トップはまだ朝の内。八幡平から見た、秀麗な姿の岩手山#59130;美しかった#59125;この姿は正しく岩手富士そのものです。

北国の冬には付きものの雪。

慣れない私達にとって雪は、面倒なものと思ってしまうものだけれど…その反面、雪は多くのものをもたらせるであろう。例えばウィンタースポーツであったり、また目にも鮮やかな春の恵み・山菜であったり。。
Beaver の奥さんは自宅近くで、ツキノワグマの姿を見かけたこともあるとか。
それは最近になって、熊が里まで下りてきているという事実を思わるもの。

そんな雪山の雪解け水から生まれた、地ビールの話です。

八幡平からズンズン下へおりてきて・・・・

帰路の途中、前夜飲んだベアレンビールのブルワリーに立ち寄りしてみました。
熊が描かれた大きな看板、屋根に書かれた「ベアレンビール」の文字も目印。

ベアレン醸造所は、盛岡市内にある伝統的な地ビールの会社です。


醸造所には直売所があり。。
レストランなどの飲食施設はありませんが、ビールは醸造所内のカウンターで工場出来立て・樽ビールが飲めるのです。


2階部分は、一応見学ルーム・・・100年前の設備を使ってビールを作っている様子が伺えました。
                                

創業は2001年と新しいものの・・・ビールの製造、販売までかかった年月は約2年だそうです。
手前が銅の煮沸釜、奥がろ過釜。この設備はドイツの古い醸造所で使われていたもので、1907年 に製造されたものとか。
         
ドイツの小さな醸造所にあった仕込み室をそのまま移設し、現役で使われているブルーハウスとしては世界でも最も古いものだそうです。
日本国内でこれほど古い設備を駆使して造る、ビールは他にはありませんとの事。
そうそう・・・岩手と言えば、銀河高原ビールも有名ですけどね・・・・

ビール好きな息子家族の元へ郵送を依頼して・・・自宅用にも少しだけ。
                                                         
左から、黒ビールのシュバルツ。ドイツ語で「古い」を意味するアルト。
アルトは、現在のラガービールが発明される前の伝統的なスタイルのビール。
そしてペンションにも置かれていたクラッシック。こちらは本格的なラガービールです。 

王冠にデザインされているトレードマークの熊は、社名(ベアレン:ドイツ語で熊)に由来しているもの。
        
ここのビールは香りが良いと思います。コクがあって苦みもある大人向けのビールは、息子も「スゴク旨かった!」って。
サスガ外れなしの美味しさです。


この日は松尾八幡平ICから東北道へ乗って、あとはただ帰るばかりなのでした。東北道を走っていくと・・・そう、そこは岩手県内最後のSAである前沢です。
前沢はハイソなお肉で知られる前沢牛の産地、故郷です。
前沢牛とは、岩手県奥州市前沢地区で肥育された黒毛和種の和牛の名称。
牛肉界の西の横綱が神戸、松坂であったら・・・米沢牛と並んで、東の超有名お肉が前沢牛なんです。米沢牛は何時もさくらんぼ狩りの時に食べているから、今回はだから前沢牛が食べたいの#59126;

SAを出るとすぐ東北道の右側に、かの有名な「肉のオガタ」の小形牧場が見えました。
オガタ牧場の直営店「オガタ」でステーキを食べたら、たとえそれがお得なランチメニューだとしても最低でも5000円は下らない。それゆえ上限はキリなくある様子。
しかしそんな上質で味の良さで評判高い前沢牛を、屋外の売店で販売しているところがSA内にあるのさ。レストランは勿論、前沢牛尽くしメニューが並んでいましたけれど。。

前沢牛串焼きは霜の入ったもも肉を、オーダーが入ってから目の前で焼き上げてくれる。焼き加減のリクエストもOK!
           
前沢のブランド牛の味を、手軽に堪能出来ます。
肉串にかぶりつけば、旨味ジワッと口の中に広がって#59125;これは満足感の得られる一品です。
2000円と、1260円とツーランクありましたが、お財布に優しい下のお値段で。
フン、どうせ私は1260円のお肉しか食べられない、安いのが好きな庶民代表よ#59121;
…と言うか、それもあるけど。。。この後仙台で下りて食べる、お昼の予定が決まっているからなのでした。
続く…。次回で終わります。