「秩父銘仙」の名の絹織物で栄えた、風情ある街並みに沿って建つ明治創業の「須崎旅館」さん。
商人の往来により創めた宿は、小鹿野の町中で今なお訪ねてくる人々を、もてなし続けているのです。
駐車場は?と探す間もなく、宿の人が出てきて建物脇の駐車スペースへ停められました。
玄関から中へ、入ってすぐのフロントにて記名しチェックイン。
      
三階まである建物ながら、使用しているのは二階部分まで。

国の伝統工芸品に指定されている「秩父銘仙」の展示あり、希望をしたら着付け体験も可能だそうです(要予約)。左端の木箱は小鹿野町で24番目に引かれた電話で、100年の時を経てもこの場に置かれ続けているものと言います。
フロント横の休憩所には、秩父地方の歴史資料、宿の歴史も感じられる、明治期以来の写真や当時の備品など展示されていました。


荷物をカートに乗せて運びつつ、お部屋へ案内されます。予約したのは、一階奥の105号室「しばざくら」の間です。

ドアから入って踏み込み、
洗面所があって、その奥がトイレ、対面にバスルームといった配置です。

                      
ふすまを開けた途端に、茶香炉の爽やかな香り♪…漂う、「和室14畳+4.5畳」。

中庭に面して細長い造りの部屋には、食事用の座卓、お炬燵が並んでいます#59025; 
ワァーイ♪ おこただ!! 自宅では危険予防として、炬燵を設けてはいません。だからあると嬉しい#59125;

それからはふたりしてずっと、炬燵に入りっぱなし#59137; 暖かさゆえ頻繁に、うとうととしてしまう。
                    
部屋には、お抹茶と季節の和菓子が届けられました。

他の部屋を見ていませんが、部屋毎に間取り、雰囲気が異なる模様です。
隣りの4畳半には、すでにお布団が延べられていました。
      
金庫、クローゼットも、こちらに。テレビの位置が高いのは、寝ながらも見られるようにかな?

途中で色浴衣を選んできましたけれど、部屋にも大・中の浴衣、羽織、バスタオル&タオルとあります。
      
角部屋なので、とにかく静か。
大浴場以外の、貸切露天風呂に近いお部屋でした。
国道140・299号線経由「小鹿野温泉 大竜寺源泉温泉」からの運び湯だそう。

貸切風呂だけに脱衣所も1~2人サイズ、真冬の秩父は寒い#59143; ファンヒーターを目いっぱい点けて着替えました。

部屋の洗面台には、業務用 シャンプー「IL pianta」がセットされてましたが、こちらのものは覚えていません。
      
それでも浴槽へ、いざ浸かれば気持ち良い#59125; PHが高くて美容効果は抜群!手足がツルツルになりました#59130;
思い出しました!3年前宿泊した、秩父温泉「御宿 竹取物語」の温泉も、同様のものであったらしい。

そう、ここでもダッパくんを忘れたから、夫に翌朝の男湯の方で撮ってきてもらいました(*゚▽゚)ノ


地元食材の米、黒米、しいたけ、味噌を中心とした郷土料理は、朝夕共に部屋でいただきます。