ここまで来たら更に北上をし、富山経由で。日本海側を通って帰る事にします。
遠くに険しい山々、雪渓の残る白山連峰?を眺めながら・・・富山県の「五箇山合掌集落」に寄り道。


(画像はどれも、4月22日のものです)



1995年12月ユネスコの世界遺産に登録され、日本では6件目の世界遺産となった・・・白川郷・五箇山の合掌造り集落は・・・飛越地方の白川郷、五箇山にある合掌造りの集落群の事。
白川郷へは十数年前、家族で訪問済みであったから・・・今回は残るひとつとなった次第。それでも数年前の冬、福井から高山への途中、通りがかってはいたのですけど。。
          
THE満開の桜。

のどかな田園風景の中に静かに佇む、合掌造り集落。


淡い色あいのソメイヨシノは、青空の下が似合います。


ここでは周囲の山々、水田の様子もまだ早春の装い・・・と、感じられました。


          
「合掌造り」と呼ばれる茅葺きの家屋は、国内の他の地域にはない、五箇山と白川郷のみに現存する貴重な民家の形式だそうです。

赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷の五つの谷からなる「五箇谷間」。これが転じて「五箇山」の地名となった。


中央部分に消防用の装置が写ってしまいましたが・・・それも世界的に貴重な遺産を守り続けていく為。

五箇山の「菅沼」「上梨」「下梨」「相倉」から・・・相倉、菅沼の合掌造り集落が「世界遺産」として登録されました。
世界遺産に登録された相倉合掌造り集落には23棟、菅沼合掌造り集落には9棟の合掌造りが現存していますが。。。100~200年前のものが多く、古いものは400年前に建造されたといわれています。

         
雪深い厳しい自然に対応する強固な造り、さらに生活の場と生業の場をひとつにした合理的な建築。人々の生きる知恵が生んだ発明。それが合掌造りなのですね。

相倉・菅沼は、国指定史跡であり、世界文化遺産として登録された文化財保護地域です。しかし今も地域住民約80人の生活する場でもあります。

特徴的な建築様式は、見た目的にも、構造的にも人びとの興味を引くもの。そして集落を取り巻く景観の美しさにも心がうたれます。
五箇山は今も人々が生活する暮らしの場。
時が流れても変わらない・・・小川の流れや田んぼのあぜ道、合掌造りの家々・・・必要以上に人の手が入らない、素朴でこじんまりとした農村集落は日本の原風景そのものです。


菅沼では9棟が合掌造り家屋であり、それらの合掌造り家屋は江戸時代末期(19世紀前期から中期)に造られたものが2棟、明治時代に建てられたものが6棟。
最も新しいものは大正14年(1925)に建てられていて・・・このころまで合掌造りの家が建築されていたことがわかるとの事です。


桜も終わりですね。私も最後の桜でした。
それでもこの春も・・・・沢山、沢山の桜に出会えた・・・
多くの出会いに、感謝です。
次は、新潟へ行っちゃいますよ#58974;