安曇野二日目、この日はどこへ行こうかって、それは決まっているではありませんか#59125;
ここまで来たらせっかくですもの、そう黒部ですわよ#59028;
前夜「明日は何するの?」って、夫に聞かれて(どこへ行くか、何をするかのプランニングは全て私が決めます)
「明日はねぇ、そう黒部かな」と私。
夫:「おいおい、その身体で黒部まで行くつもり?」「前に上高地まで行った時だってあんまりバスが混んでいたから、タクシーで行ったのに・・・(子供が小学生の時、三人で上高地を訪れた事がありました。気軽な気持ちで行ったら、やはりこのハイピークシーズン、ものすごく多くの人、人で驚いた思い出がありました)」「それに行ったら、簡単に帰ってこられんのかなぁ~。車を回送してもらったりするんだろ?」
私:「そんな事ないよ。途中で帰ってくる事も出来るし、結構誰でも行っているみたい」
夫:「今、フロントでどうなのか聞いてきてみる」・・・・・
「どうにか行ける様だから・・・朝食もキャンセルして、さっき言っていたおむすびの弁当に変えてきてもらった」
「やったぁ~~!」#59120;
フッ!フッ!フッ!私ってこうして何時も、自分の思い通りにしてしまう悪なのさ#59125;

翌朝は4時半起き、お願いしておいたおむすび弁当をフロントで5時に受け取ってから、リュックに入れて出発です。
中部山岳地帯を横断する立山黒部アルペンルート
立山は古来、富士山、白山とともに日本三霊山の一つとして栄えたという。
富士山は勿論の事。
白山の白山スーパー林道だって私達、あの料金の高さにもめげずにドライブした経験あり#59125;
今の私の状態ではそれ程無理をすることも出来ないから、途中の、ほんの入り口の黒部ダムのところまでしか今回は行くつもりはありませんけれど。。。

ホテルを出てから見た、朝焼けです。
空の色が変わっていくところがとても綺麗でした。
北アルプスへの玄関口である大町、私がダウンする前にふたりでここの温泉へは来た事がありました。でも今回はその先の扇沢まで行きましょう。
ところが、ここでガーンとなってしまう、嬉しくないサプライズが#59122;
扇沢の駅の写真を撮ろうとしたら、カメラが#59139;

デジカメの画像が、真っ白白・・・オイオイこれでは、日本一のダム・黒部ダムの写真が撮れないではないか#59123;
でもこうなってしまったものはもうどうしようもないのです。
私の場合、写真を撮るのも右手、カメラを落としてもキャッチすることが出来なうから・・・このカメラももうすでに何度も落としてしまっている。

で、これから先は携帯のカメラの画像になります#59123;
画像も小さくて、あの広大な大自然を前にして、こんな写真しか撮れなかったなんて#59142;

扇沢の駅では朝6時と言うのに、もうかなりの人が。すでに皆さん、切符売り場に並んでいました。
夫が切符を購入している間、私はおトイレに行ってから、車の中で待機します。

ダムの出口の先には、この景色
夏の青空に、その空の色にも負けないくらいの深いブルーの湖の色です。
ダムの上は、歩く遊歩道になっていました。
この先は、日本海側の富山になるのですね
ダム建設時の殉職者への慰霊のモニュメントもありました。

つい先日、「黒部の太陽」の放送があったばかりです。
また年末の紅白、プロジェクトX主題歌「地上の星」を歌う中島みゆきの姿がここ黒部から中継されたのもまだ記憶に新しい。

ダムレストハウスの脇の階段、ゆっくりゆっくりと下りて展望広場まで行って見ました。
6月の末~10月中旬までは、ダムの放水期間です。
   
高さが186Mと日本一、世界でも最高クラスというダムからの放水を間近に見ると、迫力満点ですねぇ#59125;
ちゃんと「虹」が出来ているのも、見えますか#59025;
           
記念館でダム建設の様子を撮った記念フィルムを見て、この景色を眺めながらレストハウスでおむすびを食べました。
この先も気になるところですが、ケーブルカー、ロープウェイとありますからあまり疲れても困りますので、今回はここで帰りましょう。
  

※黒部ダムまでの、バリアフリー情報
扇沢駅、黒部ダム駅にはバリアフリートイレがあります。
黒部ダムまでの「関電トロリーバス」は往復チケットあり。身障手帳の提示により、本人と介護者一人は料金が半額になります。
扇沢の駅、帰りの黒部ダム駅共に、係りの方の案内があり優先的に先にバスの乗車が出来ます。
行きにご一緒した車椅子利用のご主人と奥さん、帰りも偶然にも一緒のバスでしたけれど、駅員さんたちが数人がかりで車椅子をバスへと載せていました。
奥さんが「こんなに親切にして頂いて、苦労しないで黒部ダムまで行けたなんて感激です」とおっしゃっていました。
関電の駅員さんたちはどなたも親切、しつこいくらいに「すぐに声をかけてくださいね」って。

家への帰宅途中の実家に寄ったときにも、「三日目の日に、黒部までは行けたよ」と私が言ったら、母が「いいなぁ。黒部と立山へは私も絶対に行きたいの」
夫:「今回、この人でも行けるのが解ったから、おばあちゃんも今度一緒に行こうよ」
母:「あんな遠くまでの運転だけでも大変なのに、病人と年寄りとふたりも連れて行ったら、お父さんの方が病気になっちゃうわぁ」

確かに、立山へ行くには乗り物を何度も乗り換えて行きます。それにマイカーで行った場合は、その車の回送もあります。
料金的にも個人よりもツアーで行った方が断然お安いから、私も今までは行く事はないと諦めてしまっていましたが・・・・
この先まで行くのも、どうやら無理だと決め付けることもなさそうです。
実は私、退院してからバスに乗ったのも初めてでした~#59028;降りる時は、後ろ向きになってゆっくりと降りれば大丈夫です#59125;