福島県の中西部に位置する会津地方は、四方を山に囲まれた盆地です。
山間部を含めて気温が零度以下の日は年間平均140日以上、25度以上の日は100日以上と・・・寒暖の格差が著しい、盆地特有の気候の土地柄。
酒造りに適した気候条件と、豊かな水資源があることから、昔から酒造りが盛んに行われていました。
福島県内は各地に酒蔵がありますが、特に会津地方に集中しているのはこの為だそう。


白河から会津は古くから・・・歴史あるところ、特に七日町には昭和の古い建物が多く残されており・・・梅雨の最中に関わらず・・・そぞろ歩く観光客の姿が沢山、観光スポットのひとつなのでした。

磐梯酒造さんでは、スタンプのみゲット。
昨年の夏に訪問した、囲炉裏を囲んで焼きたての田楽を頬張った「満田屋」さんを過ぎて・・・。


会津の代表的酒蔵「末廣酒造」さんはお酒だけでなく、建物の佇まいそのものも素晴らしいと感じました。
嘉永時代に建てられた蔵、野口英男も訪れたとの・・・古い母屋など・・・。

          
市内でも最も著名な蔵だけに、観光客向けとする感じは否めません。


                         
4つある蔵の中で 明治25年(1892)竣工と最も古い酒蔵の「杏」。現在はカフェになっています。

こちらは「訪ねて楽しい日本酒の蔵元ランキング」で日本一だそうです。
2013年に酒類ジャーナリストや旅行代理店の採点により決められた・・・全国約1500蔵ある中で「訪ねて楽しい日本酒の蔵元」として一位に輝いたとか。。


#59130;山紫水明の地、会津若松。

戊辰戦争、白虎隊の悲劇、鶴ヶ城など、歴史好きの間でよく知られる会津若松ですが・・・この地は「こづゆ」「にしんの山椒漬」「「じゅうねん味噌」をぬった田楽」「わっぱ飯」…と言った長く受け継がれている郷土料理があり。。
それに合わせるかのように、地酒が美味しいことで知られています。
市内には昔から続くいくつかの蔵元があり、一年中日本酒ファンで賑わっているのです。
会津清酒が美味しい理由は・・・会津の土地と気候風土があってこそ。
会津の人はとにかく頑固で我慢強い。気候と会津魂をもった杜氏さん・蔵人さんが揃って初めて美味しい会津清酒ができるのですね。


同じく七日町にある、鶴乃江酒造(つるのえしゅぞう)さん。
通りに面した木造商家造りの店舗は大正末期に建てられたもの。
まるで鉢巻きをしているような・・・杉玉も個性的ですし、時代劇に登場する丁稚さんスタイルの店頭に置かれた人形も可愛らしい。・・・て、写っていない画像をアップしてしまいました。右端に置かれているのです#59142;

          
会津のシンボル「鶴ヶ城」にほど近い、「名倉山酒造」さんでよいのかと思うのだけど・・・。
こちらもショップのないお店、スタンプを押してきただけでした。。


白塗りの壁が美しい「榮川酒造」さん。
平成元年に会津若松駅前から、現在の磐梯町に新工場を建設、移転してきたと言います。


          
「栄川酒造」の仕込み水、元になっている「龍ヶ沢湧水」が・・・ 森林に包まれたこの地に、夏場でも水温9℃の冷水が枯れることなく湧いているのです。
日本名水百選に指定されている「磐梯西山麓湧水郡の伏流水」をペットボトルに汲んでいく人の姿あり。我が家も真似て、持参したポリタンクに汲ませて頂いたのは言うまでもありません。


嘉永元(1848)年に創業した「稲川酒造店」は、猪苗代の恵みを受け酒を醸す酒蔵です。
「 稲川」の名前も、米=「稲」、そして磐梯山の伏流水=「川」を現して、名づけられたという。
「 稲川」、そして代々当主が襲名してきた「七重郎」の2つの銘柄で、地元の人々に愛さ れ続けて・・・160年あまりとか。。
こちらの「稲川酒造店」にて、今回のスタンプラリーは終わり!


帰宅後の冷蔵庫に入れる直前、急いで撮ったものだから・・・バックの背景は乱れておりまするが。。今回の戦利品である、会津の地酒が10本以上揃いました。

…そして、いよいよ今宵の宿へ。思えば今回の宿、予約をしたのは週末の土曜泊とはいえ3月頃でした。
それも偶々見っけ!これは急いで押さえねば・・・と思った次第。
さて、その結果はいかに?