「天童最上川温泉 ゆぴあ」は天童市内の、最上川沿いを少し走ったところにポツンと建つ日帰り温泉です。
山形ではこれまでに、こちらの天童温泉のほかには宮城との県境近くの蔵王温泉、米沢八湯の中の白布温泉、そのすぐの小野川温泉くらいしか入湯した事のなかった私達。
せっかくの温泉王国・山形県ですから、ここでは是非その温泉も楽しみたいもの#59127;
温泉王国のネーミングにふさわしく、県内各地の温泉地には(地元の方達が利用される)日帰り施設も数多く見られるのです。
そのような利用者の多い施設、以前は敬遠していたものの・・・・
秘湯を守る会に属す温泉旅館等は泉質も抜群の上、特に山奥へ入れば入るほど、休日でも比較的貸し切り状態で入浴する事が出来たのですから。。。
私が不自由な身体になってしまった今、日帰りでも貸切で利用できるのはとても限られたところとなってしまっています。
そこで、貸し切り風呂はないかと検索をしたら・・・
この付近だけで「ゆぴあ」の他にも、お昼を食べた河北町の「ひなの湯」、「テルメ柏陵」、西川町の「水沢温泉館」など次々に出てきました。
その他にも、尾花沢にある「花笠の湯」、寒河江近くの「ひまわり温泉 ゆらら」、鶴岡市の「ゆぽか」、銀山温泉にも日帰り専用の貸し切り風呂がオープンしているのです。
実際に利用してみないと解らない事ばかりながらも、今回はそんな中でホテルから最も近いところに決めました。

市内からはすぐに田舎の田園風景が始まってしまいますので、その場所がこんなところにあるのかと心配になってしまうくらいでした。
この道を走る車は皆どれもゆぴあの利用者のようで、広い駐車場は利用者の車でいっぱいです。
建物も大きくて豪華そのもの。ゆぴあは、第三セクターが運営している施設なのです。
                  
ここでは何もかもが大きい。
入り口から入ったホールは体育館のような広い空間になっていて、レストランや、野菜や果物を販売している広い売店がすぐ目の前に。
私は入りませんでしたが、ゆぴあは県内一、東北でも有数の広さを誇る露天風呂になんと大人でもたったの300円、子供は100円で入ることが出来るのです#59125;
利用した身障者用浴室「ほのか」も料金はそれだけ、同じく300円のみ。
ただ事前に予約が必要なところが少し面倒かもしれません。その代わりに確実に利用できるのは安心というもの#59028;早めに到着してしまったけれどフロントで名前を告げると入浴施設の方へ連絡してくれ、すぐにOKとの事でした。
数日前に電話した時に「26日は、終日空いています」の言葉通り、この日、「ほのか」の利用者は他にはほとんどいなかった模様。これはラッキーです#59126;
夫が自販機で三人分の入浴券を買い、奥にある入浴施設の受付に渡して入りました。


脱衣所、洗い場共に必要最低限で、さすがに殺風景と思える印象を受けます#59142;
浴槽内のお湯は茶褐色に色付いている。
ドヨーンとただ濁っているかのように見えますけれど・・・源泉が直接浴槽まで引いてあって温泉の成分がそのまんまな濃い温泉#59125;蛇口からも、ドカドカと温泉が!
露天風呂からは月山や葉山も眺められるというのですが、このお風呂からはそんな山の端っこしか見えません。それでも大きな窓がどちらも開けられるから、開放感は充分でしょう。

お風呂から出た後、手の指を見たら・・・何日か前、夕ご飯の支度中に油がはねて火傷をしてしまった痕の皮がむけています。早速に温泉が効いたのですね。
源泉の温度は60度近いアチチな温泉でしたが、せっかくなので出たり入ったりを繰り返して30分ほど。
出た後は、これでもかと思うくらいに次から次へと汗が出て、中々に着替えが進みません。
浴後の温まり度は最高です。ここへは冬に来たら、もっと良かった事でしょうね#59125;

ロビーまで出ると、女性用の浴室から出た母が待っていました。
お互いに「ああ~~!いいお風呂だったね」って。
女性用浴場は内湯・露天風呂とも広々。大きな露天風呂のお湯はわずかに黄色がかった透明に近い湯だったそうです。
今回の料金でもじゅうぶんに安いとは思うけど、以前は200円だったのだそう。
混んでいるのも納得の思いがしました!近ければ頻繁に利用したい施設だと思います。でのこの辺りなら、もっと良いところや穴場のスポットがいくらでもありそうですね。
涼みながら、喉が渇いたので夫が自販機で冷えたドリンクを買ってきました。
その時に、周囲の若い人達が飲んでいたのは透明な大きめな瓶に入ったサイダー。
「私は、サイダーがいいな」って言ったけど、思っていたのとは違うのを買ってしまった後です#59143;
ここでは現在、地元でしか手に入らない東北6県のご当地サイダーを集めた「地サイダーまつり」をやっているのです。
帰りに売店で買ったのは左から、青森県みしまバナナサイダー、秋田県の仁手古サイダー、岩手県のマスカットサイダーでした。

お風呂が終わったら、ビール、ビールと言う事で・・・さぁ、今夜のお部屋へと参りましょう#59144;
今夜泊まるのは、天童駅そばの「コンフォートホテル天童」なのです。