色の透彫の彫物で飾られた拝殿。拝殿奥に本殿、廟所へと続く。独特な社殿構成は全国的にも例がなく、近世神社建築の展開の一端を示すものとして価値が高いと言われます。
更に江戸時代中期の神社建築の特徴を表していることで、国の重要文化財にも指定されました。
岩木神社より知名度は劣るものの、荘厳さでは負けていない立派な神社と感じました。
通常社は無人ために、神社向かい側にて「御朱印」は拝受してきました。
青森県内の白神山地麓をひたすら南下する。秋田県北秋田郡上小阿仁村、国道285号線沿いにある道の駅へ。
ここまで来たら、秋田市内まで約1時間ほどです。駐車場と建物を見たら、以前にも立ち寄りしたのを思い出しました。
「道の駅かみこあに」と言ったら、ほおずきソフト♪ 暑さの為、車までの途中でも溶け始めています食用ほおずきは過去にありましたが、それ以外植物ほおずきを食べた経験がなかったから、ソフトの味が美味いか、どうかは微妙。
この日泊まる、秋田駅側のホテルも間もなくです
市内から少し郊外へ走ると、約9.7haの敷地に80種、約2,300本のりんごが植えられている「りんご公園」に着きます。目の前にそびえるのは当然、県内最高峰の「津軽富士」と呼ばれる「岩木山」。
園内には、りんご商品のお土産、軽食・喫茶コーナーもある「りんごの家」、岩木山を一望できる「すり鉢山展望台」、市文化財の「旧小山内家住宅」、シードルを醸造する工房「kimori」等。
園内は散策出来るだけでなく、4月下旬~11月りんごの木の下でりんご箱に座りながら、お弁当が食べれるピクニックプラン、事前予約制の「特製お弁当+りんご箱貸し出しプラン」があるそう。知りませんでした ◎りんご竹かごに「お弁当」と「シードルorりんごジュース」を入れての提供だそう♪
しかし目的は勿論、アップルパイですから。 喫茶コーナーではアップルパイを食べている客の姿多数。
メニューには「タムラファーム」のプレーン、キャラメライズ。「かさい製菓」、「ゆめりんごファーム」。異なった種類をパイを食べ比べしたい場合におすすめのところです。
周囲の爽やかなりんごの木々の広がる景色、自然だけで混雑とは無縁である点も含めて。
ここでは「洋菓子工房ノエル」のパイをいただきました。夫のオーダーは、アップルティーです。
薄めの生地にざく切りりんごがたっぷり!…断面も美しい♪ 薄い生地のサクサク感と、甘酸っぱいりんごの相まった美味しさ
青森ならではのスイーツづくりを目指す洋菓子店だそうで、名物アップルパイには生りんごがたっぷり入った風味の豊かさ…産地・弘前ならではの味わい「ノエル」さんも、泊ったホテルからは徒歩圏内だったのです(≧∇≦) これ全て無計画が招いてしまった結果でした
売りものは当然ですが、ほぼりんご一色の館内。並んで売られていたりんごは、この一種類だけです。
まだ7月中と言え、木を探してみると色づき始めた実もいくつか(o^^o)♪
秋には辺り一面が、赤く染まるほどに実る。鈴なりのりんごの実たち。
またそれ以前の春先の、白さの中にほんのりピンク色も加わるりんごの花咲く季節においては、さぞかし見事であろうと想像をたくましくする(⌒▽⌒)
街全体を取りまく素朴な自然と、レトロな建物がしっくり馴染む弘前。 儚くも洋館と、アップルパイ巡りはこれにて終了です!
・・・早っ!? 口ほどではない・・・と思われたでしょうけれど、この後秋田へ向かう予定がおしていただけに仕方がない
本州最北の城下町として風土に根差した暮らしの中で、独自の魅力あふれる文化を築いた「弘前」。
その歴史、人々の一端を感じとった・・・あっという間の二日間。お天気にも恵まれて、良い旅となりました。
弘前市街地から、岩木山方向へ一か所だけ、一般的にはメジャーな山岳信仰に始まる古社「岩木山神社」となるところだけど。
岩木山南東の、百沢温泉近く(←長年リスト入りをしていた宿ながら、食事内容が落ちたらしいとの評判より却下)。
弘前藩4代藩主の津軽信政の廟所に起源をもつ「高照神社」です。深い緑に囲まれ静謐な空気が漂います。
車を置き、三の鳥居から。
高照神社の、随神門となります。
随神門から拝殿を望む。
極彩色の透彫の彫物で飾られた拝殿。拝殿奥に本殿、廟所へと続く。独特な社殿構成は全国的にも例がなく、近世神社建築の展開の一端を示すものとして価値が高いと言われます。
更に江戸時代中期の神社建築の特徴を表していることで、国の重要文化財にも指定されました。
岩木神社より知名度は劣るものの、荘厳さでは負けていない立派な神社と感じました。
通常社は無人ために、神社向かい側にて「御朱印」は拝受してきました。
青森県内の白神山地麓をひたすら南下する。秋田県北秋田郡上小阿仁村、国道285号線沿いにある道の駅へ。
ここまで来たら、秋田市内まで約1時間ほどです。駐車場と建物を見たら、以前にも立ち寄りしたのを思い出しました。
「道の駅かみこあに」と言ったら、ほおずきソフト♪ 暑さの為、車までの途中でも溶け始めています食用ほおずきは過去にありましたが、それ以外植物ほおずきを食べた経験がなかったから、ソフトの味が美味いか、どうかは微妙。
この日泊まる、秋田駅側のホテルも間もなくです
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑪弘前と言えばりんご、アップルパイ巡りも♪ [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
翌朝の、客室からの眺めです。7階からでも、岩木山は臨めました。
弘前では洋館を巡ろう!・・・ですが。弘前と言えば、りんご 青森でスイーツをなら・・・定番の「アップルパイ」は外せません。
りんごの街・弘前市では40店以上の店でアップルパイを提供。アップルパイで検索したら、喫茶以外にパティスリー、ベーカリーとヒットしまい、これは忙しい(*゚▽゚)ノ 滞在中に気になったアップルパイを食べつくしたい!なんちゃって・・・その実、そこまでではありませんでしたけど
部屋で、朝の作戦会議
ホテル徒歩圏内にも、素敵なお店がある 弘前二日目は、パティスリー石田さんからとなりました。
「BOULANGERIE ISHITA(石田パン)」、創業は1925年。市内で最も歴史をもつパン屋さんだそうです。
向かって歩いていくと、ハッと目を惹く赤い可愛らしい外観が目立ちます。
レトロな街並みの弘前市内において、街中にこのようなパン屋さんがあるなんて! 弘前ってやはりハイレベルな街ですね。
近づくだけで、焼きたてパンの香ばしい香りが
店内に入ると、所狭しと並んだパンが目にはいります。奥さんに了承を得て、撮らせて頂きました。
まだ8時前と言うのに、店内には100種類ものパンが並んでいます。
食パンなどの定番パンに、惣菜パン、デザート系、キラキとラ眩しく目に映る美しいデニッシュなどなど種類も様々!見渡す限りパンの幸せ空間
奥さんによると、早朝3時から作業が始まるとか、「まだ全然、揃っていないのですけど」ですって。
お店内の雰囲気も素敵、しかしそれには表面には出さないたゆまぬ努力、パン作りにかける惜しみない情熱と労力あって…こその空間です。
「あの~~アップルパイを求めての弘前なのですが、りんごを使ったパン、ぺストリーはありませんか?」と尋ねたら、「今はりんごの季節ではないから、アップルパイも置いていないのです」ガーン
だけど、その答えには納得をしました。売れればいいと並べるのは簡単ながら、季節の味に拘るパン作りに、本物の職人魂を見た気がしました
週末やお昼時は混み合う人気店であるのも当然と感じた、ブーランジェリーイシタさんです。
部屋に戻って、ブルーベリーと、桃のデニッシュを食べて一息つく。
※帰宅後に、ブーランジュリーイシタさんのアップルパイを見る。 綺麗に細かなラインの入った全体のビジュアルが麗しい、イシタ・アップルパイはその皮も含めて全体のバランスも良く、味も申し分ない模様 これは食べたかったなあ^^
そして、チェックアウト。
7月29日から一泊「弘前パークホテル」、TWルーム素泊まりで@6300円×2、駐車場料金500円 / 泊
立地も良くリーズナブル、満足の一泊でした。
次は狙ってではなくて、偶々だったのだけれど・・・。
昭和2年竣工の「三上ビル」、「弘前無尽(株)」が社屋として1927年に建設。弘前に現存する最も古い鉄筋コンクリートビルは「趣のある建物」に指定され。平成24年には市の「景観重要建造物」にも指定されました。
現在もテナントビルとして活用されてます。階段の風情や、寄木張りの床材など、往時のハイカラな弘前を感じさせるビル内からは、昔通いつめた映画館「名画座」の雰囲気を思い出します。その一階に入る「珈琲 時代屋」さんは、朝8時の開店。
アップルパイと、喫茶店モーニングと「一石二鳥」な店なので、足を運んでみました。
車で向かう途中車内から「どこに駐車したらいいですか」と電話でうかがいましたら。「うちに車でくる人はいません」で切ってしまうのだ!・・・オイオイでしたけれど。いざ行ってみれば、店の向かいに民間駐車場があるではないかい(_Д_)
入店しようとするも「今はまだ、準備中なんです」って。お客さんの姿あるし、やっている気配は十分なのに。
外観がレトロなら、中もレトロそのもの。テーブル2つと、カウンター3席ほどのクラシカルなカフェ
時代屋を切り盛りするのは、八十代と思しき時代を感じさせる
カウンター上には、使用済みのカップやら、プレートがぎっしり置かれています。先の電話も仕事中で、ママさんは忙しかったと推測する。
テーブルに着いて、私は「アップルパイと、コーヒーを下さい」夫は「モーニングをひとつ」と言いかけるも、ママさんの「時間がかかる~~、止めて~~」の声を受けて、急遽変更し「アップルパイセットを、もういっこ下さい」へ。 そこに悪気がないのは伝わりました、ふたりして笑ってしまった程です。
店を続けて40年あまりの店主、趣味でやっているようなお店だけに、気ままに自分の好みで営んでいる模様でした。
どなたにも好まれる、オーソドックスなアップルパイ。薄皮のサクサク食感、りんご部分もアッサリながらじゅわ食感もあります。
店内の写真を撮る際にはお断りを入れて、「ママさんも入れて、撮っていいですか?」「私がいたら、お客さんが来なくなっちゃうわよ」
もうひと組のテーブルを寄せて下さったお姉さんもアップルパイセットを、ほかの常連らしき雰囲気を漂わせるお客さんは、ふらっと着てサッと帰ると言った感じが濃厚です。
素っ気ないように見えても、優しく親切であったり、帰り際に私が「おトイレはどこですか?」と尋ねたら、「ここは古いトイレしかないの。表に出てしばらく行った先に新しいのがあるから」と外まで出て案内してくれるなど。
思いがけず地元の方と触れ合えたひと時。旅先ではこんな風に個性的、魅力溢れた女性に出会う機会が度々。人間味に溢れたキャラは楽しくて最高! これだから旅行って止められないのね(^O^)
ママさんに言われた通りに歩くと、近くの「山車展示館」まで行かずとも、屋外展示の「弘前ねぷた」に会えます。
「旧第五十九銀行本館」は洋風建築ながらも、明治期の弘前を代表する棟梁・堀江佐吉が設計及び施工を手がけて、明治37年(1904年)に完成した。
安定感のある左右均等の造りで建てられた、 堅牢さと豪華さが調和している木造2階建ての建物は、青森県産の「ケヤキ」や「ヒバ」が使用されているとの事です。
「旧第五十九銀行本館」=青森銀行記念館の、目の前は弘前城公園。
そこから先に行くと・・・「旧東奥義塾外人教師館」赤い屋根の「旧弘前市立図書館」、「日本基督教団教会」と続く。その建物たちを周った日記はこちら。https://hana2009-5.blog.ss-blog.jp/2016-12-20
6年も経っていたなんて、月日が経つのは本当に早い( ̄∀ ̄)
弘前に残っている洋館の多くは堀江佐吉と、その弟子たちが建てたものです。
空襲を逃れたために古い建物が多く残っているのは、弘前の大きな魅力です。
1871年に廃藩置県が施行された際には、ほんの数カ月間だけ「弘前県」も存在、県庁所在地であったのでした。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・➉弘前のホテル、郷土料理専門店「あば」 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
この日の宿は、弘前市内中心部に位置する「弘前パークホテル」です。
宿泊した翌朝に撮りました、ポストカードもどきの、スゴイ快晴の空ですね
予約時の宿泊金額の安さから想像していた・・・とは違って、ブライダルまで手掛ける立派なシティホテルでした。
ホテルフロントは商業施設も入る、ビルの二階にあり。
チェックイン時に案内されたのは高層階の部屋ながら、地震が起きた際を考えると、眺めの良さよりも、安全をと考える小心ものの私です。
7階の部屋に代えてもらい、その程度の高さなら心配なく寝られるかも。ホント怖がりでダメなんです
全体的に昭和を思わせる経年は見られるものの、過不足のない極普通の部屋です。好みの枕、アメニティ、コーヒー・お茶等足りないと思うものはフロント側から持参してくる無駄のなさ。ペットボトルサービスくらいはあったような。
アクセスの良さから100室の客室数は、「弘前さくらまつり」等が人気の弘前観光、ビジネスの利用とを前提とする需要で成り立っているようです。
これまで弘前には数回泊まりましたけど、どこも平均以上に良かった。特に朝食の美味しさは。青森同様、この値段でこんなに?と思うサービス内容でした。
しかし、このホテルでは朝食もつけない素泊まりでの宿泊。それはなぜか 後でわかります。
夜は、近くの居酒屋へ出かけてきました。
旅先で味合う食事は、イコール旅の思い出につながります。訪れた土地で出う郷土料理は格別なもの、その土地ならではの食体験ですから。
ホテルから歩いて3~4分の距離、東栄ホテル一階の「居酒屋あば」へ入る。
「あば」は方言のひとつ、津軽弁で「お母さん・母親」を意味するとスタッフさんにうかがいました。
平日夜の来店ながら、予約してから行ったように思います。
30人ほどでいっぱいになるであろう店内。足を伸ばせるカウンター席は人気が高いと予想されたがラッキーにも案内される。厨房内までは見渡せないが、ドリンク係のお兄さんは、汗びっしょりで孤軍奮闘していました。客に料理を待たせない、厨房との連携も素晴らしい!
・・・取りあえずの、ビールで乾杯 青森と言えば、帆立貝焼きみそ。元々は素朴な漁師料理であったものが、後に庶民も卵を入手できるようになり、溶き卵を流してとじる形で定着をした模様。熱々の帆立貝から磯の香りがたち、そこにぐつぐつ煮立つ卵、少し焦げて香ばしい味噌の風味と相まって得も言われぬ味わいとなる
それから、いが、いが、いがのいがメンチ♪
イガゲソ(イカの足)をたたき、季節の野菜などと小麦粉を混ぜ、油で焼いたり揚げたのが「いがめんち」。戦前には津軽内陸部では貴重だった海産物。先人の知恵と愛が詰まった食文化であり、「母の味」として受け継がれてきた郷土料理だそうです。いが、いが・・・としたが、外はサクッ、中はフワッとしています。
お刺身5点盛りも美味しい 竜飛周辺~陸奥湾のものを揃えているとか、県内の漁港から直行の魚たち、鮮度と味の良さは言う事なし。
ボリューミィな鯵唐揚げの甘酢あんかけ、なぜかありきたりな、揚げ出し豆腐。
それぞれのメニュー単価は少し高い気もしたが、食べると納得する。
イカの味わい深さを味わえる一皿はイカゴロみそ炒め、青森・深浦産サザエつぼ焼。
海鮮で高い評価を得ているだけに納得のいく料理たち、使っている食材が良いからでしょう 魅力的な「うめぇもの」が沢山だ!青森の味、侮れませんね(≧∇≦)
ビールの後には、チューハイ、そしてまたビール・・・と吞んで、気持ち良く店をあとにした。
しかし思えば、田子のにんにく、青森田子町のにんにくは、ブランドにんにく♪ 岩木山麓の嶽地区で採れる嶽きみ(トウモロコシ)には少し早かった模様。むつ湾であがる秋刀魚や海藻類も食べなかったな
そうであっても、旅先の一夜、開放感を伴う気持ちの良さ( ̄∀ ̄) ここは、弘前ねぷたロードだそうです。
宿泊した翌朝に撮りました、ポストカードもどきの、スゴイ快晴の空ですね
予約時の宿泊金額の安さから想像していた・・・とは違って、ブライダルまで手掛ける立派なシティホテルでした。
ホテルフロントは商業施設も入る、ビルの二階にあり。
チェックイン時に案内されたのは高層階の部屋ながら、地震が起きた際を考えると、眺めの良さよりも、安全をと考える小心ものの私です。
7階の部屋に代えてもらい、その程度の高さなら心配なく寝られるかも。ホント怖がりでダメなんです
全体的に昭和を思わせる経年は見られるものの、過不足のない極普通の部屋です。好みの枕、アメニティ、コーヒー・お茶等足りないと思うものはフロント側から持参してくる無駄のなさ。ペットボトルサービスくらいはあったような。
アクセスの良さから100室の客室数は、「弘前さくらまつり」等が人気の弘前観光、ビジネスの利用とを前提とする需要で成り立っているようです。
これまで弘前には数回泊まりましたけど、どこも平均以上に良かった。特に朝食の美味しさは。青森同様、この値段でこんなに?と思うサービス内容でした。
しかし、このホテルでは朝食もつけない素泊まりでの宿泊。それはなぜか 後でわかります。
夜は、近くの居酒屋へ出かけてきました。
旅先で味合う食事は、イコール旅の思い出につながります。訪れた土地で出う郷土料理は格別なもの、その土地ならではの食体験ですから。
ホテルから歩いて3~4分の距離、東栄ホテル一階の「居酒屋あば」へ入る。
「あば」は方言のひとつ、津軽弁で「お母さん・母親」を意味するとスタッフさんにうかがいました。
平日夜の来店ながら、予約してから行ったように思います。
30人ほどでいっぱいになるであろう店内。足を伸ばせるカウンター席は人気が高いと予想されたがラッキーにも案内される。厨房内までは見渡せないが、ドリンク係のお兄さんは、汗びっしょりで孤軍奮闘していました。客に料理を待たせない、厨房との連携も素晴らしい!
・・・取りあえずの、ビールで乾杯 青森と言えば、帆立貝焼きみそ。元々は素朴な漁師料理であったものが、後に庶民も卵を入手できるようになり、溶き卵を流してとじる形で定着をした模様。熱々の帆立貝から磯の香りがたち、そこにぐつぐつ煮立つ卵、少し焦げて香ばしい味噌の風味と相まって得も言われぬ味わいとなる
それから、いが、いが、いがのいがメンチ♪
イガゲソ(イカの足)をたたき、季節の野菜などと小麦粉を混ぜ、油で焼いたり揚げたのが「いがめんち」。戦前には津軽内陸部では貴重だった海産物。先人の知恵と愛が詰まった食文化であり、「母の味」として受け継がれてきた郷土料理だそうです。いが、いが・・・としたが、外はサクッ、中はフワッとしています。
お刺身5点盛りも美味しい 竜飛周辺~陸奥湾のものを揃えているとか、県内の漁港から直行の魚たち、鮮度と味の良さは言う事なし。
ボリューミィな鯵唐揚げの甘酢あんかけ、なぜかありきたりな、揚げ出し豆腐。
それぞれのメニュー単価は少し高い気もしたが、食べると納得する。
イカの味わい深さを味わえる一皿はイカゴロみそ炒め、青森・深浦産サザエつぼ焼。
海鮮で高い評価を得ているだけに納得のいく料理たち、使っている食材が良いからでしょう 魅力的な「うめぇもの」が沢山だ!青森の味、侮れませんね(≧∇≦)
ビールの後には、チューハイ、そしてまたビール・・・と吞んで、気持ち良く店をあとにした。
しかし思えば、田子のにんにく、青森田子町のにんにくは、ブランドにんにく♪ 岩木山麓の嶽地区で採れる嶽きみ(トウモロコシ)には少し早かった模様。むつ湾であがる秋刀魚や海藻類も食べなかったな
そうであっても、旅先の一夜、開放感を伴う気持ちの良さ( ̄∀ ̄) ここは、弘前ねぷたロードだそうです。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑨弘前市「旧弘前偕行社」 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
これは思いつきではありません。今回で4回目となる素敵タウン弘前の街、訪問前に考えたテーマは「弘前では洋館を周ろう」
早速の弘前洋館巡り、午後は歴史的なランドマークと思われる「旧弘前偕行社」です。
まず「偕行社(かいこうしゃ)」は、大日本帝国陸軍元将校・士官候補生・将校生徒・軍属高等官および、陸上自衛隊・航空自衛隊元幹部の親睦組織。
その歴史から、会館も旭川、弘前、金沢、豊橋、岡山、善通寺市、台湾・台南市とある模様です。
旧弘前偕行社は1907年(明治40年)、陸軍将校の親睦・互助・学術研究の集会所として設立されたルネサンス風様式の洋風建築。洋風建築を多く手がけた大工棟梁の堀江佐吉の作。
堀江佐吉が生涯に手掛けた建築数は1000件以上とされるが、そのほとんどが現存していない。消失を逃れた…旧東奥義塾外人教師館、旧第五十九銀行本店本館、旧弘前市立図書館、旧津島家住宅・・・は、偶々でしたが前回、見学する機会を得ました。
玄関正面部分は閉められていたから、記念室前からの入館。見学者入り口となる模様です。廊下には、寒冷地らしく重い外套をかける金属フックがずらり並んでいました。
漆喰塗りの天井までの高さは5m以上とあり、広々としています。
雰囲気が好きだから、つい撮ってしまう照明たち。小さな灯りに、時代を感じさせないセンスが光ってます
館内の会議室は、後述する映画「八甲田山」のワンシーンで使用されたそうです。
思わず目を見張る、アーチ型漆喰の天井飾り越しに見る、斜めに張った天井の造りの斬新さ!凝った廊下の、窓ガラスのほとんども建築当時のものと言います。
第八師団の施設なので、「8=はち(蜂)」のデザインを入れた、正面玄関ポーチに彫られた「蜂」の意匠は忘れてしまいました
偕行社には明治41年、皇太子嘉仁親王(大正天皇)が宿泊された歴史も残っています。その時、偕行社の庭園を「遑止園(こうしえん)」と命名されました。
レトロモダンな風合いが美しい、赤・緑・ベージュのコントラストが、ハイカラな洋館の奥深さを演出する
中央棟、東棟、西棟の各面の屋根を装飾するドーマーウインドウも復元されていました。
旧弘前偕行社大広間を照らすシャンデリア、壁のクロス張り、ミントン製タイルが張られた暖炉は竣工当時のまま。外国製と思われる材料で造作された暖炉など、陸軍将校の社交場として往時の華やかさを垣間見た気がしました。
日清戦争が終って、軍備拡張の必要性から増設された6個師団のひとつであり、兵士はおもに東北地方出身者から構成された陸軍第八師団。
陸軍第八師団で、何か思い出しませんか?
1977年公開の森谷司郎監督作、大ヒットした「八甲田山」です。作中での台詞「天は我々を見放した」の叫びも印象深いものでした。
ロシアの満州への進出により、軍はロシアとの一戦は避けられないと予測し対露戦を準備する。内陸の八甲田山系が青森と八戸・弘前を結ぶ唯一の経路となる事で、厳冬期の八甲田山へ入る寒冷地訓練を第8師団に指示した。命令に基づく師団は1902年(明治35年)1月行軍訓練を行った。八甲田山における猛吹雪により山中で、青森歩兵第5連隊の神田大尉=北大路欣也率いる210名中、199名が凍死する大惨事が起きたのだった。
一方、徳島大尉=高倉健率いる弘前歩兵第31連隊は、総勢37名全員帰還。
どこに違いがあったのか。過酷な行軍を成し遂げた福島大尉側の経験の差、寒冷地での活動に際する周到な準備、少数である為に最後まで統率が保たれていた等。八甲田雪中行軍遭難事件を、膨大な資料と豪華俳優たちの共演で描いた一作。
厳冬期の八甲田山を舞台に極限状態での組織の綻び、自然の脅威を前に成す術もない人の生を問いかけます。
三國連太郎演じる上官・山田少佐は雪中行軍の目的をはき違えたのみならず、隊の指揮系統を乱して大量遭難を招いた張本人として描かれ・・・長尺を観客に飽きさせない役柄を担うなど、橋本忍の脚本もよく出来ていました。撮影はのちに「劒岳 点の記」を撮る木村大作。
弘前歩兵第三十一連隊が山道の案内人と頼む中には、先の小坂鉱山に関係する人物のつながりも興味深い。
スッカリ脱線をしましたが、現在「弘前厚生学院」が、「弘前女子厚生学院記念館」として保存。私のいた時間はピアノの音が響き、就業のチャイムも鳴る等、ロマンチックな雰囲気が漂っていた。
細部に至るまで洗練された建物で、平成13年には国の重要文化財に指定されています。当時の弘前が軍隊によって北東北随一のハイカラな街へと変貌していく象徴だったのではないかと感じました。
https://www.hirosaki-heritage.com/kaikosha/見学時間:9:00~16:00(土曜・日曜・祭日休館)
観終わって出る際、窓口で「向かいに太宰治の下宿先があります。よろしければ、そちらもご覧ください」と。
弘前で見るべき100の建物のひとつ、旧藤田家住宅が「太宰治まなびの家」となっていたので見学をしました。
人ひとりでちょうどくらいの狭い広縁に置かれた学習机、椅子。
太宰の部屋は思いがけず明るくて、陽だまりの中、居心地の良さそうな場所であった。
旧藤田家住宅は後の作家太宰治、津島修治が旧制弘前高校在学時の昭和2年(1927年)4月から5年3月までを過ごした家であった。修治が起居した部屋と使用していた机は当時のまま残っています。居室は2階奥の押入、縁側、出窓がついた6畳の部屋で。旧藤田家住宅は弘前市に現存する数少ない貴重な大正時代の住宅だそうです。
早速の弘前洋館巡り、午後は歴史的なランドマークと思われる「旧弘前偕行社」です。
まず「偕行社(かいこうしゃ)」は、大日本帝国陸軍元将校・士官候補生・将校生徒・軍属高等官および、陸上自衛隊・航空自衛隊元幹部の親睦組織。
その歴史から、会館も旭川、弘前、金沢、豊橋、岡山、善通寺市、台湾・台南市とある模様です。
旧弘前偕行社は1907年(明治40年)、陸軍将校の親睦・互助・学術研究の集会所として設立されたルネサンス風様式の洋風建築。洋風建築を多く手がけた大工棟梁の堀江佐吉の作。
堀江佐吉が生涯に手掛けた建築数は1000件以上とされるが、そのほとんどが現存していない。消失を逃れた…旧東奥義塾外人教師館、旧第五十九銀行本店本館、旧弘前市立図書館、旧津島家住宅・・・は、偶々でしたが前回、見学する機会を得ました。
玄関正面部分は閉められていたから、記念室前からの入館。見学者入り口となる模様です。廊下には、寒冷地らしく重い外套をかける金属フックがずらり並んでいました。
漆喰塗りの天井までの高さは5m以上とあり、広々としています。
雰囲気が好きだから、つい撮ってしまう照明たち。小さな灯りに、時代を感じさせないセンスが光ってます
館内の会議室は、後述する映画「八甲田山」のワンシーンで使用されたそうです。
思わず目を見張る、アーチ型漆喰の天井飾り越しに見る、斜めに張った天井の造りの斬新さ!凝った廊下の、窓ガラスのほとんども建築当時のものと言います。
第八師団の施設なので、「8=はち(蜂)」のデザインを入れた、正面玄関ポーチに彫られた「蜂」の意匠は忘れてしまいました
偕行社には明治41年、皇太子嘉仁親王(大正天皇)が宿泊された歴史も残っています。その時、偕行社の庭園を「遑止園(こうしえん)」と命名されました。
レトロモダンな風合いが美しい、赤・緑・ベージュのコントラストが、ハイカラな洋館の奥深さを演出する
中央棟、東棟、西棟の各面の屋根を装飾するドーマーウインドウも復元されていました。
旧弘前偕行社大広間を照らすシャンデリア、壁のクロス張り、ミントン製タイルが張られた暖炉は竣工当時のまま。外国製と思われる材料で造作された暖炉など、陸軍将校の社交場として往時の華やかさを垣間見た気がしました。
日清戦争が終って、軍備拡張の必要性から増設された6個師団のひとつであり、兵士はおもに東北地方出身者から構成された陸軍第八師団。
陸軍第八師団で、何か思い出しませんか?
1977年公開の森谷司郎監督作、大ヒットした「八甲田山」です。作中での台詞「天は我々を見放した」の叫びも印象深いものでした。
ロシアの満州への進出により、軍はロシアとの一戦は避けられないと予測し対露戦を準備する。内陸の八甲田山系が青森と八戸・弘前を結ぶ唯一の経路となる事で、厳冬期の八甲田山へ入る寒冷地訓練を第8師団に指示した。命令に基づく師団は1902年(明治35年)1月行軍訓練を行った。八甲田山における猛吹雪により山中で、青森歩兵第5連隊の神田大尉=北大路欣也率いる210名中、199名が凍死する大惨事が起きたのだった。
一方、徳島大尉=高倉健率いる弘前歩兵第31連隊は、総勢37名全員帰還。
どこに違いがあったのか。過酷な行軍を成し遂げた福島大尉側の経験の差、寒冷地での活動に際する周到な準備、少数である為に最後まで統率が保たれていた等。八甲田雪中行軍遭難事件を、膨大な資料と豪華俳優たちの共演で描いた一作。
厳冬期の八甲田山を舞台に極限状態での組織の綻び、自然の脅威を前に成す術もない人の生を問いかけます。
三國連太郎演じる上官・山田少佐は雪中行軍の目的をはき違えたのみならず、隊の指揮系統を乱して大量遭難を招いた張本人として描かれ・・・長尺を観客に飽きさせない役柄を担うなど、橋本忍の脚本もよく出来ていました。撮影はのちに「劒岳 点の記」を撮る木村大作。
弘前歩兵第三十一連隊が山道の案内人と頼む中には、先の小坂鉱山に関係する人物のつながりも興味深い。
スッカリ脱線をしましたが、現在「弘前厚生学院」が、「弘前女子厚生学院記念館」として保存。私のいた時間はピアノの音が響き、就業のチャイムも鳴る等、ロマンチックな雰囲気が漂っていた。
細部に至るまで洗練された建物で、平成13年には国の重要文化財に指定されています。当時の弘前が軍隊によって北東北随一のハイカラな街へと変貌していく象徴だったのではないかと感じました。
https://www.hirosaki-heritage.com/kaikosha/見学時間:9:00~16:00(土曜・日曜・祭日休館)
観終わって出る際、窓口で「向かいに太宰治の下宿先があります。よろしければ、そちらもご覧ください」と。
弘前で見るべき100の建物のひとつ、旧藤田家住宅が「太宰治まなびの家」となっていたので見学をしました。
人ひとりでちょうどくらいの狭い広縁に置かれた学習机、椅子。
太宰の部屋は思いがけず明るくて、陽だまりの中、居心地の良さそうな場所であった。
旧藤田家住宅は後の作家太宰治、津島修治が旧制弘前高校在学時の昭和2年(1927年)4月から5年3月までを過ごした家であった。修治が起居した部屋と使用していた机は当時のまま残っています。居室は2階奥の押入、縁側、出窓がついた6畳の部屋で。旧藤田家住宅は弘前市に現存する数少ない貴重な大正時代の住宅だそうです。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑧平川市「盛美園」平川ねぷたも [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
旅の三日目。
弘前市内へ向かう途中では、青森県田舎館村の役場庁舎内展望台から「田んぼアート」を一望したいと思いつつ、スッカリ忘れて手前側のお隣りとなる平川市で一か所立ち寄りをする。それが、こちらの「盛美園」でした。この頃には晴れとは言えませんが、雨も上がりました
青森県の庭園スポットとして知られる「盛美園」は、京都「無鄰菴」「青風荘(非公開)」と並び「明治三名園」のひとつ、青森・津軽地方ではぐくまれた日本庭園流派“大石武学流”の代表的な庭園にも挙げられます。
国指定文化財(国指定名勝)となるのは、盛美園(庭園)・盛美館・御宝殿の3つの総称。
この盛美園を所有し、代々守ってきたのが清藤(せいとう)家、現在も敷地の一角にどなたかがお住いのご様子。
時代は明治。尾上銀行の頭取も務めた清藤家24代目が9年の歳月を費やして、この庭園を造らせました。
完成は明治44年、80種類1300本の木々が植栽された「池泉枯山水廻遊式」の庭園は3600坪の広さです。
津軽地方に数多くみられる大石武学流の造園を代表する庭園で、小幡亭樹による作庭。
庭園と融和した独自の美しさを保つ盛美館は庭園を眺めるための和洋折衷洋式建築となり、1階は純和風の数奇屋造り、2階はルネサンス調の洋館となる。上下で様式が異なるのは、国内で唯一と言われるそうです。
強い印象を与える二階の八角部分からは、全庭が見渡せます。空中に浮いているような感覚から「空中楼閣」とも呼ばれる、2名までしか入れない部屋。ここからの眺めは園主だけの特権と言われる。
美しい装飾の天井、二階の楕円形のガラス窓と、 盛美館の内装も明治文化の面影を忍ばせています。
ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の舞台モデルとなったとか。
銘木をふんだんに使用した書院造りの館内や、縁側やから目の前に広がる、樹々に囲まれた白砂の枯池。
枯山水の「和」と、館の「洋」との調和。他の日本庭園にはない盛美園の世界観が見られる。
盛美園は池を中心に築山と草の平庭から成り立っています。中央に池泉と枯池の二段。池泉には神仙島がつくられていて、その島には蓬莱の松が植えられて。築山もあります。更にはあずまや、盛美神社まである贅を尽くした造りながらも、事前の予備知識がまるでなくて建物ばかり注目してしまいました。
2023年10月刊行の書籍「日本の美しい洋館」表紙に採用、全国的にも注目を集める「盛美園」です。
贅を尽くした当時の和室の造り。二階の応接室、和室の欄間や、建具、当時のガラス板など見どころの多い。全体的に保存状態の良い、見ごたえある建物でした。
30分に一度しか開かない豪華絢爛な御宝殿は必見!とあり、私達も見て参りましたが、その辺りについてはご自身で。
10月以降は、紅葉も楽しめそうです。 http://seibien.jp/guide/
同じく、こちらも平川市内・・・「HIRAKAWA」モニュメント設置の平川市役所第2庁舎敷地内には、「平川ねぷた」の展示もあり。青森県津軽地方の夏の風物詩といえば「ねぷたまつり」。
青森の「ねぶた」に対して、弘前での呼び名は「ねぷた」。
青森ねぶたは夏の夜に火を灯し、迫力ある姿で町を練り歩くことが特徴であり、多くの参加者が太鼓や笛の音楽に合わせて踊りながら進みます。見物客も一緒になって踊れるのも特徴。
弘前ねぷたはこの日向かう弘前市で、毎年8月1日から7日まで開催されるお祭りです。弘前ねぷたは、昼間の明るい時間帯に町を練り歩く、その辺りに違いがあると聞きました。
青森県平川市では毎年8月2、3日に「平川ねぷたまつり」が開催され、多くの観光客で賑わいます。
パレードの最後尾を飾るのは高さ12メートルを誇る「世界一の扇ねぷた」であり、墨の濃淡や明暗で表現する水墨画調の絵が一層の迫力を生み出します。
人混みが苦手なので「青森ねぶた」にはご縁がなさそう・・・だけど、また夏行く機会があったら弘前か、平川の「ねぷたまつり」が観られますように。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑦小坂鉱山「康楽館」 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
3日も雨降りの中での観光であったけれど、一泊目八幡平のペンション「ビーバー」さんママより「雨降りでも屋内観光が可能な施設ですから」と。お勧めをされた芝居小屋「康楽館」へ立ち寄りします。
秋田県鹿角郡小坂町に建つ「小坂鉱山事務所」、敷地内の建物たち。
1905年小坂鉱山の事務所として建設。ルネサンス様式の外観を残す建物は、1997年まで事務所として使われたが・・・小坂製錬の工場増築に伴い解体され、小坂町に譲渡されました。
小坂鉱山の歴史は、金、銀の鉱山として開発が始まる1861年(文久元年)までさかのぼる。1869年(明治2年)には盛岡(南部)藩直営から、明治政府官営施設となり、1884年には藤田組(当時)に払い下げられた。
本館は「小坂鉱山」を経営していた藤田組によって建てられたもので、棟札により明治43年(1910年)の建築であるのが判明しているそうです。
「康楽館(こうらくかん)」は芝居小屋でありながら。12月から3月の舞台が空いている場合に限り、施設見学が出来るのでした。ガイド開始時間に間に合いました。
正面部分はアメリカ木造ゴシック風でありつつも、入館してみれば、華やかなスポットライトに浮かぶステージ、対面する観客席は畳敷きである・・・など、芝居小屋そのものでした 他の芝居小屋を知らないですが…。
舞台の延長として重要な演技が行われる場所、江戸時代の芝居小屋の様式を取り入れた「本花道(ほんはなみち)」。舞台に向かって右側に設けられた、同じく江戸時代の典型的な様式「仮花道」。
舞台中央の円形に切った部分「奈落(ならく:舞台の床下)」、「ろくろ」仕掛けにより4人の人力で回します。花道の七三に位置して、役者をせり上げる装置「切穴(すっぽん)」と備える。
ステージ奥の1階に大部屋2部屋、2階には個室が5部屋ある。役者が化粧をしたり着替えをする「楽屋」では、壁や戸にこれまで康楽館の舞台を踏んだ役者たちの落書きがそのまま残されていました。
洋館風の外観を持つ一方、桟敷、花道、切穴など典型的な和風芝居小屋の内装で、和洋折衷の造りが特徴で、滑車やロープを用いる手動の廻り舞台を有している。
回り舞台下では手動で舞台を回す体験も出来ます。
ステージから客席側を眺める。館内天井は洋風の板張り、チューリップ型の電灯は明治時代のものを今でも使用する。
東北に電気が通じていなかった時代でも、国内では二番目となる水力発電所を小坂鉱山が所持していた為、当時としては珍しい電灯の設置された芝居小屋でした。
芝居小屋「康楽館」は、小坂鉱山の福利厚生施設として開館をし・・・。小坂鉱山の繁栄と鉱山町の都市基盤整備を物語る遺構のひとつとして貴重であり、近代の芝居小屋のうち伝統的な形式を踏襲しつつ、優れた洋風意匠を取り入れた現存最古のものとして歴史的価値の高さを感じます。
康楽館は一時は解体の危機にも瀕したが・・・
香川県仲多度郡琴平町の「旧金毘羅大芝居」、兵庫県豊岡市の「永楽館」とともに、現存する建物としては日本有数の歴史を持つ劇場である。
窓口の案内の方曰く、「この場所では、小坂町二十祭(成人式)記念式典も開催します」「このスペースで間に合いますか?」と尋ねたら、「全部で5000人くらいですので」
芝居小屋の言葉はピンをくるものではないし、その場所に関心をもつほどではなかったが、結果として観て良かった!! 決めつけるのはよくないと改めて思わされました
後になって思えば、「康楽館」のみでなく、「鉱山事務所」の外観以外、「郷土館」と3館施設の見学をしてきたら良かった。…と言いつつも、この日は平川市を通って、弘前まで行く予定であったから
続きますね。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑥「湯瀬ホテル」食事 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
ダイニングルーム「湯瀬」にての夕食、秋田料理メインのバイキングです。
鹿角発祥の「きりたんぽ」の他にも、秋田名物「八 幡平ポーク」「比内地鶏」「じゅんさい」などの地元ブランドは無論、季節ごとの旬の食材を使用した郷土料理が並びます。
まずはお席を確保してから。
料理の取りやすい場所のテーブルに着いてから、こちらでは私ひとりで取って運びやすい、ミニカートの用意があったので嬉しい
四季にあわせて変わる料理、トマトひとつにも種類あり、フレッシュ新鮮なお野菜が豊富です。お野菜までが甘くて美味しいのです♪
山形・肘折温泉ではお目にかかれなかった根曲竹は、このような居酒屋スタイルで焼いて食べます。
稲庭うどんは食べなくては!(…と言いつつ食べずに終えてしまいましたが)秋田県湯沢市稲庭町にある、稲庭うどんの故郷は二度ほど訪問済みでした。また秋田訪問時には必ず購入、一度青森または、岩手の旅の途中で紛失した経験もありました(???)
秋田県産食材を使用した35種類以上のビュッフェ料理、その全てにはカメラを向けるのも、お腹に入れるのもまず無理と早々に諦めました。
オープンキッチンには、3種類の秋田名物が並びます。
「比内地鶏と八幡平ポークのハーフ丼」。「桃豚のしゃぶしゃぶ」は、秋田県小坂町にある3つの農場のみで飼育されるブランド豚。
目についたのは大皿盛りのローストビーフ! 左は各種野菜に紛れて、根曲竹の天ぷら!
秋田のオンパレードで、お刺身、魚介のマリネと言った存在は影が薄くなる
果物色々、、、プリンひとつもふるふるの柔らかめ、カラメルの濃い固めとあります。
席で落ち着いて食べる会席風スタイルが好きだから、 朝食以外でこうしたビュッフェは避けていました。と言うのも満足した経験が、鬼怒川温泉の「あさや」をのぞいてなかったから。良いイメージがなかったのですが、こちらの品揃え、サービス内容は中々! !湯瀬ホテルの提供内容、味わいには満足
アルコールは、ハートランド・ビールをオーダー♪
適当に取って、ゆるっと、かつワイルド!!に食べる(^Д^) 前日のビーバーさんのフレンチと、バリエーションを変えたのは、興味深い?( ̄∀ ̄)
夫の食べたきりたんぽも美味しそうと感じたが、満腹過ぎて入りそうもなくて、朝ご飯で食べればいいと思ったのは間違いでした。
当然ながら全制覇できず・・・半分も食べていないと感じました。種類が多過ぎましたね。
そして朝。山々にかかる朝靄も幻想的
翌朝の品揃えは朝だけに若干の変化が見られました。朝食には当然ドリンク類が沢山あります。朝も和食メインでありながら、きりたんぽメニューは見当たりませんでした(╥﹏╥) 夕食に続いて食材の変わったカレー、パンコーナーのクロワッサンも美味しかったです。
お腹いっぱいなのに・・・あらら、不思議!お腹がすいてないと言いつつ、またもたらふく食べてしまいました・・・(/ω\) お餅もあんこ餅と、胡麻餅と食べていますね。
7月28日(日)より一泊、17800円×2。そこに貸切風呂1500円 入湯税300円 ハートランドビールと別途。
チェックアウト後は・・・。
雨の日の観光でも無問題、とあるところへと参りましょう。
鹿角発祥の「きりたんぽ」の他にも、秋田名物「八 幡平ポーク」「比内地鶏」「じゅんさい」などの地元ブランドは無論、季節ごとの旬の食材を使用した郷土料理が並びます。
まずはお席を確保してから。
料理の取りやすい場所のテーブルに着いてから、こちらでは私ひとりで取って運びやすい、ミニカートの用意があったので嬉しい
四季にあわせて変わる料理、トマトひとつにも種類あり、フレッシュ新鮮なお野菜が豊富です。お野菜までが甘くて美味しいのです♪
山形・肘折温泉ではお目にかかれなかった根曲竹は、このような居酒屋スタイルで焼いて食べます。
稲庭うどんは食べなくては!(…と言いつつ食べずに終えてしまいましたが)秋田県湯沢市稲庭町にある、稲庭うどんの故郷は二度ほど訪問済みでした。また秋田訪問時には必ず購入、一度青森または、岩手の旅の途中で紛失した経験もありました(???)
秋田県産食材を使用した35種類以上のビュッフェ料理、その全てにはカメラを向けるのも、お腹に入れるのもまず無理と早々に諦めました。
オープンキッチンには、3種類の秋田名物が並びます。
「比内地鶏と八幡平ポークのハーフ丼」。「桃豚のしゃぶしゃぶ」は、秋田県小坂町にある3つの農場のみで飼育されるブランド豚。
目についたのは大皿盛りのローストビーフ! 左は各種野菜に紛れて、根曲竹の天ぷら!
秋田のオンパレードで、お刺身、魚介のマリネと言った存在は影が薄くなる
果物色々、、、プリンひとつもふるふるの柔らかめ、カラメルの濃い固めとあります。
席で落ち着いて食べる会席風スタイルが好きだから、 朝食以外でこうしたビュッフェは避けていました。と言うのも満足した経験が、鬼怒川温泉の「あさや」をのぞいてなかったから。良いイメージがなかったのですが、こちらの品揃え、サービス内容は中々! !湯瀬ホテルの提供内容、味わいには満足
アルコールは、ハートランド・ビールをオーダー♪
適当に取って、ゆるっと、かつワイルド!!に食べる(^Д^) 前日のビーバーさんのフレンチと、バリエーションを変えたのは、興味深い?( ̄∀ ̄)
夫の食べたきりたんぽも美味しそうと感じたが、満腹過ぎて入りそうもなくて、朝ご飯で食べればいいと思ったのは間違いでした。
当然ながら全制覇できず・・・半分も食べていないと感じました。種類が多過ぎましたね。
そして朝。山々にかかる朝靄も幻想的
翌朝の品揃えは朝だけに若干の変化が見られました。朝食には当然ドリンク類が沢山あります。朝も和食メインでありながら、きりたんぽメニューは見当たりませんでした(╥﹏╥) 夕食に続いて食材の変わったカレー、パンコーナーのクロワッサンも美味しかったです。
お腹いっぱいなのに・・・あらら、不思議!お腹がすいてないと言いつつ、またもたらふく食べてしまいました・・・(/ω\) お餅もあんこ餅と、胡麻餅と食べていますね。
7月28日(日)より一泊、17800円×2。そこに貸切風呂1500円 入湯税300円 ハートランドビールと別途。
チェックアウト後は・・・。
雨の日の観光でも無問題、とあるところへと参りましょう。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・⑤「湯瀬ホテル」館内&温泉編 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
秋田まで行ったら、湯瀬温泉のランドマーク的な存在である「湯瀬ホテル」は、泊まるべき宿のひとつだそう
「日本三大美人の湯」と数えられる、湯瀬温泉唯一の大型温泉ホテルです。近くをJR花輪線が通っていたことから(宿の手前側に踏切あり) 自動車交通が盛んになる前から、広く湯治客・旅行客を集めた温泉地だそうです。
集落を流れる米代川沿いの、湯瀬温泉から鹿角市街地側に向かう辺りは「湯瀬渓谷」と呼ばれ、秋には紅葉の名所となる。電車であったら盛岡駅から1時間少々ほどながら、湯瀬温泉は青森、岩手と県境の地!!以前から存在は知っていましたが、宿泊は初めてでした。手頃なお値段なので急に泊まりたくなって、日程も急遽一泊増やしてしまいましたのさ( ̄∀ ̄)
渓谷沿いに位置する旅館は、天候次第であり!?この時は迫力の濁流でしたが、季節ごとに美しい景色を楽しむ( ^ω^)・・・期待できそうですね。
雨降りで観光を最小限にしても、部屋には3時にならないと入れないとフロントでうかがってから、ラウンジで待たせて頂く事にしました。館内へ入ると意外にもシックで、オシャレ空間が目に飛び込んできます。ラウンジに向かう前も、秋田杉を多用した素敵空間が広がっているのでした。これ程山奥ですのに(^^) それは関係ないか
天然素材の中で、薪ストーブの黒がアクセント♪
ラウンジ内には自動演奏をしているピアノもあります。それだけで雰囲気が良くなりますね♪ 秋田杉を使った本棚、所々の間接照明と、オシャレ要素が散りばめられています。
チェックイン前到着する人は多くないだろうと思っての入館ですが、ラウンジに着いたら悪天候のせいでしょう!!ほぼ満席です。皆さん、このラウンジの使い勝手も調べての宿泊の様ですね(^O^)
ビールだけは有料ですが、秋田県の日本酒、焼酎、ウイスキー、梅酒、炭酸水、ソフトドリンク類がありました。チョコレートと歌舞伎揚げのスナックも。
趣ある庭園一望ラウンジで、リラックス 目の前に、小さくても庭が広がっているのは寛げます。
時間になってようやくのチェックイン。お部屋は「555」号室でした。
エレベーター前の二か所のコーナー、子供用など必要と思ったら、ここから持参します。
ベッド周りはゆったり、渓流沿いにソファセット。外などそう見ないので安い部屋で予約をしています。眺望の悪さは気になりません。それよりも高層階の部屋は地震の時に怖いから
お着き菓子は、羽二重餅みたいなの・・・♪ 冷水ポットで用意された湯瀬の水は、本当に美味しい水でした。
サイズ別の浴衣あり、部屋に備え付けてあったお風呂用バッグは便利でした。
広くて使いやすい洗面台だけれど、隣りあった部屋のバスルームは使いません。
美人の湯と渓谷の宿と銘打つだけに、日本3大美人の湯=無色透明の優しいお湯は、入れば入るほどお肌がつるつるすべすべに。自然庭園を見下ろし浸かる露天風呂は数か所に揃っています。
美人の湯、温泉を堪能する開放的なお風呂たちは、どれも撮影不可。
「米代川」のせせらぎが…と言うより、この日は爆音の川のせせらぎと、木々のさざめきの聞こえる湯あみであった 美肌効果はもちろん、日ごろのストレスや疲れを癒してくれそうな浴室…。
宿泊者1500円なりの貸切風呂を借りて、入浴する。
アルカリ単純泉の湯でゆっくりと、冷えた身体を温めたひと時照明控えめは、落ち着きます。
湯瀬ホテル 朝食・夕食は秋田の郷土料理バイキングです。この食事は確実に食べ過ぎます。夜の静かなロビーやラウンジに漂う雰囲気は好きなのに、戻ることもないまままたもお約束・・・食べ過ぎでダウン(/ω\)
続きますね。
「日本三大美人の湯」と数えられる、湯瀬温泉唯一の大型温泉ホテルです。近くをJR花輪線が通っていたことから(宿の手前側に踏切あり) 自動車交通が盛んになる前から、広く湯治客・旅行客を集めた温泉地だそうです。
集落を流れる米代川沿いの、湯瀬温泉から鹿角市街地側に向かう辺りは「湯瀬渓谷」と呼ばれ、秋には紅葉の名所となる。電車であったら盛岡駅から1時間少々ほどながら、湯瀬温泉は青森、岩手と県境の地!!以前から存在は知っていましたが、宿泊は初めてでした。手頃なお値段なので急に泊まりたくなって、日程も急遽一泊増やしてしまいましたのさ( ̄∀ ̄)
渓谷沿いに位置する旅館は、天候次第であり!?この時は迫力の濁流でしたが、季節ごとに美しい景色を楽しむ( ^ω^)・・・期待できそうですね。
雨降りで観光を最小限にしても、部屋には3時にならないと入れないとフロントでうかがってから、ラウンジで待たせて頂く事にしました。館内へ入ると意外にもシックで、オシャレ空間が目に飛び込んできます。ラウンジに向かう前も、秋田杉を多用した素敵空間が広がっているのでした。これ程山奥ですのに(^^) それは関係ないか
天然素材の中で、薪ストーブの黒がアクセント♪
ラウンジ内には自動演奏をしているピアノもあります。それだけで雰囲気が良くなりますね♪ 秋田杉を使った本棚、所々の間接照明と、オシャレ要素が散りばめられています。
チェックイン前到着する人は多くないだろうと思っての入館ですが、ラウンジに着いたら悪天候のせいでしょう!!ほぼ満席です。皆さん、このラウンジの使い勝手も調べての宿泊の様ですね(^O^)
ビールだけは有料ですが、秋田県の日本酒、焼酎、ウイスキー、梅酒、炭酸水、ソフトドリンク類がありました。チョコレートと歌舞伎揚げのスナックも。
趣ある庭園一望ラウンジで、リラックス 目の前に、小さくても庭が広がっているのは寛げます。
時間になってようやくのチェックイン。お部屋は「555」号室でした。
エレベーター前の二か所のコーナー、子供用など必要と思ったら、ここから持参します。
ベッド周りはゆったり、渓流沿いにソファセット。外などそう見ないので安い部屋で予約をしています。眺望の悪さは気になりません。それよりも高層階の部屋は地震の時に怖いから
お着き菓子は、羽二重餅みたいなの・・・♪ 冷水ポットで用意された湯瀬の水は、本当に美味しい水でした。
サイズ別の浴衣あり、部屋に備え付けてあったお風呂用バッグは便利でした。
広くて使いやすい洗面台だけれど、隣りあった部屋のバスルームは使いません。
美人の湯と渓谷の宿と銘打つだけに、日本3大美人の湯=無色透明の優しいお湯は、入れば入るほどお肌がつるつるすべすべに。自然庭園を見下ろし浸かる露天風呂は数か所に揃っています。
美人の湯、温泉を堪能する開放的なお風呂たちは、どれも撮影不可。
「米代川」のせせらぎが…と言うより、この日は爆音の川のせせらぎと、木々のさざめきの聞こえる湯あみであった 美肌効果はもちろん、日ごろのストレスや疲れを癒してくれそうな浴室…。
宿泊者1500円なりの貸切風呂を借りて、入浴する。
アルカリ単純泉の湯でゆっくりと、冷えた身体を温めたひと時照明控えめは、落ち着きます。
湯瀬ホテル 朝食・夕食は秋田の郷土料理バイキングです。この食事は確実に食べ過ぎます。夜の静かなロビーやラウンジに漂う雰囲気は好きなのに、戻ることもないまままたもお約束・・・食べ過ぎでダウン(/ω\)
続きますね。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・④南部せんべい、きりたんぽ [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
おりしもこの数日前から東北地方の秋田・山形に大雨特別警報が、河川氾濫などの被害も出ていました。はじまったばかりのパリ五輪も雨でしたけど、激しい降りでは負けていなかった岩手県、秋田県の両県
八幡平から向かうのは、秋田県の湯瀬温泉です。
途中国道「282」号線沿い、花輪線「荒屋新町」駅周辺に続く素敵な家並み。
歴史がありそうな、趣を感じる家、家が続いているのは、車内からも見てとれました
「南部せんべい」の文字に注目し、車を停めたのは「羽沢製菓」さんの駐車場です。
「おじいちゃんの南部せんべい」 と親しまれる、南部せんべいの伝統を継承する老舗店でした。
とても感じの良い店主さんで、南部せんべいは少量の購入に関わらず、オマケのおせんべいを入れてくれたり。ご近所情報として、近くの味噌屋さんへの立ち寄りも教えて下さるなど。これも一期一会、旅する醍醐味のひとつです 旅先でお味噌を買うのは大好き 後で立ち寄ってみましょう。
夫の父方のルーツが仙台である事より、結婚直後から仙台を訪ねる。仙台の「食」に親しむ。・・・身近となった私は、南部せんべいもよく食べていました。
※南部せんべいは、地域によって呼び方は違うけれど、作り方の基本は同じです。
青森県西部の津軽地方では「津軽せんべい」と、青森県東部、岩手県北部や中部・秋田県北東部にまたがる南部地方では『南部せんべい」と呼ばれています。
「南部せんべい」の起源は、
①南北朝時代、時の長慶天皇が八戸地方を訪れた際、食事に困った天皇のために家臣が農家からそば粉とごまを手に入れ、自身の兜で焼き上げて献上したという説。
②根城南部氏の兵士が戦場で食べていた説。
③処刑を免れてこの地に渡ったイエス・キリストがパンに似せて作ったという説。など諸説あり、特に①の説が一般的に知られています。
翌日宿泊をした、弘前市内の「しかないせんべい」は、以前にO川さんより青森土産でいただいておりました。
自分の好みでかつて購入していたのは、青森県・八戸市の郷土料理である「せんべい汁」を手軽に楽しむ場合の、青森土産「八戸のせんべい汁セット」です。
※八戸発祥のB級グルメ!せんべい汁とは
鳥肉やゴボウ、ネギなど醤油味の鍋に入れた料理で、江戸時代に八戸市周辺で生まれたとされています。お汁を吸ってモチモチになった、せんべいの触感は癖となる♪
青森土産おすすめのおせんべいでもうひとつに冬期間限定、ここへ水飴をサンドした「飴せんべい」も好きです♪
スッカリ脱線をしました( ̄∀ ̄)
「麹屋もとみや」さんの「SHIMONO528」では米麹、こうじ味噌の販売に、「みそソフト」販売も好評とか。自慢の発酵調味料を使用した食事も可能との事でした。平日に関わらず、こちらには多くの立ち寄り客の姿がありました。天然醸造・長期熟成の味噌や麹専門店のこだわり商品がずらり。ここでは熟成味噌と切板麩をゲットです!
県境を越えて秋田県へと入り、宿泊する「湯瀬ホテル」に着いてしまいましたが、12時半では早過ぎますね
二棟の建物が「米代川」を跨ぐ形で建つ湯瀬ホテルながら、山間にあるだけに、濁流となった川は水量を増して、大変な事になっています(≧∇≦)
もう一か所くらいに立ち寄って、時間を過ごす事と致しましょう。
そして向かったのは、道の駅「かづの あんとらあ」。こちらは以前に八幡平アスピーテラインで、玉川温泉と経由して「きりたんぽ」を食べに来ていました。
鹿角発祥の味は「きりたんぽ」専門店で、早速焼き立てたんぽをいただきましょうか。
きりたんぽ館のお姉さん達が目の前で見せてくださる様子。
熱いうるち米「あきたこまち」を分量ごと握り、きりたんぽの専用杉棒に手際よく巻きつける。まな板の上で平均に伸ばして、肉厚のたんぽへ均等にしたら、オーブン棚に置いて焼いていく。綺麗に並んでいますね 色白のたんぽちゃんたち(T▽T)
店内で握るふっくらたんぽには、手作りのくるみ味噌を塗って・・・香ばしく焼き上げた「みそ付けたんぽ」は香ばしくて美味しい。この場合、切っていないので「きりたんぽ」とは呼びません。
※秋田県の名物料理と思われているが、本来は(大館市・鹿角市・小坂町エリア)内陸北部の郷土料理なのだそうです。
みそ付けたんぽの手作り体験は面白そう、試しにやってみたかったな
絶景の湯瀬渓谷と緑豊かな山並みを眺めながらの温泉、川の 瀬から湯が湧出していたことが温泉名の由来ともなった湯瀬温泉郷も現在、湯瀬ホテル以外はひっそりとしておりました。
秋田県とあって「ばばがへらで盛り付ける=ババヘラアイスにも出会えるかな」なんて話していたものの、両日とも満腹のお腹をかかえて、そこへ入る隙など全くありませんでした
八幡平から向かうのは、秋田県の湯瀬温泉です。
途中国道「282」号線沿い、花輪線「荒屋新町」駅周辺に続く素敵な家並み。
歴史がありそうな、趣を感じる家、家が続いているのは、車内からも見てとれました
「南部せんべい」の文字に注目し、車を停めたのは「羽沢製菓」さんの駐車場です。
「おじいちゃんの南部せんべい」 と親しまれる、南部せんべいの伝統を継承する老舗店でした。
とても感じの良い店主さんで、南部せんべいは少量の購入に関わらず、オマケのおせんべいを入れてくれたり。ご近所情報として、近くの味噌屋さんへの立ち寄りも教えて下さるなど。これも一期一会、旅する醍醐味のひとつです 旅先でお味噌を買うのは大好き 後で立ち寄ってみましょう。
夫の父方のルーツが仙台である事より、結婚直後から仙台を訪ねる。仙台の「食」に親しむ。・・・身近となった私は、南部せんべいもよく食べていました。
※南部せんべいは、地域によって呼び方は違うけれど、作り方の基本は同じです。
青森県西部の津軽地方では「津軽せんべい」と、青森県東部、岩手県北部や中部・秋田県北東部にまたがる南部地方では『南部せんべい」と呼ばれています。
「南部せんべい」の起源は、
①南北朝時代、時の長慶天皇が八戸地方を訪れた際、食事に困った天皇のために家臣が農家からそば粉とごまを手に入れ、自身の兜で焼き上げて献上したという説。
②根城南部氏の兵士が戦場で食べていた説。
③処刑を免れてこの地に渡ったイエス・キリストがパンに似せて作ったという説。など諸説あり、特に①の説が一般的に知られています。
翌日宿泊をした、弘前市内の「しかないせんべい」は、以前にO川さんより青森土産でいただいておりました。
自分の好みでかつて購入していたのは、青森県・八戸市の郷土料理である「せんべい汁」を手軽に楽しむ場合の、青森土産「八戸のせんべい汁セット」です。
※八戸発祥のB級グルメ!せんべい汁とは
鳥肉やゴボウ、ネギなど醤油味の鍋に入れた料理で、江戸時代に八戸市周辺で生まれたとされています。お汁を吸ってモチモチになった、せんべいの触感は癖となる♪
青森土産おすすめのおせんべいでもうひとつに冬期間限定、ここへ水飴をサンドした「飴せんべい」も好きです♪
スッカリ脱線をしました( ̄∀ ̄)
「麹屋もとみや」さんの「SHIMONO528」では米麹、こうじ味噌の販売に、「みそソフト」販売も好評とか。自慢の発酵調味料を使用した食事も可能との事でした。平日に関わらず、こちらには多くの立ち寄り客の姿がありました。天然醸造・長期熟成の味噌や麹専門店のこだわり商品がずらり。ここでは熟成味噌と切板麩をゲットです!
県境を越えて秋田県へと入り、宿泊する「湯瀬ホテル」に着いてしまいましたが、12時半では早過ぎますね
二棟の建物が「米代川」を跨ぐ形で建つ湯瀬ホテルながら、山間にあるだけに、濁流となった川は水量を増して、大変な事になっています(≧∇≦)
もう一か所くらいに立ち寄って、時間を過ごす事と致しましょう。
そして向かったのは、道の駅「かづの あんとらあ」。こちらは以前に八幡平アスピーテラインで、玉川温泉と経由して「きりたんぽ」を食べに来ていました。
鹿角発祥の味は「きりたんぽ」専門店で、早速焼き立てたんぽをいただきましょうか。
きりたんぽ館のお姉さん達が目の前で見せてくださる様子。
熱いうるち米「あきたこまち」を分量ごと握り、きりたんぽの専用杉棒に手際よく巻きつける。まな板の上で平均に伸ばして、肉厚のたんぽへ均等にしたら、オーブン棚に置いて焼いていく。綺麗に並んでいますね 色白のたんぽちゃんたち(T▽T)
店内で握るふっくらたんぽには、手作りのくるみ味噌を塗って・・・香ばしく焼き上げた「みそ付けたんぽ」は香ばしくて美味しい。この場合、切っていないので「きりたんぽ」とは呼びません。
※秋田県の名物料理と思われているが、本来は(大館市・鹿角市・小坂町エリア)内陸北部の郷土料理なのだそうです。
みそ付けたんぽの手作り体験は面白そう、試しにやってみたかったな
絶景の湯瀬渓谷と緑豊かな山並みを眺めながらの温泉、川の 瀬から湯が湧出していたことが温泉名の由来ともなった湯瀬温泉郷も現在、湯瀬ホテル以外はひっそりとしておりました。
秋田県とあって「ばばがへらで盛り付ける=ババヘラアイスにも出会えるかな」なんて話していたものの、両日とも満腹のお腹をかかえて、そこへ入る隙など全くありませんでした
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・③「旬菜フレンチ&貸切温泉の小さな宿 Beaver」さん食事 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
夕食は午後7時より。時間となって、ダイニングへと向かいました。
ボードにはこの日お勧めドリンクの数々が、ワインサーバーは、お勧めワインが並んでいます。この日選んだプランは、Beaver厳選・黒毛和牛もも肉プランでした。メインイベントとも言える、ディナータイムのはじまり(^-^)
テーブル中央に置かれたプレート上白いマシュマロみたいの、気になりますよね ボトルの水を注いだら…あら、不思議!ナプキンに変身です。前回に続いてのサービスでした♪
ドリンクメニューも♪ ビールなら盛岡市内の醸造所「ベアレン」ですし、盛岡から南に位置する紫波町で、地域農家の栽培した良質な葡萄を使用、醸造した「紫波ワイン」も美味しい♪
私は珍しい神秘の絶景「八幡平ドラゴンアイ」にちなんだ「ドラゴンアイスカイ」ボトル、澄んだ味わいが特徴と言う、八幡平ファクトリーで造られているオーガニックピルスナーです。夫はプレミアムモルツにしました。
大自然の奇跡が生み出す「龍の瞳=ドラゴン・アイ」とは
※5月末から6月初頭頃まで・・・雪と氷が織りなす神秘的な瞳は、沼、空、天候といった様々な自然条件が一致した時のみ「開眼」します。そこは新しい八幡平の注目スポットみたい
※ドラゴンアイスカイとドラゴンアイマグマ、7月9日より関東・東北ローソンにて発売中。https://akatsuki-brewery.com/beer
・クジュール(フランス料理においてチーズを混ぜた風味の良いシュー皮)・鮎のブルゴーニュ風・カツオのカツレツ・八幡平杜仲茶豚のパテ・ド・カンパーニュ・・・前菜4品
デザイン、装飾の美しさと際立つフランス製「ライヨールステーキナイフ」は、「フェニックス洞爺クラブ 」の夕食がお初であったけど、その後意識をしていたら、あちこちのディナーでお目にかかります
・岩手県産とうもろこしの冷静ポタージュ 季節に合わせて涼し気なガラスプレートで並々。
・プチカンパーニュ 竹炭パン どちらも手で持てない程に熱々、竹からはじめて焼いているの?と思う程絶品!!スゴーク美味しいパンが2種類
・お魚 平目のポワレ ブール ノワゼットソース
・お肉 黒毛和牛ももロースト 赤ワインソース どちらも言葉にするまでもなく・・・
・スイーツ レモンチーズケーキ ブルーベリームース 八幡平農技夢ジェラート&GV桃
※お肉料理の低温調理、ガストロバック(減圧調理器)を使用した料理を提供。ガストロバッグ(減圧調理)された桃は透き通っていて、味も濃い♪
・食後のお飲み物 コーヒー エスプレッソ 紅茶 ハーブティー…のいずれか。
厨房に籠り一切出てこないシェフ、ご一家で営む宿だけにホール担当はママさんです。このママさん客と交わす会話のタイミング、内容に「ソツ」がない。キレの良い動きも素晴らしいのです 四か所のテーブルの進捗状況を見ては、ジャストな提供ぶりで、このタイミングの良さは常に感心させられます
食事後もう一度お風呂に入って部屋へ戻る際、厨房から自宅へ戻るシェフとバッタリ! この時初めて、お顔を拝見。ご挨拶して言葉を交わしたのも初めてでした
食後の片付けと、翌朝のセッティングはママさん、大女将がおふたりでなさっていた。
小規模施設を営んでいく上での長時間労働、独創性に富んだ美味しい料理を提供、客を喜ばせる満足感と!
チェックアウト前のママさんとの会話では、ママに用事があってホールまで来ていたおチビちゃん達が「上の子は大学生となって現在はY市へ、下の娘も高二になりました」って。お子さん達がそれ程成長されていたのは、私達の予想を超えていました。
ご夫婦の夢を叶える為、関東地方のTから移って来られたご一家、ここに至るまでの真面目な取り組みに対して、新たに応援したい気持ちとなりました。
翌朝の中庭です、雨のせいでしょう♪ とにかく涼しい、寒いくらいで気持ち良い
Beaverの朝食は、朝8時から。
時間に合わせての焼き立てパン3種、朝から贅沢にお魚も。白いワンプレートには、八幡平マッシュルームのソテー・鯛のポワレ・地場野菜のソテー・八幡平杜仲茶豚のソーセージ・チーズ・レンズ豆のサラダと、色とりどりの料理が並びます。
ガストロバッグ(減圧調理)を施して水分を食材に浸透させた「クリスタルサラダ」は、お野菜がキラキラ 南部鉄器にはスペイン風オムレツ、ベーコン、クリームチーズ、ゆり根などの具材が入って。朝も一品一品丁寧に調理された料理が並びました。
グラスには岩手の「田野畑牛乳」が注がれ、ヨーグルトはシッカリとこしのある、岩手産「岩泉ヨーグルト」、トロトロとは違うネバールタイプって身体に効きそうですね
朝の温かいスープは、野菜の甘味とチキンの旨味を感じます。カウンターに設置のDeLonghiコーヒーマシーンで淹れたコーヒー、紅茶はセルフで。
フレッシュな食材の美味しさが溢れた朝ご飯も、満足感が得られます!
7月27日(土)より一泊、@15730円×2 そこにプレミアムモルツ、ドラゴンアイスカイ 入湯税。
七度目の再訪とあり目新しさはないものの、今回もママさんのスマートな接客、シェフの創意とアイディアに富んだ料理は勿論変わらず…共に垣間見られて良かった。https://iwate-beaver.com/
関東ではあまり見る機会のない、辺り一面銀世界へ佇む様子も素敵ながら、そぼ降る雨に濡れながらの今回の滞在でも、八幡平の魅力は堪能出来ました。
雨降りのために高原の緑は、鮮やかさを増しています。全てがカラカラと乾いた今となっては、この景色も懐かしい…。
未だ上がりそうもない雨の中です。次の宿泊は県境は越えるものの、車で1時間少々と近い、お隣と言える鹿角市の湯瀬温泉でした。
奇しくも東北地方を襲った集中豪雨の中、さすらう私達夫婦( ̄∀ ̄) 河川は相変わらず勢いを増した濁流の流れですし・・・この後我々の運命は? どうなるでしょう
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・②「旬菜フレンチ&貸切温泉の小さな宿 Beaver」さん 部屋&温泉 [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
岩手県八幡平市松尾寄木、八幡平温泉郷内の別荘ゾーンに佇む宿です。
今回が7回目の宿泊とあり。
お約束とも言える・・・大女将の出迎えを受けての、チェックイン。大女将の変わらずお元気そうな、お顔も拝見できて・・・以前とお変わりのないご様子は良かった(^O^)
館内は・・・と言ってもホテルじゃなくてペンションですから、パブリックスペースはありません。階段を上がった2階にはツイン、ダブルルームで三部屋、そしてこの和洋室で全4室となります。
お部屋はずっと毎回、ここ「Room01」。
一階で唯一奥まったところにあって、渡り廊下を歩いた先の和室は二間続き、元より広さもあり。そこに中庭に面した広縁と、プライベート感覚で使えるお部屋です。
広縁突き当たりのトイレ&洗面は簡素に、コンパクトにまとめられています。
メイクコーナーのある、8帖のリビング、8畳フローリングはローベッドスペース。
清潔感漂うマットレスで、ベッドメイクはビシッ! 空気清浄機から、ファンヒーター2機、エアコンと北国仕様です。
壁掛け式テレビの前、テレビ周りには電気ポットと、ミニ冷蔵庫。
お茶セットはドリップタイプのコーヒー&緑茶がそれぞれに。空の冷蔵庫にはミネラルウォーターと、ウェルカム・プリン、黒い冷蔵庫なので思わず、プリンは探してしまいました 他に籠バック、バスタオルとタオル、歯ブラシ、浴衣と一通り揃っています。シェフ特製のプリンは言うまでもなく美味しい
天然温泉である硫黄泉、掛け流しのお風呂が自由に貸切利用出来るのも魅力です
一階の奥にあるお風呂は二か所、お風呂へ向かう廊下もムーディに演出されています。
チェックイン後に入ったは「MAGUMAの湯」内湯&露天の方。
こちらの脱衣所は広さの関係もあってか簡素で、ドライヤー、基礎化粧品に、カミソリと言った必要最低限なものだけ置かれていました。夏場には、扇風機もあるから大丈夫!
このような温泉宿を営み続ける苦労に、家電製品の寿命の短さがあると気づかされます。温泉成分により、ものによってはワンシーズンで使えなくなると言いますし…。源泉パイプの詰まりや浴室内の手入れ、目に見えないところにかかる費用や、手間。宿を維持管理していく労力は並大抵なものではないと思わされます。
松川温泉からの引湯による、東八幡平温泉の源泉温度は68度もあるとの事!そこで夏場は大分加水していると以前に伺いましたが、それでも熱いです!
ドアの先に、露天風呂があります。紫陽花咲く緑に囲まれて・・・息を吸うと全身がリセットされる感覚♪
こちらのお風呂、白い雪景色の中では更にテンションが上がるものですが、真夏の夕刻に浸かる、キリッとした熱い湯も嫌いではない(^^) 白濁の硫黄泉に、(河童アヒルの)ダッパくんもクルンクルン♪ 嬉しそうですよ 今回は、ダッパくんも忘れる事なく同行をさせてますよん(*゚▽゚)ノ
露天も良いけれど、入りやすさで寝る直前、翌朝と二度入ったのは「Hivaの湯」。
「Hivaの湯」の洗面所にはドライヤー・コットン・綿棒・コットンフェイスマス ク・クリーム肌水の用意あり。
二人では勿体ない程の・・・広い浴槽を独泉し、ゆっくり浸かる、気持ちの良い一時でした。
週末・土曜日宿泊とあり、満室であったこの時も、希望通りの入浴は可能のようでした。
料理に惹かれての宿泊はお約束 施設の古さなどカヴァーされる、美味しい料理がいただけるDiningでの様子については、次回へ。
今回が7回目の宿泊とあり。
お約束とも言える・・・大女将の出迎えを受けての、チェックイン。大女将の変わらずお元気そうな、お顔も拝見できて・・・以前とお変わりのないご様子は良かった(^O^)
館内は・・・と言ってもホテルじゃなくてペンションですから、パブリックスペースはありません。階段を上がった2階にはツイン、ダブルルームで三部屋、そしてこの和洋室で全4室となります。
お部屋はずっと毎回、ここ「Room01」。
一階で唯一奥まったところにあって、渡り廊下を歩いた先の和室は二間続き、元より広さもあり。そこに中庭に面した広縁と、プライベート感覚で使えるお部屋です。
広縁突き当たりのトイレ&洗面は簡素に、コンパクトにまとめられています。
メイクコーナーのある、8帖のリビング、8畳フローリングはローベッドスペース。
清潔感漂うマットレスで、ベッドメイクはビシッ! 空気清浄機から、ファンヒーター2機、エアコンと北国仕様です。
壁掛け式テレビの前、テレビ周りには電気ポットと、ミニ冷蔵庫。
お茶セットはドリップタイプのコーヒー&緑茶がそれぞれに。空の冷蔵庫にはミネラルウォーターと、ウェルカム・プリン、黒い冷蔵庫なので思わず、プリンは探してしまいました 他に籠バック、バスタオルとタオル、歯ブラシ、浴衣と一通り揃っています。シェフ特製のプリンは言うまでもなく美味しい
天然温泉である硫黄泉、掛け流しのお風呂が自由に貸切利用出来るのも魅力です
一階の奥にあるお風呂は二か所、お風呂へ向かう廊下もムーディに演出されています。
チェックイン後に入ったは「MAGUMAの湯」内湯&露天の方。
こちらの脱衣所は広さの関係もあってか簡素で、ドライヤー、基礎化粧品に、カミソリと言った必要最低限なものだけ置かれていました。夏場には、扇風機もあるから大丈夫!
このような温泉宿を営み続ける苦労に、家電製品の寿命の短さがあると気づかされます。温泉成分により、ものによってはワンシーズンで使えなくなると言いますし…。源泉パイプの詰まりや浴室内の手入れ、目に見えないところにかかる費用や、手間。宿を維持管理していく労力は並大抵なものではないと思わされます。
松川温泉からの引湯による、東八幡平温泉の源泉温度は68度もあるとの事!そこで夏場は大分加水していると以前に伺いましたが、それでも熱いです!
ドアの先に、露天風呂があります。紫陽花咲く緑に囲まれて・・・息を吸うと全身がリセットされる感覚♪
こちらのお風呂、白い雪景色の中では更にテンションが上がるものですが、真夏の夕刻に浸かる、キリッとした熱い湯も嫌いではない(^^) 白濁の硫黄泉に、(河童アヒルの)ダッパくんもクルンクルン♪ 嬉しそうですよ 今回は、ダッパくんも忘れる事なく同行をさせてますよん(*゚▽゚)ノ
露天も良いけれど、入りやすさで寝る直前、翌朝と二度入ったのは「Hivaの湯」。
「Hivaの湯」の洗面所にはドライヤー・コットン・綿棒・コットンフェイスマス ク・クリーム肌水の用意あり。
二人では勿体ない程の・・・広い浴槽を独泉し、ゆっくり浸かる、気持ちの良い一時でした。
週末・土曜日宿泊とあり、満室であったこの時も、希望通りの入浴は可能のようでした。
料理に惹かれての宿泊はお約束 施設の古さなどカヴァーされる、美味しい料理がいただけるDiningでの様子については、次回へ。
2024年夏休みは本州最北を巡る・・・①始まりは、岩手・八幡平まで [2024年8月岩手・青森・秋田・山形]
今年の夏の暑さはひとしおと感じます。
まだ7月の、夏休みに入るか入らないかと言う時期に関わらず・・・ウンザリしてしまう暑さ 猛暑日が続くと思えば、次には日本列島各地で降り続く集中豪雨。
そこで、富士山と共に旅をしてきました。
なーんて、富士山に似ているけど、富士山じゃない。その山容から「津軽富士」と呼ばれる、青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する「岩木山」の雄姿です。
この日から向かう秋田、山形では記録的大雨による甚大な被害とあったが・・・。
しかし予定を立た頃には、そうした状態など思いも寄らなくて・・・今回も「涼」を求めて本州最北の地を旅しよう…計画をした訳でした。
一泊目は、岩手の八幡平です。
やはり岩手の八幡平は、我が家からでも遠い。
朝8時に自宅を出て、高速・東北道をひた走り、途中の宮城県内に入ってから、SAにて簡単なお昼をとる。
宮城味噌カツ丼に、天ぷらそばをシェアして食べました。
その後の時折降りつける豪雨にも負けず、自宅からは約490キロを走って 盛岡市内よりは西へ。
この頃には、大分雨の勢いが落ちてきて・・・少しだけホッとしました。ほぼ、霧の中
お久しぶりの・・・「全4室の小さな宿 旬菜創作料理と貸切露天風呂 Beaver」さん。コロナ渦前の2018年までは連続6回、毎年泊まりに来ていた宿。ペンションと銘うつものの、提供される食事の美味しさゆえ、私達が6度リピートしたのもここだけです。
ペンションイコール家で自分で作れるような素人料理のイメージが強くて・・・それまでは足が向かないでいた。。独身の頃をのぞいたらその時が、ペンションデビューであった私達でした。
落葉広葉樹の原生林の中に佇むだけに、周囲には自然が、緑が、溢れています。
ホテルのような豪華さこそ期待できないものの、美味しいご飯に加えて、チョッとだけオシャレな空間。そして館内に控えるのは、近く「松川温泉」から引湯している源泉かけ流しの硫黄泉のお風呂が二か所。
そのどちらも貸切風呂として、部屋ごとの利用がOKであるのですから。
チェックイン時刻前であった為、駐車場周りでお花の写真を撮っていたら、後に来たご夫婦ふたり揃って私達には挨拶もなく、サッサと館内へ入っていくではありませんの
こうした小規模施設でのマナーをご存じないのかしら( ·g·)うそーん 次に顔を合わせた夕食時刻に「こんばんは」の挨拶もなくて(°д°) リピーターぶる訳じゃないが、なんか嫌な感じを受けました。・・・は、おいといて。
数年ぶりであったが、変わりのない館内の様子、部屋の紹介は次回へ。
まだ7月の、夏休みに入るか入らないかと言う時期に関わらず・・・ウンザリしてしまう暑さ 猛暑日が続くと思えば、次には日本列島各地で降り続く集中豪雨。
そこで、富士山と共に旅をしてきました。
なーんて、富士山に似ているけど、富士山じゃない。その山容から「津軽富士」と呼ばれる、青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する「岩木山」の雄姿です。
この日から向かう秋田、山形では記録的大雨による甚大な被害とあったが・・・。
しかし予定を立た頃には、そうした状態など思いも寄らなくて・・・今回も「涼」を求めて本州最北の地を旅しよう…計画をした訳でした。
一泊目は、岩手の八幡平です。
やはり岩手の八幡平は、我が家からでも遠い。
朝8時に自宅を出て、高速・東北道をひた走り、途中の宮城県内に入ってから、SAにて簡単なお昼をとる。
宮城味噌カツ丼に、天ぷらそばをシェアして食べました。
その後の時折降りつける豪雨にも負けず、自宅からは約490キロを走って 盛岡市内よりは西へ。
この頃には、大分雨の勢いが落ちてきて・・・少しだけホッとしました。ほぼ、霧の中
お久しぶりの・・・「全4室の小さな宿 旬菜創作料理と貸切露天風呂 Beaver」さん。コロナ渦前の2018年までは連続6回、毎年泊まりに来ていた宿。ペンションと銘うつものの、提供される食事の美味しさゆえ、私達が6度リピートしたのもここだけです。
ペンションイコール家で自分で作れるような素人料理のイメージが強くて・・・それまでは足が向かないでいた。。独身の頃をのぞいたらその時が、ペンションデビューであった私達でした。
落葉広葉樹の原生林の中に佇むだけに、周囲には自然が、緑が、溢れています。
ホテルのような豪華さこそ期待できないものの、美味しいご飯に加えて、チョッとだけオシャレな空間。そして館内に控えるのは、近く「松川温泉」から引湯している源泉かけ流しの硫黄泉のお風呂が二か所。
そのどちらも貸切風呂として、部屋ごとの利用がOKであるのですから。
チェックイン時刻前であった為、駐車場周りでお花の写真を撮っていたら、後に来たご夫婦ふたり揃って私達には挨拶もなく、サッサと館内へ入っていくではありませんの
こうした小規模施設でのマナーをご存じないのかしら( ·g·)うそーん 次に顔を合わせた夕食時刻に「こんばんは」の挨拶もなくて(°д°) リピーターぶる訳じゃないが、なんか嫌な感じを受けました。・・・は、おいといて。
数年ぶりであったが、変わりのない館内の様子、部屋の紹介は次回へ。