食事処はこざっぱりとした和の設え、一部屋ごとの半個室スタイル、掘りごたつ式は落ち着く#59125;
選んだ食事時間により席をずらすなどの配慮もあり、他所の会話を気にする事なく頂けます。



最初テーブルにセッティングされていた状態、中央にドーンと大きな鉄鍋が置かれていました。これは豆乳しゃぶしゃぶ用のお鍋。
まずは、生ビール(熟撰)で乾杯!
食前酒「かりん酒」、「鮎の一夜干し・もも白和え・天豆水晶煮・ち巻寿司」の前菜。蓋物の中には土筆、初めて食べました。
先付は郷土料理の「青みずの冷や汁」、これ美味しかったなぁ#59126;
「にしん山椒煮・筍・蕗」と季節を感じさせる煮物。


蛤・木の芽・いわだらのお椀も上品な味わい。
鯛・うこぎ麩のお造り。その隣りは、うこぎがのった「うこぎ蕎麦」。

※うこぎとは・・・春から初夏にかけての新芽が美味しい。正式には「山形おきたま伝統野菜」のひとつである。
大河ドラマの主役ともなった・・・上杉藩の家老「直江兼続」の推奨で始まったうこぎ栽培。後の米沢藩九代藩主「上杉鷹山」が財政難の藩をすくう手段のひとつとして、うこぎの垣根を広めたとされています。

 
山形が誇る「米沢牛」を食べていたテーブルもあったものの…我が家は家計を考えて「「米沢豚一番育ちの豆乳豚しゃぶしゃぶ」をチョイス。
長ねぎ・白菜・キノコ・豆腐・糸こん・三つ葉といったお野菜も、残さず完食しました。
せっかくなので日本酒を頂く事に。「東の麓 天弓 桜雨」はリーズナブルながら、美味しいお酒でした#59125;
ネーミング通りに爽やかで飲みやすい日本酒は、「桜雨」のイメージを裏切らない感じ。

「タラの芽・シラキノメ・コゴミ・山ウド」の揚げ物。
連休前に自宅で一年分の山菜は食べてしまっているものの・・・カラリと揚がった天ぷらは格別です。
料理長手造りの漬物。
メニューになかったけれど、桜の季節だからと板長からのサービスで・・・春鯛の櫻蒸し。
櫻餅風の餅米の中に鯛、優しい味、お出汁も良い塩梅です。
炊きたてご飯は山形のお米「つや姫」…お腹がいっぱい過ぎて、私は食べられませんでした#59142;
季節の味山菜と地のものを工夫した料理は、どれも綺麗な色合い&薄味の味付けが良い。
                        
〆の抹茶プリンまで、どれも美味しくいただきました。

          
翌朝も、あいにくの曇り空。


続いて・・・朝食。前夜と同じ場所で。
 
コゴミのゴマ和え、青菜のお浸し、焼き海苔、温泉卵に煮物。副菜であるおかずはどれも少量ながら、色々なものが食べられて、その上私にちょうどいい味付けなのが嬉しい。
野菜サラダに、目覚めのジュース。山形と言えば・・・の「ラ・フランスジューズ」で気分は、キリリ!


目の前で温められる湯豆腐・湯葉巻きには、薬味の種類がビックリするくらい豊富・・・。

    
最初のご飯は、若いお兄さんスタッフがお茶碗によそってくれます。お漬物が美味しいのは勿論、梅干も薄味で私でも食べられました。
この価格帯の宿にしては、器も良いものが使われていると感じました。

他の方との接触はありませんでしたが、私達についた仲居さんが明るくて楽しい方。…彼女はかつて、那須温泉の老舗旅館でも働いていたとか。
到着時こそ???と思ったものの、中々良い宿でした。都会の人にはウケるのじゃないかしら?



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