ようやく・・・朝ごはん~~、朝も二階の食事処で。チェックインの時決めた時刻、夕食と同じ席へ。朝もバイキングスタイルじゃないのが良いのです。

  
テーブル上にセットされた状態。小鉢に盛られたのは、長芋の煮物だったかと。朝も「お品書き」があったのに、どこかへいってしまったのだ#59142;

       
フレッシュサラダはフランス産クリームチーズ添え、特製ドレッシングで 。隣りは、地元の豆腐屋さんから毎日届く豆乳から作られるとの・・・あつあつ豆腐。

美味しい卵焼き、季節の焼き魚は脂がのった八戸産の鯖、自家製塩鯖だそう。。

大根、きゅうり、丸茄子、おばこ梅など・・・地元の八百屋さんが作る漬物は期待通りの味です。山形のお漬物の旨さは、これまで何度も経験していますから!
湯田川由来のおばこ梅は初めて食べました。
特別栽培米・つや姫ごはんに、季節の味噌汁。具は庄内産もずくとあおさです。
自家製ムース、ジュレがけされたスイカのデザートで〆。冷たくて美味しくて、朝から幸せ#59126;
私は軽く一膳ながら、夫はなんと二回もお替りを#59142;

朝食もヘルシーな内容でしたが、特に朝は素材を活かした味わいであるのがわかりました。
本館である九兵衛旅館から運ばれてくる料理は、派手さのないシンプルな内容。でも季節の・・・地元の食材が、上品に調理されているのです#59125;
食事のレベルは、前の「湯どの庵」さんも高そうですね。

                            
11時まではモーニングコーヒーのサービスがありますので、チェックアウトの前に頂きました。

最後は本館へ足を伸ばして。
「大人の休日倶楽部」ポスター撮影時には、吉永小百合さんも九兵衛旅館に宿泊したのですって。
           
一階ロビー奥には、藤沢周平のコーナーあり。
年表に書簡、若かりし・・・女将さんとのツーショット写真も架けてありました。
※藤沢周平(1927~1997)
鶴岡市生まれ。本名 小菅留治。現代日本を代表する時代小説家として知られている。戦後、鶴岡市湯田川中学校の教員を経て、昭和48年「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。その後、庄内の人と歴史を扱った作品を多数発表。代表作に「義民が駆ける」「回天の門」など。
貧しさの中慎ましくいきる登場人物たち。
しかしそれぞれは秘めた思いを抱えて、いざという時には能力を開花させる・・・独特の美学が魅力的で、エンターティメント性に富む作品群はどれも面白く感じます。(そんなに読んでいないけど)
人情味あふれるラストには著者の強い思いが、その辺りにも惹きつけられるのでした。


日常と違う時間が流れる・・・離れた土地で、静かな空間に身を置く。ゆったり過ごすのって、最高の贅沢かもしれません。
時期的にもう少し早ければ、温泉街の近くで蛍が飛ぶ姿も見られたはず。
旅先で水汲みをしてくるのが趣味である我が家です。綺麗な水が湧いているかと・・・ポリタンクを持って「ほたるの里」まで歩いて行った夫。
残念ながら・・・そこは草が生い茂るばかりだったと言う。

次回で終わりになります。