白布から山形県内を北上、GWと言う事もあり「米沢上杉祭」開催中の市内を抜けて・・・赤湯温泉へ。
遥々、赤湯までやって来たのは・・・こんにゃくとナメコ缶ゲットが目的#59126;
赤湯温泉に泊まった折、宿のスタッフさんに教えてもらったお店が「スーパー清分」さん。
美味しい玉こんにゃくと、玉こんを煮るタレ。このふたつは毎回、買ってしまうのでした。
それにお得なナメコ缶も欲しかったのだけれど・・・今回は置いてありません・・・。それでもお味噌に庄内麩、珍しい俵型をした油揚げと言った山形の味を買い求めて満足!


5月初めの山形は、次から次へと開花をする花の季節。
さくらんぼの花は初めて見ました。ビニールハウスの中です。しかし枝にビッシリついたさくらんぼの花って、思っていたほど綺麗じゃない#59136;
これから小さな実がついて、あとひと月チョッとで赤いさくらんぼの実になるのでしょう。
来月また来るよ~~!大きく、美味しくなっていてね~~#59126;#59126;

太平洋側へ行って、仙台辺りでもう一泊するか?それとも日本海側の新潟へ向かおうか…と夫から提案があったものの、「急な変更は駄目、帰ろう」と、速攻で却下 #59136;
今年の我が家はどこまでも、安・近・短な黄金週間なのであった#59142;

唐突ながら・・・県境と、時空を越えます!


六本木森ビル森アーツセンターギャラリーで開催されていた、「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展が・・・・なんと福島の県立美術館において「東日本大震災復興事業」の一環として企画・実行されているとの事。
期間は2016年4月6日(水)~5月8日(日)まで。
ヨハネス・フェルメール『水差しを持つ女』は、日本初公開なり#59138;

              
午前9時頃には駐車場も満車、開館前にはすでに大行列 となって・・・来園しても入館に1時間はかかるとの事ながら。。
訪問時も駐車場はすでに満車。・・・の割りには、どうにか展示室へ。
知っておきたい絵画の見どころ、時代背景等をわかりやすく解説する音声ガイドも借りまして・・・。俳優・玉木宏さんの低音ボイスによるナビゲーターよ。

以下は、作品群が描かれた背景の紹介です。
※ヨーロッパの国々の中で、17世紀はオランダの黄金時代といわれています。
オランダは歴史上稀にみる発展の最中であり・・・1602年に「オランダ東インド会社」の貿易網を通して世界に名だたる強富裕国として発展していきます。
また新たな芸術文化が発展し、絵画の分野においても多くの画家を輩出し、多くの傑作が生まれるという特別な時代でした。
絵画は一般市民が手に入るような大きさや価格でも出回っていました。ごく一般の家庭にさえも多くの絵が飾られていたそうです。
この時代に活躍した画家たちの中に、「光の画家」として知られるデルフト出身のヨハネス・フェルメール(1632-1675)がいます。

以前、フェルメールの絵画を題材にした・・・朽木ゆり子氏の 著作「フェルメール 全点踏破の旅」を読む機会をえていました。
私はすでに予習済みなのです。

      
絵の特徴のひとつとして、彼は作品の中の小道具に拘りを、また構図も何度が書き換えられているようです。
最も目立つのは・・・女性の着た青色のドレス、「フェルメール・ブルー」とも呼ばれる鮮やかな色あいです。これは一目でわかりました。
宝石のラピス・ラズリを砕いて作ったウルトラマリンと呼ばれる顔料は、様々な作品で使用しています。

生涯で45~50点制作したと考えられてて、その為にもパトロンや義母からの経済的な支援を常に必要としていたと言われています。
43歳で亡くなり、1675年12月16日にデルフトで埋葬されました。彼の作品は没後忘れられましたが、19世紀中頃にフランスの美術批評家が紹介。
再び名声を得たのち彼の絵は、現在に至るまで多くの人々をを魅了してきました。

      
アムステルダムで名声を手にし独特な発想、技法と構図で人気を得た画家の一人・・・レンブラント・ファン・レイン(1606-1669)がいます。
展示作品の『ベローナ』です。
フェルメール、レンブラント共に、今回の展示はメトロポリタン美術館の所蔵品。
                      
20年近く前にメトロポリタン美術館を訪れていた私。図録は買えなかったものの、購入したポスター&ポストカードのコレクションカタログを見ましたら…やっぱり、ありました!
フェルメールの作品数は少なく、その上ヨーロッパ以外の国にも散らばっているのです。


そしてこの度、買い求めてきたポストカードは・・・以下の3点。


…ちなみに中央の、オリジナルはこちら#59030;

      
『二人の紳士と女』アントン・ウルリッヒ公美術館』所蔵:ドイツ・ブラウンシュバイク旧市街
描かれた女性の特異な表情が印象深い、光の扱いの巧みさはフェルメールならでは…と思わされた一枚。

それから鑑賞し、心に残った作品のひとつ・・・ヘラルト・ダウ『窓際でランプを持つ少女(好奇心の寓意』、 アムステルダム国立美術館蔵。
窓枠部分から身を乗り出す少女の表情が可愛らしくリアルに表現された・・・照明のなかった当時の様子が伝わる一枚に感じました。

それぞれのどの作品も…400年近くを経た現在でさえ色褪せることなく、感銘を与え続けているでした。