沖縄石垣島のご当地キャラ!カンムリワシの「ぱいーぐる」くん。石垣空港をあとにする時見送ってくれたマスコットキャラ「ぱいぐーる」くんがこんなところに?
石垣市役所、市民会館、観光交流協会等、島の行政の中心でもあるこの辺り、観光アピールの為に働いているのですね。しかしその脇に建つのが、竹富町役場なのはどうして?
沖縄本島から南西450kmの距離にある・・・石垣島の南西に点在する大小16の島々で構成された。与那国島をのぞいては、日本最南端の町、それが竹富町なのです。
      
竹富、黒島、小浜、西表、鳩間島・・・と、それぞれまでの交通機関が石垣離島ターミナルからのフェリーとなっている事により、ここ石垣島に置かれているのだそう。町役場を西表島へ移行する動きもあるものの、それには他の島民からの反対が。実際旅してみただけでもその理由はわかる気がするのです。

        
これから向かう竹富島にしても、私の場合泳ぐ、シュノーケリングで遊ぶ、ましてダイビングなど出来る訳ではない。
そして島と言ったら、レンタサイクルで周るのがお約束ながら・・・その自転車に乗れる訳でもない。
グラスボート、牛車に乗るのは行ってから考えよう。
可能なのはバスで周る島内観光くらいながら、離島ターミナルの各トラベルセンターで尋ねるも、「バスと言ってもマイクロなので、すでに団体さんでいっぱいです」との答え#59142;
ではそれも、到着後に考えましょうね~~。

石垣港からは6.5キロ、高速船では10分あまりで到着。運賃は片道580円(往復1100円)だったかと。

        
周囲約9キロと小さくて平坦な珊瑚の島が、昔ながらの町並みの残る「竹富島」です。

玄関口でもフェリー乗り場以外に特に目ぼしい建物、観光施設も見当たりませんでしたが・・・。船の待合室には「てぇどぅんかりゆし館」の名前が、竹富島を地元の言葉では「てぇどぅん」と言うのだそうです。
外に出ると水牛車ツアー、レンタサイクル屋さんの出迎えがありました。
一際目立っていたのは「星のや 竹富島」のカッコイイバス、スタッフさんのスタイルも洗練されたムードが漂っている辺りサスガです。
しかし今夜お世話になるホテルピースアイランドのスタッフさんだって迫力では負けていませんでした。・・・って、どんな迫力?ここでスーツケースを預けて、身軽になって島内観光に出発しましょう。

        
いざ到着をしてみたら、一時間ほどので島内観光をするバスが出るとの事。それは願ってもないチャンスなり!
乗車後に車窓から眺めた景色。
港から島の環状線(がんじゅ道)に沿って並んで咲くディゴの花、窓越しに見ましたが、急いでカメラを出しても到底間に合いません#59143; 島内ではデイゴが、あちこちで咲いていました。
上はホテル前に咲いていたディゴです。普通3月の末頃に咲くと聞くから、終わりかけなのかな?
花の数はそれ程でなく・・・木の根元には沢山の花弁が落ちていました・・・。真っ青な空に真っ赤なデイゴ、いかにも南国と言った雰囲気に、気持ちが高ぶります。

最初に訪れた・・・島一番の観光名所。

白い砂浜から海、石垣島の島影。空へと続く・・・ブルーのグラデーション#59125;
「星の砂」で知られる「カイジ浜」は、この光景を眺めているだけで幸せな気分になれます。
これまで海の綺麗さは、石垣よりも宮古島の方が勝ると思っていたのだけれど、そうでもなさそうですね。


砂浜で拾える星砂は原生動物有孔虫(ゆうこうちゅう)の骨格が星の形に似ている事から、星砂と呼ばれるようになりました。幸運をもたらすと言う星砂。
現地ドライバー兼ガイドさんが教えてくれた採り方は、手前側の岩と岩の間の地面に手の平を押し付け、くっついた砂の中から星砂を探すと言うもの。・・・が、小柳ルミ子歌う「星の砂」のヒット後、カイジ浜の星砂は途端に減ってしまったとか。家にもずっと前に夫が買ってきた星砂の入ったキーホルダー、ミニボトルも何個かあるくらいですもの。そこで現在は、一度に数粒見つかる程度に#59142;


清々しい空気、海水も澄んではいるものの、海藻が混じってしまうのは残念#59143;
それからカイジ浜から先、島の南側三分の一くらいの地域は立ち入り禁止区域。
広い牧場、車海老の養殖場があり、関係者以外の立ち入りは出来ない。翌朝の帰りのフェリーでは、島からの積荷は「車海老」の詰まった段ボール箱のみでした。

タコノキ越しに一枚#59009;植物の緑、白い砂、青い海とのコントラストは美しく感じます。

周った次は・・・海水浴場の「コンドイビーチ」。竹富島に坂道が少ないので快適に飛ばします。緑に囲まれた小道から砂浜が見えてきて、島内で最も美しいと言われている「コンドイビーチ」に到着、なんとそれなのに、ここでの見学は車窓からなんですって#59136;

島唯一の海水浴場であり、遠浅な浜はおよそ2Km沖へまで向かって続き・・・干潮時にはほとんど泳げなくなるものの・・・沖ではサンゴ礁、熱帯魚まで見る事が可能だそう。

白い砂浜にコバルトブルーの海。海水浴をしなくても、足を浸けるくらいでも楽しんでいる姿がありました。
          
竹富島と言えば、これです。水牛車に乗って集落を巡る「水牛車観光」。
しかし水牛車は西表島から由布島へ渡る際に体験済み。まあ、 一回乗ったらいいかなと言った気分でパス!
集落は島の中央西側に集まっていて、民家のほとんどが石灰岩の石垣に囲まれて建ち・・・木造、赤瓦の屋根をもち、沖縄の伝統的なたたずまいを残している。


家々をぬって敷かれたサンゴ礁の小径。鮮やかなブーゲンビリアの花がつなぐ・・・掃き清められた道を奥から進んでくる水牛車の姿見えますか?
        
珊瑚で作られた石垣、白色の道も茶色のハブの姿が一目でわかるように・・・との生活の知恵からと言います。
石垣の上から三角形のサボテンが沢山垂れ下がっている。少し前までそこにサボテンの実である「ドラゴンフルーツ」が生っていたとの事。


ちっちゃなスイカみたいな実を「なんだこれ?面白いなぁ」と夫。
それは「オキナワオモチャウリ」の実、日よけ代わりになる「琉球朝顔オーシャンブルー」と共に最近は家の方でも見かけるようになりました。実が生る、赤く色づくのは8~9月頃なのに早いのですね。

ブーゲンビリアと共に至るところで咲いていたハイビスカスの花も、色々な種類を撮ってきましたので、次回アップの予定でおります。

歩いていると、どこからか聞こえてくる三線の音#59126;島の生活と仕事の中で生きずく、伝統と文化を実感した一時でした。
続く。。