赤くて丸くて可愛らしい形・・・初夏の味覚、赤い宝石、さくらんぼ。上の画像・・・と矛盾しているですって#59142; 少々お待ちを。
木からもぎ立てを口に運んだら、プチッとはじける音が#59126; 口中に広がる上品な甘さ、酸味も爽やかで、次から次へ手を伸ばす動きが止まりません。
新鮮さと熟した甘み、酸味がたまらない・・・と言う訳で、季節の味を求めて山形へ行って参りました。

さくらんぼの代表的な品種、佐藤錦が熟す時期イコール梅雨の真っ最中ながら、やはり私は「晴れ女」!
快晴までは至らないものの、出発の朝からまずまずの天候です。
家からこの日の宿がある福島県の裏磐梯までは、高速の東北自動車道を使わず・・・鬼怒川温泉、湯西川温泉、会津田島経由で行ってしまう経路が、時間も、費用もかかりません。


・・・と言う理由から、最初に出会ったのがこちら。
でも夫に指摘された時にはすでに遅し!
日光市の東武鬼怒川線、下今市~鬼怒川温泉間12・4キロのSLの定期運行が始まるのは8月10日。
SL「大樹」(C11形207号機)は、運転開始日を前にして、試験走行の最中なり!
始発列車の前から試運転を1往復行、その後は日中に試験運行を行っているとの情報が・・・。
しかしこの時そんな事は思いもよらず・・・全くの偶然からでした。


5月中旬以降は連日のように試運転が行われており、走る姿を見物する。一早くカメラにおさめようとするする「鉄」ファンさん達の姿が連日見られると言う。
通り過ぎてしまった後ながら、この辺り知り尽くしている夫の運転だから大丈夫#59144;



        
駅員さん達の制服のデザインも「SL全盛期」のイメージした「昭和レトロ「がコンセプト、レトロ調のスタイル重視、黒をベースに金色の装飾を施したものとか。九州の門司港駅で目にした光景が思い出されます。
1966年6月、佐野線での運転を最後に全廃された東武鉄道の蒸気機関車。ノスタルジーなムードに浸れそうですね。


幻想的なヒマラヤンブルーの青いケシは、中国雲南省から四川省、ヒマラヤ山脈の3000m級の高山地帯に自生するケシ科の植物。
その姿は、「幻の花 天上の妖精」 と呼ばれる程#59130;
日本国内では、南アルプス山麓の大池高原で千株以上の花が咲く事から有名です。


しかし我が県内でも、先のバラを撮影した井頭公園内の温室では一年中見られますし・・・ここ「上三依水生植物園」内もヒマラヤの青いケシは開花。その時期だけは一躍観光地ムードになるのでした。

          
夫のお気にいりでもある栃木県日光市と、福島県会津地方を結ぶ国道121号腺。かつてはどこでも観られた日本の原風景を思わせる光景が続く…「会津西街道」を北上する。
川治温泉、五十里湖を通過、福島県南会津との県境に近い日光市上三依地区に、「上三依水生植物園」はあります。
「もしかしたら、今の時期ヒマラヤの青いケシが見頃を迎えているかな?」と私。
「さあね」と全く興味のない夫。「青いケシはこれまで何度も見ているのに、また見たいなら一人でどうぞ」ですって。
遡ってみたら、7年前の6月に訪問していました。その前、一番最初に来たのは2007年の6月。
絶景の男鹿川の橋を渡り、とことこ100mほど歩いたら植物園の入口です。

          
若葉の頃はとっくに過ぎてしまったけれど・・・聞えてくる渓流の水音、うるさいくらいなのはカジカ(ハゼ科の魚で渓流などのきれいな水域に棲む)の鳴き声。そして野岩鉄道の走行するガッタンゴトン#59126;


この日は来園者のほとんどが、ヒマラヤの青いケシ目的で訪れたのだと思う。
この時期にはこの道路を、植物園の脇を何時も通っていたのに、私ったらどうして気がつかなかったのだろう#59136;


「ヒマラヤの青いケシ」・・・ケシの名で呼ばれるものの、学名は「メコノプシス グランディス」というそう。。


花びらの透き通るようなブルー、他の花には見られない青が何とも幻想的です。


           
残念ながら、一部の色合いは薄くなっていて見頃は過ぎつつあったのだけど、高地ヒマラヤの青い空をイメージさせる、花色を楽んだ#59125;


アヤメ?ガマズミの白い花。


オダマキ、ハナケマンソウ・・・
他にもニッコウキスゲ、クリンソウ、コマクサ、クマガイソウ・・・と言った高山植物の姿がありました。
思いもよらず…渓谷美と森林浴まで楽しんでしまいました。続きますね。