駐車場へ車を入れると、まるで待っていてくれたかのように…作務衣姿の女性スタッフが飛んできてくれました。
スタッフさんは皆さん若くて、丁寧な接客ぶりにも好感がもてます。
          
荷物を預けて・・・玄関はいたってシンプル。館内が全く見えない木製の自動ドア。
しかし扉が開くと、畳敷きの明るい空間が広がっていて・・・落ち着きます。やっぱり味がありますね。室内は床暖房のお蔭か?冷さはなく素足でも快適です。

ソファーが配置されたロビー、屋内から庭の緑がまぶしい。温泉へは年に数回泊まってますが 、新緑の時期が一番気持ち良く思います#59126;
小ぢんまりとした宿だから、また食事も個室でとるスタイルなので、他の宿泊客と顔を合わせる機会もありません。
客室は全て二階です。階段を上がり二階へ、荷物は持ってくれました。
                         
客室が並ぶ、長く伸びた二階廊下。
館内はどこも落ち着いたムードでセンス良く、ドリンク、アメニティ関係の充実ぶり等、様々な面で気が利いていると思いました。接客も温泉宿というよりホテルっぽい感じを受けます。
ウェルカムドリンクはなし。
宿に到着したら早くノンビリしたい方なので、ロビーで長々と説明を受けたりするのはどうかなぁと感じていたから必要ありません。

その代りお部屋へ案内をされる途中・・・、館内のロビーの先、二階にも、フリーのドリンクスペースが設けられていて。。飲物は、紅茶、ウーロン茶、日本茶、数種類のハーブティに、ドリップコーヒーなど。
大した金額ではないものの、こうしたサービスは嬉しい#59126;自分で飲みたいものを飲む方が好きです。

          
予約時に残っていたお部屋は(シモンズの…)ローベッドが置かれた和室タイプだった為、狭いかなと思っていましたが。。こうして見たらやはり狭いですね。

          
反対側の壁にはナチュラルな風合いの家具にスッキリ収納された・・・クローゼット、金庫、冷蔵庫の調度。 TVは(世界の亀山モデル、家のテレビよりずっと大きい!)この扉も閉まるのです。
冷蔵庫の上にはポット、茶器にコーヒーカップ、お茶&コーヒーがあり、ワイングラスまで用意されて・・・至れり尽くせり。
        
ベッドサイドに、お着き菓子・ジャム入りの焼き菓子の用意はありました。
DVD再生機能がついたTVに、チェックインの時にお勧めされた・・・ラックから選んだ映画ソフトをIN。
夕食までの一時、そして夜間も退屈しないですみました。
TVの下の引出しにはパジャマと浴衣、館内で履く足袋ソックス、アメニティー入れ、羽織が入っていました。
館内での移動は浴衣、私が着ていた濃いピンク色のパジャマでも当然OK。

明るい窓側にはサニタリースペースが。ロビーにあったのと同じタイプの椅子の他・・・見えにくいかもしれませんがマッサージ機が置いてあり・・・全体的にコンパクトながらシンプル、清潔感の感じられる客室です。


窓から外を眺めると・・・池の水が濁っていますが#59136;
ホテルから出たら、周囲は散歩道になっていて、川や自家農園を眺めながら・・・山の景色を楽しめます。
「私達もお散歩に行こうか?」と聞いたら「こう言うのは毎日見てるから、わざわざ行きたくないなぁ。勝手に行って」だって。失礼しちゃうわぁ#59142;

男女別浴場の他に二か所ある貸切風呂は、「ドアが閉まっている」=使用中。予約不要で空いていたらいつでも入浴可能って、気分的にも楽ですね。
満室に関わらず、私達が行った時は何時も空いていました。


どちらも空いていたけれど…初めに入った「清水」のお風呂はこんな感じです。
貸切とはいえ広めの浴槽。温泉は無色透明ながら、硫黄の臭いはかなり強め。クセのない適温の湯に、ゆったりと浸かりました。
脱衣所も、余裕で支度できる広さです。


翌朝入った、もう一方の「二人静」は、新緑の季節にまさにジャストな#59130;露天風呂タイプ。
山奥に相応しい…静謐な空気。そして川のせせらぎ。
一見狭そうに見えますが深さもあり、二人でもユッタリの広さ。入浴目線が少し低めになるだけに、緑が全面にきます。入浴時の眺めがとても良く感じました。
洗い場は手前の屋内にあります。

          
貸切風呂でも畳敷きの脱衣所には、山ほどのアメニティーがフルコースで揃っています。。一般的なアメニティ以外にも男女別の化粧品、マウスウォッシュまで。バスタオル、ハンドタオルもてんこ盛り状態。
貸し切りでも時間制限もなくて、三回ともノンビリと入れて満足しました。

夫は夜間に大浴場へ浸かりに行きましたが・・・。
私は翌朝。男女とも人影がなかったものだからのぞいてみてきました。どちらも緑のシャワーが眩しいくらい#59130;こちらのお風呂は眺めの良さが魅力だと思います。
それぞれの浴室からは、清々しい渓流の眺めを堪能!
いずれも渓流沿いなので、対岸には一応目隠しが。ただここを通る人っているのかしら?

浴場のすぐそばには小休止出来るスペースもあって、ここで冷水を飲んだり、待ち合わせをするにも便利だと思いました。

次回は、食事編になります。
日常から離れた一時。・・・温泉に浸かり、地の物をいただく…等、望む方にはぴったりの宿でした。。