ターミネーター4 コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


映画は、犯罪者マーカス・ライト=サム・ワーシントンが死刑執行されるシーンから始まる。
その後マーカスは脳と心臓だけは人であるのだが、身体は不死身の機械になるのだ。
頭に埋め込まれているチップの役割はジョンコナーをスカイネット本部へと招き入れるためのプログラム?である。

そして迎えた「審判の日」。

映画の公開時には、「早く観たいな」って書きましたけれど・・・それは、こちらへ→
マシン対人間の戦闘シーンの連続に次ぐ連続で・・・とにかく形あるものは片っ端からぶっ壊すアクションがあるのみ。
監督は、「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのマックGです。

同じようなシーンが続いてしまうだけの内容に、あのキャメロン監督作品の少々チープな、レトロ感あふれる映像の数々が今となっては懐かしくなるほど。
伝説の救世主・ジョンコナー=クリスチャン・ベイルが少しもカッコ良くない事もね#59136;ラブラブな相手の女優さんも平凡過ぎます。それなりの人を選んで欲しかったと思ってしまいます。
一方のマーカス・ライト=サム・ワーシントンと、行動を共にするブレア=ムーン・ブラッドグッドのカップルの方が絵になる、観客も感情移入もしやすく思えます。
特にクリスチャン・ベイルは地味です、主役とは思えないほどマーカスに食われてしまっていますもの#59142;
クリスチャン・ベイルは前作「ダークナイト」でも、ジョーカー役のヒース・レジャーの怪演も前では完敗でしたけれど・・・

映画の終盤、人類の為と言いながら自分の誕生をかけてへの作戦に変更。父・カイル・リース = アントン・イェルチンを助けに行っているとしか思えません。
このレベルの人物が、果たして人類の救世主となれるのであろうかの疑問が#59122;
サム・ワーシントンは、キャメロン監督作品の「アバター」でも主演しました。私には、この役の方が良かったように思えます。

派手なアクション、カーチェイスと、それぞれのシーンは迫力満点です。
しかし今回は、重要な役割であるタイムトラベルは勿論、機械文明を発達させすぎてしまった人の愚かさも描かれていない。
そんな世界で人間が生き延びる事の意味、未来への希望・・・等々、ストーリー全体に情緒というものが感じられませんでした#59142;
先の「ターミネーター3」」鑑賞後に感じたのと同じく、キャメロン監督が「T2でこの物語は完結した」としたのもうなずける内容でありました。
ワンシーンのみ出演したT-800= アーノルド・シュワルツェネッガー。このCGの技術はスゴイです。
その他の各所にも、これまでの名シーンが登場します。
最初に作られてから25年も経っているのですから仕方のない事ながら、カイル・リース= マイケル・ビーン、サラ・コナー= リンダ・ハミルトンが懐かしく思えてしまった映画でした。

「ターミネーター5」がもうすでに2011年公開の予定だそうですけど、私には「I'll be back.」の意味が見つかりません・・・厳しい?#59142;