東海北陸自動車道、ここもまた通過するのは山岳地帯、山深い土地ばかりだから・・・トンネルに次ぐトンネルです。
今回のタイトル、「新年トンネル通過隊」と命名しても良かったくらいなのでした#59120;



世界遺産の五箇山、白川郷も近くとの事。途中のSAで、雪に埋もれたミニチュアの合掌集落が作られていて、車から降りてすぐ見られました。
「いやぁ~、雪の中の白川郷は風情がありますわね~~」なーんちゃって#59125;

行く前から、そうとうに雪深いところと想像されたのでしょう。高山市内に到着するまでが今回中、最大の難所かと思った夫。
雪に閉じ込められたりタイヤが滑って進めなくなってしまうことを考えて、飲料水に食料や毛布は勿論のこと。
タイヤチェーンにペットボトル4本の砂、下に敷くタオルケット、板二枚、工具に針金と万全の構えで向かったと言うのに・・・
高速を下りた後の積雪はそれ程ではなかった。ホテルまではあっけないくらいスムーズに着いてしまいました。

この日の宿は飛騨高山の中心地からも近い、駅前に位置する「スーパーホテル高山」です。

「朝食無料」の看板の文字が、目を引きます#59025;
高山は古くから栄えた城下町です。
情緒あふれる建物が軒を連ねる様子は魅力!だから真新しいこちらのホテルも一階部分は昔ながらの出格子風の造りなのでした。
綺麗だし、場所的にも観光の拠点として便利だと思います。
ここでも部屋の設備は必要最低限ながら、一年前にオープンしたばかりなのでどこも明るく綺麗でした。
エアコンデショナーの他にパネルヒーターと毛布が用意されているのは、やはり寒いという事なのでしょう。
普通の方は一階にある「スーパーホテルの売りである天然温泉」の方へ入りに行ってしまうのだから、バスルームの狭さは仕方がないですね。#59098;http://www.superhotel.co.jp/s_hotels/takayama/


この夜も、近くの居酒屋さんへ。高山駅&ホテルから歩いて少しのところにある「食事処 酒処 からくり」です。
雑然とはしているものの、いかにも「飛騨高山だ~~」のムード満点の店内。


一枚板のカウンターの上は、大鉢に盛り付けられた煮物やおばんざいが並んでいて・・・・

ここはやはり日本酒でしょう#59028;なみなみと注がれた地酒がコップ酒でやってまいりました。冷えたお腹に入れると、キューンとなりますね。
お通しは、イカと野菜のさっと煮のようなものだったかと思います。



まず食べたのは、飛騨高山の季節の食材を使ったおばんざいの盛り合わせ。
「飛騨牛ロース肉の朴葉味噌焼き」は、ほう葉の上で飛騨牛にお味噌、山菜、ネギ、きのこなどを焼いて食べるもの。
ここにに来たからには、これは食べなくちゃイケマセン#59126;
飛騨牛はとてもジューシーなのに脂っこさがないのです。やっぱり美味しいです。もっと食べたかったなぁ#59125;
朴葉味噌を焼くコンロは、前回来た時に買ってあるんだ!今度家でも焼いて食べよう、家に飛騨牛はないけど。。。

飛騨高山に古くからある家庭料理の定番である「漬物ステーキ」は、テレビの旅番組で知りました。
乳酸発酵で熟成した白菜漬けや赤カブ漬けなどが、こうして煮ることにより栄養価も高まって美味しく食べやすくなるのですね。
漬物と言っても、溶き卵でとじてあるから塩辛さはないです。


身体が温まったところで、やっぱり「生」が好き#59125;
そして飛騨牛のすじ煮込み、こちらもトロトロで、ウマウマでーす。

山奥とはいえ、高山はやはり観光地。
多くの外国人観光客の姿を見かけましたし、耳からは色々な国の言葉も入ってくるのでした。
ここでも私達の後からは、外国人観光客のカップルが入店してきました。
女将さんが片言の英語で一生懸命にメニューの説明をしています。
さりげなく成り行きを見ていたら・・・二人はお座敷に座って、熱燗を飲みながらピザを食べていました。
このお店、息子さんの方が洋食というか今風のメニュー担当なんだそうです。他にもタイ風メニュー、何とかのトマトジュレがけなどと言う美味しそうなものがありました。

店の親父さんは、それ程商売っ気を感じさせることはない・・・観光地には珍しい素朴な感じ。
それでも、ここは元は木賃宿だったとか。今では手に入らない長くて太い通し柱やカウンターはよそから運んできて作られたものだとか。
新しいメニューは若い者に任せて、自分は昔ながらのものしか作れないなどと・・・しばしの間、談笑しました。
リーズナブルで感じが良くて、だからこちらのお店もリピしたい店のリストに入りましたのさ!
一応、食べログにも#59098;http://r.tabelog.com/gifu/A2104/A210401/21001072/
この夜も二人とも飲んで酔ってしまいました。
部屋に着いたとたんお風呂にも入らず、バタンキューって!これは古いわね!?