飛騨古川で泊まったのは、飛騨古川桃源郷温泉の「旬菜の宿ホテル〇〇里(〇〇り)」さん。
郊外の・・・山里にある宿は古民家をイメージした造り。重厚な建物は「中部建築賞」受賞作品だそうです。
          

中庭を囲む自然の立地を生かした形で・・・パブリック棟、客室棟の二棟が建てられています。
巨大すぎる施設にその日の宿泊客は3~4組と、この点だけ言えば贅沢そのものながら。。。
          
スタンダードツインのお部屋はシンプルそのもの。天井が高くて気持ちは良いけれど・・・なんとなく殺風景だなぁ~と思いが強くて#59136;
でも必要なものは、手前にある浴室、洗面所内に揃っていました。
ベッドも固めで、寝心地は良かったように思います。
掃出し窓からは・・・飛騨の山々、のどかな田舎の風景が眺められました。非日常感も一応あります。

朝夕の食事がどちらもバイキング形式でなかった事。リーズナブルな宿泊料金の、お手頃感に惹かれて決めました。
夕食は普通でも、朝食に限り・・・私の嫌いなビュッフェスタイルのところが多いですからね。
ただしこの宿、宿泊した方の記事がググってもほとんどヒットしないので…ある意味、「カケ」的な要素もなきにあらず。。
お部屋の後は食事ながら・・・ほとんど覚えていないのです。やはりお品書きがないとダメですね。
          
とりあえず覚えている内容を紹介しますと・・・

食前酒に根曲り竹などののった前菜。筍の入った煮物、木の芽和え、お造りは蛍いかなど三点盛り。
他にタコの柔らか煮、熱々のグラタン、里芋まんじゅうだったかしら?
先付、前菜も美味しく。。でも山の宿とは言えお刺身はどれもイマイチ・・・今回の料金設定で納得のいくものを期待する方が無理#59142;

陶板焼きには一応飛騨牛、ホント少しだから、どちらかと言えば・・・筍尽くしって感じ?
その後揚げたての山菜天ぷらも運ばれてきて…どちらも熱々の状態で食べられました。

          
         
           
最後のデザートは、葛餅だったと思います。
日本海まで車で約1時間半という、地の利を生かした・・・お魚がもう少し欲しかったかな。

夜のラウンジです。
置かれている家具は勿論、飛騨の木工家具。自宅でも飛騨の家具は20年以上使っていますが、とても丈夫。一生ものですね。
          
食後、夫だけが館内の大浴場へ入りにいってきました。
大浴場は当然あり。。
勿体ない程大きくて綺麗な浴室だったそう、しかし温泉の泉質は感じられずに循環消毒付き#59136;

朝ご飯もこんな感じで・・・焼き海苔、佃煮、お漬物に、温卵のせのサラダは・・・THE朝ご飯といった定番メニュー。ヘルシーです、まぁ、普通なんですが。。
          

                      
地元で採れた朴葉と、自家製味噌の「朴葉味噌」は美味しく頂けました。小ぶりだけど、干物も美味しかったです。
内容的にもじゅうぶんでした。・・・季節のものも取り入れてあり、味付けも悪くないと思いました。


朝食前のお部屋からは・・・遠くの山並みが微かに霞んで・・・雲海?が見えました。
静かな、山里の景色ですね。

元は第三セクターとして運営されていた・・・との施設。「ハコモノ」を作ったは良いけれど、運営するにも、維持するのも費用が掛かります・・・って感じでしょうか?
そんな目で見てしまうからいけないのね。
年齢的なものなのか、以前は何とも思わなかった・・・強い違和感が!
こうした公共の宿独特のムードが、つくづく合わないなぁ~と。低価格だからと割り切って泊まれるビジネスホテルの方が良いような。。
この宿のリピはないです。
タイプの異なるところに泊まってみての感想は・・・やはり小さな温泉旅館の方が好きって。ゴメンヨ#59143;

          
館内に飾られていた・・・小鳥がのっているのは・・・
町家の出桁を支える腕木の化粧材である小腕に施された装飾、飛騨古川の大工の誇りを示すシンボル「雲」ですよね。


二日目の宿を後にして#58974;
途中の山里では、美しい水田風景が出迎えてくれました。
最終日は、天気にも恵まれて・・・。 澄んだ空気と、気持ちの良い気候&風景を満喫#59126;

あと二回で終わります。