翌日の日曜も、いい天気になりそう・・・やはり晴れているのは嬉しいな#59126;
翌朝も時間になると、スタッフさんのお迎えが。今回は女性の方でした。

大正から昭和にかけて建てられた本館の建物は、一本の釘も使わずに一本の通し柱によって建てられた建物です。
実際に泊まった別館の落ち着けるお部屋、雰囲気のある館内も良かったものの、灯りがともった夜の本館のムードにはとても適いません。夜にも撮っておけば良かっなぁ#59136;(これは朝食時に撮りました)
朝食も、個室料亭「匠庵」の同じ部屋です。

最初に冷たいものが並べられていて、この時にもおしながきがありました。お箸置きには、お花#59128;
料理長の作ったお豆腐、アスパラのお浸しなど身体に良いものがたっぷりです。
地元凍み豆腐の煮物を一口食べて、夫が「この味、懐かしいなぁ」。子供の頃に仙台の叔母さんのお家で食べた味だそうです。

地元白石の温麺(うーめん)は温めて、笹かまぼこは火であぶって頂きます。
テーブルに着いた後に、焼き魚、仙台麩と豚肉の煮物が運ばれてきました。

蔵王高原のサラダには蒸し鶏やスライスレモンが入っていて美味しい。作り置きされていたとの感じは受けたものの・・・
案内係の方が、ご飯はさっとよそってくれます。宮城のひとめぼれは勿論、お出しの効いたお味噌汁も美味しかったです。
前夜と同じように食後に電話をすると、デザートのヨーグルトとコーヒーを持ってきてくれます。
普段はトーストと牛乳、チーズかヨーグルトくらいで済ませる生活なので・・・朝ごはんの充実ぶりにもビックリしました。
でもどれもが美味しいから、出されたおびつは空になりました#59122;東北だけど味は濃すぎなくて、この時は私にも食べやすかった。一手間加えられてて満足。地産地消にこだわったメニューですね。

10時過ぎにチェックアウトしにフロントへ、この時は担当は女将さんでした。
まだ若くて、一生懸命な様子が見受けられる可愛らしい感じの方です。

私が外の写真を撮っていたら、スタッフさんが「お二人の写真をお撮りしましょうか」って。そこで・・・ふふ 調子にのって本館の前で記念撮影。
                 
帰りも、下の駐車場まで送ってもらいます。
狭くて急な下り坂だから「ホントに急な坂なのね~~」。夫が「あなたじゃ、ここは無理だね」って言ったら、
「この道は以前は、長い階段でした。それで狭くて急な道路になってしまったのです・・・」とドライバーさん(実はこの方、宿の社長さんでした。前日もそうでしたけれど元ホテルマンらしいかなり気取った口調で・・・きっとそういう性格なのね)
女将さんの方が、私達にしっかりと手を振って「ありがとうございました~~どうぞ、お幸せに~~!」って。
車の中で、思わず私ハモってしまったわ#59142;

評判通りに美味しい食事#59126;そして、食事処の雰囲気が抜群に良いのです。
防音がしっかりしてる静かで快適なお部屋に、上品に贅沢に過ごせる空間。きっと常連さんも多い事でしょう。
遊び心が感じられるスタッフの皆さんのお陰で、楽しい時間が過ごせました#59125;
温泉については、貸切風呂だけだったら☆ひとつ。でも洞窟の湯にも入れたのでそちらを入れれば☆ふたつと少し(これまでに良い温泉にいっぱい入っているので、温泉についてはうるさいのだ#59028;今は、そんなに入れないけど)
各所に活けられたお花や灯りの演出など、気分良く滞在することの出来る旅館でした。
ただお風呂と食事処以外は館内を歩き廻る事はほとんどありませんでしたけど、階段が多いので足腰の弱い人には移動が大変かと思います。
こちらは「記念日を過ごすのにぴったりな宿」ですね#59130;
お値段は休前日と言うことで@23000円、そこに貸切風呂料金も。
お料理は平日の1万円台での宿泊と同じでしょうから、コスパはまあまあ。
東北でこの価格帯での宿泊でしたら、良いのは当然です。それに他にもいくつか行きたい所は、リストアップしてありますから・・・今のところはリピートの予定はないと思います。

これでようやく鎌先温泉ネタが終わります。帰ってきた後も、ブログネタとして数日かかる程に楽しめた旅でした。
行きは仙台宮城ICで下りて失敗したので、帰りは亘理町方面に向かうことにしましょう。海を眺めながらドライブをしたい#59144;