八幡平温泉郷は、松川温泉の地熱発電所から「八幡平温泉マグマの湯」が配湯されている温泉郷です。
温泉マニアの間でも人気の松川温泉は湯量が豊富で高温だから、離れた八幡平温泉郷まで温泉を引き湯させられるのですね。。


Beaverさんの二階には、落ち着いたムードの喫煙スペースが設けられています。
雑誌やゲーム類も置いてあってだれでも寛げるスペースながら、タバコが恋しい夫は頻繁にこの場所へ通っておりました。

二か所のお風呂は、どちらも貸切での利用となります。
今回はタイミングが合わなくて内湯&露天「MAGUMAの湯」の利用はしませんでした。
到着後すぐにと翌朝浸かった温泉は、青森ヒバの内風呂のみ。


脱衣所には、クレンジングから化粧品やボディローション、カミソリや綿棒などほとんどのアメニティが置いてあります。お部屋からバスタオルとハンドタオルを籠に入れて、持っていくだけです。
                                  
浴室と外気温との差が大きくて、こんなボケボケの写真しかなくてシツレイ。
しかしサスガは松川温泉、よく温まる気持ちの良い温泉でした。
帰ってきてからも、硫黄の匂いプンプンのタオルが嬉しい#59127;

ダイニングで頂くのは、地元産の食材で作られるオーナー特製の創作フレンチです。
夕食は19時から・・・時間になって下りて行くと、既にほかの皆さんは始まっている様子。テーブルごとにすでにセッティングがしてありました。
偶然にも、前回と同じお席。
皆さんご夫婦なのかカップルのみで若い方ばかりで、最年長カップルになってしまいました。ジャズのBGMが静かに流れています。
着席すると、前菜が運ばれてきます。


前菜1
・いわて産アイナメのマリネ・八幡平杜仲茶豚の田舎風パテ
・生ハムとタラの芽のフリット・フォアグラの冷製フラン・ブルーベリーソース
前菜の盛り合わせからして手が込んでいて、なかなかのボリュームです。添えてある野菜類にしてもどれもひと手間掛けている感がありました。
グリーンの野菜に隠れてしまっているけれど、アイナメのマリネが美味しい。フワッとのせたピンク色のローズソルト?の塩分と全体のバランスが良い感じ。
生ハムとタラの芽のフリットは、フィンガーフードって感じで楽しめたものの・・・生ハムはやはり生の方がいいかな。でもそうするとアイナメのマリネと被ってしまうし・・・
ボリュームたっぷりのパテは、薄くスライスしたフランスパンにのせて食べたかった。
このシチュエーションでは・・・フフ、ワインを飲むしかないでしょ。
カップに入ったフォアグラの冷製フランは、ナッツの香ばしさとブルーベリーの甘酸っぱさとで絶品の味わいでした#59125;


前菜2
カリフラワーのスープ カプチーノ仕立て・トマトとバジルの自家製焼きたてパン

スープにカレーパウダーとオリーブオイルが良い風合いです。スープも美味しいとテンションが上がりますね。
自家製焼きたてパンは今回もとても美味しい。私ったら、割ってみたところまで撮ってしまいました#59142;


お魚
・桜海老とアスパラ菜のリゾット 真鯛のポワレを添えて

お肉
・八幡平杜仲茶豚肩ロースの低温ロースト 粒マスタードソース

お魚の前に、地ビール「モリオカ・ベアレン・クラッシック」へとシフト。あら?グラスがBAERENじゃなくてAsahiのロゴ入りだわ。
普段の生活で、リゾットを食べる機会はそうないから・・・でも炊き加減は良いと思います。合わせた真鯛も旨~い。火の通し加減なのか、食材の見立てなのか、皮は香ばしく身はフックラでした。

メニューを見てお肉が前菜とカブルなぁと思いましたが、でも美味しかった。これで豚の肩ロース?って思いましたもの。
これ程美味しい豚肉のお料理は初めて食べました。こちらも相当ボリュームあり、手作り・粒マスタードソースが絶妙。彩りに配された野菜の火の通り加減も言う事ありません。

                                  
スィーツ3種
・フランス産フォンダンショコラ ピスタチオのジェラート アーモンドパイ

デザートのスィーツ、チョコケーキは普通って感じ?。元々、チョコ系のスィーツがそれ程好きじゃないのです。
でもピスタチオのジェラート。サクサクのビスキュイ風アーモンドパイが旨っ!
食後のドリンクはミントハーブティをチョイスして〆。最後までどれも美味しく、二人ニコニコ顔で食べました。

BGMを聴きながら2時間ほどかけてユックリと、もうお腹がいっぱいです。
食事の進み具合を見ながら、奥さんがタイミングよく温かいものは温かく。出来立てのお料理をサーヴしてくれますので、どのメニューも最高の状態で頂く事が出来ました。

                                
翌朝も温泉に浸かった後、8時からダイニングの同じお席でいただきます。
この時は一番に到着したので・・・
ダイニングルームを#59009;

「記念日プラン」で宿泊した方用の個室が奥にあります。その隣り、今回気づいたのだけれど、そこはチェックインと、アウト用のカウンターなのでした。


時間に合わせてセットされる朝ごはんは、朝からボリューム満点。


見事に半熟、フワフワのオムレツにソーセージ。ホウレンソウと???の温野菜が添えられて。ふたつのココットはラタトウユ、根菜類のグラタン風。。
右は、地元・岩手産の田野畑牛乳にコーヒーです。


自家製の焼きたてパンは、クロワッサンに大き目のロールパン、ミニ食パン風の3個です。サクサクのクロワッサンが美味しかった。残りは夫に食べてもらったので・・・
ヨーグルトはシッカリとこしのあるもの。シャキシャキのフレッシュサラダには、グラス・ドレッシング。
熱々で提供される、トマトのスープは優しい味わいがします。
もうこれ以上食べられない。お腹いっぱいです#59126;
朝はセルフでホットコーヒーや紅茶が飲めるように、ダイニングの片隅にドリンクコーナーがありました。
朝食のメニューは前回とほとんど同じ。http://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2012-08-29
私達は、全てどれも美味しく頂きましたが、他のテーブルの方々は残されていたようです。

オーナーシェフが時間をかけて作る一皿、一皿には拘りが感じられて・・・味は勿論本格的。オーベルジュと言って良いレベルに感じます。
夕食も朝食もとにかく美味しかった!とにかく美味しいとしか言えないのが、私のダメなところです。
使われているプレートは前回と違ったものが幾つか。提供の仕方もオシャレでスマート、これにも満足#59125;

一度泊まると、また訪れたいと思えるところです。
気さくで明るい奥さんと、見えないところで美味しいお料理を提供してくれたオーナーシェフ。
チェックイン時に出迎えてくれた大女将と、時々会う可愛らしいお嬢さんたち。
質の良い温泉に入って部屋で寛いだ後、美味しいお料理を頂く。大人の旅には、どちらも欠かせないものですね。
だから岩手へ行った時には、また泊まりたい宿に思えてしまうのです。#59126;
                               
最後チェックアウトの時、ペンション名の「Beaver」の由来、なぜビーバーなのか伺って来ました。
バブル期なのか?オープン時の名称が「ビーバー」であったから・・・今のオーナーさんは三代目ながら、特に名前は変えずに営業しているとの事でした。
他に聞いてみたい事はあったものの、お仕事の最中だったので邪魔をしてもいけませんので。。。
つい最近も「大人のための北東北エリアマガジン rakra」の取材を受けて、掲載されるのだそうです。
人気が出るのは嬉しいものの、でもこれ以上予約が取りづらくなったら困るわ。
ビーバー




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