3月末、都内では桜の開花が話題となりましたが・・・岩手の八幡平では、まだスキー客が連日春スキーを楽しんでいた模様。
盛岡市内にはほとんどなかった道路脇の雪、郊外へむかうにつれ、凍った白い塊が目につくように。。
八幡平へは、約一時間かかるのです。

途中に広がるのは岩手大学の農場、幾つもの牧場と・・・銀世界が続く。
雪景色に続いて、行く手を遮る「この先、通行止め」のゲートまで。スタッドレスタイヤのままにしておいて良かった。


ナビの通りに走っても、数回リルートしてようやく到着。前々回の3月初めほどではないものの、雪に覆われ佇んでます。
しかも駐車場にも残る雪、夫に支えられて玄関までゆっくり進みました。
何時もの大女将の出迎えを受けて・・・、サスガ覚えていらっしゃる。「お名前だけでわかりますので、それ以外は結構です」
翌日のチェックアウトも玄関先の出入り口のところで、そう、そんな小さなペンションなのです。
私達:「今日の泊まりは何組ですか?」
「お二組ですから、お風呂もゆっくり。何回でも入ってくださいね」
あ~、一組きりの貸切でなくて良かった。私達だけの為に営業って悪いものね#59142;

          
お部屋へ案内してもらいます。今回は念願の101号室、一階奥にある唯一の部屋です。
部屋の向かいに専用トイレがあるのもここだけ、その上中庭に向いて廊下が付いているから、いっそう広く感じます。
          
ピカピカの綺麗な廊下。
手前の畳の部屋には座卓と、鏡とレザー調の可愛い椅子が置かれたパウダースペース。


壁掛け式のテレビの横に、埋め込まれている冷蔵庫。電気ポット、照明の他に和雑貨、香炉に折り鶴、木で出来た卵など。


座卓の上には生花、ドリップパックコーヒー、ティーバッグの緑茶、茶器がまとめて置かれています・・・。


フローリングにはキッチリベッドメイクされたがマットレスが二台置かれて、かかっている渋めなお布団カバー、こういうのって自分では選ばない。無難な花柄とかになりがちなだけに・・・座椅子に置かれたクッションの黒にしても、センス良いなぁって思いました。
籠の中にタオル、バスタオル、歯ブラシ、浴衣のほか、クローゼットにはフリースのちゃんちゃんこの用意もあります。
部屋に限らず、ガスストーブ、電気ストーブが至るところに置かれているから館内はどこも温か。

          
寒いのは嫌いだけど、雪景色は眺めている分には癒されます#59125; 寛げるソファがあったら最高なんだけど。。

ドアを開けて向かい側には、専用の洗面所&トイレがあります。

どうせ私達だけと油断していたら、綺麗に掃除されていて、チョッと恥ずかしかった#59142; 何時でも気持ちよく使えます。

お二階への散策は控えました。だって何度も泊まっているし・・・邪魔をしたら申し訳ない。
小さくてチョッと古くて隠れ家みたいな、疲れを癒すにはもってこいの宿。
何もないって言えば何もないですが、静かに時が流れます。
一度宿泊したらまた来たいなぁ~と思うのは私達だけじゃないから、ここは常連客が多い。
ホテル宿泊で夕食なしの場合、コースを選ぶと食事だけで1万円程度はします。
そこにはロケーションや、素敵なムードが含まれるのは理解しておりますが・・・。それでもこれから出る食事は、首都圏のレストランと比べても遜色はないはず←、そんな機会はほぼありませんけど#59143;
そんな訳で勝手に「八幡平のオーベルジュ」と呼んでいるくらい。
夕食は期待大です。何が出たかは、次のお楽しみ。