月曜日は夫と、映画「ソルト」を見てきました。今日はそれについて書きます。
「ソルト」の主役は、アメリカの情報機関であるCIA捜査官イヴリン・ソルト=アンジェリーナ・ジョリー。
CIAと言えば、トム・クルーズ主演作の「ミッション・イッポッシブル」でもお馴染みです。

北朝鮮の刑務所で彼女が拷問を受けているショッキングなシーンが、オープニング。
それから・・・・数年後の現在。
CIAに謎めいたロシア人の男オルロフが捕らえられて、その尋問をソルトがすることになった。
「アメリカ副大統領の葬儀の為に来米するロシア大統領。その彼を暗殺のために送り込まれているスパイがいる。その名前はソルト。」彼の口から出たその言葉により・・・所属するCIAから疑われ、追われる、彼女の日々が始まるのであった。
本作を今週末にでもご覧になる方もいらっしゃるでしょうから・・・・ネタばれになってしまうので、この先はお楽しみと言う事で伏せておきましょう。

この映画も最初は、トム・クルーズ主演で製作する予定であったと言う。
監督はフィリップ・ノイス。
初期の頃の作品には、当時人気絶頂であったジョン・ローン・・・覚えていますか(笑)主演で「ラスト・ジゴロ」。
シャロン・ストーンの「硝子の塔」などといった・・・トホホな映画を作っていたものでしたけれど。。。
アンジーとデンゼル・ワシントンが組んだ「ボーン・コレクター」
私は未見ながら・・・実話に基づいたオーストラリア映画「裸足の1500マイル」なども撮っている。今がちょうど旬の時期にさしかかっているであろう監督さん。

アンジェリーナ・ジョリーは、昨年見た「チェンジリング」以来のこと。彼女は「チェンジリング」の演技により、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。
「チェンジリング」を見た感想は、こちらです#59098;http://plaza.rakuten.co.jp/hana7899/diary/200903110000/
突然いなくなった、唯一の家族である我子を探す必死な母の姿。そんな気持ちを抑え気味に演じた「チェンジリング」でのアンジーの演技も良かったのでしたけれど・・・オスカーは、「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットに持っていかれてしまいました。
ケイトも私の大好きな女優さんの一人ですし、「愛を読むひと」も感動をした映画でしたから。。。
その「愛を読むひと」のレビューはこちらです#59098;http://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2010-01-13

彼女の代表作とも言われる大ヒット作「トゥームレイダー」、これ先日テレビでやっていましたね。
ここではパパのジョン・ヴォイトと父娘競演を。
私世代では、ジョン・ヴォイトで真っ先にイメージされるのって・・・・田舎から出てきた長身のカーボーイ青年を演じた、ジョン・シュレシンジャー監督作の「真夜中のカーボーイ」なのです。
ダスティン・ホフマンと共に温かな南のフロリダを目指して旅する男娼役だった彼が、数十年後に出演した「アナコンダ」(大蛇?)・・・爬虫類は嫌いだけど、内容のあまりの下らなさには大笑いしました。そのアナコンダよりも怖い容貌になってしまうなんて、想像さえ出来なかったわ。


アンジーとブラッド・ピットのカップルは、結婚前後から常にマスコミの注目の的となっていますね。出演作は結構見ているのに、ブラピの良さが私には解らない。
そしてその前の夫は、映画「狂っちゃいないぜ」での競演により結婚してしまったビリー・ボブ・ソーントン。
ビリーも目が離せない個性派俳優のひとりであり、私の希望としてはあのまま続いていって欲しかったとの思いが強い。
でもビリーの奇行とか、それに二人は年齢も違いすぎましたからね。
マンハッタンのツインタワーが爆破されたテロ騒ぎの真っ最中にふたりが来日していたのは、彼女の映画のキャンペーン中だったのではなかったかしら。


ハードなアクションシーンの連続で、飽きることなく見られた「ソルト」。
スパイ容疑をかけられたソルトが手製の爆弾を作って逃走するところから始まって・・・走る、飛ぶ、戦う、撃つと、どのシーンも様になっているのは見事としか言いようがありません。
またアクションだけではなく、ソルトの頭脳プレイも一緒に楽しめる。時には思わず笑ってしまったくらい・・・・
これだけハードな役でもこなしてしまうのは、さすがはハリウッドの大女優!!
全編通して、カッコ良過ぎです。
そのファッションも、柔らかな金髪からストレートな黒髪へ。
タイトなグレーのスカート姿から目立たないような黒っぽいスーツ、更にはファー付きのマント&帽子姿へと変身する。
これも娯楽作品としてのサービス精神!?ゆえか。
アクションシーンが面白く見られた、アンジーの強烈な個性満載の映画でした。
ラストは、続きがありそうな予感。。。