伊香保温泉で泊まったのは「洋風旅館ぴのん」。そうです、3年前の紅葉シーズン最後に宿泊したところ。
    
まぁまぁの食事、掛け流しの温泉、部屋こそビジホ並みながら・・・リーズナブルな宿泊料金で、本館「松本楼」のお風呂利用も可能・・・。その上我が家からも、弟夫婦の家からも、そう遠くはない場所であったから。
この春「還暦」を迎える弟には、夫の時、私の時は更に高額なプレゼントをもらっていたから、なにかお返しをと考えていた。
でも着るものには好みがあり、それならいっそ温泉へ招待。母の誕生日も兼ねて、自分達も一緒に楽しんでしまうのが一番と思ったのだ#59126;←自分が温泉に入りたい、それだけではないのだ。ホントよ^^

色彩的には乏しいものの変わらぬ外観、変わらぬ佇まい。広い駐車場に停めて館内へ。

イギリスのパブを思わせる重厚なアンティーク家具、布張りのイスや落ち着いた雰囲気の調度品の並ぶ・・・ロビーでチェックイン、薪ストーブが暖かでした。

ウェルカムティの器は有田焼と思うのだけど、シマシマストライプのカップは現代的な北欧デザインで知られるフィンランドブランド「iittala(イッタラ)」のイメージ、ホット柚子ハチミツが美味しい。
小ぢんまりとした館内はお洒落で、萌え~~ポイント多し。。
          
寒くて試そうとは思わなかったけれど、デッキには源泉の溢れる足湯コーナーもあります。

※ピノンとは「まつぼっくり」の意味。ちなみにスペイン語らしいですけど、言葉の響きが可愛らしいから選んだのかも。本館が「松本楼」で、浴衣の柄も松葉なので・・・納得。
部屋のキーも松ぼっくりが彫られた木製のもの、館内を飾る小物もまつぼっくりが目立ちます。
ビジネスでの宿泊=ひとり旅用のシングルルームもあり、私達の泊まったリーズナブルなダブルルーム、少しだけ豪華なツインルームと、用途により部屋が選べるのも決めてでした。


私達の部屋は一階の102号室、母のシングルルームはその下の「むぅ=数字の音読みでいいのかな?」。坂の途中に建つ形を活かした造りなのです。
※洋風旅館ぴのんは、伊香保に生まれ育った若女将の考える「泊まりたい宿」が形になったものです。
若女将の両親の経営するホテル松本楼、2年半のイギリス留学中に経験した居心地の良いホテルライフ。大正時代に曾祖父が経営していた洋食店をそうしたイメージを合わせ「洋風旅館ぴのん」としてオープンしました。



                          
リニューアルされた内装の、「ウィリアム・モリス」の壁紙が落ち着いたムード。
大き目なベッドに、窓際に置かれたクリーム色のチェア&オットマンが可愛らしい。オシャレなティッシュボックスなど、ビジネスユースでもOK!かもね。

#59030;次は、私達の部屋です。

ビジホ並みの大きさ、設備ながら私達のダブルルームもウィリアム・モリスの壁紙、カーテンも以前とは変わっています。
窓際のカウンターディスクの上に電気ケトルとお茶セット。
前回も思ったけれど、この大ぶりのカップはとても使い勝手が良くて、欲しくなってしまう優れもの。
あれ、ぴのんオリジナルのショートブレッドがない。美味しくて楽しみにしていたのに在庫切れなのかしら?
カップがお土産コーナーで売られていたので、買おうか悩みつつ結局買いませんでした。・・・キッチンには半端なカップが入り切れないくらい沢山あるんだもの#59136; 置かれていた紅茶は相変わらず美味しいものでした。

下には空の冷蔵庫、空気清浄機。「松本楼」のお風呂利用時の目印となる籠バック。中にはアメニティ袋に歯ブラシとタオル。バスタオルに浴衣。
部屋のユニットバスには最低限のものだけ、それでもシャワーカーテンと照明がオシャレに変わっていました。



          
館内、廊下には「ジレ・田中」氏の中イラストが飾られていて、ポップでアートな雰囲気。
館内を見て周るのも楽いです。ロビーの一角に小さいながらお土産コーナーがあり、そこで販売されている小物類、植木鉢も可愛い。

・・・そうする内に、弟夫婦も到着した模様です。
          
早速付いていって、彼らの部屋も探検してみる。

今回で一番良いお部屋をプレゼンツ!!床のカーペット。カーテンとおソロの淡い花柄のベッドスロー。
ウィリアム・ モリスの壁紙、狭いながら窓際周りも良いわね#59125;
※1834年、ロンドンの郊外に生まれたウィリアム・ モリス。「美しいと思わないものを家に置いてはならない」と語り、手仕事からうまれる自然に根ざした美しさを発表しつづけました。 草花や樹木をモチーフとしたファブリックや壁紙は、150年以上経てもなお新鮮な魅力に満ちています。 近代デザインの創始者とうたわれる彼が残したデザインと「アーツ&クラフツ」の精神は、今に引き継がれ世界中の人々へ愛され続けているのでした。
ウィリアム・ モリスのエプロン、クッションくらいは私も持っています(笑)

食事は隣接するレストラン「夢味亭」で6時から。