水泳が好きだった小泉八雲が訪れたという和田浜の海。
そこは、駿河湾と富士山の姿が調和した風光明媚な海岸でした。皆さん、小泉八雲には全く関心をお持ちではないご様子ながら・・・


地元の方に現在の浜は、深さがあるから海水浴には不向きと聞きましたが。。海辺でのお散歩を楽しむ姿は数多く見られました。
海釣りを楽しむ人も訪れる、人気の海岸だそうです。


焼津市内には富士山の絶景ポイントが数か所あり、海辺に出れば広大な駿河湾と富士山の姿が美しく調和しているのでした。
上の写真、中央に小さくウッスラとした富士山の姿が。わかりますか?
また港に行けば、漁船と富士山という港町ならではの絶景を楽しむのも可能です。
絶景ポイントのひとつ、大崩海岸へは数年前に母とも訪れています。




少しずつズームしてみました。。


この日泊まるのは県の西部に位置する浜名湖なので・・・焼津の街に別れを告げ・・・高速へは上がらず、下道をトコトコ。。
5月初旬とあって、山々を彩る新緑が本当に美しいです。


若草色・黄緑・深緑・浅緑・若緑・萌黄色・・と様々な色が重なり合い、モコモコと盛り上がるようにしている様子が見られるのって本当に気持ち良い。
五月の風薫る爽やかな季節、新緑の色増す季節とは、まさに今ですね。




そして忘れてならない・・・ここは静岡。静岡と言えばお茶畑。
一年中見られるものながら…新茶の出回り始めるこの時期だからこそ、今訪れてみたいもの。
せっかくだから、お茶も買っていきましょう!、訪ねたのは袋井市にある「香りの丘 茶ピア」です。


http://www.ja-shizuoka.or.jp/enchu/chapia/menukabe2.html
まだパソコンなどなかったうん十年前に、何で知ったかも忘れてしまいましたが・・・「茶ピア」へは家族で、また母とも一緒に訪問済みでした。
帰って来てから、茶ピアで買ったお茶が思っていた以上に美味しいものであった。またお値段的にもリーズナブルであったから「もっと沢山買ってくれば良かった」…って話したのを思い出しました。


美味しい新茶を試飲し、自宅と実家用に無事購入。
・・・と、そこへお茶摘み体験を終えた茶摘み娘達が戻ってきました・・・
                               
絣の着物に、モンペ。手拭いの姉さん被りがお似合いよ。と思ったらあっという間に脱ぎだしてしまいました。でもご安心あれ!下は普通にお洋服を着ているのですから。。

敷地内にはお茶室もあるなど、この場所は見て、触れて、お茶の体験ができる施設です。


この日のお昼・・・
磐田市にある、福田(ふくで)漁港の「漁師のどんぶり屋」さんで食べようと、すでに決定済みでした。
地魚処「漁師のどんぶり屋」は、市が推進する食の拠点づくりに向け、需要調査や訪れる方たちの嗜好調査などを目的に昨年10月にオープンした。
獲れたての生シラス、揚げたての釜揚げシラス、前浜の一本釣の魚など、福田漁港で水揚げされた新鮮な魚を食べてもらいたいというコンセプトのもと、遠州漁業協同組合、福田水産加工組合、福田鮮魚商組合の有志の皆さんなどで運営しているのだそうです。

生シラス丼に、釜揚げシラス丼等ありますが、やはり目的となるのは「おまかせ海鮮丼」でしょう! 
ところが到着して真っ先に目に飛び込んできたのは、美味しい丼物を食べようとする人々の長蛇の列。
こちらのスタッフは漁師さんと、漁師さんの奥さん方なんです。
知識や経験を活かして、旬の魚や、脂がのった魚を選んで提供している模様ながら、人の列が途絶えることない盛況ぶりに厨房は大忙しの模様。


海鮮丼はサワラ・ブリ・イナダ・イサキ・タチウオ・マグロなど・・・一本釣りで釣られた季節の魚が具材になるのですが、日によって捕れる魚が違うので、そこで「おまかせ」なのですね。
                                
待っている間、暇だったから・・・こんなブリのカマが焼かれるところを撮ってみたりして・・・


まだ並んでいる最中に、海鮮丼までも「売り切れ」の札が出てしまうなどありましたが、周囲のブーイングで無事に復活!
その代りてっぺんにのるはずだった「鯵のなめろう」が終わり、ネタも代わって…
しかし、ラッキーな事に・・・
ネタの奥には白身魚もあった上、地元の方でも食べる機会は少ないとの・・・「もちがつお」が何切れものせられていたのです。

かつおは身のしまりが早く、新鮮な状態で食べる事が出来るのは釣ってから約4~5時間以内のもの。中でも、「もちがつお」と呼ばれるのは春先にとれるもので、 身に脂肪分が少ない為、弾力があり、まるでつき立ての餅のような食感から、その名がつきました。
幾らでも食べられる美味しさで、地元の魚好きの人にとっては、必ず食べたい! 自然に感謝、感動の希少な魚だそうです。

もちがつお入りの丼は、確かに美味しかった。ちなみに、お値段は800円なり!人気だけの事はあります。
並んでから食べるまで、なんと1時間半!それでも待ったかいはあったかも!?
他の方が食べていた鯵が丸ごと一本、それに贅沢にもシラスのかき揚げがのったおまかせ海鮮天丼も美味しそうでした。
「ナガラミ」「生シラス」が食べられないのは残念だけど・・・これもGWなのだから仕方がありません。
お昼も無事にすんで、さぁ今夜の宿へと参りましょう。
漁師のどんぶり屋

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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