イルマーレ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


イタリア語で「海」を意味する「イル・マーレ」という名前の海辺の家を舞台にした韓国映画。そのリメイク版がこの映画です。
主演は大ヒット作「スピード」以来、12年ぶりの共演となるキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックのふたり。
タイトルのイルマーレは、こちらでは二人が出会いの場に決めたレストラン名として登場をする(邦題タイトルにて)

湖畔に佇むガラス張りの家を買ったアレックス=キアヌ・リーヴスは、郵便受けに奇妙な手紙を見つける。
シカゴの病院で働くことになった為に引越しをする、医者のケイト=サンドラ・ブロックが次の住人へのメッセージとして残したものだった。
それをきっかけに、ポストへの置手紙というスタイルで文通を始める二人。
文通を重ねるうちに、互いが気になって、お互いの存在が求めていたものと気づくのだった。
その後の手紙のやり取りによって、二人の間には2年間の隔たりがあることを知る・・・・それは二人と、映画の観客である我々と。
2004年と2006年と時空を越えた恋愛ゆえに、思うのに会えない切なさ。2年間のずれがもたらすものは、見るものの気持ちをいやが上にも高めてくれます。

「スピード」はそのタイトル通りに・・・・・
身代金の要求&愉快犯的な性格のテロリストと、それに対するSWAT隊員ジャック=キアヌ・リーヴスとの間にスピード感あふれる攻防戦が繰り広げられる傑作映画でした。
あの映画中のジャックはさっぱりとした白いTシャツ姿に短い髪、彼の人一倍の勇気と行動力には誰だってほれてしまいます。
負傷したバスの運転手に代わってハンドルを握ったアニー役のサンドラ・ブロック。彼女もこの一作によって、一躍スターの仲間入りを果たしたのです。
解りやすい人物像とストーリーの展開の速さ、タイトルのままの面白さで「ジャックとアニー、バスの乗客達のこの先は?運命はどうなるのだろう?」とハラハラ出来る。なんど見ても楽しい映画だと思います。
キアヌはその後の映画「チェーン・リアクション」や北野武 と競演した「JM」で大こけはしたものの、ダイエットをしてサングラスに黒尽くめファッション「マトリックス」で見事に復活を。

主役の二人が好きだから、このようなありえない設定のお話でも素直な気持ちで見ることが出来たのかもしれません。
秋~冬のシカゴの風景を背景とした、素敵なラブストーリーです。
アレックスが手紙でガイドして、シカゴの街の建物をケイトが見て歩くシーンは中でも必見のもの。
湖畔のガラスの家は、アレックスの父が母親へのプレゼントとして作ったものだった。
父と同じ建築家となったアレックスであったが、母が努力したに関わらず上手くいかなかった両親の間柄。病気の父への複雑な思いなども、ここには描かれています。
ノーアクションもOK、素朴な人柄でもってこんなラブスーリーも似合ってしまうのキアヌ。彼の魅力が再認識出来る映画だったと思います。
美人とはいえないサンドラ・ブロック、だからこそアメリカで働く同年代の女性らしいライフスタイルやファッションに安定感が感じられました。
主演のキアヌはもうすでに40代とは言え、色々な国の血がミックスされているからか見た目が若いです。本作のようなロマンチックな役柄でもまだ大丈夫、違和感を覚えないで見られました。
こんな事を書くと、世のキムタクファンに総攻撃を受けてしまうかと思いますけれど・・・・
大きな期待を持たせて始まった月九ドラマ「月の恋人」、あれはハッキリ言ってつまりません。
アップの顔に一時の面影はありませんし、あのボソボソの喋り、演技はもう飽きました。時々は見ますけど、次回が楽しみって程ではないように思います。
少し脱線してしまいましたが・・・こういったドラマは、主役の人選がやはり大切な要素を持つということでしょうか。

スピード [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD