一度だけ温泉も入りました。自然を間近に感じる開放感いっぱいの露天風呂です#59127;
                    
「六花の森」の後は帯広市内をぬけて、二晩目の宿のあ「ぬかびら源泉郷」を目指します。
付近に見どころもあったのでしょうけど、何分にも雨降りでしたから。

帯広から北へ60kmほど、東大雪の麓山間の小さな温泉地である「ぬかびら源泉郷」、国道237号線沿いに数軒の宿が建ち並んでいました。
          
泊まった「森のふくろう」は比較的新しめのペンションらしい外観、実際は(良い意味でもって)民宿そのものながら#59142;
「2015じゃらんアワード泊まって良かった宿 大賞1~50室部門一位!」に輝いたのが、決めてのひとつになったのでした。
15時過ぎに到着。荷物を持って玄関に向かうと、オーナーさんらしきオジちゃん「家に泊まるんか?」だって#59142;
すぐに女将さんらしき女性も迎えに出てくれました。そしてチェックイン手続きをしながら・・・「どーもねぇ」だって!あまりの客との距離の近さにハモってしまった私#59120;とーっても気さくなオーナー夫妻の出迎えにまずはビックリ!
女将さんが慌てて「こういう人なんですよ」って。
濃い~!オーナーのキャラには笑わされっぱなし、でもしっかりサッパリとした性格の女将さと、宿泊客を喜ばせたいとする・・・考えの上で営んでいる。そして自らもこの状況を楽しんでいる様子が伝わってくるのでした#59125;
家族経営で結婚されたばかりという息子さんが調理、料理を運んでくれた時も説明してくれました。
翌朝は、帯広のホテルで働いていると言う若い奥さんもお手伝いされてましたし・・・。

客室は2階。カギは当然、ふくろうさん。
      
シングルベッドが二つ並ぶ洋室。反対側に椅子と小さなテーブル、テレビ、冷蔵庫、電気スタンドくらいで・・・本当にシンプル、小ざっぱりだけれど、想像していた以上にゆったりとした広さ、飾り気はないけどタオルに浴衣と必要なものは揃ってじゅうぶんです。

温泉宿の巾着袋や籠はない代わり、入浴時には100均のかしら?ビニールバッグを貸してくれます。
ペンション(民宿)なので部屋には付いていませんが、共用で使う洗面所、トイレは清潔で問題ありません。
一息ついて、他の宿のお風呂に入浴可の「 外湯めぐり」で、お隣の「中村屋」さんへ。

一人でお風呂に入れない私、この宿には混浴露天風呂があるのです。
平日であるし、まだ時間的にも早いから、お風呂に浸かっている人はたぶんいないと思い、せっかくだから思い切って行ってみる事にしました。

かつてはここも団体客で溢れていたであろう…昔ながらのお宿。館内の至るところに時代の感じられる・・・味のある雰囲気のお宿です。
一番奥まで行くと、タイル張りの内湯。露天まで向かう廊下も味があり、このアプローチは秘湯感を盛り上げてくれます。
奥に4~5人は入れそうな浴槽がありました。山の木々が迫る、緑濃い開放的な露天風呂。
          
幸い誰もいなくて、自分達だけの貸切で入浴出来ました#59125;
風情たっぷりの源泉かけ流し温泉です。
このお湯が、かなり良い#59126; 含重曹-食塩泉。お肌に良い重曹分と、身体が温まる食塩分が含まれている、クセのない優しい肌触りの温泉なのでした。
真冬には温泉郷全体が雪に囲まれて、白一色の世界へ。この場所も雪に覆われて雪見風呂になるのか?それとも閉鎖してしまうのかしらね。

無料の日帰り入浴に関わらず、お風呂から戻って来たらラウンジに用意されてるお茶、フリーの?ポテトチップスを勧められました。この辺りも大らかだわ。

ここでも「タウシュベツ川橋梁」を撮った写真が素敵#59130;

「無事入れました」と宿に戻ってきましたら、「それは良かった。エゾ鹿は出てこなかったかい?」
山菜取り名人のオーナーさん、熊にはこれまでも出会った事はないけれど、鹿はチョコチョコ遊びにやって来るとの事でした。
夫が同じ名前であるのを指摘しましたら・・・お隣の中村屋さんとは、従妹同士だそうです。

「森のふくろう」では小さな家族風呂がひとつだけ、以前は温泉だったものが、6年前の東北大震災を機に全く出なくなってしまったとか。これ程離れているのに、地底の奥の部分が余程大きく動いたのでしょうか。こちらは食後にゆっくり入りました。
      

ウッドデッキにはハンモックもあり、夜星を眺めに外へ出たファミリーの奥さん「短時間ながら、星がとても綺麗に見えました」ですって。・・・そう言うのは早く教えてよ#59142;
フロントのすぐ横には食事スペースがあり。夕食・朝食はこの場所で。
              
これは食べ始めてから撮ったものながら。5泊中、こちらで食べたご飯が一番心に残るものでした。サービス精神にあふれたふくろうさんは面白い宿#59126;
その様子については、次回になります。